自己紹介

はじめまして!このプロジェクトページを開いてくださり、本当にありがとうございます。
私たちは、大阪府枚方市で、不登校や様々な困難を抱える子どもたちのための居場所や学びの場を運営している、一般社団法人HOPE教育支援グループです。
これまで7年間、個人事業としてフリースクールや学習塾を運営し、多くの子どもたち、そして保護者の皆様と向き合ってきました。既に枚方市の認定フリースクールになっており、社会福祉協議会との連携、また一般社団法人こどもゆめのほしプロジェクトの理事として地元のお祭りも盛り上げてきました。
そしてこの度、私たちの活動をさらに大きく、そして持続可能なものにするため、法人化という新たなスタートを切ることを決意しました。
この大きな挑戦を率いる、私たちのことを、少しだけ紹介させてください。

代表理事 / CEO 伊藤 直之
(未来を描く、情熱の教育探究家)
京都教育大学大学院で、オランダの教育や「多様な能力(マルチプルインテリジェンス)」を研究し、教育の多様性と“個”を伸ばすことの重要性を探究。5年間の小学校教員生活を経て、「学校だけが全てじゃない」という想いを形にするため、フリースクールと学習塾を起業しました。4人の子どもを持つ父として、家庭ではテレビやスマホに頼らない教育を実践。子どもが子どもらしく成長できる環境とは何か、日本の未来を良くする教育とは何かを、理論と実践の両面から求め続ける、この物語の発起人です。

理事 / フリースクール長 錦 啓太
(常識を壊す、文武両道のインフルエンサー)
TikTokフォロワー40万人超。鍛え上げた肉体を武器に、若者の心を鷲掴みにするインフルエンサー。その彼が、フリースクールの現場に立ち、子どもたちの「頼れる兄貴」として、真っ直ぐに向き合っています。関西学院大学を卒業した知性と、海外の文化にも開かれたグローバルな視点。日本の価値観に縛られず、文武両道で道を切り拓いてきた彼の生き様そのものが、子どもたちにとっての新しいロールモデルです。

理事 / COO 島田 智将
(痛みを希望に変える、魂のエンジニア)
システムエンジニアとして社会の最前線で活躍していた彼が、自身の人生をかけて教育の世界に飛び込んできました。塾では理系科目の指導に定評があり、スクールではものづくりやプログラミングを教えるなど、その論理的思考力はHOPEの土台を支えています。しかし、彼の真の強さは、その経歴だけではありません。困窮家庭で育ち、学校で筆舌に尽くしがたい経験をした過去。「自分と同じ痛みを持つ子を、一人でも救いたい」という、誰よりも強く、そして優しい想いが、彼の全ての行動の源泉です。
私たちは、「教育のプロ」「発信力のプロ」「寄り添いのプロ」という、全く異なる才能を持つ、デコボコなチームです。
そんな私たちが、それぞれの人生をかけてでも成し遂げたい夢。それが、今回のプロジェクトです。
このプロジェクトで実現したいこと

私たちがこのプロジェクトで実現したいのは、単なる新しい校舎を作ることではありません。枚方市にある一軒家をリノベーションし、学校に行きづらい小学生のためのオルタナティブスクール「ひらたな 」の新拠点を作ることです。
「ひらたな 」は、こんな場所になります。
① 自分たちの手で創る『生きた学びの場』
固定されたルールやカリキュラムはありません。校舎も、ルールも、学びの内容も、生徒とスタッフが対等な立場で話し合い、共に創り上げていきます。
② 「好き」が「自信」に変わる『創造の工房』
思い切り体を動かせる板張りのスタジオ、科学実験や料理ができるラボ&キッチン。ゲーム、アート、音楽、プログラミング…一人ひとりの「好き」をとことん追求し、未来を生き抜く「武器」に変える場所です。
③ 学校と社会を繋ぐ『ハイブリッド登校』
地域の学校に通いながら、週に数日だけ「ひらたな」で探究学習を行う。そんな、子ども一人ひとりの状況に合わせた、柔軟な学びのスタイルを地域に提案していきます。
この場所が、子どもたちが安心して羽を休め、再び未来へ飛び立つための「希望の滑走路」になると、私たちは確信しています。
また、このタイミングで私たちの事業を非営利型の一般社団法人として登記することにしました。それは、経済的な理由で、塾やオルタナティブスクールに通えない子達に手を差し伸べるために「HOPE奨学金」というシステムを作るからです。
今回のクラウドファンディングでは、新校舎の設立に向けての寄付をお願いしております。「HOPE奨学金」にご興味のある方は、10月頃に完成予定のHOPE教育支援グループの公式HPをご確認ください。
プロジェクト立ち上げの背景
なぜ、今、私たちがこの挑戦をするのか。
このプロジェクトは、単なる思いつきで始まったわけではありません。そこには、教育現場で私自身が肌で感じてきた「痛み」と、子どもたちの姿から教えられた「希望」があります。
増え続ける、声なき悲鳴。

※出典:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
これは最新の調査で明らかになった、不登校の児童生徒数の推移です。見ての通り、その数は年々増え続け、ついに約35万人という、過去最多の数字を記録しました。
これは、もはや「一部の特別な子たち」の問題ではありません。このグラフの向こう側には、35万通りの、声にならない悲鳴があり、それは日本の社会全体の、静かな歪みを映し出しています。
私(代表理事伊藤)自身、長年教育現場に身を置く中で、現在の学校制度が持つ限界を、何度も目の当たりにしてきました。素晴らしい先生方が懸命に努力していても、画一的なシステムの中では、一人ひとりの個性や心の機微に寄り添うことには、どうしても限界があるのです。
はみ出すことを恐れ、自分の「好き」を押し殺し、教室の隅で息を潜めている子どもたち。 その姿を見るたびに、私の心は締め付けられるようでした。
人は、一人では生きていけない。
私たちがフリースクールを始めてから、多くの子どもたちが、少しずつ元気を取り戻していく姿を見てきました。その過程で、一つ、確信したことがあります。
それは、子どもたちの心を癒し、再び前を向く力を与えるのは、立派な教材や最新の設備だけではない、ということです。
心を許せる友達と、くだらない話で笑い合う時間。自分とは違う考えを持つ仲間と、ぶつかり合い、認め合う経験。一つの目標に向かって、チームで協力し、困難を乗り越える達成感。
結局のところ、人は、一人では生きていけない。特に、多感な時期の子どもたちにとって、信頼できる同年代の仲間との交わりこそが、傷ついた自己肯定感を回復させ、社会へ踏み出すための、何よりのエネルギー源になるのです。
だから、私たちは「場所」を創る。
この「ひらたな 」は、単なる一つのスクールではありません。私たちのフリースクール事業部とオルタナティブスクール事業部が、この場所で密接に連携することで、私たちは、これまで以上に幅広く、そして深く、子どもたちの多様なニーズに応えられるようになると確信しています。
まずは心を休め、安心できる「居場所」を求める子には…フリースクールが提供する、穏やかで、自分のペースを尊重するサポートを。
学校の画一的な授業ではない、「新しい学び」を求める子には…オルタナティブスクールが提供する、知的好奇心に火をつける探究学習を。
新校舎ができることで「心の休息」と「知の冒険」という、子どもたちの成長に不可欠な2つの要素が共存する学び舎となります。
ある子は、フリースクールで元気を取り戻し、オルタナティブスクールの探究学習に挑戦するかもしれない。またある子は、探究学習の合間に、フリースクールの静かな空間で、一人になる時間を見つけるかもしれない。
この場所は、子どもたちが、その時々の心の状態に合わせて、自分に最適な「居場所」と「学び」を自由に選択し、行き来できる、未来への希望を育む「交差点」なのです。
現在の準備状況
ただ、現実はいつも厳しいものです。中古物件のふたをあけてみると・・・

本だらけ!!しかもこの1室だけではありません。全部で8室。ここを掃除するところからが私たちの戦いでした。
スクールが終われば掃除、塾の前にも掃除。ここでスクールをすることを決めてからは休み返上で掃除を行ってきました。やってもやっても終わらない掃除に心が折れそうになりましたが・・・そんな時に手を貸してくれたのが

IFA住宅設計室の皆様です。これまで、フリースクールを7年間サポートしてくださっている上に、今回もリフォーム前の準備として、校舎の整備や清掃などを無償で行ってくださっていました。(いつか恩返しをさせてください!)
また、私たちの理念に共感してくださったスタッフのご主人(建築家)が無償でプロジェクトを監修してくださり、自己資金と、たくさんのボランティアの皆さんの力をお借りして、リフォーム作業が進行中です。

壁を壊し、床を張り、ペンキを塗る…。汗と泥にまみれながら、子どもたちの笑顔を想像して、毎日作業を進めています。
私たちはもう、後には引けません。しかし、この「希望の秘密基地」を完成させ、子どもたちが最高の環境で学ぶためには、どうしても皆様の力が必要です。エアコン、安全な水回り、PCや実験器具…。私たちの自己資金だけでは、どうしても賄いきれないのが現状です。
正直に言えば、この挑戦は、不安でいっぱいです。しかし、このプロジェクトの準備を進める中で、私たちは、何物にも代えがたい「確信」を得ることができました。
IFA住宅設計の皆様、スタッフの家族である建築家の方が、無償でこのプロジェクトを引き受けてくれたこと。たくさんのボランティア仲間が、自分の時間を割いて駆けつけてくれること。
暗いニュースが多い昨今ですが、この日本には、こんなにも温かい心を持ち、見返りを求めずに、未来の子どもたちのために力を貸してくださる方々がたくさんいる。
この事実は、私たちにとって、何よりの希望です。私も、そんな日本に住む一人の人間として、この素晴らしい国で、子どもたちの未来を創るために、力強く、一歩ずつ前に進んでいきたいと、改めて心に誓いました。
どうか、あなたも、この希望の輪に加わっていただけないでしょうか。
資金の使い道について
法人の登記費用・・・20万円
エアコン4台・・・60万円
1Fのリフォーム資材・備品・・・100万円
キッチントイレ・・・30万円
清掃費・・・30万円
給湯器・・・10万円
広告費・・・10万円
看板設置・・・20万円
2Fのリフォーム費用・・・20万円以上(現在掃除のみ)
リターンについて
ご支援いただいた感謝の気持ちとして、私たちらしい、心ばかりのリターンをご用意しました。
〇新校舎にあなたのお名前を刻む「創設パートナープレート」
〇フォロワー40万人のインフルエンサーのパーソナルトレーニング
〇【企業様向け】理念に共感いただけるパートナーとして、フォロワー40万人のSNSでご紹介させていただくプラン
など、私たちの「仲間」になっていただけるような内容です。詳しくはリターン一覧をご覧ください。
スケジュール
8月中:新校舎 内装・設備工事
8月下旬:新校舎「ひらたな Studio」オープン
9月下旬:クラウドファンディング開始
10月下旬:クラウドファンディング終了
12月以降:ご支援いただいた資金で備品を購入・設置 / リターンの履行開始
2026年3月:支援者の皆様への活動報告会(オンライン)
最後に
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
私たちが創りたいのは、単なるお洒落な校舎ではありません。それは、「どんな過去があっても、未来は創れる」「あなたは独りじゃない」と、社会に向かって叫ぶための、力強いメッセージそのものです。
この挑戦を、一過性の「お祭り」で終わらせず、継続的に子どもたちを支える大きなうねりに変えていきたい。
どうか、この物語の傍観者ではなく、共に未来を創る「登場人物」になってはいただけないでしょうか。あなたのご支援が、一人の子どもの人生を、そしてこの社会の未来を、確かに照らす一筋の光となります。
この場所から生まれる、子どもたちの笑顔と希望を、共に創ってください。よろしくお願いします。
一般社団法人HOPE教育支援グループ
代表理事 伊藤 直之






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