静寂に包まれた天保山の近くのシャッター街で、一筋の光が生まれようとしています。
25年間、日本の美に魅了され続けたアメリカ人ランプ職人ジェームズが、10年の沈黙を破り、再び和紙に命を吹き込みます。
ここは単なる店舗ではありません。伝統工芸と現代アートが出会う聖域であり、あなたの手で世界にただ一つの光を創造できるスペースです。
工事中のJebon店内にいるジェームズ
光が生まれる場所を、あなたと一緒に。
私の名前はジェームズです。アメリカ出身で日本に移り住んで25年、今では人生のほとんどをこの日本で過ごしています。10年以上にわたり、私は日本の伝統工芸「和紙」の美しさに魅せられ、その魅力を現代のデザインと融合させた手作りの和紙ランプを制作してきました。
そして今、私の新たな挑戦が始まります。
大阪・天保山のふもとに、小さな光のアトリエ「JeBon(ジェボン)」をオープンしようとしています。そこは、和紙ランプの制作体験ができるワークショップや、唯一無二のアートランプを手に取っていただける、ぬくもりと創造性が交差する特別な空間になる予定です。
でも、これはただのお店づくりではありません。
このプロジェクトは、”自分の手で、自分の光を生み出す”体験を届けたいという想いから始まりました。 デジタル化が進む今だからこそ、人の手で生まれる光には意味があり、 和紙ランプ作りを通して心が整い、自分の内面と静かに向き合える──そんな場所をつくりたいのです。
その結果として、JeBonが存在するシャッター通りが少し明るくなり、人の流れが生まれれば、それはとても嬉しい副産物です。 あくまでも最初の動機は、一人ひとりに意味のある体験を届けたいという気持ちからです。
何百年もの和紙の歴史に敬意を払い現代の息吹を吹き込む。そんな思いを込めています。
JeBonは、地元のショップ、ホテル、旅行代理店、そして「あかりアートフェスティバル」などの文化イベントとも自然につながりながら、天保山を訪れる人に“心に残る体験”を届けていきます。
それが結果として、少しずつ街全体のあかりになれば──それはとても嬉しいことです。
このランプはジェームズと同じくらいの高さです!
灯りのない商店街に、ぬくもりを取り戻したい。
天保山のある大阪・港区築港商店街エリアは、かつてローカル客で賑わった活気あるまちでした。海遊館などが有名なエリアですが、私たちの店舗「Jebon」がある場所は、大阪港駅を挟んだ反対側──今では“シャッター街”と呼ばれる、閉まった店舗が並ぶ通りにあります。とはいえ、大阪港駅から徒歩わずか1分の立地で、決してアクセスが悪い場所ではありません。
しかし、この場所にも、少しずつ新しい風が吹き始めています。
近くには個性的なイタリアンレストランや新しい店舗が生まれ、イベントが開催される天保山マーケットプレイス、そして万博やIR(カジノ)開発に向けて、少しずつ人の流れと希望が戻ってきているのを感じています。
この町には、まだ大きな可能性がある。
有名な天保山の水族館「海遊館」は、JeBonから徒歩わずか10分の場所にあります。
せっかくなら、どちらも楽しんで1日を満喫してみてはいかがでしょうか!
こちらはJeBonのショップカード(私の名刺)です。
ご自宅の中でJeBonのランプがどんなふうに見えるか…あるいは(遊び心で)ビルの上に置いたらどうなるか、イメージするためにお使いください!
だからこそ、「手仕事の光」でこの場所を温めたい。
JeBonの和紙ランプは、ハンドメイドの温かさがにじむ作品たちです。店内の空間は、まるで”お風呂あがりのように心がほっと緩む”そんな光で満たされた癒しの場所にしたいと考えています。
さらにJeBonは壁の穴くぐると、妻が運営する小さなカフェ”Kottee(コッティー)”と隣接しており、ファッション業界で長くキャリアを積んできた彼女が初めてカフェに挑戦。
光と癒し、そして夫婦それぞれの想いが交差する空間です。
お茶を飲みに来た人が壁穴から覗く光に誘われランプづくりに興味を持ったり、ランプを見に来た人が逆にカフェでひと息ついたり──そんな自然な出会いや流れが、この街にあたたかい循環を生んでくれるはずです。
和紙も、人のぬくもりも。
手仕事の灯りを通じて、一人ひとりの中に静かに明かりを灯す──
そんな体験の積み重ねが、気づけばこの街の明かりになる。
JeBonは、そのきっかけでありたいと思っています。
奥のスペースは妻のカフェ”Kottee”で現在こちらも工事中。2つのお店は壁の穴で繋がっています!
伝統 × デザイン × 体験の交差点。
JeBonは、ただのランプショップではありません。
和紙ランプの制作体験ができるスタジオで
一点もののアート作品を手に取れるギャラリーでもあり、
地域に人とぬくもりを呼び戻す光の拠点です。
海遊館に訪れた人々がふらっと立ち寄り、思わずホッとできる場所。
そんな”小さな希望の灯り”をともす場所として、このプロジェクトは始まりました。
きっかけは、10年以上前に遡ります。
2010年頃、私は和紙ランプの制作ワークショップを開き、うめだ阪急百貨店で作品を販売したり、岐阜の”あかりアートフェスティバル”で展示を行い、2年連続で賞もいただきました。
道具や高品質な和紙、数々の作品──それらを集め、日々ものづくりに没頭していました。
ジェームズは約3年間、阪急百貨店でランプを販売していました。
しかし2016年、目の視力低下や神経損傷の可能性、過労によるバーンアウトなどにより、すべてを手放す決断をしました。制作活動は完全にストップ。集めていた道具も作品もすべて手放しました。
それから数年、私は日本でコンサルティング会社を立ち上げ、グローバル企業のサポートに尽力してきました。
けれども、AI・自動化・デジタル化が加速するこの時代において、逆に”人の手で生まれるもの””時間をかけて作られるもの”の価値が再び高まっているのを肌で感じるようになりました。
手で光を生み出す。温かみのある“本物”を、また誰かに届けたい──。
そんな想いが、もう一度私を和紙ランプの世界へ引き戻してくれたのです。
これが、JeBonの原点です。
阪急百貨店で、ジェームズが日本人のお客様と一緒にベビーランプのワークショップを行っている様子。
読売新聞に掲載された、ジェームズの和紙とあかりに関する活動を紹介する記事。
ジェームズは、日本の岐阜で開催されたあかりアート展に初出展し、受賞を果たしました。
見る・作る・感じる、すべてが体験になる空間
JeBonは、忘れ去られた商店街にひっそりとたたずむコンパクトなショップ&スタジオです。
でも一歩中に入ると、そこはまるで別世界──
あたたかく柔らかな光、質感のある壁、彫刻のようなフォルム、天井から吊り下げられた繊細な和紙のアートたち。
私が目指すのは、訪れた人が「こんな場所が、こんな所にあるなんて…来てよかった」と感じてもらえるような体験です。
JeBonでは、下記のような体験とサービスをご提供します
◉ オリジナル和紙ランプのミニギャラリー
大小さまざまな作品を展示・販売します。全て一点もの。
◉90分以内で完成する”ベビーランプ”ワークショップ
初心者でも楽しめる、短時間のハンズオン体験。(手ぶらでOK)
◉ 大型キャノピーランプに“参加の証”
天井を飾る巨大な光のオブジェに、ワークショップ参加者のサインを残してもらえます。
◉ リラックスエリア(Kotteeカフェ)との連携
抹茶と和菓子が楽しめたり・耳つぼ体験など、ワークショップ後の休憩にぴったりの空間をご用意。
和紙ランプの光は、ただの照明ではありません。
私にとってそれは、癒しであり、心の回復のための“光の温泉”のようなもの。
ランプの明かりに包まれる空間に入ると、
ストレスが溶け、肩の力がふっと抜け、深呼吸したくなるような安らぎが生まれます。
そんな“ひとときの温泉”のような体験を、JeBonで味わってもらいたいと願っています。
また、季節ごとのイベントや小さな展示会も企画予定。冬にはイルミネーション展示を行い、家族や大切な人と記念写真を撮りたくなるような場所にします。
阪急百貨店で、ベビーランプ作りに真剣に取り組む参加者たち。
このワークショップは、「ものづくりデート」としてカップルにも人気がありました。
ワークショップでは、新しい人と出会えることも多く、時には異文化の方と交流できることもあります!
和紙を、ただの伝統で終わらせない。
JeBonのランプは、すべてユネスコ無形文化遺産にも指定された本物の和紙を使用し、私自身の手で一点ずつ制作しています。
確かに、和紙ランプのワークショップは世の中にたくさんあります。でも多くは、蛍光灯の下、決まった机で、決まった型をなぞるようなものが中心。まるで図工室のような空間で「作って終わり」という印象です。
JeBonはまったく異なる体験を提供します。
巨大な光の彫刻“キャノピーランプ”が天井から吊るされた空間で、本物の職人向けの素材を使い、自分だけの一点ものを作る。観光用の土産品ではなく、「本当に欲しい」と思える作品を生み出せる体験です。
また、制作を終えた後は、隣接されたKotteeで抹茶や和菓子を楽しめ、希望者には耳つぼ体験も可能です。ランプにサインを残して、天井のキャノピーに組み込めば、店そのものがあなたの記憶とつながる空間になります。
さらに、JeBonは地元のレストランやギャラリーと協力しながら、天保山エリアにクリエイティブネットワークを築いていきます。手作りの品質と地域との繋がり、かつて賑わった通りにふたたび光を灯したい。それがJeBonの目指す姿です。
こちらは"キャノピーランプ"のイメージです。十分な資金を集めることができれば、ぜひ制作したいと思っています。ワークショップでは、このランプの下で作業していただく予定で、まるで別世界にいるような、他にはない特別な体験になるはずです。

これは阪急百貨店で使用されたワークショップの設置です。
これは現在のクラウドファンディングキャンペーンの「リターン」の一つです。
あなたの支援が、“光”の材料になります。
私と妻は、いつか自分たちのお店を開くのが夢でずっと考えていました。先の計画だったはずが、天保山付近にある、この物件と出会い急に現実となりました。駅からも近く、そして隣同士で仕事ができる理想の条件。ところが、翌日には大手企業も購入の意思を示したと聞かされましたが奇跡的に、不動産会社は私たちを選んでくれました。こうして、突然2つの小さなビジネスを同時に立ち上げるチャンスがやってきました。
しかし準備は万全とは言えません。経済的にも精神的にもまだ追いついていない今、ゼロからすべてを作り上げる必要があります。
ご支援いただいた資金は、以下のような費用に充てられます:
• 本物の美濃和紙や高品質な桑の繊維を使った和紙の購入
• 道具や素材(籐、接着剤、照明機器など)の再整備
• 天井を彩るキャノピーランプの製作
• ショップ内の照明や空間カスタマイズ
• 新しい作品や商品を開発するためのプロトタイプ制作費(完成品に至るまで、いくつか試作を行う必要があります)
この100万円は、最低限の品質でJeBonを開店するために本当に必要なラインです。
さらに目標を超えた場合には、以下のような追加の夢を実現したいと考えています:
• 達成額130万円場合:内装カスタマイズの残りを完成
• 達成額145万円場合:温かみのある新しい木製の入口ドアの設置
• 達成額160万円場合:小さな木製ウッドデッキの設置(街に開かれた印象に)
• 達成額190万円場合:冬のイルミネーション演出による通り全体の魅力向上
最初から、心を動かす空間を作りたい。皆さまのご支援で、和紙の光が街と人の心をつなぐ場所を完成させることができます。
準備中のJeBon。オープンはまだ先だけれど、この通りに少しずつ灯りをともしていきたい。
支援者だけの、特別な光の体験。
人生の大きな節目にいる方、何か新しいことに挑戦したい方へ。JeBonでは、単なるクラウドファンディングの返礼品ではなく、心に残る”文化とものづくりの体験”をご用意しました。
特別リターンとしてご用意するのは、5日間にわたるスペシャル体験。
まずは和紙の本場・美濃を訪れ、実際に手作業で和紙を漉く工程を体験し、職人の方々と交流。静かな旅館で一泊し、その後大阪に戻って、あなただけのフルサイズ和紙ランプをデザイン・製作していただきます。
これは私のデザインではなく、あなたのビジョンをかたちにする体験です。私は構造や照明技術のアドバイス役として、必要に応じて伴走します。
この5日間は、ものづくりを通して自分と向き合い、視点や価値観を深める時間になるはずです。完成するのは美しい特注ランプだけでなく、心に残るストーリーです。
また、私一人の店ではありますが、JeBonは独りではありません。阪急百貨店時代に知り合った他の職人たちとコラボし、彼らの作品を展示したり、今後はポップアップイベントやゲストワークショップも計画中です。
リターン一例:
¥6,000:キャノピーランプへのサイン + プレオープン招待 –
¥10,000:ジェームズ製作のベビーランプ(LEDティーライト付)
¥11,000:JeBon長袖Tシャツ(黒・非対称デザイン)
¥14,000:ワークショップ + 地元ランチ(1名様)
¥20,000:ワークショップ + 地元ランチ + 抹茶・和菓子・耳つぼ体験(1名様)
¥300,000:一点ものテーブルランプ(世界に一つだけ/複製なし)
¥500,000:一点もの「ロータス」ランプ(世界に一つだけ/複製なし)
¥1,000,000:5日間のプレミアムランプ製作体験(美濃+大阪)
¥1,400,000:自己紹介動画に登場する世界に一つだけの大型ランプ(再制作なし)
谷町6丁目の整体院のために作られた大型ランプ
JeBonの温かみのある和紙デザインのランプで満たされた家の中の雰囲気は、まるで「光の温泉」のようです。
地域と共に、未来をつくる。
JeBonは、私ひとりで運営しますが、孤立した存在ではありません。
過去の百貨店での展示やクラフトフェアで出会った職人仲間とコラボレーションし、JeBonの空間を彩る作品を展示・紹介していく予定です。
また、地元のレストラン、カフェ、ギャラリー、ホテル、旅行代理店、文化イベント団体(例:あかりアートフェスティバル)とのつながりも、少しずつ広げていく予定です。
JeBonでの体験が誰かの心に灯をともし、その温かさが街へと自然に広がっていけば──それはとても嬉しいことです。
単なるお店を超えて、人と人、人とまちをつなぐ拠点に。
JeBonは、地域の未来と共に育つ光の場を目指します。

実現までのスケジュールと備え
現在(2025年7月19日時点) - 場所は確保済み - 基本的な改装作業を開始済み - ランプ制作のプロトタイプ開発中 - 和紙関連商品を企画中
スケジュール予定: - 8月:クラウドファンディング開始 ・本格的な店舗工事開始 - 10月:ワークショップ設備と照明設置 - 11月:ソフトオープン開始 - 11月末~12月初旬:一般公開 + キャノピーサインイベント
リスクについて: 制作や改装の進行状況により、スケジュールに若干の変更が生じる可能性があります。その場合は、速やかにご支援者様へご報告し、誠実に対応いたします。
あなたの一歩が、光になります。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
これは、「誰かの心にそっと灯る光をつくる」ことに本気で取り組むプロジェクトです。 大きな資本や派手な宣伝はありません。でも、手作業で生まれる和紙ランプの光には、人の心をあたためる力があると信じています。
あなた自身の内なる想いと出会う時間── JeBonは、そんな体験を提供する場所になりたいのです。
JeBonには、いくつかの信念が込められています:
(1) 天保山付近の静かな通りは、誠実な小さな店の積み重ねで、もう一度輝ける。
(2) 和紙や手仕事は、過去のものではなく、進化し、現代に響く存在になれる。
(3) 伝統と革新は共存できる。和紙の光は、桜のような華やかさと西洋の照明が持つ視覚的インパクトを融合できる。
もしこの想いが、あなたの心に少しでも響くなら──
ぜひ、このプロジェクトを応援してください。そして、完成したら、ぜひお店に足を運んでください。
JeBonの光のなかに、あなたの名前を残してください。
心からの感謝を込めて。
── ジェームズ(JeBon創業者)
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング支援者の皆さまへ:店舗工事の進捗について
2025/09/07 10:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。




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