自己紹介
はじめまして。愛知県日進市で、2026年4月に開設予定の学童「Piggy Back mates」を立ち上げています。
私はこれまで13年間、中学校の教員として子どもたちと向き合ってきました。家庭では2人の子どもを育てる母でもあります。
中学校で出会う子どもたちの姿から、「小学生の時期にこそ、自立心や人との信頼、生活力を育てることが大切」と実感し、地域での実践の場をつくる決意をしました。
このプロジェクトで実現したいこと
共働き家庭やひとり親家庭では、夕方の時間帯に大きな負担が集中しています。特に「夕飯づくり」は、仕事終わりの親にとっても、子どもにとってもストレスになりがちな時間です。
このプロジェクトでは、「子どもが自分で夕飯を作り、親の迎えを待つ」という新しい学童のかたちを実現します。
料理は、生活力や段取り力、達成感、そして“誰かのために動く力”を育む最高の教材です。子どもたちが台所に立ち、自分でつくった料理を家族に食べてもらうことで、家庭の中にも自然と会話と笑顔が増えていきます。夕食作りにおける、「献立決め、買い出し、調理、後片付け」という家事を任せていただくことで、時間の余裕を生まれ、働きながらでも「子供と向き合いたい」という親の願いを叶えられると思います。
「ただ預かるだけ」ではなく、「家庭の力にもなる」そんな学童を地域に根づかせていきたいと考えています。

プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトのきっかけは、ある夜7時すぎ、スーパーで目にした光景でした。
会社の制服姿のまま、妹を片手に抱きながら袋詰めをしているお母さん。そのすぐ隣で、小学校低学年くらいの男の子が通学帽をかぶったまま、静かに立って待っていました。
袋詰めを終えたお母さんは、男の子に「なにぼーっとしてんの?これもてよ。役立たずが」と声をかけました。
その瞬間、私は考えました。――この親子が、お互いを責めずに過ごせる仕組みって、ないのだろうか?と。
そして思い至ったのが、「子どもが夕飯をつくり、親を迎える学童」というアイデアでした。
これまで教員として多くの子どもたちと接し、また自身も子育てをしてきた中で、私自身も、心と体に余裕のない夕方のつらさを感じてきました。
その一方で、料理は子どもにとって、自分の力で誰かに貢献できる貴重な経験になります。家庭にとっても、夕飯が用意されているだけで、日常に余白と笑顔が生まれます。
子どもも親も、今よりちょっと幸せになれる場所をつくりたい。そんな想いから、このプロジェクトを立ち上げました。
子どもがつくる、家族の「おかえりなさい」
私は13年間、中学校の教員として多くの生徒と向き合ってきました。その中で強く感じたのは、中学校生活のつまずきの多くは、小学校での人間関係や、さらにその前の幼少期の親子関係にルーツがあるということです。
学力の基盤も、小学校時代にどう学んできたかが大きく影響します。
だからこそ私は、小学生の時期は「人を育てる黄金の時間」=ゴールデンタイムだと信じています。
そんな大切な時期に、子どもたちが誰かの役に立ち、「自分はできる」「まだできなくても、きっとできるようになる」と信じられる場所を作りたい。
そんな想いから、「子どもが家族の夕飯をつくって待つ学童」を始めることにしました。
共働き家庭が増える中で、仕事終わりに疲れ果ててしまったり、時間がなくて子どもとの関わりにストレスを感じてしまう親御さんも少なくありません。
でも、帰宅して手作りの夕飯と満足げな子どもが待っていたら、どんなに嬉しいでしょうか。
子どもは誰かの役に立てる実感を持ち、親は子どもとの時間や心の余裕を取り戻せる。
それはきっと、家族にとって「幸せの土台」になると思うのです。
このプロジェクトを通して、子どもと親、どちらもが笑顔になれる場所をつくりたい。
そんな想いで、私は今、動き出しています。
現在の準備状況
現在、2026年4月の開所に向けて具体的な準備を進めています。物件はすでに内定し、料理スペースを含むリフォームの相談を施工業者と開始しています。
また、銀行からの融資についても現在審査中で、確定次第、内装や備品の発注に入る予定です。
広報活動としては、地域の保護者向けに説明会を2025年11月8日に開催予定で、Instagramやチラシなどを通じて学童のコンセプトや魅力を発信しています。
開所までの限られた期間で、子どもたちの食育に必要な調理器具や食材、情報発信環境の整備などにかかる初期費用を、クラウドファンディングでご支援いただけたらと考えています。
支援金の使い道
本プロジェクトでは、子どもたちが安全に料理を学び、毎日50食ほどの夕食をつくるための業務用キッチンを1階に新設します。これにかかる費用の内訳は以下の通りです。
- 配管工事(新設のため):250,000円
- カウンター造作:400,000円
- 換気扇工事:100,000円
- 照明工事:60,000円
- 棚の設置:200,000円
- 冷凍冷蔵庫(業務用):500,000円
- ガステーブル:200,000円
- 炊飯器:50,000円
- スチームコンベクションオーブン:500,000円
- 食洗機:400,000円
- ガス工事:300,000円
- 施工管理料:150,000円
合計:約3,110,000円
これらは、すべて「子どもが主役になって料理する場」を安全かつ衛生的に整えるための必要経費です。特に、1階に新しくキッチンを設けることが工事費高騰の要因となっていますが、動線や安全面を考慮した最適な選択と考えています。
リターンについて
このプロジェクトでは、いただいたご支援に対し、子どもたちの手から“ありがとう”が届くような温かいリターンをご用意します。
たとえば、子どもたちがつくった焼き菓子の詰め合わせや、活動中の様子を写真付きでまとめた「手づくり活動レポート」など、学童の日常を感じられるものをお届けします。
また、地域の方には、夏まつりやクリスマス会など学童イベントへのご招待、さらに月に1度の「感謝デー」にて、子どもたちが作った夕食を実際に食べていただく機会もご用意予定です。
遠方の方にも、感謝の気持ちが伝わるオンラインお礼メッセージや特別ムービーなどをご用意します。
子どもたちにとっても、「自分がつくったもので誰かが喜んでくれた」という実感が、何よりの学びと自信になります。
スケジュール
2023年 食品衛生責任者資格取得済
2024年 放課後児童支援員資格取得済
2025年4月 甲種防火管理者資格取得済
2025年8月 リフォーム設計最終調整
2025年9月 リフォーム着工・銀行融資決定予定
2025年10月 広報本格化
2025年11月8日 地域向け説明会開催
2026年2月 設備導入・スタッフ研修・準備整備
2026年3月 プレ運営開始
2026年4月1日 「Piggy Back mates」正式オープン
2026年4月以降 招待イベント・夕食感謝デー開催
最後に
子どもたちが料理をしながら親を待つ――
この学童は、単なる“預かり”ではありません。
「誰かの役に立てた」「自分にできた」という実感を、日々の生活の中で積み上げていける場所です。
子どもにとっては、家庭でも学校でもない“第3の居場所”に。
保護者にとっては、忙しい毎日の中で心に余裕が生まれる場所に。
そして地域にとっては、子育て世代を支え合う温かい土壌のひとつに。
このプロジェクトは、私一人では実現できません。
地域の方、子育て経験のある方、子どもたちの未来を応援したいすべての方のお力を、どうかお貸しください。
「Piggy Back mates」は、子どもも大人も“ちょっと幸せになれる場所”をつくります。
応援をどうぞよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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内装工事がほぼ終わりました!!
2025/11/06 21:59 Piggy Back Mates「学童で、ごはん。」の活動にご賛同いただき、心より感謝申し上げます。この度、皆様からお預かりした大切なご支援のおかげで、学童キッチンの内装工事がほぼ完了いたしました! 工事の進捗とご報告•内装の主要な工事はすべて完了し、現在は最終的な仕上げと清掃の段階に入っています。• 皆様からいただいたご期待に応えられるよう、私たちがイメージしていた温かい空間が形になり、感動しています。【今後の予定】• 今後は、機材の搬入、家具の設置、備品の準備など、オープンに向けた最終準備を進めてまいります。• 11月16日、22日には料理の体験会を開くなど、具体的な予定もございます。• 【今後の情報発信】• 近日中に、完成した内装の写真を改めてご共有させていただく予定です。ぜひ、私たちの新しい場所の雰囲気を感じていただければ幸いです。皆様のご支援がなければ、この素晴らしい空間は実現できませんでした。改めて深く感謝申し上げます。オープンまであとわずかとなりましたが、皆様にお披露目できる日をチーム一同、心待ちにしております。引き続き、ご期待いただけると嬉しいです。 もっと見る






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