ご挨拶
こんにちは。
ダンス作品《せんとからだ》のページをご覧いただきありがとうございます。私たちは今、5人のダンサーと1人の美大生とともに、「線」と「からだ」が交差する瞬間を見つめる作品をつくっています。
描かれること。動きつづけること。
そのあいだに浮かびあがる、まだ輪郭を持たないものたち。《せんとからだ》は、未完成であることそのものを肯定する作品です。
この9月、原宿のギャラリー「GALLERY H TOKYO」にて、この試みをひらく時間と空間を設けました。
そして今回、クラウドファンディングという形で、
この作品を少し先まで届けるための応援を募ることにしました。
すでに生まれつつあるこの作品が、誰かのまなざしと出会い、より深く立ち上がっていくことを願っています。作品として、届けたいと思えるものができています。
その未来を、ぜひ一緒につくっていただけたら嬉しいです。
公演について

線が引かれる。
身体が動き出す。
そのあいだに生まれるものを、私たちは《せんとからだ》と名づけました。
本作は、5人のダンサーと1人の美大生による、「絵」と「身体」の交差をテーマにしたパフォーマンス作品です。舞台となるのは、原宿にあるギャラリー「GALLERY H TOKYO」。
展示されたスケッチや絵のなかを、身体がすり抜け、絡まり、滲んでいきます。
踊ることで描かれ、描かれることでまた動き出す。
即興的にクロッキーされる場面も取り入れながら、
未完成でありつづける“線とからだ”のあいだを見つめます。
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わたしたちは、「まだ途中」の身体で踊り続ける。
完成しないからこそ、ここにしかない生命がある。
描かれることでかたちを変え、消えかけることで、なお強く息づく。絵と踊りのあいだで、わたしたちは今も、生まれ続けている。
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《せんとからだ》は、
動きが絵になり、絵が身体を呼び覚ます、
その往復のなかに立ち上がる、静かであたたかな実験です。

公演日時・会場について
本公演《せんとからだ》は、原宿のギャラリー「GALLERY H TOKYO」にて開催されます。
各回 自由席、約1時間のパフォーマンスを予定しています(休憩なし)。
〇会場
GALLERY H TOKYO(ギャラリーハセガワ)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-19-5
〇座席について
椅子やベンチが、ダンサーを囲むように半円状に配置された自由席です。
舞台と客席の境目があいまいな、空間そのものを味わう構成となっています。
〇チケットについて
本公演の申し込みはGoogleフォームにて行っております。
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また、Instagramにて公演についてのご案内やメンバーについての詳細を公開しておりますので、是非ご覧ください。
https://www.instagram.com/sen_to__karada?igsh=MWUzdmdoYTI2NTc1ag==
〇公演スケジュール
9月19日(金)17:00〜
9月20日(土)11:00〜|15:00〜|18:00〜
9月21日(日)12:00〜|16:00〜
(※ 上演時間:約1時間/休憩なし)
アーティスト紹介
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尾村 茉子(おむら まこ)

空間を切り裂くような、鋭い線を描くひと。
小さなジャンプ、回転、爆発の粒を軽やかに散りばめて、
高い重心のまま空中を舞い、輪郭の軌跡を残していく。
細やかで緊張感のある身体が、描線に火を灯す。
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陳内 希海(じんない のぞみ)
線と線が、ほどけることなく繋がっていくような踊り。女性的なラインを追いながら、立っているだけで完結するような美しさを宿す。
動きと感情、表情と輪郭――それらを分けることなく、まるごと“ひとつの身体”としてそこに存在する。
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中野 実咲(なかの みさき)
しなやかで澄んだ線を空間に描く、169cmの筆先。バレエの素地を活かした足上げや回転技は、技巧というより詩行のように静かに強い。
その身体は、流れの中に一瞬の静止を置き、見る者の呼吸を整えてくれる。
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古川 茉那佳(ふるかわ まなか)

踊るだけでなく、創ることで光るダンサー。アングラ演劇のにおいもまといながら、
つねに視点をずらし、新しい“何か”を試そうとする。
彼女の振付には、言葉より先に動き出す衝動がある。
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栞那(かんな)
身体の限界まで挑むように踊るひと。モダンダンスを軸に、ジャンプも回転も、すべての動きに感情のにじみを宿している。
技術を技術で終わらせず、からだ全体で「今ここに在る」を証明しようとする、誠実な表現者。
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金田和華(かねだ わか)

2005 東京生まれ
2025 日本大学芸術学部 美術学科 版画専攻 2年在籍
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ダンサーと描き手、交差するまなざし
《せんとからだ》は、ダンサー5名と、現役美術大学生の共同創作によって生まれています。
舞台上で踊る身体と、絵を描くまなざしが、同じ空間に存在すること。
ただ記録するのではなく、ただ演じるのでもなく、
“いま”という瞬間を、線とからだでなぞり合うような関係を築こうとしています。
本番中に即興で踊っているダンサーのクロッキーを描き、動きの「痕跡」をその場に刻んでいきます。
そしてその線たちは、公演の空間演出の一部となり、観客の目にふれることになります。
「描く」と「踊る」が交差するその時間に、
からだと線の“未完成のまま生成しつづける”気配が浮かび上がるのです。
リターンについて
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■ ¥1,000|「ひとしずく」
——お礼メッセージ
舞台の幕が降りたあと、あなたのもとへ届く、小さなひとしずく。
その中には、踊った時間の温度と、私たちの呼吸が封じ込められています。
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■ ¥2,000|「ポストに舞い込む風」
——ポストカード1枚(クラファン限定)+お礼メッセージ
封を開けた瞬間にふわりと広がる舞台の空気。
紙の上に閉じ込めた、あの日の色と光をお届けします。
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■ ¥4,000|「二枚の余韻」
——ポストカード2枚セット+お礼メッセージ
異なる二つの表情を持つポストカードセット。
壁に並べれば、舞台の光景が部屋にそっと息づきます。
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■ ¥5,000|「纏う舞台」
——クラファン限定デザインTシャツ(フリーサイズ)+お礼メッセージ
踊りの気配をそのまま布にのせたTシャツ。
フリーサイズのゆるやかな形が、日常にも非日常にも寄り添います。
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■ ¥10,000|「動く線、止まる瞬間」
——即興クロッキー(複製)+舞台写真(L判)+お礼メッセージ
美大生の手が、踊る身体をその場でなぞった線。
写真と重ねて眺めれば、あの日の音まで聞こえてくるようです。
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■ ¥20,000|「唯一の呼吸」
——即興クロッキー(原画)+舞台写真(2L判 or 六つ切り)+お礼メッセージ
その瞬間を、世界でひとつだけの線に変えて。
呼吸の間隔や重心の移ろいまで封じ込めた原画と、大きな写真をお届けします。
手に取った瞬間、その時の空気がふっとよみがえります。
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※リターンのポストカードやクロッキー(複製、原画)につきましては、後日郵送にてお送りいたします。

応援してくださる皆さまへ
《せんとからだ》という作品は、わたしたち自身が「まだ途中のまま」立っているところから生まれました。
輪郭が定まらないまま、動いては描かれ、描かれてはまた、揺れ動く。
その“生成の途中”にこそ、かすかな生命のあたたかさがあると、私たちは信じています。
舞台の上で、絵のなかで、そして、それを見つめるまなざしの中で、身体は日々かたちを変えながら、そこに存在しようともがいています。
完成されたものではなく、揺れて、にじんで、触れきらないもののなかに、真実のようななにかが、ひそんでいる気がしています。
この線を、誰かとともに引いていくこと。
このからだを、見てくれる誰かとともに生きること。
それが、この作品のかたちです。
わたしたちは、支援とは「ともに存在すること」だと思っています。あなたがこの作品にふれ、なにかを感じてくれたとしたら、それは、もうすでに“ここにいる”ということ。
線として、からだとして、
あなたもこの作品の一部になってくれることを願っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。





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