【自己紹介】
ニューヨークでフォトグラファーをしておりますTriangle NYの植山 慎太郎と申します。

クラウドファンディングプロジェクトは、今年で6年目を迎えます。このプロジェクトの原点は、2020年3月22日。コロナ禍でニューヨークの街がロックダウンし、すべてが静止したあの日にありました。
街から人が消え、音が止まり、光だけが静かに残る。
撮影の仕事も止まり、時間の流れさえもどこか遠く感じるなかで、私はこれまで撮り貯めたニューヨークの写真をひとつずつ見返していました。
その時、知人から「あなたの写真で、今この街に来たくても来られない人たちを元気づけられるんじゃないですか?」という言葉をもらったのです。その一言が、このプロジェクトの始まりでした。
特に、2011年から撮り続けている “月とニューヨーク” シリーズは、私にとって特別な作品です。街の喧騒が静まる頃、高層ビルの谷間に浮かぶ月、静かな街の灯り、風の気配。月を撮影していると、どこか懐かしい気持ちや、言葉にならない感情が胸に広がります。日常の中にふと現れるかけがえのない ”永遠の一瞬” を、15年に渡って撮り続けてきました。
そんな瞬間を切り取った写真を、少しでも多くの方に届けたくて、カレンダーやフォトキャンバス、デジタルフォトなど、様々な形で作品をお届けしてきました。
今回もメインのリターンは、ニューヨークの街をめぐる2026年カレンダーです。
ページをめくるたびに、季節の移ろいとともに“旅するように”ニューヨークを感じていただけたら嬉しいです。
いつか訪れたい街、心が惹かれる街——その憧れ、“永遠のニューヨーク”を、日常の中でそっと感じていただけるような作品をお届けします。
こちら、ニューヨークがロックダウンした”2020年3月から2021年3月までのニューヨークの1年”を撮り続けた記録がございます。
【コロナ禍 ニューヨークの1年】と題して撮影した写真などで記録し、Shot Movieにしましたので当時のニューヨークを知る上で参考になる記録と思います。よろしければご覧ください。
⇒【コロナ禍 ニューヨークの1年】 ー 2020年3月~2021年3月 ー
【普段の活動】
普段はニューヨークをベースに個人のロケーションフォト・ファミリーフォト・ウェディングフォト・イベント・講演会・料理撮影など幅広く活動しております。
Youtube動画リンク
ファミリーフォト・ウェディングフォトなどの動画リスト
イベントフォトセッションについての動画リスト
また、私のArtworkとしては、「月とニューヨーク」をテーマに2011年からニューヨークに昇る”スーパームーン”を追い続けています。
”月とニューヨーク" をテーマにしたYoutube動画
写真リンク
他、私のウェブサイトなどはこちらからご覧ください。
【ニューヨークという街と写真】
ニューヨークは、私にとって初めての海外生活の地でした。慣れない文化や言葉に戸惑うことも多く、最初の頃はこの街のスピードや空気に圧倒される日々が続きました。
それでもふと足を止めて街を見渡すと、ビルの谷間に差し込む光、古い街角に残る色彩、人々の表情——その一つひとつがどこか心を動かす“絵”のように見えたのです。気づけば私はカメラを手に、この街の景色を撮り歩くようになっていました。
写真を始めたのは2010年。
日々の暮らしの中で、何気なくシャッターを切ることが、少しずつ「この街を愛する時間」に変わっていきました。また、いつしか季節の移ろいを意識して撮るようになりました。
春にはリバーサイドに咲く花の色を、夏にはマンハッタンを染める夕焼けを、秋にはセントラルパークの落ち葉を踏む足音を、冬にはSOHOの雪に包まれた静寂を。日本で育った私にとって、四季を感じることは心の原点のようなもの。だからこそ、ニューヨークでも“季節が息づく瞬間”を撮りたいと強く思うようになりました。
今では、「季節が巡るニューヨーク」をテーマに撮影を続けています。このカレンダーには、そんな日々の積み重ねと、この街に息づく光の物語を詰め込みました。ページをめくるたびに、ニューヨークの季節を旅するような感覚を——そしてあなたの日常にも、ほんの少しこの街の風を感じていただけたら嬉しく思います。
こういった活動の成果で、地元ニューヨークの新聞でもよく取り上げていただいております。
この1枚は、セントラルパークの静寂な秋をの1枚になります。
ブログリンク ⇒『週刊NY生活』写真掲載について145

この1枚は、ハーレムを走るクリスマス仕様のヴィンテージ列車になります。
ブログリンク ⇒『週刊NY生活』写真掲載について147

この1枚は、2025年1月の初雪を撮影した1枚になります。
ブログリンク ⇒『週刊NY生活』写真掲載について149

また、国際写真コンテストでも5年連続で賞をいただいております。
IPA International Photography Awards 2025
ブログリンク
⇒IPA(International Photography Awards)2025にて3作品”Honorable Mention”として入賞



TIFA Tokyo International Foto Awards 2024ダブル入賞
ブログリンク
⇒ ”I Want to Be The Wind Right Now” TIFA2024 People/Wedding部門にてBronze受賞

ブログリンク
⇒ ”Irreplaceable Moment” TIFA2024 People/Wedding部門にてHonorable Mention受賞

PX3 Prix de la Photographie, Paris"(Paris Photo Prize) 2024
ブログリンク

PX3 Prix de la Photographie, Paris"(Paris Photo Prize) 2023
ブログリンク
⇒ "PX3 Prix de la Photographie, Paris"(Paris Photo Prize)にて”Honorable Mention”としてダブル入賞


TIFA Tokyo International Foto Awards 2022
ブログリンク
⇒ "Good Morning New York!" TIFA 2022 Architecture / Cityscapes部門にてGold受賞

IPA International Photography Awards 2022
ブログリンク
⇒ ”Synchronicity” International Photography Awards 2022にて Official Selectionとして入賞

IPA International Photography Awards 2021
ブログ記事
⇒ ”A Newyorker” International Photography Awards 2021 にて Honorable Mentionとして入賞

【ニューヨークのカレンダーとして】
ニューヨークを訪れたことのある方なら、一度は「この街のカレンダーをお土産に持ち帰りたい」と思ったことがあるかもしれません。私も同じように、この街に暮らしながらカレンダーを探してみたことがあります。けれども見つかるのは、どれも有名なランドマークを並べただけのものばかり。確かにそれはニューヨークの象徴ですが、“心に残るニューヨーク”とは少し違うように感じました。
そこで私は、ただランドマークを並べるのではなく、 「飾るたびに心が動く1冊」を作りたいと思いました。2026年版のカレンダーには、そんな想いを込めて3つのテーマを重ねています。
1. 季節が巡るニューヨーク
日本人として自然と惹かれる“四季”の感覚を、ニューヨークの街に重ねました。春のセントラルパーク、夏の空、美しく染まる秋、冬の静寂。ページをめくるたびに、季節の香りや空気がそっと伝わるような写真を選んでいます。今回のカレンダーでは、2月、4月、5月、7月、8月、11月、12月になります。
2月: A Petal of Time in the Snow
吹雪のEast Village、嵐の合間に一瞬の静けさが訪れる。雪に覆われた街を歩く一人の女性 ― その姿は、静寂と寒さの間で花開くような美しさをたたえていた。レンズが捉えたのはただの街角ではなく、まるで時が息を止めているかのような、蕾が開いた瞬間でした。

4月: Walking Through Spring
桜で有名なCherry Hillを歩く二人。白い光、南からのやわらかな緑の風が頬を流れ、淡く、やさしく、儚い時間を愛おしむ情景を夢のような雰囲気で表現してみました。

5月: Full Bloom
太陽がまだ真上に差し掛かる前の時間。色とりどりのチューリップが、皆寄り添いながら陽だまりの中で微笑んでいるように咲き、間から顔をのぞかせるムスカリ。その青が静かな余韻を奏でるような秘密の小道を表現してみました。

7月: Tower of Dreams in the Summer Sky
これからスタートしようというジェットコースター、楽しく会話する人々の声、空を気持ちよく飛び回るカモメ、そんなある夏の1日。ランドマークタワーが“Coney Islandの夏のシンボル”のような存在に見えた1枚です。
※1939年に造られたアミューズメントのひとつ“Parachute Jump”がConey Islandのランドマークとなっています。

8月: Minetta Street
賑やかなMacDougal Streetから1歩入ったこの細くて短い路地の昼下がり。West Villageの中でもここを毎回通るたびにスクラップブックをめくるような平和な気分にさせてくれる。ダイナミックで、トレンディで、スタイリッシュな空間を抜けた静かな路地、ニューヨークに来たら一度訪れてみてください。“忘れかけられた平和な時代“を感じさせてくれる何かがそこにはあります。

11月: A Moment in Autumn Light
舞い落ちる葉が木漏れ日の中でまるで時のしずくのように足元を飾るセントラルパーク。黄金に染まった木々の小道を歩く女性の姿が秋という季節の美しさと寂しさを映し出します。言葉にできない感情が光の中に溶けていきます。

12月: When Angels Whisper in Lights
夜空に浮かぶ星々よりも鮮やかに輝くロックフェラーセンターのクリスマスツリー。人々の笑顔、胸の奥に秘めた願い、そして幼いころの記憶までも、この木はそっと抱きしめてくれる。無数の光が冬の空気を震わせ、冷たさの中にぬくもりを灯し、煌めきの下で誰もが少しだけ優しくなれる魔法のようなひととき。そう、クリスマス。

2. その時代に生きる街の物語
日々変わり続けるニューヨークには、偶然や奇跡のような一瞬が溢れています。イベントや街角の表情、人々の息づかい。その年、その時だからこそ出会えた景色を収めました。かつては当たり前にあった街角が、今はもう記憶の中にだけ存在する“今”という時間を閉じ込めた、ニューヨークの鼓動を感じていただけます。今回のカレンダーでは、表紙、1月、3月になります。
表紙: Timeless Grace
冬の寒い朝、エレガントな美しさを映し出す自由の女神が真っ白なハドソン川に立っていました。霧の中に浮かぶ観光船、オレンジの太陽が輝くその瞬間は時を超えた夢の中にいるような静かな時間でした。

1月: Blizzard Jonas 2016
10年前、歴代2位を記録したWinter Storm” Jonas” がニューヨークに襲い掛かった2016年1月。市内の道路は一部封鎖され、地下鉄の地上区間も運休、セントラルパークで27.5インチ(約69.9cm)の降雪。その大雪の中、私が見たものは、ティファニーブルーのCafe、葉を落とした冬の木々、そしてそっと灯る一つの窓。普段の街角は降り積もる真っ白な雪で一瞬のアート作品に変わりました。

3月: Echoes of Brooklyn
かつては当たり前にあった街角が、今はもう記憶の中にだけ存在することがある。古びたキャデラック、色褪せた建物、そして夕暮れの金色の光。それらは時が止まったかのような一瞬を映し出す。この風景は消え去ったけれど、その余韻はなお心に残りやがて新しい始まりを告げる。
冬の静けさから春の芽吹きへと向かう3月をこの1枚で表現してみました。

3. 「月とニューヨーク」シリーズ
そしてこのカレンダーの象徴とも言えるのが、2011年から撮り続けているテーマ「月とニューヨーク」。ニューヨークの地下鉄と一緒に写し込んだスーパームーン、ビルの谷間に昇る中秋の名月、ブルックリンブリッジに向けて見上げる月の出——どれも時間が止まったような瞬間を纏っています。このシリーズは、私が最も大切にしている“ニューヨークのもうひとつの顔”です。今回のカレンダーでは、6月、9月、10月になります。
ただ眺めるだけでなく、そのページを開くたびに、ニューヨークを旅しているような感覚を味わっていただけたら嬉しく思います。あなたの部屋の壁に、この街の光と風がそっと届きますように。
6月: Super Blue Moon 2024
こちらは私が2011年からコレクションしている「Supermoon in New York」シリーズの中の1枚。
Manhattan Bridgeを通り過ぎる地下鉄N Lineの車両とSuper Blue Moonが1枚の画角の中に入った作品です。月の表面と地下鉄車両の露光が何とかぎりぎりのところで合わさってくれました。

9月: The Harvest Supermoon 2024 -中秋の名月-
ビルの谷間に昇る黄金の満月。その姿は都会の喧騒を忘れさせ心に静けさとやさしさを運んでくれる。紫に染まったエンパイアステートビルが、まるで月を迎える一輪の花のように寄り添い、数分間の儚い物語を紡ぐ。どこかで同じ月を見つめる人がいる。月と心が繋がる奇跡をそっと閉じ込めた一枚です。

10月: The Hunter's Supermoon 2024
夕暮れの空を焦がすように昇る大きな月。濃密な黄金色に染まった満月は、秋の深まりと共に人々の心の奥にある温もりを優しく照らし出し、また、月に重なる一機の飛行機は、誰かのもとへと向かう旅路を象徴し、見えない想いが空を駆けてゆくようです。

※この1枚は満月がデコボコしていますが、原因は2つあります。
1. 地平線近くでの撮影
一つ目は、大気のゆらぎ(大気の屈折・シンチレーション)によるものです。
この写真では月が地平線近くにあります。そのため、カメラと月のあいだに大気の層を多く通過します。地上近くの空気は温度や密度が不均一で、光が通るときに屈折が微妙に変化します。
→ その結果、月の輪郭や模様がゆがんで見えたり、デコボコしたように見えます。
2. 望遠レンズによる圧縮効果
二つ目は、超望遠レンズで撮影されているためです。
望遠レンズで撮ると、大気のゆらぎがより強調されるため、月の表面が「ボコボコ」「モヤモヤ」して見えるようになります。
【資金の使い道】
皆さまからご支援いただいた資金は、カレンダーやフォトキャンバスの制作・デザイン・印刷費、輸送費、人件費、そしてCAMPFIREの手数料として大切に使わせていただきます。
具体的には、
・カレンダー・キャンバスのデザイン費+撮影及び製作費:約19万円
・輸送資金:約5万円
・制作サポート人件費:約2万円
・CAMPFIRE掲載・決済手数料(約17%+税)
といった形での運用を予定しています。
今回のプロジェクトを通して、「ニューヨークという街で、季節の移ろいと共に撮影を続けている日本人フォトグラファーがいる」ということを少しでも知っていただけたら嬉しく思います。
そして、皆さまのご支援が、“この街の美しさを形に残す”という活動の力となり、誰かの日常に小さなインスピレーションを届けるきっかけになれば幸いです。
【リターンについて】
2025年12月からデジタルリターン発送予定、及び、現物リターンの製作及び発送予定です。
【実施スケジュール】
2025年10月:クラウドファンディング実施
⇓
2025年11月:クラウドファンディング終了
⇓
2025年12月:デジタルリターン発送開始、
現物リターン商品製作及び発送開始、及び配送などの手続き開始
【最後に】
2020年、パンデミックの静けさの中で始まったこのプロジェクトも、気づけば6年目を迎えました。
変わりゆくニューヨーク、そして変化していく自分自身。
体調の変化や手術などを経て、改めて「生きる」ということの意味を深く感じながらカメラを構え続けています。このカレンダーは、そんな時間の積み重ねから生まれた“小さな詩”のような13枚。
ページをめくるたび、日常にほんの少しの静けさや希望を感じてもらえたら幸いです。皆さまのご支援が、次の一歩を踏み出す大きな力になります。
応援してくださる想いの輪が広がり、日々を彩る小さな潤いの連鎖が生まれていくことを願って――。
将来的には日本での写真展も計画しています。ご興味のある方は、リターン選択時の備考欄に「展示会のお知らせ希望」とご記入の上、ご連絡先をお知らせください。
どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。
Triangle NY
植山 慎太郎
最新の活動報告
もっと見る
クラウドファンディングプロジェクト2025、無事終了いたしました!
2025/11/23 01:15皆さま、今年もクラウドファンディングプロジェクトが無事終了しました!まずはご報告、この6年間でクラウドファンディングカレンダープロジェクトを続けてきて、今年は64名の支援者の方々に応援していただき”歴代2位”の記録になりました、誠にありがとうございました。第1位:2020年109名第2位:2025年64名第3位:2023年62名 これは全て、皆さまのご協力やご支援によるものです。カレンダースポンサーになっていただいた方、直接サポートしていただいた方、ご友人のプレゼントとして参加された方、プロジェクトをシェアしていただいた方、口コミで広めていただいた方、過去のプロジェクトに参加していただいたきまたリピートしていただいた方、プロジェクト準備から発送まで関わっていただいている方々など、多くの方に支えられて無事達成できました。小さなプロジェクトで、毎年「1歩」前に進み、自分自身の活動を継続して広げ、私の作品で皆さまを元気づけ、「ニューヨークでこんな活動をしている日本人フォトグラファーがいるんだ」と知っていただくきっかけになれば幸いです。世界を見れば、円安、長引く戦争、関税に伴うインフレ。アメリカは、滞っていた政府予算も来年1月までの予算を確保する「つなぎ予算」としてようやく可決され、ニューヨークは市長も変わりました。この1年で様々なことが起こり、不安定な状況は依然として続いておりますが、皆さまのサポートを受け、2026年はニューヨークでもう1歩先へ進めるよう頑張ります。今年も残すところ1か月強となりました。皆さまが素敵な2026年を迎えれることを願っております。今年もありがとうございました。Triangle NY植山 慎太郎 もっと見る
残り1時間を切りました!
2025/11/22 23:13皆さま残り1時間を切りましたが、このプロジェクトを一人でも多くの方々に知っていただきたいので、ご家族・ご友人などに「ニューヨークにこんな活動をしているフォトグラファーがいるんだよ!」などと広めていただければ大変嬉しく思います!よろしくお願い致します!Triangle NY植山慎太郎 もっと見る
残り24時間を切りました!
2025/11/22 09:4924時間を切りました!皆さま、このクラウドファンディングプロジェクト24時間を切りました!自身のプロジェクト内で、今現時点での支援者数が過去6年間で第2位と並び62名になっております。後1名増えれば、2025年プロジェクトは歴代2位に浮上致します。第1位:2020年109名第2位:2023年62名 2025年62名(11/21/25現在) ⇐ 並びました!このプロジェクトを一人でも多くの方々に知っていただきたいので、ご家族・ご友人などに「ニューヨークにこんな活動をしているフォトグラファーがいるんだよ!」などと広めていただければ大変嬉しく思います!よろしくお願い致します!Triangle NY植山慎太郎 もっと見る





コメント
もっと見る