『最後の早慶戦』復刊プロジェクト

お蔭様で第一目標金額5NEXT GOAL7,000,000円。戦後80年、昭和100年、東京六大学野球連盟結成100周年を迎えるいまこそ、祖父の絶版本『最後の早慶戦』を復刊すると同時に電子書籍化し、昭和18年10月16日の特別な試合を永遠に語り継ぎ、スポーツができる平和の素晴らしさを伝えたい。

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『最後の早慶戦』復刊プロジェクト

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支援者数381

お蔭様で第一目標金額5NEXT GOAL7,000,000円。戦後80年、昭和100年、東京六大学野球連盟結成100周年を迎えるいまこそ、祖父の絶版本『最後の早慶戦』を復刊すると同時に電子書籍化し、昭和18年10月16日の特別な試合を永遠に語り継ぎ、スポーツができる平和の素晴らしさを伝えたい。

■はじめに

昭和18年10月16日、戦争が激化する中で行われた最後の早慶戦(学徒出陣壮行早慶戦)。試合後、勝利した一塁側・早大応援団から「ガンバレ、ガンバレ慶應」の声がわき上がった。すると三塁側の慶大は全員帽子を振って「ありがとう。ありがとう。」と応える。今度は慶大側から「ガンバレ、ガンバレ早稲田」の声。
そして早慶の学生達が一緒になって「若き血」「都の西北」を涙を流しながら高らかに歌った。やがてどこからともなく沸きおこった「海ゆかば」のメロディー。スタンドの学生から学生へと広がり、スタンド全員の大合唱となって、早稲田の社にこだました。
そこに早稲田も慶應もない。選手は「今度は戦場で会おう」と互いを励ましあっていた。「これで思い残すことはない」と戦場へ飛び立ち、そのまま二度と還らぬ人もいた。まさに「最後の早慶戦」となった。

『最後の早慶戦』。昭和18年10月16日、戸塚球場は両大学の学生たちで埋め尽くされた

そのグラウンドに立っていた一人が、私の祖父・松尾俊治(享年91歳)。祖父は1980年に早稲田大学野球部の笠原和夫氏と共に、この感動の記録をまとめた書籍『学徒出陣  最後の早慶戦』を出版。2008年には映画公開のタイミングで再版されましたが、現在は絶版となり、読むことができません。
2025年は「戦後80年」「昭和100年」「東京六大学野球連盟100周年」という大きな節目の年。
私たち家族は、この歴史的な物語を後世に残すために、クラウドファンディングを通じて復刊することを決意しました。野球の力、スポーツの力、本の力を信じて挑戦して参ります。

『最後の早慶戦』。試合前の記念撮影。後列右端が祖父、松尾俊治 

■このプロジェクトを始めた理由

私は幼い頃、戦争はどこか遠くの国の話、映画や小説の中の話だと思っていました。しかし、この本を通じて、当時の学生たちが早慶戦を最後に戦地へ向かった事実を知り、戦争を「自分ごと」として捉えるようになりました。祖父は空軍に志願し、戦争があと少し長引けば特攻隊に行くところでした。今を生きる人はみな、運良く生き延びた人の末裔で、少し違えばこの世に生を受けることはなかったのだと思います。
今の平和な日本があるのは、先人たちの犠牲や努力の上に成り立っている。早慶戦や様々なスポーツ、仕事や趣味に打ち込めることは当たり前ではない、それが叶わなかった人たちがいることを忘れてはいけない。足るを知り、日常への感謝が生まれました。

『最後の早慶戦』。早大、試合前のあいさつ 

また、戦時中においても、両校のイズム、そして飛田先生(早稲田大学野球部顧問)、小泉塾長(慶應義塾大学塾長)のリーダーシップ、学生たちのスポーツマンシップが貫かれていた。その事実に触れ、塾員として、また一人の日本人として大きな誇りを覚えました。最後の早慶戦は、後世に語り継ぐべき物語だと信じています。
最後の早慶戦保存会は、書籍『最後の早慶戦』を後世に語り継ぎ、スポーツを通して、戦争と平和について考えることを目的としています。応援団をバックに記念撮影に収まる早大野球部

■本プロジェクトの意義

このプロジェクトにご支援いただくことは、単に書籍の復刊を支援するだけでなく、平和への祈りを形にする活動に参加していただくことを意味します。支援者の皆様は、戦後80年の節目に【記録を遺す活動】の一員となり、世代を超えた繋がりと感動を体験していただけるでしょう。
復刊された書籍は、ご家庭での平和教育の教材として、また学校や図書館での推薦図書としてご活用いただけます。戦争を知る人が少なくなる今だからこそ、我々が責任をもって語り継がなければなりません。この本は単なる野球の記録ではありません。戦争により青春を突然断ち切られた学生たちの「生きた証」でもあります。最後の早慶戦にかけた学生たちの姿は、現代を生きる私たちに多くのことを教えてくれます。
特に若い世代の方々には、同世代だった当時の学生たちがどのような想いで戦場に向かったのか、その心境を追体験していただきたいのです。彼らの想いをお子さまやお孫さまに伝えることで、私たちが今享受している平和な日常がいかに貴重なものかを実感していただけるはずです。何気ない日常が、今まで以上に素晴らしいものになるでしょう。

和む慶大部員

■実現したいこと

・絶版となった書籍『最後の早慶戦』の復刊
・電子書籍化による恒久的な保存と普及
・専用ホームページの立ち上げと運営
 https://saigo-soukeisen.com/
・宣伝費用、活動費用等

■目標超過した場合の資金使途

・日本被団協への寄付
 ※日本被団協の許諾済み。保存会のホームページ上でご報告致します。
 ※被団協新聞(11月)に本会の取り組みが掲載される予定。
・漫画化
・戦後90年、100年における本書籍の復刊
・『最後の早慶戦』保存会の活動費

(上から)柴野、松尾(著者)、小川

■【重要】お申込みの際、備考欄に以下について必ず記入して下さい。

①ご紹介者様(いない場合は「なし」と記入)
②お申込みのきっかけとなった媒体、ご案内等
③ご所属の団体、稲門会、三田会等の名称
④申込の漢字氏名と書籍掲載希望のお名前が異なる場合、書籍掲載希望のお名前を記入。
※応援コース、法人コース、伝道師5冊パック、伝道師10冊パックは④の記載は不要です。

※シルバーコース以上の方は、申込フォームの「支援者名」に書籍に掲載する漢字のご芳名を必ず入力して下さい。ローマ字のみでお申込みの場合は、書籍へのご芳名掲載は出来ませんので、ご了承下さい。



■実施スケジュール

・2025年10月10日 ホームページオープン。
  https://saigo-soukeisen.com/
・2025年10月10日 クラファン開始
・2025年12月21日 クラファン終了
・2026年2月中頃    リターン発送
・2026年2月末日    書籍&電子書籍出版

■最後に

祖父のあとがきにはこうあります。「最後の早慶戦、本当にあの時はそう思った。選手も応援の学生も戦場へ行けば間違いなく死ぬのだという一種の感情の燃焼があった。球場全体が悲壮感に溢れていた。試合後、涙を流しながら一つの塊となって応援歌を歌い続けた。」この本を還らざる球友に捧げ、出来る限り語り続けたいという祖父の意思を、我々家族が受け継ぎます。
戦争は過去の話ではなく、今もなお多くの命が失われています。また、様々な問題を抱える日本においても、対岸の火事ではありません。多くの皆さまの思いも込めて『最後の早慶戦』を後世に残したいと思います。皆様のあたたかいご支援を心よりお待ちしております。
「『最後の早慶戦』保存会~スポーツを通して命の尊さを語り継ぐ~」
                  中野 雄三郎(慶應義塾大学経済学部 2001年卒)


■『最後の早慶戦』保存会

~スポーツを通して命の尊さを語り継ぐ~

【特別賛同者】

福澤 武                              元慶應義塾評議員会議長
安西 祐一郎                            元慶應義塾長
池井  優             慶應義塾大学名誉教授
麻生 泰                                    (一財)慶應連合三田会会長
竹田 恆和                                (公財)日本オリンピック委員会名誉委員
對馬 好一                   三田体育会会長
奈藏 稔久                                前三田体育会会長
深澤 晶久                   三田倶楽部会長
後藤 寿彦                   元慶應義塾大学野球部監督 
鬼嶋 一司                                元慶應義塾大学野球部監督
青島 健太                                参議院議員
大竹 広明              三信倉庫株式会社取締役相談役
麻生 和子           東京藝術大学学長特任理事
八尾 和夫                                前神宮ネット裏三田会会長
都倉 武之                                慶應義塾福澤研究センター教授
高谷 正哲                              (株)masatakaya 代表取締役
※10月10日時点の特別賛同者を掲載しております。最新情報については、HPに掲載致します。

【発起人】
中野 明子(旧姓松尾)         『最後の早慶戦』保存会名誉会長
中野 雄三郎                         『最後の早慶戦』保存会会長
藤田 久美子(旧姓中野)        『最後の早慶戦』保存会副会長
中野 泰三郎                             元(公財)日本バレーボール協会会長
中野 蓮香            『最後の早慶戦』保存会会員
藤田 祥吾                       (株)FJリアルティ代表取締役
※早稲田の笠原様のご遺族にも、全てご了解いただき、お任せいただいております。

 【実行委員】
加藤 純士                               (株)JIRO代表取締役
石黒 孝昇                               KAMAKURA WORKS 代表
『最後の早慶戦』保存会HP
 https://saigo-soukeisen.com/

『最後の早慶戦』保存会【発起人】メンバー

~どら焼きに込められた、世代を超えた『最後の早慶戦』の物語~


絶版となっていた『最後の早慶戦』を復刊するにあたり、単に書籍を届けるだけでなく、この物語を「五感で味わう」体験を創り出したいと考えました。
早慶戦といえば、球場に響く応援歌や、熱い声援、そして早慶の学生たちが互いにエールを送り合ったあの瞬間が思い浮かびます。その感動を、味覚でも感じていただくために選んだのが、戦前より日本人に愛され、長く親しまれている「どら焼き」です。
どら焼きの丸い形は、野球ボールそのものです。そして、餡を挟む二つの生地は、早稲田と慶應の両校を表しています。二つのライバルが、互いを認め合い、助け合うように、一つの餡を挟み込む。これは、戦争という困難な時代に、学閥やライバル関係を超えて、共に助け合い、未来へ向かった当時の学生たちの姿と重なります。
さらに、どら焼きを製造してくださる老舗和菓子屋「赤坂青野」さんは、慶應義塾大学公認ペンマーク入りどら焼きを製造している実績があります。その確かな技術で、今回は特別に早慶の練習ボールをモチーフにした焼き印を押していただきました。この焼き印は、当時の学生たちが実際に手にしたであろう、泥と汗にまみれた練習ボールを思わせます。
どら焼きを一口食べれば、口の中に広がる優しい甘さとともに、遠い昔の球場に思いを馳せていただけるでしょう。書籍を読み、どら焼きを味わうことで、『最後の早慶戦』が単なる歴史ではなく、私たちの心に温かい希望を灯す物語として記憶に刻まれることを願っています。
このどら焼きは、早稲田と慶應、そして平和を願うすべての人々を繋ぐ、特別な一品です。
https://akasaka-aono.com/

写真はイメージで、実物とは少し異なります。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • ・絶版となった書籍『最後の早慶戦』の復刊 ・電子書籍化による恒久的な保存と普及 ・専用ホームページの立ち上げと運営 ・宣伝費用、活動費用等 ・漫画化 ・日本被団協への寄付 ※日本被団協の許諾済み。保存会のホームページ上でご紹介いたします。 ・戦後90年、100年における本書籍の復刊 ・『最後の早慶戦』保存会の活動費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • 【毎日新聞 12月3日 朝刊】「最後の早慶戦」復刊を 統制下の学生野球、当事者の手記 21日までクラファンhttps://mainichi.jp/articles/20251203/ddm/012/040/050000c単に本を復刊するだけではなく、この物語を広めて、後世に語り継いでいく事を目的としておりますので、大変有難いです。毎日新聞の記者だった祖父の仏壇に供えます。もしご賛同いただけるようでしたら、クラウドファンディングへのご協力も引き続き宜しくお願いいたします。クラファン支援者360名、サポーター103名、三田会・稲門会等の協力団体様は160を越えました。〈掲載メディア〉■毎日新聞 11月24日 https://share.google/pOUnT5CFzLDPtEMdS■産経新聞 10月22日https://share.google/bsPOZo3joK8VJVb7W■スポーツ報知 11月21日https://share.google/BggQWgHTvHFvcGaWX■三田評論、三田ジャーナルなど多数〈各リンク〉■クラウドファンディング(法人、団体、各三田会、稲門会でのお申込みも可能です。)https://camp-fire.jp/projects/872741/view#menu■動画2分バージョンhttps://youtu.be/D4LjqYK5hNI■チラシ各会合でチラシを配布していただける方は、印刷したものを送付させて頂きますので、ご連絡下さい。 もっと見る
  • 塾員センター、慶應倶楽部、世田谷三田会、渋谷三田会、不動産三田会の皆さま、会社後輩等がおりました。主賓席も皆さま面識がある方々で、初参加ながらホームな感じ。最近はどこに行っても必ず知り合いがいるので、地道な活動の成果を感じます。本日も吉村前会長がチラシを持参して頂いており、私がいなかったらご自身でお話をするつもりだったとのこと。先輩方の手厚いご支援に感無量です。もしご賛同いただけるようでしたら、クラウドファンディングへのご協力も引き続き宜しくお願いいたします。クラファン支援者330名、サポーター100名、三田会・稲門会等の協力団体様は150を越えました。〈掲載メディア〉■毎日新聞 11月24日 https://share.google/pOUnT5CFzLDPtEMdS※紙面掲載は後日。■産経新聞 10月22日https://share.google/bsPOZo3joK8VJVb7W■スポーツ報知 11月21日https://share.google/BggQWgHTvHFvcGaWX■三田評論、三田ジャーナルなど多数〈各リンク〉■クラウドファンディング(法人、団体、各三田会、稲門会でのお申込みも可能です。)https://camp-fire.jp/projects/872741/view#menu■動画2分バージョンhttps://youtu.be/D4LjqYK5hNI■チラシ各会合でチラシを配布していただける方は、印刷したものを送付させて頂きますので、ご連絡下さい。 もっと見る
  • また慶應倶楽部にも入会させて頂き、会合に初参加させて頂きました。こちらはプロジェクトとは直接関係ありませんが、2001年三田会の方も、経済学部同窓会、商学部ランチ会、三田際イベントと週3回参加(笑)本日は目黒区三田会の会長様からオファーを頂いたので、初参加して参ります。今回のプロジェクトは、クラファンなので利益も出ないし、仕事との両立も大変ですねと、皆様から暖かいお言葉を頂きます。このプロジェクトを通じて、多く塾員の皆様と出会い、共感頂き、この活動や物語が全国に広がっていく事が何よりの喜びであり、モチベーションになっております。もしご賛同いただけるようでしたら、クラウドファンディングへのご協力も引き続き宜しくお願いいたします。■クラウドファンディング(法人、団体、各三田会、稲門会でのお申込みも可能です。)https://camp-fire.jp/projects/872741/view#menu■動画2分バージョンhttps://youtu.be/D4LjqYK5hNI■チラシ各会合でチラシを配布していただける方は、印刷したものを送付させて頂きますので、ご連絡下さい。 もっと見る

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