自己紹介
初めまして。
数あるプロジェクトの中から、こちらのプロジェクトに目を留めてくださりありがとうございます。
老犬ホーム暖家の代表濱野と申します。
私は、幼少期よりずっと犬や猫に囲まれて生活してきました。元野良猫や、近所で生まれて「いらない」と言われた子犬たちでしたが、みんな家族の一員として暮らし、早い子では7歳、最長で19年連れ添い、介護し、見送ってまいりました。
今ほど保護犬・保護猫の存在が世間で知られていない頃、偶然テレビ番組で保護団体の存在を知り「私もお手伝いしたい」と思い、すぐに調べてボランティアの申込みをしました。私は預かりボランティアとして、飼い主に虐待され、噛みつくようになってしまった子を預かったり、看取りボランティアとして、高齢で里親様を見つけられない子の介護や看取りなどもおこなってきました。
そこで知った老犬介護という現実でした。
「病気になったから」「夜鳴きしてうるさいから」「もう番犬として役に立たないから」そんな理由で捨てられてしまうわんちゃん達。
その一方で、「自分も高齢でしんどいから」「体調が悪く世話ができないから」「夜鳴きで近所から苦情が来ているから」と、最期まで一緒に暮らしたいと思っていても、ご自身の体調やご事情で泣く泣く手放すという選択を取られる飼い主様。
私はまずこの「手放したくはないがお世話を続けることが難しい」という飼い主様のお手伝いができないかと考え、家族と相談し、協力を得て、生まれ育った名古屋を離れて岐阜県揖斐川町に老犬ホーム暖家を立ち上げました。暖家では、ケージに入れてお世話をするのではなく、自宅で過ごしているように余生を送ってほしいと考え築90年の古民家を改装した施設となっており、お預かりしたわんちゃん達は自分の好きな場所で眠り、好きな時にドッグランで遊びのびのびと暮らしています。
このプロジェクトで実現したいこと
私は、皆様からいただいたご支援で、大きく次の3点のプロジェクトを実施したいと考えています。
1. 虐待等を受けているワンちゃんのレスキュー・保護活動の開始
2. 「シニアdogメンバー」プロジェクトの始動
3. ペット避難所の開設、ドッグランなどの施設・設備の整備
尚、目標金額を超える支援金が集まった際には、運営費として使わせていただきます。
以下にそれぞれのプロジェクトの詳細を記載いたします。
【虐待等を受けているワンちゃんのレスキュー・保護活動の開始】
虐待を受けているワンちゃんは、今もまだたくさんいます。私は預かりボランティアとして、虐待により心を閉ざしてしまったワンちゃんを何匹も我が家に受け入れていました。また、自分で働いて得たお金で、個人的に細々と保護活動をするなど、手の届く範囲で活動をしてきました。手を見るだけでびっくりして逃げてしまう子、人を敵だと認識して攻撃行動に走ってしまう子、トラウマから分離不安症になってしまった子など、たくさんの子を保護・お預かりしてきました。そんなワンちゃん達と向き合う中で、自分の手で、より多くのワンちゃんを救ってあげたいと思うようになりました。当時は名古屋の住宅密集地に住んでいた為、ボランティアとしての活動が精一杯でしたが、老犬ホーム暖家を立ち上げた今なら、レスキュー活動や保護活動にもう一歩踏み出せるかもしれない。そう考え、クラウドファンディングを開始しました。
活動としましては、「いらない」と言われてしまった子や、お世話をされずにネグレクトになっている子、飼い主から虐待を受けている子などをレスキューし、医療にかけ、新しい飼い主様を探したいと考えております。当プロジェクトの中で、皆様からいただいたご支援は、主に医療費等に使わせていただきます。
【「シニアdogメンバー」プロジェクトの始動】
近年、医療の発達やドッグフードの改良などにより、犬の寿命は延びつつあります。大変喜ばしいことではありますが、その裏で、ご自身の年齢を理由に犬を飼うことを諦めてしまう方がいます。私は、そのような方と高齢犬とをつなぐ、いわば「人と犬の命をつなぐ架け橋」になりたいと思っています。
現在、保護犬・保護猫はテレビ番組ができるほど世間に広まってきています。しかし、どこの団体も年齢制限を設けており、60歳以上の方には譲渡されにくくなっているのが現状です。確かに、ご高齢の方がペットショップなどで若齢のワンちゃんを購入するのには大きなリスクが伴います。自分の年齢とワンちゃんの寿命とを見比べたとき、本当に最期まで面倒をみることが出来るのか。もちろん出来るのが一番望ましいですが、現実にはそうもいかないケースが多くあります。実際、「飼い主である親が先に亡くなってしまったが、親族の中に犬を飼える人がいない」という理由で暖家に来た子も複数頭います。しかし、暖家でたくさんの老犬に出会い、お世話をし、看取ってきた中で、「この子なら、ご高齢の方でもお世話が出来るかもしれない」と思えるワンちゃんが何匹もいました。そこで私は、飼育経験豊富な高齢者なら7歳以上の落ち着いた年齢の子を家族に迎え入れてもよいのではないかと考えました。ドッグセラピーという言葉があるように、ワンちゃんと一緒に散歩をすることで運動になったり、メンタルの面でも癒されたりすることで、ワンちゃんが高齢者に元気をもたらし、「この子が死ぬまで私がへこたれる訳にはいかない」と、健康な体やメンタルを手に入れる方もいらっしゃいます。このように、ワンちゃんと人をつなぐことでいい循環を生み出せたらと思い、プロジェクト開始に踏み切りました。その第一歩が、このクラウドファンディングです。
活動としましては、前述のレスキュー活動や保護活動で施設に来た子の中から、ご高齢の方でもお世話がしやすい子を探し、事前にメンバー登録していただいた方とつなげるということをしていきたいと考えております。そのため、支援金は、保護したワンちゃんに医療や健康的な食事を与え、時には分離不安や噛み癖などをできる限り改善し、譲渡できる状態にするまでの費用に使わせていただきたいと思っています。1つ目のプロジェクトからつながる活動となっておりますが、こちらでは高齢犬を扱うという点を加味し、持病や年相応の症状により医療等にかかる費用が多くなることを想定し、別プロジェクトとして表記させていただきました。
【ペット避難所の開設、ドッグランなどの施設・設備の整備】
昨今、世間では巨大地震や巨大台風など自然災害の脅威が不安視されています。災害時、避難所へペットを連れて行く事ができず、ペットを自宅や車の中に置いて行かれたり、ご自身が危険な状況でも、ペットと自宅に残る選択をされる方がいます。ただでさえ大変な状況の中で、家に置いてきたワンちゃんのことを心配に思ったり、ご自身の安全が危ぶまれるようなご自宅や車の中でワンちゃんと過ごしたりするという飼い主様が、現実に多くいらっしゃいます。私はこのような状況を何とか打破したい、困っている飼い主様やワンちゃんを助けたいという思いから、ペット避難所という施設を開設しようと考えました。
活動としましては、災害が起こった際に、飼い主様が元の生活に戻れる日までワンちゃんをお預かりし、大切にお世話をさせていただこうと考えております。災害時は交通渋滞や二次災害などが発生する恐れがありますので、受け入れは近隣にお住まいの方や暖家まで連れてきていただける方に限りますが、少しでも多くのワンちゃんの安心できる場所になれたらと思っています。支援金は、現在運営しております暖家の施設を拡張してペット避難所を開設しようと思っておりますので、そのための工事費用などに使わせていただきます。また、受け入れたワンちゃん達が使用できるドッグランも現在より広くしようと考えておりますので、そのために行う竹の伐採・伐根、処分のためにも支援金を使わせていただきます。
以上の3つのプロジェクトを開始するにあたって、
・ペット避難所の施設拡張工事100万円
・ドッグランに使用する土地の柵設置・竹の伐採・伐根・処分費100万円
・医療費等40万円
が必要となります。また、先述の通り、目標金額を超える支援金が集まった際には、運営費として使わせていただく予定です。沢山の飼い主様やワンちゃんを救うため、強い信念を持って活動に励み、3つのプロジェクトを必ず成功させます。よろしくお願いします。
プロジェクト立ち上げの背景
私は長年ボランティア活動をしてきた中で、病気になってしまった子や、年老いた子が捨てられてしまったり、里親様への譲渡が難しい子の受け入れを団体さんが断っているという現実を知り、とても心苦しい思いをしてきました。しかし、実際問題、寄付や譲渡金などで運営をなさっている団体さんも多く、そういったところでは医療費のかかる子や譲渡のできない子は受け入れが難しいというのも事実です。
私は今まで支援を求めず、自分たちが働いたお金で細々と保護活動をしながら、3つの保護団体でボランティアとしてお手伝いさせていただいていました。そして、寄付金をお願いして助ける保護ではなく、自分で稼ぎ、売上げによって助ける保護を目指して老犬ホーム暖家を立ち上げました。
しかし、家族の一員であるワンちゃんを自分でお世話ができない悔しさから涙ながらに暖家に預ける飼い主様の「何倍も捨てる人が多い」という現実に売り上げが追い付かず、次のステップに進めずもがき苦しんでおりました。
今回、目標金額に達成しないと支援金を受け取れないAll-or-Nothing 方式でチャレンジさせていただき、私たちの目指すプロジェクトが皆様の心を動かすような、支援したくなるようなプロジェクトなのか〝挑戦〟させていただきたいと思います。
現在の準備状況
現在、300坪の土地を購入し老犬ホーム暖家を運営しております。
追加でペット避難所として利用するための60坪の土地を購入しました。
災害時用の発電機を導入しました。
リターンについて
お返しは、皆様から頂いた大切なお金を少しでも多くの保護犬たちの為に使わせていただきたいため、お礼のメールをお送りさせていただきたいと思います。
高額のご支援いただいた方には心ばかりの防災グッズを送らせていただきます。
スケジュール
10月 クラウドファンディング終了後、お礼のメール送信・竹の伐採・整地
11月 ドッグランの柵と人工芝の設置
12月 リターン発送
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございます。
私は、保護活動を始めてから動物たちの過酷な裏の世界というものをたくさん見てきました。野良犬や野良猫が何頭も殺されて来た昭和時代、その現状を「改善しなければ」と立ち上がったのが保護団体さんたち。しかし、保健所に持ち込まれる動物たちは減らないまま。人間が産ませて人間が捨てる根本が変わらない限り、保護活動は終わらないと考えます。「番犬として役に立たなくなったらいらない」「いうことを聞かないから殺す」「犬になんかお金使えるか」活動の中で耳にした言葉は私の胸に突き刺さり、今でも脳裏から離れません。
私たち人間と同じように心臓が動き、赤い血が流れ、呼吸をし、痛みを感じ、喜怒哀楽を感じ、表現出来る子たちなのに、感情がない「モノ」として扱われている現状。
数頭ずつしか助けることが出来ない小さな小さな施設ですが、人間に傷つけられた子たちにもう一度「生まれてきてよかった」と思ってもらえるような施設を目指しています。〝このプロジェクトを支援する〟というボタンを押していただいた皆様が一生懸命働き得たお金ですが、心無い人間によって苦しめられているワンちゃん達に使わせていただけないでしょうか。いただいたご支援金は大切に使わせていただきますので私たちのプロジェクトにご賛同いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします!!
最新の活動報告
もっと見る応援メッセージありがとうございます。
2025/09/09 10:02皆様の温かいご支援、本当に感謝いたします。 数あるプロジェクトの中から私たちのプロジェクトと出会って下さり感謝いたします。私たちのこの思いはSNSでも発信しておりますが、なかなか拡散されず 私の力不足を痛感しております。 私たちの思いを皆様にしていただくことの難しさという壁にぶち当たってしまい、どうこの壁を乗り越えたらいいのか・・・お金を使い広告を出しましょうという提案がいくつもあります。 それで支援が集まれば「よし」とするのか 皆様から支援していただいているのに宣伝広告にお金を使っていいのか? 毎日どうするべきなのか悩んでおります。保護活動に関しまして先日、動物愛護センターへ伺わせていただきセンターの方とお話しさせていただきました。昔より少なくはなったが、まだまだ高齢者による持ち込みや迷子の子の入所があるとお聞きしました。年齢を理由にペットを飼えなくて寂しい思いをされている方がいる話も届いています。 逆に年齢を理由に捨ててしまう方もいるので、ここを繋ぐ場を早く作りたいなともどかしい気持ちです。 年齢を理由に捨ててしまう方の多くは医療を受けさせておらず病気に気づいていなかったり治療しないでそのまま放置していることも多く、すぐに新しい飼い主様を探せないことが多いのです。ワクチンを打ち、避妊・虚勢をさせ、病気があれば治療を開始し、症状が落ち着いたら飼い主様探しをし、その子の性格や病気、これからかかる治療費などご理解していただけた方が見つかるまで何か月もかかるので、その間のご飯や治療費など膨大なお金がかかります。 皆様からいただいたご支援は、竹の伐根や整地、柵や保護っこたちのハウスなどに使わせていただく予定ですが0か300万かのAll-or-nothing方式です。 支援金が300万に届かなかった場合は不成立となり今までご支援いただいた皆様に返金されるシステムです。ですので、現段階ではまだ活動報告など出来ず申し訳ございません。皆様の温かいお気持ちは確かに受け取らせていただきました。 どうぞこれからもプロジェクト達成に向けて拡散・応援よろしくお願いいたします。 もっと見る






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