わたしたちについて
こんにちは、京都で106年箱を作りづづけてきた貼り箱工房が母体のブランドのBOX&NEEDLE(ボックスアンドニードル)です。
箱と紙の魅力を伝えてきた世界初の貼り箱の専門店です。
貼り箱(はりばこ)とは、膠でしたてる紙の箱です。
オリジナル和紙と世界17ヵ国の紙をつかい、箱職人が箱に仕立てています。

今回わたしたちが挑戦したいこと
インドの絵本出版社タラブックスの作品『夜の木』で世界的に知られる現代アーティストのバッジュ・シャーム氏。
Bhajju Shyam(バッジュ・シャーム)の展覧会「Bhajju Shyam KYOTO」とのコラボレーションにより、
その生命力あふれるアートを、日本の伝統素材「和紙」にのせるという挑戦をします。

Photo by Helvetica
バッジュ・シャーム氏 プロフィール
インド中部の森にあるゴンド族の村 パタンガル⽣まれ。 ゴンド族に伝わる表現や物語を受け継ぎながら⾃⾝の視点で昇華し、現代的な感覚やシンプルなストーリーテリングを交えて表現する。
代表作に、南インドの出版社タラブックスと制作し世界 8ヶ国語に翻訳されている『The Night Life of Trees』 邦訳:『夜の⽊』(2012年)

このプロジェクトで実現したいことは、オリジナルデザイン和紙の制作
バッジュ・シャーム氏が描く自然や生命のリズムを、日本の和紙職人の技術によって表現し、唯一無二の紙を生み出したいのです。
出来上がった和紙は、部屋を彩るポスターや、貼り箱や紙製品にし、生活に取り入れやすいかたちにして、国内外に広げていきます。
「アート×和紙×箱」という文化の越境を、皆さんと一緒に実現したいのです。
わたしたちの箱つくり

工房では、箱職人が1点づつ手作業で仕上げています。
京都と東京の二子玉川に店舗があります。
(世界17ヵ国より集めた紙とオリジナルの和紙は、常時500種ほど、見ているだけで世界旅行気分です。)
友禅和紙職人による和紙つくりの様子
和紙の印刷は京都の友禅和紙工房の職人が1枚づつ手で刷り上げます。
文化交流と発信伝統工芸と現代アート、そしてインドと日本の文化が交差する瞬間を生み出したいと思っています。
この挑戦で、文化を越えて新しい価値を生み出し、完成した和紙と製品を展示会で発表します。
プロジェクト立ち上げの背景
私たちBOX&NEEDLEは、紙と箱をテーマに、日常に彩りを添えるデザインと手仕事を大切にしてきました。その中で、長年心を惹かれ続けてきたのが、インドの出版社「タラブックス」の作品です。
タラブックスは、手刷りシルクスクリーン印刷によるアートブックで知られ、世界中にファンを持つ特別な存在です。特にバッジュ氏の『夜の木』を初めて見た時の感動は今も忘れられません。少しづつ絵本や作品を集めていた時、2年前、京都・東寺で開かれたバッジュ・シャーム氏の個展を訪れた時に初めて、原画を見ました。作品に込められた生命力と、会場を満たす圧倒的なエネルギーに感銘を受け、「必ずこのアートを箱にして、日本の技術とともに発信したい」という想いが心に刻まれました。
そこからご縁をいただく機会にめぐまれ、準備を重ね、今回ようやく、和紙職人とともにバッジュ・シャーム氏のアートをオリジナル和紙に仕立てる挑戦が動き出しました。
現在の準備状況
このプロジェクトはすでに動き出しています。現在、以下の取り組みを進めています。
・京都のギャラリーSUGATAでの展示。開催期間:2025年10/22~11/9
- ・バッジュ・シャーム氏からの正式許可
- バッジュ・シャーム・キョウト実行委員会 様のご協力のもと、今回のオリジナル和紙制作にあたり、
- ご本人から直接許可をいただき、作品のデザイン素材も提供いただきました。
- ・木版作家・本田このみさんによるデザイン制作
- バッジュ・シャーム氏のモチーフを和紙に適したかたちに落とし込み、紙ならでは美しい表現となるよう、
- 木版作家の本田このみさんと協力して柄のデザインを制作。
- ・製版を終え、完成したデザインを刷り紙が完成。
現在は、できあがった紙の製品化と展示会の準備をしています。
今回使用させていただく作品
こちらの作品を元に柄を組み合わせてあらたなデザインをつくりあげた。

Bhajju Shyam 《鹿》 2019

Bhajju Shyam 《ビダリー・ベーラー》 2023
友禅和紙工房での制作の風景
色の数だけ版を重ねて刷っていきます。
版がの目が細かく忠実に再現するには職人の技術が必要になる。



制作した紙
今回は2つの柄をつくり、それぞれ2色展開でデザインを制作しました。
・ORIGINAL PAPER -Deer Yellow-
・ORIGINAL PAPER -Deer Blue-
・ORIGINAL PAPER -Ritual Before Seeding Orange-
・ORIGINAL PAPER -Ritual Before Seeding Green-
ORIGINAL PAPER -Ritual Before Seeding Green Size/ 945×635mm

-ORIGINAL PAPER -Ritual Before Seeding Orange-
鳥がモチーフになっており、原画の「ビダリー・ベーラー」は、種まき前に供物を森の神にささげる儀式の名前です。作品はその儀式の様子を描くと同時に、ひとつの自然界そのものを表現しています。

ORIGINAL PAPER -Deer Blue-

ORIGINAL PAPER -Deer Yellow-

モチーフとなっている鹿は、「森の民」とも呼ばれるゴンド族の人々にとって、神の遣いとされています。
ゴンド族の信仰では、神は唯一の存在ではなく、日本の八百万の神々のように、自然界のあらゆるものに宿ると考えられています。「鹿の角を見ると森のように見える。森を見ても鹿の角のように見える。全ての自然は共鳴し合っている」とバッジュ・シャーム氏は語っていました。
資金の使い道と今後の予定
クラウドファンディングでいただいたご支援は、この後の和紙製作・展示やイベントの準備に充て、プロジェクトを形にしていきます。
資金の使い道
・和紙制作費(原料・刷代)
・バッジュ・シャーム氏アート使用料
・製版・印刷費(デザイン版制作、試作)
・展示・イベント準備費(会場費・広報費)
・書籍の出版費用
今後の予定
2025年10月京都・ギャラリーSUGATAでの展示。
完成した和紙や、その和紙を用いた貼り箱をお披露目し、制作過程も含めた特別展示を行います。
この取り組みをふくめた世界の職人と工房を紹介する書籍の出版 11月
スケジュール
2025年8月 :和紙完成
2025年9月 :貼り箱試作・量産開始
2025年10月 :ギャラリーSUGATAで展示 販売開始
2025年12月〜2026年1月 :リターン発送
リターン
紙の色などは画像とかわることがありますので、ご了承ください。
3,000円:お礼メール+進捗レポート
3,000円:11月に発売するBOX&NEEDLEの書籍 応援費込み
5,000円:11月に発売するBOX&NEEDLEの書籍 応援費込み
5,000円:11月に発売するBOX&NEEDLEの書籍+和紙A5サイズ4枚セット(トリミングは選べません)
5,000円:和紙1枚とそのまま飾れるマグネットバー付き
10,000円:和紙4枚セット
10,000円: 純粋応援
10,000円: 11月に発売するBOX&NEEDLEの書籍 応援費込み
10,000円:バッジュ・シャーム和紙を使用したBOX&NEEDLEオリジナル貼り箱小セット(箱は選べません)
30,000円:バッジュ・シャーム和紙を使用したBOX&NEEDLEオリジナル貼り箱大セット(箱は選べません)+A3サイズ和紙+
30,000円: 純粋応援
30,000円: 和紙4枚セットマグネットバー付き、11月に発売するBOX&NEEDLEの書籍 応援費込み
50,000円:11月に発売するBOX&NEEDLEの書籍、和紙4枚とそのまま飾れるマグネットバー付き、バッジュ・シャーム和紙を使用したBOX&NEEDLEオリジナル貼り箱(小サイズ+大サイズ)
50,000円: 純粋応援
100,000円: 純粋応援
リターンさせていただく商品は、掲載した写真と異なる色やデザインになる場合がございますがご了承のほどお願いいたします。
最後に
タラブックスの絵本でバッジュ・シャーム氏を知り、感銘を受けた方も少なくないかと思います。
そのアートが、日本の伝統素材「和紙」と出会い、新しい表現として生まれ変わります。
文化を越え、工芸とアートをつなぐBOX&NEEDLEの挑戦を、どうか一緒に支えてください。
皆さんの応援が、このプロジェクトを未来へと動かします。
どうかよろしくお願いします。
最新の活動報告
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展示会無事に終了しました。
2025/11/10 19:32京都・Gallery SUGATAにて開催しておりました「Bhajju Shyam KYOTO」展は、無事に会期を終了いたしました。会期中は、国内外から本当にたくさんの方々に足をお運びいただき、心より感謝申し上げます。インドのアーティスト、バッジュ・シャームさんとのコラボレーションによって生まれた和紙作品は、光や時間とともに表情を変え、訪れる方もゆっくりと鑑賞いただけて楽しんでいただけたように感じて嬉しく思っています。また、今回の制作を支えてくださった和紙づくりの職人さんたちにも作品をご覧いただき、たくさんの方にみていただく機会となったことをとても喜んでいただけたことが何よりの励みとなりました。つくる人、かたちにする人、そして受け取る人。そのすべてがつながる瞬間を実感した展示でした。また、これまでBOX&NEEDLEが旅を通して出会ってきた世界の紙工房や職人たちの紹介展示にも、たくさんの共感や質問をいただき、「紙」に対する関心の広がりを実感する時間となりました。今回の展示が実現できたのは、ご協力くださった皆さま、そして応援してくださったすべての方々のおかげです。心より御礼申し上げます。これからもBOX&NEEDLEは、紙と箱、そして手仕事を通して世界をつなぐ活動を続けてまいります。また新しい出会いの場でお会いできることを楽しみにしております。クラウドファンディングのコメントもありがとうございます。応援者がいてくださることが心強く、コメントを読むだけで、胸にこみあげてくるものがあります。 もっと見る




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