はじめまして!合同会社日々の代表の野澤まどかと申します。北海道・十勝の芽室町で暮らしながら、3歳と0歳の二人の子どもを育てています。
2025年8月27日に、芽室駅前にフレンチトースト専門店「Creative French Toast in Tokachi」を開業予定です。そのカフェを舞台に、夜だけの特別な取り組みを始めようとしています。

1人目の育児のとき。
娘の夜泣きが止まらず、深夜2時、3時、4時...。
まるで世界に私と娘しかいないような感覚に陥りました。
「今しかない大切な時間」のはずなのに、その“今”が、私を押しつぶしてしまいそうな夜が、何度もありました。
そんなとき思い出すのは、産後入院中に夜の授乳室で感じた安心感です。夜中でも明かりがついていて、同じように眠そうな目をしたママたちが、ただそこにいるだけで、「ひとりじゃない」と感じていたことを思い出しました。

――もしあの安心感が地域にあったら。
母と子が夜でも安心して過ごせる「第3の居場所」があったら。
そう思い続けていたとき、私はある漫画に出会いました。

漫画『よなきごや』(作者・かねもとさん)をご存知でしょうか。
作者のかねもとさんが描くその作品には、自由に出入りできて、ママと赤ちゃんが安心していられる、夜の居場所が丁寧に描かれています。この漫画を読んで、「こんな場所があったら、私も絶対に行っていた」そう強く思いました。
引用:かねもとさんのX(続きはこちらで読めます)
作者のかねもとさんに連絡をし、私自身の経験や想い、十勝で「よなきごや」のような場所を「おやこのこや」としてオープンすることをお伝えしたところ、大変喜んでいただけました。
この芽室町でも、そのあかりを灯したい――。それが「おやこのこや」の始まりです。このプロジェクトは、私自身が本当に必要だった場所を、同じように育児に向き合う誰かのために形にするものです。
私は中学時代に不登校を経験し、高校を中退したあと、アメリカでのボランティア活動、音楽イベントの企画、飲食や福祉の現場など、多様な環境を経てきました。社会に居場所がないと感じた時期もありましたが、どんな人でも「そのまま」で過ごせる場所をつくりたいという思いを持ち続けてきました。
大きなことはできませんが、「いてもいいよ」と言ってくれるあかりのような場所を、ひとつでも町の中に灯したい。そんな想いで、地域と共に育てていきたいと願っています。
おやこのこやは、お母さんと赤ちゃんのための、女性限定の夜間開放スペースです。日中はフレンチトースト専門店として営業する店舗を、定休日の夜に開放します。
🌙 主な特徴
• 女性限定の空間(母親・おばあちゃん・姉妹など)
• プレイマットで赤ちゃんを安心して寝かせられる
• 遮光カーテンで外から見えず、夜でも安心
• パーテーションで仕切られた空間(授乳・休憩用)
• 授乳やおむつ替えだけでなく、何もしなくてもOK
• 兄弟姉妹の同伴もOK(様子を見ながら運用)
・男性のみでの入室は不可とさせていただきます。
※シングルファザーなどの方々の思いも理解していますが、まずは「母と子が安心して過ごせる空間」を優先させてください。
夜泣きに悩んで、つらくなって、どうしていいか分からない夜に。
そのまま来てくれて、ただ、いてくれていいんです。
この場所に、明かりを灯しておきます。
店内の内装
安心のために整える設備
夜に母と子が安心して使えるように、最低限の設備が必要です。
• 「プレイマット」
赤ちゃんが安全に過ごすため
・「遠隔開錠式スマートロック」
ノック確認後に開錠
・「防犯カメラ(屋外設置)」
万が一の事態に備え、出入口周辺に抑止力として
• 「遮光カーテン」
夜間、外から見えないようにするため
•「パーテーション」
空間を安心して使うため
• カーテンレールや備品、小さな家具
そして何よりも、「この場所が必要だ」と言ってくれる声がたくさん届いています。私ひとりで作る場所ではなく、みなさんと一緒に“灯す”場所にしたい。
その思いで、クラウドファンディングに挑戦します。

私は昔から「誰かの居場所を作りたい!」でも「居場所づくりをするためには継続できる仕組みを作らないといけない」と考えてきました。
そのために、士幌町の道の駅でカフェやレストラン業務、物販やPOPづくり、全国各地での催事販売に携わり、「人に喜ばれることで収益を生み出す」経験を積んできました。さらに旭川市では、障害福祉事業所やグループホームで、支援を必要とする方々と共に働く経験もしました。
士幌の道の駅時代
その後に結婚・出産を経て、1人目を育てながら芽室町内のカフェ開業をお手伝いする中で「自分の場所を持ちたい」と強く思うようになり、2024年末に法人を設立。芽室町駅前に物件を取得し、今年8月にはフレンチトースト専門店をオープンします。
芽室駅前の空き店舗になっていた店舗を外装から改修しオープン
フレンチトーストの理由は、この農業大国・十勝の食材を存分に使うことができるから。
芽室町のパン屋「あさひや」さんにご協力いただき、フレンチトースト専門のパンを仕入れさせていただきます。フレンチトーストに使う、牛乳、砂糖、卵はもちろん十勝産。バリエーション豊富なトッピングには、十勝、芽室の野菜を様々使いコラボを考えているとところです。
芽室のジャガイモとチーズを使ったイチオシメニュー
そして開業前に2人目の出産も経て、いまこの町で暮らしと事業を重ねながら「誰かの居場所になる店づくり」に挑んでいます。
店舗には私のためにも必要だし、子育て家族に必要だなと思い「授乳室&おむつ交換ルーム」も用意しました。
店内に作った授乳室
そしてなにより、クラウドファンディングを開始しましたが、私が運営するフレンチトーストのお店に足を運んでいただくだけでも十分な応援につながります。まずは「地域の食」「おいしい」に出会い、それが「安心の居場所づくり」に広がっていく。この循環こそが、私が大切にしているかたちです。
そして、そのうえで――より多くの方に参加していただけるように、応援のリターンも用意しました。

今回ご用意したリターンは、できるだけ多くの方が「自分らしい形」で関われるように考えました。
気軽に応援したい方へ:お気持ちをいただく“応援リターン”
お店を楽しみたい方へ:フレンチトーストをお得に食べられる食事券リターン
地域の親子に直接的に届けたい方へ:おやこのこやに来るママやお店にくる子どもたちに食事やモノを提供するリターン
一緒につくっていきたい方へ:運営会議に参加できるリターン
子育て中のパパへ:ママに感謝を伝える“パパ向けリターン”
声や想いを届けたい方へ:ママへの応援メッセージや、広告・協賛として関われるリターン
遠方から応援したい方へ:ご自宅に届くフードやグッズのリターンリターンについてわからないことがあれば気軽にメッセージをください!


子どもや子育てを支えること、そして育てやすい地域をつくることは、私ひとりの力や一つの家庭だけでは決してできないことだと思っています。行政の仕組みももちろん大切ですが、それだけではなく、民間企業や地域の方々がそれぞれの知恵や資源を持ち寄ることで、より温かな支え合いの輪が広がっていくと信じています。
今回の「おやこのこや」を通しても、同じように前向きに社会の取り組みをしたいと考えているみなさんと、この機会に出会えたら嬉しいです。
企業協賛では、例えば店舗の雑貨スペースで企業の皆さまの取り組みを紹介したり、弊社が持つ情報発信ツールを通して事業活動をお伝えすることもできます。また、定期的に情報交換を行いながら、一緒に必要な仕掛けを考えていくような関わり方もしていきたいと考えています。
私たちがつくろうとしているのは「親子の小さな居場所」ですが、その背景には「子どもを育てやすい地域をみんなで育てる」という大きな目標があります。このプロジェクトが、その第一歩として地域と企業をつなぐきっかけになればと願っています。

⚫︎150万円でできること
「まずは場所をスタートさせるための最低限」
• プレイマット費:約20万円 (赤ちゃんが安心して過ごせる床環境)
• 遮光カーテン&レール:約25万円 (外から見えず、落ち着ける空間に)
• パーテーション(3台):約15万円 (授乳・休憩スペース確保)
• 備品・家具・雑費:約20万円 (スマートロック、防犯カメラ等)
• 1年間の維持管理費 / 広報:約44万円(1年間の維持管理費)
• CAMPFIRE手数料:約26万円 (約17%)
⚫︎200万円でできること
「より豊かで多様な使い方ができる空間へ」
• 本棚・絵本・おもちゃの設置
• スープや温かい飲み物の提供設備
• 平日夕方の特別開放日も設置
⚫︎300万円でできること
・安全性強化(防災用備品、夜間の見守りセンサー)
・親子向けプログラムの更なる充実(機材調達や回数の増加)
・小中学生の子どもへの支援(赤ちゃん幼児だけではない支援も)
・ボランティア支援体制
・2年目以降の運営費の一部確保(場所を継続させるために必要な“安心の種”)

「おやこのこや」は、まずは母と子のための場所です。
しかし同時に、
・孫の夜泣きに悩むおばあちゃん
・妻を支えたいお父さん
・赤ちゃんの泣き声に気を配るご近所さん
誰かの子育てを、ほんの少しだけでも支える仕組みを、地域の中で一緒につくっていきたいと思っています。地域みんなで子育てを支えるきっかけを、この場所から生み出したいのです。
眠れない夜、泣き止まない赤ちゃん。ふと「もうだめかもしれない」と思ってしまう夜。そんな夜に、「あかりが灯っている場所」があるだけで、人はどれだけ救われるでしょうか。
「おやこのこや」は、私自身がいちばん欲しかった場所です。今、同じように子育てに向き合っているお母さんと赤ちゃんに、そっとあたたかい夜を届けたい。
あなたの応援で、この小さなあかりを一緒に灯していただけませんか?
今、同じように子育てに向き合っているお母さんへ。
そして、そのお母さんの隣にいる赤ちゃんへ。
この場所が、そっとあたたかい夜を届けられますように。
応援というカタチで、関わっていただけたら嬉しいです。


最後に本取組に応援メッセージをいただいておりますので掲載させていただきます。(順不同)
池田建設工業 『GuFo』(公式スポンサー)

この企画を聞いたとき、とても心温まる素敵な取り組みだと感じました。同じ芽室で活動する企業として、まどかさんのまっすぐな気持ち、そして「親子を安心して迎え入れたい」という想いに心から共感しています。少しでも多くの親子が集まり、安心して過ごせる場所になることを願っています。私たちは冬の寒い季節でもホッとできるように、炎を眺めながらリラックスできる環境づくりのお手伝いをします。「おやこのこや」で使っていただくペレットストーブの温もりと炎の灯りが、訪れる方々の心をやさしく包み込むように――。まどかさん、そしてこの取り組みを私たちも全力で応援しています!
上野美幸 『株式会社イーク/プチトマト保育園』(公式スポンサー)

私自身も保育士としてキャリアをスタートし、ずっと「ママの応援のために自分にできることは何か」を考えて取り組んできました。子育ては喜びも大きいですが、同じくらい不安や孤独も抱えやすく、だからこそ支え合える仕組みや居場所が本当に大切だと感じています。小さな頃からまどかさんのことを知っていて、その行動力やバイタリティ溢れる姿を近くで見てきました。自分がやるべきことをしっかりと見つけ、迷わず進んでいく姿にはいつも共感と刺激をもらっています。今回の「おやこのこや」は、まどかさん自身の経験から生まれた、本当に必要とされている取り組みだと思います。私も同じ十勝に住む者として、一緒に子育てやママが活躍できる環境を整えていくお手伝いができたら嬉しいです。まどかちゃん、心から応援しています!
渡辺文子(えんがわ不動産、子育てサロン「縁が和」、産後ドゥーラ)

いつも一生懸命で、同じ芽室で子どもを育てながら新しいことに挑戦しているまどかちゃんを心から応援しています。私自身、孤独な子育ての経験から、「お母さんの支えになることがしたい!!」という思いで、子育てサロンの運営、産後ドゥーラとして活動してまいりました。まどかちゃんを見ていると、その想いが同じなんだなと強く感じます。と同時に、救われるお母さんがたくさんいるなぁと嬉しい気持ちです。子育てをしながらの活動は、時に大変なことも多くあるかと思いますが、現役子育て世代だからこその共感力や解決への発想、取り組みの企画ができると、大きな希望を感じています。きっとたくさんのお母さんを笑顔にしてくれるでしょう。私もできることで子育てママの応援をしつつ、これまでの経験をまどかちゃんたち現役ママに少しずつ渡していけたらと思っています!「おやこのこや」がたくさんのお母さんと子どもにとって安心できる場所になりますように。
小松勇斗(株式会社ふく井ホテル/事業開発部長、SPCとかちむら株式会社/社長室長)
子育て中のママやパパが安心して過ごせる居場所づくり、本当に素敵な挑戦だと思います。僕自身はまだ子どもはいませんが、日々の仕事で多くの子どもたちと関わる中で、親御さんの大変さや不安、そして小さな笑顔がどれだけ大切なものかを感じてきました。だからこそ、こうした取り組みが「安心できる居場所」として形になることに大きな意味を感じます。小さな子どもたちやママの笑顔は、きっと家族にとっても地域にとっても宝物になるはずです。僕自身も、子どもたちが楽しめる企画をこれからも作っていきます。同世代として、この挑戦を心から応援しています!皆さんもぜひ一緒に支えていただけたら嬉しいです✨
最新の活動報告
もっと見るご支援ありがとうございました!
2025/10/03 08:05おやこのこやクラウドファンディング無事終了いたしました。本当に本当に、たくさんのご協力・ご支援をいただき皆さんには感謝しきれません…最終的に集まった資金は、クラウドファンディング ¥1,842,550-となりました。この大切な資金はすべて、「おやこのこや」の立ち上げ、そして安心して継続していくために使用させていただきます。いただいた応援の言葉も、支援の一つひとつも、この1か月を走り抜けるための灯りでした。「次の世代に残したい」「自分が欲しかった場所だから応援したい」──その声にどれほど救われ、何度力をもらったか言葉になりません。ここからが本当のスタートです。いただいた資金で、まずはセキュリティドアや防犯カメラを整えます。そして床にプレイマットを敷き、カーテンを取り付け、赤ちゃんとお母さんが安心して横になれる空間をつくっていきます。授乳やおむつ替えに必要な備品も一つずつ揃えていきます。10月からは、毎週日曜日に「おやこのこや」を少しずつ開いていきます。夜の孤独に押しつぶされそうな親子が、「あそこがある」と思えるだけで心が軽くなる。そして実際に来られた人が「また困ったときに駆け込もう」と思える場所に育てていきます。この取り組みは、子育て世代だけのものではありません。地域に暮らすすべての人が関わり、未来をつくっていくための取り組みです。10年後、今泣いている赤ちゃんが大人になったときに「自分は地域に見守られて育った」と思えること。それが、この町の誇りになっていくと信じています。 もっと見る
よなきごやの漫画が店内で読むことができます!
2025/09/17 19:50ただいま挑戦中のクラウドファンディング「おやこのこや」。この取り組みのモデルになったのは、漫画『よなきごや』です。作者さんに直接ご連絡をして、「この町でよなきごやのような場所を作りたい」という想いをお伝えしたところ、特別に書籍化した漫画本をプレゼントしてくださいました。胸が熱くなる、忘れられない瞬間でした。カフェの店内には、その漫画を3冊ずつ置かせていただいています。お母さんたちが手にとって読んでくださり、涙を流しながら「当時の気持ちを思い出した」と話してくださる姿を見て、やっぱりこの場所は必要なんだと強く感じています。来月10月から、いよいよ週1回の「おやこのこや」をスタートします。始めてみて曜日や時間の調整が必要になるかもしれませんが、皆さんの声を聞きながら、少しずつ“ちょうどいい形”に育てていきたいと思っています。漫画本は貸出もできますので、食事のついでにでも手にとっていただき、ご自宅でゆっくり読んでもらえたら嬉しいです。 もっと見る
このプロジェクトを立ち上げてよかった!チラシできました。
2025/09/10 08:03クラウドファンディングを始めて10日が経ちました。これまで繋がっていなかった方々からのご支援やコメント、直接の声がけをたくさんいただいています。「よなきごやの漫画を読んでいて、まさかこの地域で実現するなんて」「夜泣きが本当に辛かった。こんな場所があれば絶対に行っていた」「同じ思いをしてきたママが他にもたくさんいることが分かり、安心した」そんな声を読むたびに、このプロジェクトを立ち上げてよかったと心から感じています。“ひとりじゃない”という想いが、支援者のみなさんとのつながりからも生まれています。また、取組を紹介するチラシも急ピッチで制作しました。いささかミスもありますが(笑)、まずは形にできてよかったです。「貼ってあげるよ」「配ってあげるよ」と声をかけていただける方がいましたら、ぜひお知らせください!地域のみんなと一緒に、この場所を広げていけたら嬉しいです。引き続き、どうぞ応援よろしくお願いいたします。 もっと見る






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