自己紹介
はじめまして。ワイズCADスクール代表の竹村志保です。
長野県飯田市で「ワイズCADスクール」という少人数制の教室を運営しています。建築・デザイン・ICTなどを通じて、子どもから大人まで幅広い世代の学びをサポートしてきました。
今回のクラウドファンディングは、私の教室に通ってくださっている小椋貴広さん(42歳)と一緒に、2026年版のオリジナルカレンダーを制作し、たくさんの方にお届けするために立ち上げたものです。
貴広さんとはマンツーマンでの授業を通して出会いました。重度の身体障害を抱えながらも、パソコン操作を得意とし、強い思いを持って制作に取り組む彼の姿勢に、私はいつも感銘を受けています。
「自分の思いを、誰かの心に届けたい」その願いを、プロの手で形にしていくのが私の役割だと思っています。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、小椋貴広さんの世界観と想いを詰め込んだ2026年版オリジナルカレンダーを制作し、全国の支援者の皆さまにお届けすることを目指しています。
カレンダーの中に描かれるのは、貴広さんがこれまで大切にしてきた「日常の中の小さな幸せ」や「やさしいまなざし」。四季折々のイメージや、ご本人の言葉による短いメッセージも添えながら、12ヶ月を通して温もりのある時間をお届けします。
制作は、小椋貴広さんと、ワイズCADスクール代表の竹村志保が共同で行っています。貴広さんは身体に障害があるため、ご自身ですべての制作ツールを扱うことは難しいですが、「〇月にはこんなイラストがいい」「この日は記念日として載せたい」といったアイデアやテーマはご本人の発案によるものです。竹村がその想いを丁寧に受け取り、レイアウト・デザイン・印刷データ化を担当し、共同制作者としての形をつくっています。
また、今回のプロジェクトを通じて私たちが伝えたいのは、障害の有無にかかわらず、自分の世界観を社会に発信できる喜びと、それを支える仕組みの可能性です。
「誰かと共に、想いを形にできる」その体験が、貴広さんにとっても、私にとっても、支援してくださる皆さまにとっても、かけがえのない時間となるよう願っています。
プロジェクト立ち上げの背景
小椋貴広さんは、「脳性麻痺による痙直型アテトーゼ」による運動機能障害(四肢麻痺)があります。思うように手足を動かすことは難しいですが、豊かな感性と表現力を活かし、パソコンを使ってオリジナルのカレンダー制作に挑戦してきました。
カレンダー制作のきっかけは、養護学校中等部のときにさかのぼります。授業で作ったカレンダーを、病院や地域の施設に学校から配っていた経験がありました。卒業後、その活動が行われていないことを知った小椋さんは、「自分で作って、いろいろな場所で使ってもらいたい」という強い思いを抱くようになりました。
その思いを実現するため、2023年、初めてのカレンダーはパソコンで制作し、自宅プリンターで出力して配布。2024年版では、本格的に印刷所での製作に挑戦し、贈る相手への感謝を込めたカレンダーを完成させました。
そして昨年制作した2025年版では、完全オリジナルのカレンダーを、パソコンでのデザインから製本まですべて手作業で内製。しかも、“裏表両面で使える”というユニークな構造を取り入れました。
実際にどんなカレンダーなの?

表面は、月ごとのイラストと、予定がたっぷり書き込めるカレンダー
裏面は、写真をメインにデザインされた、ビジュアライズ重視のカレンダー
一冊でふたつの使い方ができる、気分や用途に応じて自由に楽しめるカレンダーとして、多くの方からご好評をいただきました。
ただし、これまでの制作にかかる費用や労力は、すべて貴広さんと私の持ち出しでまかなっており、継続には限界があります。それでも「今年もやりたい」「もっと多くの人に届けたい」という強い思いから、2026年版の制作に向けて、初めてのクラウドファンディングに挑戦することを決めました。
このプロジェクトを通じて、
障害があっても、思いや感性を発信できる社会をつくること
関わるすべての人が「やってよかった」と思える経験を共有すること
この2つの目標を、皆さまと共に実現したいと願っています。
現在の準備状況
本プロジェクト「小椋貴広カレンダー2026|想いを届ける12ヶ月」は、2025年秋の完成・12月上旬の発送に向けて、すでに本格的な準備がスタートしています。
資材の一部(カレンダー台紙・リング製本資材など)は、小椋貴広さんご本人のご協力によりすでに調達済みです。
デザイン制作・印刷・製本・広報・クラウドファンディング運営などの実務は、竹村志保(ワイズCADスクール代表)がすべて担当します。
クラウドファンディング実施に先立ち、必要な業務費用についてはすでに前払いでご支援いただいております。
これらの事前準備により、クラウドファンディングが成立次第、すぐに印刷と発送準備に着手できる体制が整っています。
今後のスケジュールは以下のとおりです:
◆2025年9月下旬〜10月下旬:クラウドファンディング実施(約1ヶ月間)
◆2025年10月~11月:カレンダー印刷・製本・リターン発送準備
◆2025年11月末~12月上旬:ご支援いただいた皆さまへカレンダーをお届け予定
これまでの3年間の制作経験を活かしつつ、今年はさらに多くの方にこのカレンダーをお届けできるよう、体制を整えて臨んでいます。
リターンについて
このクラウドファンディングでは、小椋貴広さんがこれまで3年間かけて育ててきた「オリジナルカレンダー」の最新版(2026年版)を、心を込めたリターンとしてお届けします。
◆リターン内容
【基本リターン】
小椋貴広オリジナルカレンダー2026(A4判・12ヶ月分・壁掛け仕様) 1冊〜複数冊のコースをご用意しています。 2025年11月末より順次発送予定です。
【特徴】
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表面/裏面で2つの表情が楽しめる、リバーシブルカレンダー
表面は、月ごとに異なるビジュアルと、予定を書き込めるカレンダースペース。
裏面は、写真をメインに構成したビジュアライズカレンダー。飾るだけでも楽しめるデザインになっています。
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すべて内製&手作業による製本
用紙・インク選びから印刷・製本・梱包まで、すべて竹村志保が丁寧に仕上げます。
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小椋さんの「今、伝えたい想い」を毎月のカレンダーに込めて
イラストや写真は、本人と相談しながら選定し、「今この月に伝えたいこと」を反映しています。
小椋さんは、障害がありながらも豊かな表現力を持ち、自分の世界観を一緒に形にしています。
◆お願い
複数冊ご支援いただけると、周囲の方へのプレゼントや、施設・職場での掲示用としてもお使いいただけます。
支援によって生まれたカレンダーが、貴広さんの作品世界を広く届ける力になります。ぜひご協力をお願いいたします。
スケジュール
2025年9月中旬:プロジェクトページ公開準備・チラシ制作・広報開始
2025年9月下旬:クラウドファンディング公開(約1ヶ月間)
2025年10月下旬〜11月上旬:カレンダー印刷・製本・リターン発送準備
2025年11月下旬:順次リターン発送開始
2025年12月初旬までに発送完了予定
最後に
小椋貴広さんが描く「カレンダーのある暮らし」は、障害の有無にかかわらず、人が誰かに思いを届けたいと願うことの美しさを伝えてくれます。
これまで数年にわたって、ほとんど無償で制作されてきたカレンダー。それを支えてきた多くの人のやさしさと、何よりも貴広さんご本人の情熱と継続力に、私は深く心を打たれました。
2026年のこのプロジェクトは、単なる“作品の販売”ではなく、「自分の世界を誰かと分かち合う」「伝えることで、つながる」というプロセスそのものに価値を置いています。
制作は、ワイズCADスクール代表の私、竹村志保が一括して担いながらも、企画・内容・構成においては貴広さんと綿密にやり取りし、共同で作り上げていきます。
この挑戦を、より多くの方と分かち合い、応援という形で参加していただけたら嬉しいです。一人でも多くの方に、貴広さんのカレンダーを届けたい──その思いで、全力で取り組んでまいります。
どうか、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
また、Instagramで挑戦の様子を随時更新中!ぜひ一緒に見守っていただければ嬉しいです。

チラシ配布中!






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