
第2話(2日目)
村は歌い・ 踊り・ 笑いに満ちていた、子どもたちは輪になり、動物たちも共に跳ね回る。家々からは温かな灯りがこぼれ、まるで大地そのものが祝祭をしているようだった。
けれど…森の奥深くから忍び寄るものがあった。
赤い影が地を這うように近づき、村人たちの楽しげな声に紛れて誰にも気づかれない。
その影の向こうでは、黒き帽子をかぶった者が両手を広げていた。
空に浮かぶその姿は、まるで闇から生まれた案内人。彼の背後に現れた炎の幻影には、斧や鎌、鋤といった道具が浮かび上がり――それは畑を耕すためのものか、それとも破壊をもたらすためのものか…。
村の人々はまだ知らない。彼らの笑顔を狙う赤い影が、すぐそこまで迫っていることを――。




