◎はじめに。
はじめまして、佐々木裕郷(ささきゆうと)です。
僕は都内の某大学を休学し、岩手県陸前高田市に移住して2年目を迎えています。
「復興ボランティアをやりたい!」という想いをきっかけに陸前高田市での活動を始めましたが、今や移住してしまうほどの愛着を持ってしまいました。(休学の身ですが)
◎限界集落「馬越」ってどんなところ?
現在住んでいるのは、陸前高田市でも内陸側に位置する「馬越(まごし)」という集落です。
全6世帯、人口12人。うち9人が65歳以上の超高齢化&過疎地域です。
住民みんなが友達です。
集落の長老的おじいちゃんとおばあちゃんは笑顔で10年先の集落の消滅を予言しています(笑)
現在の馬越地区の現状を少し紹介します。
●高齢化・過疎化に伴って郷土芸能「鹿踊り」が滅びました。
●高齢化によって田畑の管理が行き届かなくなり、田んぼをやっている家は一軒。集落の田畑はほぼ死んでます。
●元々の立地的な特徴があり、市の水道が通っていません。
●集落内の家の半数が空き家です。
●土地が広すぎて隣の家が基本的には100m以上離れています。そこに高齢化が重なって集落を歩く人がほぼいません。
●自然があまりに圧倒的すぎて、「カモシカ」「天然わさび」「サンショウウオ」など珍しい生物が沢山います。
●過疎が進む中、僕の「馬越に住みたい!」という発言に大喜びして公民館に住ませてくれています。
●高齢化によって山の管理が大変で、「ゆうと君にあげるよ」発言をします。
etc...
▲水辺に大量に生い茂る天然の葉わさび。
▲住まいの公民館は川の水がパイプから流れています。
▲管理が行き届かなくなった田畑。もはや雄大な草原です。
▲周囲が山に囲まれた隠れ里のような集落です。
◎馬越、秘密基地タウン計画。
「山はあげるから自由に使って!」
そう言われてから僕は山の中に秘密基地をたくさん創り、町のようにしたいと考えました。
圧倒的な自然とバカな若者へ期待する地元の人の愛に乗っかり、山を使った秘密基地タウン計画をやりたいと思っています。
あるのは圧倒的な自然のみ。
設計図も、運用の仕方も、計画もなにもありません。
100万円を支援してくださった、たった一人のあなたと最初から創り上げていきます。
100万円で何を創り、
馬越に何を残し、何を生むのか。
ちなみに僕は頂き物とチェーンソーを武器に、0円で自分の秘密基地を作ってみました。
悲しいことに屋根や壁するつけることも出来ませんでした。(涙)
今この場所は秘密基地じゃなく、”ステージ”として音楽を愛する人の演奏を待っています。(笑)
▲折れた木のゲートをくぐると現れる秘密基地。
▲基地になることを許されず、ステージされてしまいました。
▲「こんなはずじゃなかった…」思わずうなだれています。
◎”限界集落”に新たな可能性を。
馬越地区は、陸前高田市の限界集落のなかでも「最強」の部類に入る地区です。
いずれ来るであろう滅びる時をただ待つのか?
滅びないように人口増加のために頑張り、伝統をギリギリで維持し、真っ向勝負で抗うのか?
そうではなく、
「ただただその現状を面白がって、面白がってもらう。」
これこそが限界集落の活きる(生きる)道だと思っています。
▲そう。こんな風に面白がることが大切(?)
◎100万円の資金の使い方について
資金については、1口100万円をおひとり様のみ募集します。
チリツモ戦略ではなく、100万円を出してでも「馬越という集落を一緒に面白がりたい人」を探しています。
12人しか住民がいないこの集落にとって、たった1人が集落を面白がってくれることが何より大切だと考えている為です。
83万円の使い道については、手数料を除いてご応募をしてくれた方と話し合って決めます。
構想から一緒に創り上げて、想い入れのある秘密基地を共に創りましょう!
※100万円から17%の手数料が引かれるため、83万円が実際に秘密基地タウンに充てられる金額となります。
※仮に83万円を使い切らない場合は、お返しします。
◎リターンについて
リターンは共に創った秘密基地タウンそのものをお渡しします。
秘密基地タウンがある山の権利を含めてではなく、「創った秘密基地タウンのみ」がリターンです。
◎おわりに。
お付き合いいただきありがとうございます。
岩手県陸前高田市の小さな集落である「馬越地区」という限界集落の現状、可能性、面白さを皆さんなりに解釈していただけたら万々歳です。
資金的な援助でなくとも、一緒にシェアなどで共に面白がってくれると幸いです!
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