はじめに・自己紹介

はじめまして。愛知県津島市でラーメン店「森田屋」を営んでまいりました、店主の野舘芳之(のだて・よしゆき)と申します。
私は元々バンタム級のプロキックボクサーで、その後、東京でキックボクシングを教えていましたが、約25年前に愛知に戻りトラックドライバーをしていました。
しかし、料理を作ることが好きで仕事仲間の若いドライバーにまかないを作っていたことがきっかけで、300円ラーメン屋の「森田屋」を始めました。
店舗はキャンピングカーを改造したキッチンカーからスタート。場所も、勤め先の運送会社のご厚意で無料で駐車場の敷地を利用させていただいていました。
そのおかげで、300円という破格の値段でラーメンを提供できていたのですが、運送会社の事業拡大により敷地が使えなくなり、2025年7月末に立ち退きのため一度閉店。
お店は全てが手作りで、ほとんど利益もなかったので「ここで終わりかもしれない」そう覚悟を決めた時もありました。
しかし、常連さんたちの 「やめないで」「あのラーメンが食べたい」「あの場所がなくなるのは寂しい」――その一言一言が心に染み、再起を決意。
人生の最後まで皆様に愛されるラーメン屋を続けたい! そんな想いで、新天地で再スタートを切ることを決心しました。
とはいえ、新しい店舗は建物だけ。電気も水道も下水もゼロからの状態で、資金も体力もギリギリです。
そこで、人生で初めてクラウドファンディングに挑戦することにいたしました。この挑戦は、私ひとりでは実現できません。どうか皆様の応援をいただけると嬉しいです。
「人のためにご奉仕したい」を貫く、森田屋

森田屋の魅力は、今の時代では信じられない価格と味。
・ラーメン:300円
・焼き飯:200円
時代に逆行するようですが、私はずっと値上げをせずにラーメンを300円で提供し続けてきました。
焼き飯は200円。セットで食べてもワンコインでお釣りがくる価格です。
「安いから味はそこそこだろう」――そう思われたくなくて、素材と仕込みにはとことん向き合ってきました。
開店当初は失敗の連続で、ただしょっぱいだけのスープを作ってしまったこともありました。
料理を作ることは好きですが、ラーメン屋の経験は全くなかったので自力でネットなどで美味しいラーメンの作り方を研究し、今の味が完成したんです。

・スープは、鶏ガラと豚骨をベースに、あえて化学調味料に頼らず、昆布や煮干しで奥行きを出すようにしています。
・チャーシューは鶏を使用し、秘伝のタレにじっくり漬け込み、トロトロに煮込んだ自家製。
・麺は細すぎず太すぎない、スープとしっかり絡む中太麺をセレクト。
・メンマももちろん自家製です。椎茸と昆布、みりんと醤油でじっくり味付け。
量産品のようなラーメンではなく、“誰かのために作る一杯”を信条としてきました。
儲けよりも「人の役に立ちたい」「お腹いっぱいにしてあげたい」そんな思いを原動力に、私は日々ラーメンを作り続けてきました。
もちろん、今の物価ではほとんど利益は出ません。
でも、それでもやめなかったのは、生きている間に思いっきり皆さんにご奉仕していきたいという気持ちがあるから。
体力が続くまで新店舗でラーメンを作り続けたいと思っています。
「あの世にゼニは必要ない」―与える喜びが生んだ森田屋の奇跡

森田屋は、ただのラーメン店ではありませんでした。お店は全て自力で作り、1人で切り盛りしているので極限までコストや手間がかからない工夫をしていました。
配膳をスムーズにさせるために、店内にお手製のゴンドラを作った時は、お客様皆さんが「面白い!」と喜んでくれて。
この価格と手作りのちょっと変わった店舗は多くの方の関心を集め、テレビ番組「オモウマい店」をはじめ、さまざまなメディアに取り上げていただきました。
ある時、「番組を見た」と難病で来店できないお客様から心のこもったファンレターが届きました。
感謝の気持ちを込めてオリジナルTシャツをお送りしたところ、その後、その方が亡くなったことを知りました。
その方が言っていた「あの世にゼニは必要ない」――その言葉は、まさに私も森田屋をやりながら常に思っていることだったのです。
そのお客様との出会いは、人に与える喜びの尊さを改めて教えてくれました。そして、今でもメディアでの話題を聞きつけて以前の店舗跡地に足を運んでくださる方々がいます。
その思いに応えるためにも、一日も早く新しい店舗を開き、美味しいラーメンをまた届けたいのです。
ラーメンで、あたたかな心を伝え、地域と人とをつなぐことができる――これこそが森田屋の一番の価値だったのかもしれません。
森田屋復活に立ちはだかる大きな壁

私は今まで、お金の欲を捨てほとんど儲けのない状態で営業を続けていました。
場所もご厚意で無料で貸していただいていたし、自分の最低限の生活ができれば満足だったのです。それは、お金を追いかけずただ純粋に料理を作ることが何よりも楽しかったから。
料理人として「美味しかったよ」と言ってもらえることはお金には変えられない価値があったからです。しかし、いざ自分のお店を失ってみるとお金がないと次の挑戦ができない現実に直面しました。
ありがたいことに、知人から同じ町内で車で5分ほどの場所に新店舗のご厚意をいただきましたが、そこは建物があるだけで、水道・電気・下水といったライフラインはゼロ。
営業を始めるには最低限の工事が必要で、そのための資金がありません。
お金の欲を捨ててきたのでこうして皆様からお金を集めることは簡単な気持ちでは動けませんでした。
しかし、いただいたお金は全て、お客様や地域の笑顔のためになるのだと思えたからこそ、このクラウドファンディングに踏み切ることができました。
これまで、利益よりも「誰かのために」という気持ちでやってきたつもりです。 その姿勢は、これからも変えません。
ラーメンを食べた人が笑って帰れるような、そんな場所を、もう一度つくりたい。 それが私の、人生のしめくくりです。
新店舗は車で5分!お馴染みのゴンドラもグレードアップ

新店舗は、同じ町内で元の屋台から車で5分の場所にあります。
周りは大型チェーン店の飲食店に囲まれ、幹線道路沿いでアクセスは良いものの、競合だらけの場所なのでこの先の営業もどうなるか不安もあります。
しかし、森田屋が守るおいしさと心意気はどこにも負けない自信があります。
ラーメンの味も、常に研究を重ね今後も絶えず成長していく予定です。
300円という値段は、店舗を構えてからは値上げせざるおえなくなると思います。物価高が厳しい今、赤字ではお店の継続ができなくなってしまうからです。
しかし私は、「値上げしてもいい」と納得の味になるまで簡単には値上げはしません。
皆様にご満足いただけるまで、妥協はしたくないのです。
そして、新店舗の最低限の工事費用はこのクラウドファンディングで集めますが、内装など自分でできる部分は全て手作りをする予定です。
屋台で人気だったゴンドラも、新店舗でグレードアップして設置予定です。
いままではゴンドラのレールが1本だったので、配膳と片付けが同時にできなかったのですが、今度はレールを2本にし、リモコン操作も可能にするので配膳と片付けの効率が上がり、1人でもスムーズに営業できるよう工夫しています。
そんな新しい店舗に1人でも多くのお客様が足を運んでくれることを、心から楽しみにしています。

【新店舗情報】住所:〒496-0011 愛知県津島市莪原町字不毛50番地
営業日:月曜〜日曜(不定休)*悪天候休業
営業時間:11:00~14:00/17:00~20:00
目標金額
今回のプロジェクトは目標金額を100万円とさせて頂いておりますが、全ての設備を工事するには総額300万円必要です。
【必要資金】
・水道/電気:100万円
・下水:200万円 合計:300万円
まずは目標金額100万円から始め水道電気などの最低限の設備を行い、最終的に300万円集められるよう全力を尽くします。
ご支援頂いた金額は全額新店舗にかかる諸費用(設備費/人件費等)に充てさせて頂きます。
リターンのご紹介
| 店主野舘の特製感謝の絵ハガキ | 3,000円 |
| ポスター(ポストカード) | 6,500円 |
| 森田屋お手伝い体験(お子様もOK) | 7,000円 |
| 「恩返しの心」スポンサー(子供達にラーメン焼き飯セット10食) |
10,000円 |
| ラーメン1ヶ月パスポート |
10,000円 |
| ゴンドラ命名権 | 20,000円 |
| アンバサダー(特製絵ハガキ)+Tシャツ | 30,000円 |
| 「恩返しの心」スポンサー(子供達にラーメン焼き飯セット50食) | 50,000円 |
| 屋台に広告枠 | 50,000円 |
| 「あの世にゼニは必要ない」徳積みリターン(梅) | 5,000円 |
| 「あの世にゼニは必要ない」徳積みリターン(竹) | 15,000円 |
| 「あの世にゼニは必要ない」徳積みリターン(松) | 100,000円 |
| 「あの世にゼニは必要ない」徳積みリターン(金) | 300,000円 |
最後に

ここまでページを読んでくださりありがとうございました。私はもう若くありません。
いつまで厨房に立てるかわからない。けれど、生き甲斐であるこの森田屋を続けるためにできる限りのことはしていきたい。
私のラーメンが、誰かの“今日を乗り切る力”になっていたなら、それだけで幸せです。
利益は少なくても、誰かが「うまい」と笑ってくれたら、それでいい。
この道を貫いてきた自分に少しだけ誇りを感じています。
でも、今のままでは続けられません。どうか、もう一度立ち上がるための力を貸してください。
あなたの一口の応援が、私の未来の一杯になります。
この挑戦に、最後まで寄り添っていただけたら嬉しいです。 心より、ご支援をお願いいたします。
森田屋 店主 野舘芳之




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