ドイツへの留学
声楽家の都筑夕姫菜と申します。
今年9月より、ドイツのドレスデン音楽大学マスター現代音楽科に進学します。
このプロジェクトでは、留学中に得た学びを日本で皆さまと共有するため、一時帰国時に現代音楽を紹介するコンサートを開催します。
現代音楽は、日本国内ではまだ多くの人にとって馴染みの薄い分野です。
しかし、新しい音楽がもつ自由な発想や表現力は、枠組みを超えた、音楽への大きな可能性を持っています。
未来を担う世代にも新しい音楽に触れてほしいという思いから、
・高校生以下は入場無料
・大学生•大学院生は半額
とし、できる限り多くの世代に体験してもらえる場を作ります。
※コンサートは2026年8月末に予定しており、神奈川県内で開催予定です。ホールの予約が半年前からなので、3月を目安に開催日程をご連絡します。

YUKINA TSUZUKI プロフィール

横浜市出身のソプラノ歌手。
2歳よりエレクトーンを始め、中学と高校はピアノ科として北鎌倉女子学園音楽科を卒業。在学時、かながわ音楽コンクールやヤングアーチストピアノコンクール等で入賞、学内コンサートにも選出された。
中学生の時に家族で行った劇団四季の『CATS』を観て心を動かされ、舞台への道を目指すようになる。高校2年生の時にオーディションを受け、『二都物語』ミス・プロス役として新国立劇場の舞台を踏む。他にも、ミュージカル座『ひめゆり』にまさえ役で出演。
大学では声楽に転向し、武蔵野音楽大学、同大学院を修了。大学院修了2ヶ月後に、日本初演のフランツ・シュレーカーのオペラ『クリストフォロス』に子供役として出演。翌年には、モーツァルトのオペラ『魔笛』にて、ヒロインのパミーナ役で出演。
ピアノで培った表現力と音楽能力を活かし、近現代・現代音楽を中心に、オペラ出演やコンサート、ミュージックバーでの演奏など多方面で活動中。
今年6月、ドイツの国立音大である、ドレスデン音楽大学の現代音楽科に合格し、9月より渡独予定。
きっかけとこれからについて
私はピアノ科で学んでいた頃から、自分なりの表現を模索することが好きでした。現代音楽はルールに縛られない表現が可能であり、言葉と深く結びつくこともあれば、「楽器以外の素材」や「空気そのもの」までをも使って響きを生み出すことができます。この自由な可能性は、私にとって新しい視点を開いててくれるジャンルだと感じています。
これまで日本国内で、20世紀以降の作曲家の作品を演奏する機会を重ねてきましたが、第一線で活躍する現地の作曲家や演奏者と直接活動し、新しい作品を創る環境で学びたいと強く思うようになりました。
ドイツでは現代音楽の上演が非常に多く、この分野を最もリードしています。そんなドイツの中でも、歌に特化した現代音楽を学べるドレスデン音楽大学で勉強したいと思い、留学を決意しました。
世界的に見ても、日本の音楽文化はまだ伝統的な枠組みにとどまっていると感じています。しかし近年は、日本人作曲家による新作オペラの初演も増え、今シーズンには新国立劇場でも上演が行われました。私の予想とは反して会場の席は埋まっており、国内でも多くの関心が集まっていることを肌で感じました。
時代が移り変われば、音楽も進化していきます。多様な価値観が入り混じる現代社会では、日本においても現代音楽の需要は必ず高まると確信しています。しかし現状では、演奏できる歌手も、専門的に教えられる教師も不足しています。
だからこそ私は、ドイツで現代音楽を専門的に学び、次の時代にその技術や魅力を伝えていける音楽家になりたいと思っています。
リターンについて
支援額に応じて、以下のリターンをご用意しています。
・ 1,000円:パンフレットへのお名前掲載
・ 2,000円:留学先のサイン入りポストカード
・ 10,000円 : 8月コンサートのチケット+優先予約席
・ 70,000円:出張コンサート
・ 90,000円 : プライベートコンサート(ドリンク付き)
・ 120,000円 : プライベートコンサート+食べ飲み放題
・ 200,000円 : プライベートコンサート(演奏者1名追加)+食べ飲み放題
※発送・開催時期は活動スケジュールにより調整させていただきます。
最後に
作曲家が存在する限り、新しい作品は生まれ続けます。そして音楽も現代社会に適応していきます。今はまだ敬遠される現代音楽ですが、これから必ず必要とされる分野になると確信しています。
先進的な環境の中で学ぶことで、日本にはまだ根付いていない新しい音楽の魅力と、これらの演奏技術を持ち帰り、今後の日本の音楽界につなげていきたいたいです。
この留学は、私にとって夢の実現であると同時に、日本の新しい音楽への視点を変えていくチャンスだと思います。秋からの留学を出発点として、たくさんの学びを吸収したいです。
どうか、応援という形で背中を押していただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。





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