元刑事が継ぐ、一瀬邦夫のイズムともうひとつの実家

東京におかえりが言えるステーキ&バルをオープンしたい 刑事時代に抱いた想いを胸に飲食の世界に飛び込み、そこで出会い学んだ一瀬邦夫のイズムを今後に残す為、自分のお店をオープンさせたい

現在の支援総額

1,116,000

11%

目標金額は10,000,000円

支援者数

31

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/05に募集を開始し、 31人の支援により 1,116,000円の資金を集め、 2025/10/06に募集を終了しました

元刑事が継ぐ、一瀬邦夫のイズムともうひとつの実家

現在の支援総額

1,116,000

11%達成

終了

目標金額10,000,000

支援者数31

このプロジェクトは、2025/09/05に募集を開始し、 31人の支援により 1,116,000円の資金を集め、 2025/10/06に募集を終了しました

東京におかえりが言えるステーキ&バルをオープンしたい 刑事時代に抱いた想いを胸に飲食の世界に飛び込み、そこで出会い学んだ一瀬邦夫のイズムを今後に残す為、自分のお店をオープンさせたい

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『ただいま』が言えるステーキ&バル
〜元刑事が継ぐ、一瀬邦夫のイズムと“もうひとつの実家”〜

プロジェクトの概要

〜WAI BASEプロジェクト/人生を懸けた挑戦のはじまり〜

「将来の夢は、警察官です。」

小さな頃、私は迷いなくそう書いていました。                            誰かを守れるヒーローになりたくて、毎日竹刀を振り、全力で夢を追いかけました。           その想いは本物で、やがて現実になりました。                            刑事として、数々の事件、そして人の“生と死”に向き合う日々。                        必死で仕事に打ち込む中で、心の奥に芽生えたのは、ある一つの想いでした。        

     「人が亡くなった後じゃなく、生きているうちに“あたたかい思い出”を届けたい」                                   

     「そのきっかけを、自分の手でつくれないか」

その想いが、人生を大きく動かしました。                                 私は、警察官を辞め、全く未知の世界である“飲食の道”へと飛び込んだのです。

そこで出会ったのが、いきなりステーキ創業者・一瀬邦夫社長。そして人生の恩師となる存在でした。

彼のもとで、私は飲食人としての魂を叩き込まれました。                        料理は手段。                                            本当に届けるべきは、「人の心」。                                  それを背中で語る一瀬社長の姿に、何度も心を打たれました。

やがて私は、一瀬社長とともに**和牛ステーキ専門店「和邦」**を立ち上げ、店長として日々お客様に向き合いました。

和邦はただのステーキ屋ではありませんでした。                           そこには、人の温もりがあり、夢があり、そして「誰かの人生を支える場所」としての本気がありました。

でもその和邦が、大手焼肉チェーンに譲渡されることが決まったのです。

それはまるで、自分の“居場所”がなくなるような喪失感でした。                     でも、同時にこうも思ったのです。

       「この魂を、ここで終わらせるわけにはいかない。」

だから私は決めました。                                      一瀬社長とともに歩んだ時間、学んだイズム、受け取った味、そして自分の想い。そのすべてをかたちにするために、新たな挑戦として、自分の店『WAI BASE(ワイベース)』を立ち上げることを。

※WAI BASE・・・店舗名

(由来:ワイは鹿児島弁であなた、ベースは基地、あなたの居場所にしたいという想いを店舗名にしました)

「人生の原点と転機」

はじめまして、徳田です。                                     鹿児島の田舎町で生まれ育った私は、幼いころから正義のヒーローに強く憧れていました。        小学校の卒業アルバムには、迷うことなく「将来の夢:警察官」と書きました。

夢を本気で叶えるため、小学2年生から剣道を始め、高校3年生までひたすら竹刀を振り続けました。   
高校では主将を務め、九州大会にも出場。                             
剣道は、礼儀・精神力・リーダーシップを叩き込んでくれました。

そして念願叶い、警察官に。                                   
警察時代は交番勤務から始まり色々な部署で経験を積み、夢だった刑事へと進み、多くの事件と人間ドラマと向き合いました。                                       
そのなかで私の心に芽生えたのは、こんな想いでした。

     「人が亡くなった後じゃなく、生きているうちに“あたたかい思い出”                                             
     を届けたい。そのきっかけを、自分の手でつくれないか。」

その原点には、幼い頃の自分があります。                             
月に一度、家族で行った外食の思い出が、今でも胸に強く残っている。                
あのとき感じた、あたたかさ、嬉しさ、家族の笑顔——あれが“人生の宝物”だったんです。

だから私は、警察官から飲食の世界へと飛び込みました“人の幸せに立ち会いたい”という想いだけを胸に。

「ただの転職じゃなかった。
あの出会いが、私の人生を変えた。」

警察官を辞めて、初めて飛び込んだのは小さなステーキバルでした。                 
人生で初めての飲食の世界。                                   
右も左もわからない中で、ある日、社長と店長が話していた言葉が耳に残りました。

「やっぱり“いきなりステーキ”はすごいよな」

何がすごいのか、当時の私にはまだ何も分かりませんでした。                    
でも、どうしても気になって仕方がなかった。“それを自分の目で、肌で、確かめたい——”

その思いで、私は「いきなりステーキ」を運営するペッパーフードサービスに応募しました。

面接の最後、私の前に現れたのは、なんと社長本人でした。

上場企業の社長が、ひとりの応募者のために自ら最終面接をする。                  
そのことに、驚きと、深い感動を覚えました。

それが、のちに人生の恩人となる一瀬邦夫さんとの出会いでした。

「この人のもとで働きたい。
そう思わせてくれた社長のまなざし」

一瀬社長は、毎年警察の武道始め式に招かれていた経験もあり、警察に対して深い理解と敬意を持っておられました。                                           
ペッパーフードサービスには多くの社員がいましたが、元警察官だった私に対しては、特別にあたたかい眼差しを向けてくれていました。

すれ違うたびに、声をかけてくれた。ときには「これを読んで学びなさい」と、ビジネス書を手渡してくれることもありました。

仕事では、何度も厳しい指導を受けました。                            
でもそこには、愛と本気がありました。                              
私はその背中を信じて走り続け、やがてエリアマネジャーに昇格することができました。

ペッパーフードサービスで学んだ、私の原点。それが「店訓」です。

  •  ・お客様が審査員である

  •  ・自身に魅力のない商品は提供しない

  •  ・お客様を友人・知人のように接する

  •  ・常にベストコンディションであること

  •  ・優先順位を考え効率の追求をする 

この教えは、私の中で「仕事のマニュアル」ではなく「人生のあり方」になりました。

「この人となら、もう一度走れると思った。」

社長がペッパーフードサービスを退任されたあとも、私たちの関係は続いていました。

ドライブ、登山、ボクシングの応援、バスツアー… 仕事場では見られなかった、気さくで優しい人柄に触れるたびに、この人は本当に「人を喜ばせることが好きな人」だと感じました。

そんなある日、社長が私に声をかけてくれたのです。

「徳田、一緒にステーキ屋をやらないか」

こうして、和牛ステーキ専門店「和邦」が始まりました。私はこの店で、店長として日々、お客様に向き合っています。

「大人になっても、不安はある。でも、夢もある。」

和邦では、大学生を中心に多くの若者たちがキャストとして働いています。              
将来のこと、就職のこと、恋愛や結婚、生き方や夢——彼らが抱える悩みは、実にさまざまです。

彼らと話していて、いつも思います。

「大人よりも、不安はもっと大きいのかもしれない」

でも同時に、こんな想いも生まれてきました。

「だったら私が、“大人の夢の追い方”を見せてやりたい」

世の中には、「大人になったら夢は諦めるもの」という風潮がある。でも私は、そうは思いません。

夢は何歳になっても持っていい。やりたいことは、何歳からでも始めていい。

不安があるのは当たり前。でも、前に進まなければ、何も始まらない。

だから私は、夢を語るだけでなく、背中でそれを見せる大人でありたいと思っています。

新たなお店に込めた想い
「背中が語っていた、“本当のサービス そして、継がれる魂の味」

和邦での日々、一瀬社長はいつも「背中」で語っていました。

厨房にとどまらず、自らホールに立ち、すべてのテーブルをまわり、お客様一人ひとりに心を込めた「ありがとう」を伝える。笑顔で写真に納まりながら、大切な人をもてなすように接していたその姿こそが、私にとっての“サービスの本質”でした。

       「料理は手段。心を届けるのが、本当の仕事。」

その姿を間近で見て、私は思ったんです。                             
自分の店でも、料理だけでなく、“人の温もり”を届けたい。                     
ステーキという料理を通して、人を笑顔にしたい。

そんな想いを胸に、私は今、新たな一歩を踏み出そうとしています。

このたび、和牛ステーキ専門店「和邦」は、焼肉の名門大手企業に譲渡されることになりました。    
これからの和邦は、大手企業の経営方針のもとで、新たな歩みを進めていくことになります。

その知らせを聞いたとき、胸の奥がジンと熱くなったのを覚えています。                和邦は、ただのステーキ屋じゃない——それは、一瀬邦夫という男の「魂そのもの」が詰まった場所だったからです。

社長の想いは、たったひとつ。

「美味しいお肉を、安く、たくさんのお客様に食べてもらって、みんなを笑顔にしたい。」

それは理想論ではなく、社長が現場に立ち、自ら手を動かし、声をかけ、目の前のお客様と心を通わせていた“本気の姿勢”そのものでした。

その想いに、私は何度も触れました。                               
だからこそ、和邦が「一瀬邦夫の店」ではなくなることは、正直、寂しい。

でも、私は決めました。

「社長の魂を、想いを、私が受け継ぐと」

一緒に過ごした日々、教えてもらった言葉、背中で学んだすべてを、今度は私自身の人生をかけて、次の時代へとつないでいきます。

もちろん、料理だけじゃない。そこには、必ず“人の温もり”を添えて。

笑顔で「おかえり」と迎えられる店。

「ここに来ると元気が出る、笑顔になれる、また来たい」そう思ってもらえる店。

それが、私が受け取ったバトンであり、これから命をかけて走っていく道です。

社長の背中が教えてくれた“本当のサービス”。そのすべてを胸に刻んで——私は、新しい物語を始めます。

「若者に、もっとお肉を」

今、私が一緒に働いている学生たちは、いつもお腹を空かせています。

仕事終わりに出す賄いのステーキを、彼らは本当に楽しみにしてくれています。            
美味しそうに頬張るその顔を見るたびに、「ああ、若いって、こういうことなんだな」と思います。

でも思うんです。美味しいステーキを楽しみにしているのは、この店で働く子たちだけじゃないはずだと。

きっと、全国の若者たちが本当に美味しいお肉を、お腹いっぱい食べたいと思っている。

だけど、今の和邦は和牛専門店。                                 
若い子たちが、気軽にふらっと来られる場所ではない。                       
特別な日に、ちょっと背伸びして食べる、そんなお店です。

それももちろん素晴らしい。                                    だけど私は、もっと気軽に、もっと当たり前に、美味しいお肉を食べてもらいたい。

だから私は決めました。

この和邦で学んだことを胸に、若者たちが気軽に立ち寄れて、美味しい赤身肉をお腹いっぱい食べられる店を作る。

ただお腹を満たすだけじゃない。未来をつくる彼らの体と心を支える、そんなお店にしたいのです。

「新しいステーキ屋を、ここから。」

でも、目指すのは「ただのステーキ屋」ではありません。                      
和牛のような高級志向ではなく、もっと等身大で、若者の体と心に寄り添える、赤身肉やポークを使用したステーキ店です。

実は私自身、半年で10キロの減量に成功し、体脂肪率も10%以上落としました。           
糖質を控え、赤身肉中心の食生活に切り替えたことで、 身体だけでなく、心も大きく変わったのです。

私は、今47歳。歳を重ねた今だからこそ実感しています。

「食事は、体をつくっている。」

若いころは、若さに任せて無理もきく。                              
だけど本当は、若いうちから健康や体づくりに意識を向けることが、歳を重ねても健康でいられる力になるんだと。

でも、若いときには、なかなかそこに気づけない。私自身がそうだったから、よくわかります。

だからこそ、今の若者たちに、早い段階から“体にいい食事”の大切さを伝えたい。

食事で体を整え、未来の自分を守っていく。

そんな思いを込めて、カラダをつくり、夢を支える赤身肉ステーキを届けたいと思っています。

新しくオープンするお店では、高価な和牛ではなく、健康志向の方にもぴったりなグラスフェッドビーフ(牧草牛)をはじめ、牛肉にこだわらず、国内外から“美味しくてヘルシーなお肉”を厳選し、何度食べても飽きない、満足感あふれるステーキを提供していきます。

筋肉を作るたんぱく質がしっかり摂れて、若者も安心して通えるような、“毎日のご褒美”になるステーキを提供していきます。


提供する料理へのこだわりなぜ、健康志向に「お肉」なのか?

赤身肉には、健康維持に欠かせない栄養がバランスよく含まれています。

   ・タンパク質:筋肉・内臓・免疫細胞など、体の材料になる

   ・鉄分・亜鉛:疲労回復や代謝、免疫力に重要

   ・ビタミンB群:エネルギーを作るのに不可欠

   ・セロトニンの材料:メンタルの安定にも役立つまた、年齢を重ねてもしっかり肉を食べる人の方が   

    筋力や活力を維持しやすく、長生きする傾向があるという研究結果も出ています。

豚肉にも健康や美容にいい多くの栄養素が含まれています。

   ・タンパク質

    特徴:豚肉は「必須アミノ酸」がバランスよく含まれていて、吸収率も高い。

  •        高たんぱく・低脂肪で、ダイエット中にもおすすめ。

   ・ 脂質(Fat)

   ・ビタミンB群(特にB1)

  •     ビタミンB1:豚肉の最大の特徴!

    •     働き:糖質をエネルギーに変えるのに必須。

    •     効果:疲労回復、だるさ改善、集中力アップ。

    •     豚肉100gで、成人1日の必要量の約1/3〜1/2をカバーできる。

  •     その他のB群(B2、B6、ナイアシンなど):代謝や皮膚・粘膜の健康に役立つ。

   ・ミネラル

  •     亜鉛:免疫力アップ、味覚を正常に保つ。

  •     鉄:赤血球をつくり、貧血予防に効果的。

  •     カリウム:むくみ防止、血圧調整。

  •     リン:骨や歯の材料。

   ・コラーゲン

  •     特にスペアリブや豚足などに多い。

  •     肌のハリを保つ、美肌効果が期待できる

「お肉=太る」ではなく、お肉=整う、元気になる、人生を支える燃料。

そんな考えを、ここから広げていきます。

「お肉と味へのこだわり一瀬社長と仕込んだ、思い出の味」

新しくオープンするお店では、グラスフェッドビーフ(牧草牛)をはじめ、国内外から“美味しくてヘルシーなお肉”を厳選していきます。

その旨みを最大限引き出すために、お肉は一瀬社長こだわりの厚切りカットに。

口に入れた瞬間、肉の力強さ、赤身の旨み、ジューシーな肉汁があふれ出します。

そして、何より特別なのがソースです。

それは、和邦オープン前に、一瀬社長と私、二人で仕込んだ思い出の味。

醤油ベースのソース。甘みと旨みのバランスが絶妙で、このソースが厚切りステーキと驚くほどよく合う。

さらに、このソースはご飯との相性も抜群。                            
白ご飯が、箸を止める暇もないくらい進みます。                          
一口食べれば、自然と笑顔がこぼれる、そんな味です。

一瀬社長の魂を受け継ぐ「直伝のエビフライ」

和邦には、ステーキと共にお客様に愛されている名物があります。                  
それが、「直伝のエビフライ」です。

このエビフライは、一瀬邦夫社長が、まだ独立したばかりの頃に営んでいた洋食屋さんで、看板メニューとして大人気だった一品です。

その当時の仕込み方法、揚げ方、そして味の秘密まで——すべてを忠実に再現し、和邦で蘇らせたのが、今の「直伝のエビフライ」なのです。

一瀬社長が、長年培ってきた料理人としての誇り、「お客様に驚きと感動を届けたい」という想いが、一本一本のエビに込められており、外はサクッと、中はぷりぷり。一口頬張れば、誰もが自然と笑顔になる。日本人だけでなく、海外からのお客様にも大好評で、老若男女問わず、何度も足を運んでくださるリピーターの方がたくさんいます。

多くの人は、一瀬社長と言えば「ステーキ」を思い浮かべるかもしれません。              でも、社長の真髄は、ステーキだけじゃない。「料理は手段。心を届けるのが本当の仕事だ」と、社長はその背中で教えてくれました。

その社長が、一番思い入れを持ち、魂を注いだのが、このエビフライ。

だからこそ、私はこのエビフライを、単なる“人気メニュー”で終わらせたくない。一瀬社長から直接学び、共に過ごした私が、この味と想いを、次の世代へと確実に繋いでいきます。

これから私が立ち上げる新たな店でも、「直伝のエビフライ」は、私の覚悟と共に受け継いでいきます。

美味しいだけじゃない。食べた人の心に残る、人生の一皿に。そう胸に誓って私は、このエビフライを、未来へと届けます。


ただいまを言える店をあの手紙と共に「帰れる場所を、作りたい。」

私がこの店をつくろうと思ったもうひとつの理由に、「帰れる場所を作ってあげたい」という強い想いがあります。

高校を卒業して、鹿児島から上京。                                
警察学校の寮で初めての一人暮らしが始まった頃、そこには、今までの生活とはまるで違う、厳しい訓練と規律、そして大きな孤独が待っていました。

毎日が必死でした。                                       
ホームシックにも襲われ、何度も「鹿児島に帰りたい」と思いました。                
でも、それはできなかった。                                   
なぜなら、夢を信じて送り出してくれた家族、特に祖母の想いを、裏切ることなんてできなかったからです。

祖母は、遠く離れた私に、何通も何通も、手書きの応援の手紙を送ってくれました。          
封筒を開けるたびに、温かい文字たちが胸に染みて、気づけば涙がこぼれていました。         
気持ちのこもった手紙がどれほど心に響いたか、言葉では言い尽くせません。

この手紙があったから、どんなに辛い日も私は諦めなかった。                     心が折れそうな夜も、立ち上がることができた。祖母の手紙の温もりが、私の心の支えとなり、勇気となったのです。

その経験は、私の中に一つの確信を生みました。                          
人は、誰かの想いに支えられて強くなれる。

だからこそ、私は人に優しくありたいと思えた。                           誰かが辛いとき、寂しいとき、不安なとき、そっと寄り添える人でありたいと、心から思えた。祖母の手紙が、私に“思いやり”の本当の意味を教えてくれたのです。

そして今、私は強く感じています。                                
その想いを、今度は私が誰かに届ける番だと。

さらに、関東にはもう一つ、私にとっての“実家”のような場所がありました。             
寮も週末になると外出が許され、そのたびに、関東出身の同期の家に泊めてもらっていました。                                      そのご両親は、毎週私たちを温かく迎え入れてくれ、美味しい手料理を振る舞い、「おかえり」と優しく声をかけてくれました。

まるで実家に帰ったような、ホッとする場所。                           

その温もりが、どれだけ私を救ってくれたか、今でも忘れられません。

そのとき私は思ったのです。                                   
いつか、自分もそんな存在になりたいと。                             
県外から夢を抱いて上京してくる若者たちが、疲れたとき、寂しいとき、「あそこに行けば元気が出る」と思ってもらえるような、そんな場所をつくりたい。

ただステーキを食べるだけの店じゃない。「おかえり」と迎える声があり、「ありがとう」と笑顔が返ってくる。                                              
そんな“もう一つの実家”のようなお店を、この東京につくりたい。

そして私は、今47歳。                                      
人生の喜びも苦しみも、成功も失敗も、たくさん味わってきた。                   
だからこそ、今ならできる。若者の気持ちも、親の気持ちも、分かるようになった今だからこそ、誰かの心に寄り添える場所を、自信を持ってつくれる。

あの頃の私に届けたかった「帰れる場所」それを、今の私がつくる番なんです。それが、私にできる“恩返し”であり、今だからこそ形にできる夢なのです。

今の時代、飲食店では人件費や食材の高騰の影響もあり、効率や生産性が優先されるようになってきました。
それ自体は悪いことではありません。                               
けれど、その裏で大切な“何か”が失われつつあるように感じています。

それは「人と人とのつながり」です。

食事の場が、ただ空腹を満たすだけの場所になってはいないか?                  
店員のサービスが、心のこもったおもてなしではなく、ただの作業になってはいないか?
そんなことを、日々感じているのです。

だからこそ、私はつくりたい。「食事をしに行く」場所ではなく、 “あのお店だから行きたい”と思ってもらえるような場所を。

料理の美味しさだけじゃない、人のぬくもりや空気感、声のトーン、笑顔、そういったすべてが“そのお店の味”になるような空間を。

お客さまが、ふと立ち寄りたくなる。そして、「また帰ってきたくなる」と思ってもらえるような場所に。

スタッフも、心から楽しんで接している。                             
笑顔と会話が自然にあふれ、人と人との距離が近づいていく。そんなお店を、私は本気でつくりたいんです。

効率よりも、心。                                        
スピードよりも、ぬくもり。                                   
この時代だからこそ、私は「人の温度」を感じられる飲食店を目指します。

夢は、出会ったその瞬間が、
スタートライン若者たちへ、心から伝えたい。

今、夢ややりたいことがなくても大丈夫。                             
焦る必要なんて、どこにもない。                                 
夢は“見つけるもの”じゃなく、“出会うもの”だから。

でももし、いつか本気でやりたいことに出会ったなら。                       
心が震えるような想いに出会ったなら——そのときだけは、どうか自分に言い訳しないでほしい。

「もう遅い」「今さら無理」「環境が整ってない」——そんな言葉で、自分の夢を殺さないでほしい。

私は、夢を諦める大人になってほしくない。

夢に出会った“その瞬間”が、人生のスタートライン。年齢も、肩書きも、過去も関係ない。

だから私は、背中で語る。                                    
挑戦する大人の姿を見せることで、君たちに伝えたい。

夢は、いつだって君を待っている。                                
あとは、君が一歩を踏み出すだけだ。

応援メッセージ

『夢をくれた人たちに、今度は私が夢をつなぎたい』

初めまして。現在、早稲田大学二年生、和牛ステーキ和邦で働いている森山です。

今回のクラウドファンディングにあたり、私からもお話したいことがあったため、自分語りになってしまいますが、お付き合いいただけると幸いです。

私はこれまでの20年の人生の中で、私の進む道を大きく変えてくれた人が二人います。

一人目は、中学生の時に出会った塾の先生です。

私は今、早稲田大学に通っています。

周りからは「頭がいいんだね」「真面目なんだね」などのたくさんの言葉をかけてくれますが、私自身はそうは思っていません。

実際、私が早稲田に行きたいと思った時の偏差値は40ほどだったからです。

そこから一年で偏差値を20以上上げ、偏差値70近くの高校へ進学しました。

そして、高校3年間の勉強を経て、早稲田大学に入学しました。

一見、綺麗な受験話に聞こえるけど、綺麗事じゃないくらいの悔しい思いや、息ができないほどの号泣を繰り返す受験時代でした。

一日12時間勉強しても簡単に上がらない偏差値、そんなに甘くない世界だったからです。

もちろん、偏差値40で早稲田を夢見ていることに、周りから何度も馬鹿にされました。

でも、たった一人の先生との出会いが私を早稲田へと導いてくれました。

その先生だけは、私が偏差値40であろうが、そんなの関係なしに味方でいてくれた。

その存在が、どれだけ私の心を強くしてくれたか、言葉では言い表せません。

その先生の応援があったからこそ、努力の末、早稲田大学に合格することができました。 

「信じてもらえる」という経験は、こんなにも人を動かし、人生を変えるのかと、身をもって知りました。

そして二人目は、現在のアルバイトの職場である、和牛ステーキ和邦の店長、徳田さんです。

徳田さんとは一年前に出会いました。

初めてのアルバイトで緊張していた私に、優しい言葉と和邦への熱い思いを届けてくれた徳田さんは、この一年で私の自己成長を促してくれました。 

社会がどんなものか、人として成長するとはどういうことか、そして、夢を持つことはどういうことかを、教えてくれました。

徳田さんと出会って思ったんです。

大人になるって怖いことじゃないと。

徳田さんに出会う前までは、大人になりたくなかった。

現実を考えないといけないし、夢を諦めなくてはいけない。

「大人ってつまらないもの」という固定概念が私に染み付いていたんです。

でも、それは違っていた。

夢は何歳からでも持っていいし、夢中になっていい。

徳田さんの近くで働いていてそう思ったんです。  

徳田さんは私にたくさんの勇気をつけてくれました。

不安なこと、困っていること、将来のこと、相談するたびに親身になって話を聞いてくれ、私の居場所を作ってくれました。 

だからこそ、思うんです。

徳田さんに救われる人がもっと増えてほしいと。

年齢が27歳も離れている大人に救われるって、すごく心強かったんです。   

徳田さんがつくろうとしている新しいお店は、まさにそんな場所です。 

「ただステーキを食べにくる場所じゃなく、“ただいま“が聞こえる居場所を作りたい。」   そう話す徳田さんの想いは、あのときの私が塾の先生に救われたように、今度は、迷っている若者たちに“帰れる居場所”を届けようとしているのだと、私は確信しています。   

だから、私も一緒にこの新しい挑戦に参加したいと思いました。 

夢を持てなかったあの頃の自分のような若者が、ここで「夢を持ってもいいんだ」と思えるような、そんなお店を作りたい。   

「夢に出会うその瞬間が、スタートライン。」 私自身がそうだったように、このお店で人生のスタートを切れる誰かがいると信じています。  

 だから、お願いがあります。                            

この挑戦に、皆様の力を貸してください。                               一皿のステーキが、人生を変えることがある。 

                                                 そしてその一人の「おかえり」が、誰かの未来を支えることがある。          

この新店舗が、必ず、お客様の帰れる居場所になることを約束します。                           この場所が、そんな奇跡の始まりになるように、私たちは全力で走ります。


ご支援いただいた資金の使い道

皆さまからのご支援は、以下の費用に大切に活用させていただきます。

項目金額(目安)内容                                      

・物件契約費約550万円(敷金・礼金・仲介手数料・保証金など) 

・店舗契約にかかる初期費用厨房設備費約400万円 (冷蔵庫・調理器具・サラマンダー・低温調理器などの厨房機材購入費)

・ユニフォーム代約10万円(スタッフ用Tシャツ・エプロンなどの制作費)

・事務用品・販促費約20万円(レジ・パソコン・レシート機・メニュー印刷など)

・雑費、備品類約20万円(清掃道具・小物・その他細かな店舗備品など)

合計:約1,000万円

皆さまからのご支援が、この挑戦の大きな力になります。                     
応援いただいた分、必ず「心に残るお店」でお返ししていきます。

支援をカタチにしていくスケジュール(予定)

期間内容詳細

・2025年8月〜8月末物件探し(現在進行中)エリア、賃料、広さ、厨房導線などをもとに、最適な物件を現地調査しながら選定。最終候補を絞り込みます。                          
・2025年9月上旬物件契約契約後すぐに設計・施工業者と打ち合わせし、内装工事・厨房設計を同時進行で開始。                                             
・2025年9月中旬〜10月中旬内装工事・厨房機器設置サラマンダー・低温調理器などの調理設備を導入し、動線にこだわった空間をつくりあげます。ユニフォームや備品もこの時期に準備。           
・2025年10月中旬〜下旬メニューの最終調整・研修味・提供スタイルの再現性を高めるトレーニング。試食会も実施し、オペレーションをブラッシュアップ。                         
・2025年11月上旬プレオープン(支援者・関係者限定)ご支援くださった皆さまをお招きし、先行お披露目。実際の提供フローの最終確認を行います。                           
・2025年11月中旬〜下旬グランドオープンいよいよ本格オープン!「ただいま」と言いたくなる、“もうひとつの実家”の始まりです。
・2025年8月下旬〜9月下旬(約1ヶ月) → 資金振込:10月末予定 → 設備・工事費へ即活用可能!

このスケジュールは、ただオープンするためだけではなく、「応援してくれた人に恥じないお店」を届けるためのものです。                                          
一歩一歩を丁寧に、でも確実に。
進捗はSNSや支援者向けの活動報告を通じて、リアルタイムで共有していきます。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • 店舗契約費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 本日、物件契約!

    2025/09/20 17:23
    本日、2025年9月20日、ついに物件の契約を完了したました。転職をする時に、自分のお店を持ちたいと夢を見ていたことが一つ現実になりました。嬉しい気持ちは当然ありますが、色々な感情が混じり合ってとても不思議な感覚です。この日を迎えられたもの、多くの方の支えがあったからです。本当に感謝です。ここから、新しい物語が始まります。どんな物語になるかは、自分次第です。一人でも多くの方が笑顔になってまた来たい、帰ってきたいと思ってもらえるお店にしていきます。応援のほどよろしくお願い致します! もっと見る

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