はじめに
私たち「南風(みなみかぜ)」は、かつて町の中心にあった賑わいや、人と人との交流の場を現代の形で再び創りたいという強い想いから、「灯火祭り」を企画しました 。
今年のテーマは「町に賑わいの明かりを灯す」です 。
子どもから大人まで、地域住民も移住者も一体となって楽しめるような“交流型フェスティバル”を目指しています 。私たちはこの祭りを継続することで、将来的には地域の新しい芸術文化を創造する「芸術祭」へと発展させていきたいと考えています。

「自己紹介と灯火祭り2025にかける想い」
岩井 明人
人々の心に温かな火を灯すような「灯火」を、地域の中で見つけ、共有していきたい。誰かの「こんなことができたらいいな」「こんな風になったらいいな」という小さな願いに、みんなで力を合わせる。困っている人にそっと手を差し伸べる。そんな小さな行動で、島全体を照らす大きな光へとつながります。
個人の力も素晴らしいですが、人がつながることで生まれる力は、計り知れない豊かさをもたらしてくれるはず。その力を私たちで育み、次の未来へつないでいく。そうすることで、新しい豊かさが見えてくると信じています。

東 貴一郎
僕は隠岐の島生まれで5年前に帰ってきました。隠岐の島の自然と暮らし、人がとても大好きです。隠岐に帰ってきてから島の人が移住者に対して「なんでこんな島に来たの?」と口にする場面によく遭遇します。きっと心の中では、故郷を誇りに思っているはずなのに、なぜか言葉として「こんなとこ」と言ってしまう。その言葉を聞くたびに、僕はちょっと悲しくなります。
僕は、島の人が心から「隠岐はいいところだ」と胸を張って言えるような、そんな場所を創りたい。自分の好きなものを好きだと堂々と言える、そんな雰囲気をこの島全体に広げたい。その一つのきっかけになればと思い、「灯火祭り2025」を企画しました。

山田 浩太
始まりは、何気ない3人の会話からでした。「お祭りみたいなことやりたいよね」いつもならすぐに流れる他愛もない会話。でも今回はなにか違いました。僕らの心に小さな火が灯るように、少しずつ動き出しました。
もしかしたら、これから何年何十年と続く祭りが生まれるかもしれないし、すぐに儚く消えていくかもしれません。「やってみないとわからない」が僕らの行動の源流です。隠岐に新しい火を灯し、途絶えさせないように。一緒に楽しい祭り、始めましょう。

「灯火祭り2025」の魅力とビジョン
概要
今年の「灯火祭り2025」は、2025年10月18日(土)16時から20時30分まで、水若酢神社で開催します 。雨天の場合は翌日の19日(日)に順延します 。想定来場者数は600~800人を見込んでいます 。
幻想的な光が織りなす特別な空間
水若酢神社に約600個もの色とりどりと華やかで鮮やかなランタンを飾り、神社が放つ厳かな雰囲気から、彩りある幻想的な空間へ変化します。
さらに境内のたいまつには火を灯し、子どもたちが思い思いに手作りしたランタンを飾り付け、神聖な空間を温かく照らします。子どもたちの想いがこもった光が、地域とのつながりを生み出す特別な灯りとなることを願っています。

また、今まであまり光が当たらなかった隠岐の伝統芸能である「いぐり凧」をライトアップします。夜空に浮かび上がるその姿は、この島の誇りを再認識させてくれると思います。
たくさんの光が織りなす、この日だけの特別な空間を作ります。
交流型ワークショップ
ワークショップブースでは子どもたちも楽しめるランタン作りやボディペイントも企画しています。
ここで作ってもらったランタンは会場に飾りつけお祭りを彩ってもらいます。またお祭りの前にスポーツクラブや放課後クラブに協力してもらい地域の子供たちに作ってもらったランタンも飾りつけします。
子どもたちの笑顔を作品がこのお祭りをよりいっそう輝かせてくれます。
島内外のアーティストによる音楽ライブ
この日のために海を越えて訪れるアーティストたちが、民族楽器・唄・舞を披露。
さらに、大物アーティストとの共演経験を持つシャンソン歌手によるステージパフォーマンスも行われます。さらに、島内の民謡団体や演奏家たちの音楽が、祭り全体を一層盛り上げます!
✴︎ gamaOil / 中谷豪秀
富山県五箇山出身の音楽家、旅芸人。世界共通言語である唄や踊り。芸能の宝庫である秘境に産まれ育ち胎内より親しんできた五箇山民謡を継承、独自に昇華し伝える現代の放下。各国の民族楽器を用いて再構築する土着的DanceGrooveはソウルフルで懐かしさを感じさせる。
倉井克幸
1982年生まれ 栃木県出身。シャンソンとマラソンをこよなく愛する「歌うアイアンマン(鉄人)」。2003年10月、第3回J’aime Chanterコンテストでグランプリ受賞/2007年6月、第23回日本アマチュアシャンソンコンクールでグランプリ受賞/2017年8月、第2回内幸町シャンソンコンクールで優秀歌唱賞受賞/2018年8月、第3回内幸町シャンソンコンクールでグランプリ受賞
吉田コーチ(ギター)×モーリー(ピアノ)
童謡などの楽曲をモチーフにして、皆さまをアンビエント(自然&癒し)な世界へといざないます。ギターとピアノのデュオによる、アンビエント&ジャジーなサウンドをゆったりとお楽しみください。
古田 安菜 (ふるた あんな)
日本、ギリシャ、トルコの混血。2011年に隠岐の盆踊りに出逢い、民謡を始める。竪琴を奏でながら日本民謡を唄う。2025年愛する隠岐へ移住、盆唄の継承に取り組む。
けんぼー
いっすい代表、中村民謡研究会会主
日置 結弥(ひおき ゆうみ)
1991年、岐阜県生まれ京都府京丹波町在住。ルーツである郡上の徹夜お踊り、旅の中で出逢った民俗文化や伝承、シャーマニズム、そして各地の風土に根ざした踊りや祭りに導かれ、独自の表現活動を始める。2020年より、神社仏閣での奉納舞を開始。「舞」を通して、盆踊りの復興やお田植祭など、土地に息づく文を紡ぎなおすフィールドワークに取り組み、舞台としても昇華させている。
島の食材を使った屋台
地元のおばちゃんや飲食店が作るいつものお祭りメニューに加えて、隠岐の食材を使った「灯火メニュー」を用意してもらいます。
今回はなんといっても、あまりお店などを持っていない地元のおばちゃんに出店してもうので、本当の意味での隠岐の食を味わうことができます!
〈現在決定している店舗〉
くるりえ.g、寿畜産、かみや、隠岐たまご、隠岐THAI、ゆう屋、月あかりカフェ、FLAT、まある、むらの食堂、JACKと豆の木、剣友会、座間物産(順不同)
将来のビジョン
私たちは、この祭りを単なるイベントで終わらせるつもりはありません。継続的に開催することで、将来的には地域の芸術文化と結びついた「芸術祭」へと発展させ、隠岐の新しい文化を創造していくことを目指しています。
資金の使い道
このイベントを最高の形で実現し、来場された全ての方に楽しんでいただくためには、皆様からのご支援が不可欠です。ご支援いただいた資金は、イベント運営費、広報費用、会場設営費用などに大切に使わせていただきます。
• 会場設営費: ランタン、LEDライトアップ機材、発電機などの購入・レンタル費用。
• イベント運営費: 出演アーティストへの謝礼、ワークショップの材料費、音響機材のレンタル費用など。
• 広報費: チラシやポスターの制作・印刷費用など。
• リターン仕入れ費:プリンなど仕入れを伴うリターンの費用。
• その他: 保険料など、安全なイベント運営にかかる費用。
最後に
私たちはこの「灯火祭り」が、隠岐に住む人々の誇りを育み、訪れる人々との温かい交流を生み出す場になると信じています。
この島の賑わいと未来を一緒に創るため、どうか皆様のお力をお貸しください。
ご支援、心よりお待ちしております。

プロジェクトの関係者紹介・協力体制
会場協力:水若酢神社
後援:隠岐の島町、五箇支所
いぐり凧の協力:隠岐いぐり凧保存会
竹灯籠の協力:隠岐五箇ぼたん園
上記の方以外にも、多くの方に協賛や相談など協力していただいております。心より感謝申し上げます。皆さんの協力を無駄にしないよう全力で取り組ませていただきます!
最新の活動報告
もっと見る【灯火祭り2025の延期について】
2025/10/18 08:32本日10月18日に開催予定でした灯火祭り2025は雨天のため翌日19日に延期いたします。昨日で照明の設置やランタンの試験ライトアップを行い、水若酢神社という神聖な場所で本祭りを開催できることに胸が躍っております。当日は皆様が感動できるお祭りを作り上げますので、楽しみにしていてください。最後に、灯火祭りの開催にご協力いただいた皆様に感謝の気持ちを伝えさせてください。私たち3人だけでは絶対に開催することはできませんでした。協賛いただいた方々、出店いただく方々、ボランティアで手伝ってくれている方々、水若酢神社を使わせていただいているご家族、会場設営の主力になっていただいている大工さん、アドバイスをくれる地域の方々、主催メンバーを支えてくれている家族。皆様の協力なくしてはここまですることはできませんでした。皆様の応援を責任感と感謝の気持ちに変えて、まずは『お祭りの成功』という形でお返ししたいと思います。灯火祭り実行委員会東貴一郎 もっと見る




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