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皆さんこんにちは。本プロジェクト発案者のニケルxpと申します。私は学生時代に「透明USBメモリ」や「生体メモリ」等のレジン(エポキシ樹脂)で製作した作品がヒットしたことがきっかけとなってハンドメイドの事業で起業し、現在では東京都国分寺市に工房を構えて、意匠権化した透明USBメモリやレジンテーブルなどの製品を製作・販売する個人事業主として活動しています。大学では化学が専門だったため、「レジンの特性を科学的に理解しているからこそ実現できるプロダクト」というのが私の作品製作の強みであり特徴です。
このプロジェクトで実現したいこと
本プロジェクトは、昨年11月のデザフェス(デザインフェスタ,東京ビッグサイトで年2回開催の日本最大級一次創作イベント)で初めて販売して以来、防災用デバイスとしてすでに多くの反響をいただいている作品「USBキャンドル Lumos」の製作能力を強化し、より多くの人に安心と便利さを届けたい！というものです。リターン品販売で調達した資金は、製作装置の設備投資やリターン品製作、Lumosの研究開発・改良のために使用させていただきます。
Lumos(ルーモス)ってどんな製品？
USBキャンドルLumosは、設計から電子回路のはんだ付け、高圧樹脂封入、パッケージまで、すべて私の工房で一点一点手作業で行っている製品で、これさえあればモバイルバッテリーやスマホの充電器など、誰もが持っているUSB電源を明かりに変えることができる！という、ユニークで実用的なガジェットです。災害時の非常灯としての用途はもちろん、旅行やアウトドアでの携帯用照明、車中泊、寝る前の枕元のちょっとした明かりなど、幅広いシーンでの利用が可能です。
ちなみに「Lumos(ルーモス)」という作品名も私が名付けたもので、これは明るさの単位「ルーメン(lumen)」や「イルミネーション (illumination)」などの光に関する英単語に見られるように、ラテン語の語幹で「光」に由来します。「ハリー・ポッター」では杖の先に明かりを灯す呪文としても使われている言葉です。まさに魔法のように、どこでも手軽に明かりを灯すことができます。
Lumosは、私自身がこれまでに旅行やアウトドアなどで実際に使用してきた経験から、多数の改良点をフィードバックして製作しており、たくさんのこだわりや独自の商品コンセプトがあります。Lumosの特筆すべきポイント①~⑧を以下順に紹介します。
① ろうそくの炎を再現したおしゃれな光源！
最新の高効率フィラメントLEDでろうそくの炎を再現しており、 温もりのある光が周囲に均一に広がります。色温度もろうそくの炎に非常に近い2200Kで、その暖かい光により、例えば災害や停電時のような精神的に不安定になりがちなシーンでも心に落ち着きをもたらしてくれます。またデザフェス限定品の再販として、今回のCAMPFIREクラファンに限り6500K白色発光タイプも選択できます。
② 電源がUSB-A,Type-Cなので汎用性が非常に高い！
コネクタがUSB-AやType-Cで、複雑な操作は必要なくUSBポートに接続するだけで点灯するので、モバイルバッテリーやスマホの充電器はもちろん、PCのUSBハブ、車のシガーソケット、iPhoneやiPad等のモバイルデバイス(Type-Cのもの)など、様々なUSB電源で使用できます。
また両者とも、リターン品では端子種別に合わせて【USB-A→Type-C】と【Type-C→USB-A】のアダプターがデフォルトでセットになっているので、状況に応じてどちらのコネクタタイプでも使用でき、ますます便利になりました。
③ 超低消費電力にもかかわらず非常に明るい！
最新の高効率フィラメントLEDを採用しているため、一般的なLED照明が数W程度の消費電力に対し、Lumosは1W未満(約0.1~0.4W)の低消費電力で部屋全体が薄っすらと照らせるくらいの光量(通常Lumos:約40~60ルーメン、X2モデル:約90~140ルーメン,実測値)を実現しています。これにより、災害時にも貴重なモバイルバッテリーの電力を温存しつつ実用的な明かりを確保する頼もしい防災用品として活躍します。
また通常は消費電力が非常に小さい機器の場合、モバイルバッテリーによってはオートパワーオフ機能が作動して給電が停止する場合がありますが、本製品ではそれをキャンセルする回路を搭載しており、ほとんどのモバイルバッテリーで安定して点灯が可能です。
④ 非常に小さくて軽い！気軽に持ち運べる！
USBメモリサイズの小ささで本体重量はわずか5~8g程度しかないため、荷物がかさばらず、旅行中に使用するプチ明かりにも適しています。例えばビジネスホテルなどでは部屋の照明が昼光色シーリングライトの全灯か消灯(真っ暗)しか選べないといった照明関係の不便さを感じることが少なくありませんが、本製品があればろうそくの炎のようなリラックスできる明かりをどこでも灯すことができます。
また、その小ささから、普段持ち歩いているポーチやリップケースなどに常に同封しておき、いつ起こるか分からない外出先での罹災に備えることもできます。
⑤ 衝撃に強いエポキシ樹脂充填構造！
Lumosの類似製品は中国の通販などでも見られますが、本製品は後述する独自製法による靭性の高いエポキシ樹脂充填構造であり、衝撃に強いという点が大きく異なります。類似製品はポリスチレン等の割れやすいプラスチックカバーやガラス製の筐体がほとんどで、また旧世代のチップ型LEDにより、デザイン性や配光特性、省電力性も劣ります。これに対し、Lumosは私の長年のレジン作品製作で培った技術で電子回路全体を特殊なエポキシ樹脂で充填しており、従来品に比べはるかに割れにくいです。また最新のフィラメントLEDでろうそくの炎を表現したデザインや、基板や電子回路の映えるスケルトン構造、高度な蓄光機能など、ハンドメイド品だからこそできるデザイン性を両立しています。
⑥ 最高性能の蓄光機能を搭載！
Lumosには蓄光機能も搭載しており、災害や停電時はもちろん、普段使い時にも暗闇で発見しやすいように工夫しています。ライトの使用中に自身の光源で自動的に蓄光する合理的な構造で、また一晩中光る性能があるので位置の把握にとても便利です。
ちなみに蓄光部分のパーツも私の工房でレジンを用いて製作しているもので、現在民生品として入手可能な蓄光物質の中で最も性能の高いSrAl2O4(アルミン酸ストロンチウム)系蓄光物質をレジンに可能な限り高濃度で配合したものを使用しています。
2025年11月のデザフェス62では初の「青色蓄光Lumos(写真左)」を販売し、非常に好評だったため、今回のリターン品でも青色蓄光モデルをCAMPFIRE限定の再販でご用意しました。
⑦ 「高圧樹脂封入製法」による消泡と耐久性！
Lumos製作において技術的に最も難しいのが、高圧雰囲気下における電子回路部のエポキシ樹脂封入の工程です。仮にこれを常圧(通常の空気中)で行った場合、LEDフィラメントや和紙(行燈タイプの場合)などの細かな構造から気泡が発生して完成品の品質が大きくばらついてしまいます。この課題を解決するために、私の工房では圧力鍋を改造して作った加圧チャンバー(写真左)を用いて研究を行い、高圧雰囲気硬化による消泡技術を確立しました。
また、この高圧樹脂封入製法と、これまでに培ってきた温度管理のノウハウを組み合わせることにより、より硬いレジン硬化物の作成が可能になり、Lumos筐体の硬さや靭性、傷のつきにくさといった耐久性をより向上させることにも成功しました。
これまでは少量生産だったため、現在でも写真の圧力鍋式加圧チャンバーを用いてLumosを製作しているのですが、本クラファンでご支援がいただければ、装置の大型化や熱源の改良などのバージョンアップを行い、高品質の製品をより多くの方にお届けできます。ぜひご支援をよろしくお願いします！
⑧ 独自研究の黄変防止技術！
Lumos筐体の樹脂封止材は、一般的な透明のレジンではなく、ラムネのようにわずかに青みがかったレジンを使用しています。これは、独自研究により考案した、経年劣化を抑えるための工夫です。
通常、レジンは光により黄変と呼ばれる経年劣化が生じるため、Lumosのように強い光を発する製品を通常のレジンで製作した場合、樹脂部の劣化が顕著になり、実用上問題が生じます。私の工房では、長年のレジン工作技術の知見を活かした独自研究により、銅フタロシアニンと呼ばれる特殊な青色の化合物をppm(parts per million,百万分率)の特定の濃度で配合してレジンの耐光性を大幅に向上させることに成功し、Lumosの製品化を実現しました。
今年の2月から、毎日6時間Lumosを点灯する耐久試験を実施しており、10ヶ月経った現在でも黄変や故障が見られないことを確認しています。
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ちなみに、上記⑦,⑧のようなレジンの科学研究の成果は、Lumosをはじめとする私の製品に直接活かされているだけでなく、イベント出展時やYouTube動画などでも定期的に発表しています。例えば以下は2025年8月にデザフェスギャラリー原宿で開催した個展でのポスター発表資料の一部で、前述のようなLumos製作を支える基幹技術の原理面についても解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
プロジェクト立ち上げの背景
もともと、学生時代に「透明USBメモリ」というレジン製のUSB作品を製作・販売しており、そのレジン×USBの製作技術を生かして、個人的に旅行やアウトドアで利用するために作ったのがLumosの前身にあたるUSBライトの作品でした。そして現在、地震や台風、異常気象がますます常態化しそうな現状や、アウトドア・旅行需要の増加を踏まえ、この作品の持つ
・モバイルバッテリーやスマホ充電器など、誰もが持っている電源を明かり化できる
・追加するのが光源部だけなので、増える荷物を最小限にできる(専用のバッテリーがいらない)
という特徴が需要に非常にマッチしていると感じ、自身で使用してきた経験をフィードバックし、一般販売用にデザインや回路をより改良して誕生したのが本作USBキャンドルLumosでした。
これをイベントで販売した際に、購入者の方から非常に好評だったことや、出展者同士の交流会でLumosをキャンプファイヤーのように囲って語り合った経験から、Lumosのさらなる可能性を感じ、
「より多くの人にLumosの便利さと安心を届けたい！」
と強く思ったことが、本プロジェクトの背景です。
リターンについて
デザフェス限定品の再販を中心に、Lumosの人気作を各種用意しました。以下の表はデザフェス62(2025年11月開催)でのお品書きで、各Lumosごとに「ノーマル/行灯」や「キーホルダー加工あり/なし」などのバリエーションが選択できます。詳細は各リターン品ページをご覧ください。
デザフェス限定品は通販では販売しておらず、今回のCAMPFIREクラファンで一度だけの再販となります。次回のデザフェス出展も未定(抽選で受かれば2026年5月出展予定)のため、ぜひこの機会にお買い求めください。
購入者の声
すでにデザフェスなどイベント販売で購入されたお客様の感想としては、
「想像以上に明るい！」「小さいのに明るくて便利！」
といった、予想以上の明るさと利便性に驚く声が多く聞かれます。今年11月のデザフェス62では、「前回のイベントで購入して、便利で毎日使っているのでもう一つ欲しくなった！」と追加で購入される方も多くいらっしゃいました。
また、当方のハンドメイドサイトのショップでは、すでに100件以上の高評価レビューが寄せられております。
スケジュール
2025年
11月：デザフェス62で新作Lumos開発と販売
12月：クラファン期間、リターン品Lumos製作
12月31日：クラウドファンディング終了
2026年
1月上旬： リターン品発送開始
1月~2月：製作装置の改良・製作の継続
3月：リターン品発送完了
※リターン品発送は注文の受付日時順で順次行うため、クラファン期間初期の注文ほど1月上旬頃の発送が可能になる見込みです。製作・発送をすべて当方の工房で手作業で行っているため、注文数が想定を大幅に上回った場合、発送完了まで2,3ヶ月程度かかる可能性があります。ご了承ください。
最後に
2025年11月デザフェス62でLumosの説明をするニケル氏(左)とろうそくタイプType-C Lumos(右)
最後までご覧いただきありがとうございました！
リターン品を購入していただけると、その金額が新作Lumosの開発や製作装置の新調、リターン品製作等に充てられ、より良い製品を多くの人にお届けできるようになりますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします！
FAQ
Q.最近は急速充電に対応したモバイルバッテリーや充電器がありますが、Lumosを繋いで壊れませんか？
A.Lumosは給電側に適正な電圧・電流を要求(ネゴシエーション)し、適正な電力で動作する設計になっているため、急速充電対応タイプのモバイルバッテリーや充電器でも問題なく点灯します。
Q.フル充電のモバイルバッテリー1個で何時間点灯できますか？
A.最近のモバイルバッテリーとして一般的な容量の10000mAhのAnker製モバイルバッテリー(Power Core 10000,品番A1263)でLumos Type-C通常モデルを点灯する実験を行ったところ、55時間連続点灯しました。実験動画は当方のYouTube(ニケル氏のらぼ)やInstagram(@ni28_xp)のショート動画からご覧になれます。
最新の活動報告
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早速のご支援ありがとうございます！
2025/12/06 14:28早速のご支援誠にありがとうございます！デザフェスでも非常に人気だった「青色蓄光Lumos」と「蓄光強化版(緑)Lumos」の在庫が完売しましたが、これより在庫追加しますので週明け月曜日ごろから再度注文できるようになる見込みです。6500K白色発光モデルなど、他の人気作も随時在庫追加しますので、引き続きよろしくお願いします！ もっと見る
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