=====10/1追記=====

　たくさんの温かいご支援のおかげで開始から5日で最初の目標の50万円を達成しました！
これでテラス再生に必要な最低限の修繕、環境整備をすることができます！
ご支援いただき本当に本当にありがとうございます！

　腰を据えて1ヶ月かけてコツコツ発信をして達成しようとしていましたが、まさかこんなに早く達成できるとは思ってもおらず、朝起きた時に達成をしてワタワタしております。
今回のプロジェクトではネクストゴール100万円、その先200万円と期間いっぱい目一杯挑戦をし続けます！

ネクストゴール以降の支援資金用途
・HP 予約サイト制作　約20万円
・周囲茶畑の栽培効率化、改植整備資金
・テラス購入資金　100万円

　いちばん力を入れることは「周辺茶畑の栽培効率化・改植」です。
テラスから見えるこの茶畑は高齢化でやめてしまい、荒れ始めています。
見えている茶畑を一括で借り受けて今年の冬から生産管理をしていきます。
樹齢が古いこと、効率化をしたい、茶品種を変えたいという思いがあり5年計画で改植をしていきます。
茶畑の景観を守るには茶業を営むことが必要です。
10年後、20年後、後世の茶農家が茶業を営むことを考えると今必要なことです。

　このクラファンを通して、より多くの人に茶畑テラスを知っていただき、我が家のお茶を・茶業を・地元清水を・景観を・日本の文化を盛り上げるためコツコツ邁進していきますので、引き続きお力添えをよろしくお願いします！

自己紹介

はじめまして。静岡県の清水で茶農家をしている、杉山貢大（すぎやま みつひろ）です。

私は10年間、地元の共同製茶工場で勤めていました。その中で「自分の畑で育てたお茶を、自分の手で製茶し、自分で販売したい！」という強い思いが芽生え、32歳で独立しました。独立後は毎年品評会に自園のお茶を出品し、    

• 「ふじのくに山のお茶100選」審査員特別賞    
• 「全国茶品評会」第79回で3等7席（全国34位）

といった評価をいただいてきました。お茶づくりには毎年全力で向き合い、自身のネットショップを中心に販売しています。

そして今度は、「お茶を直接、お客様に味わっていただける場所」をつくることに挑戦します。

栽培

おいしいお茶を届けたい。数ある栽培方法から選んだ答えが「芽重（がじゅう）」です。

数ではなく質。

読んで字のごとく力強い樹から溢れる生命力を凝縮することで重い芽が高品質なお茶になります。
「芽重（がじゅう）」のお茶の力旨み、上品な渋み、煎を重ねても味が出る力の強さ。
品質と収量は反比例しますが、それでも最高のお茶を提供したい！そんな想いで栽培をしています。

製造

お茶を最大限に楽しんでほしい。その思いで選んだ製法が「浅蒸し（あさむし）」です。

伝統の製法だからできる美しい針のような形状。
湯を入れた時に広がる茶葉。
黄金色の水色。
最もシンプルで奥深い技術の結晶が作品と言えるお茶になります。

「芽重（がじゅう）」と「浅蒸し（あさむし）」の組み合わせが我が家のお茶のこだわりです。

今回のプロジェクトで実現したいことは4つあります。

1.お茶を直接提供する場をつくること 
2.老朽化した中古テラスの修繕と環境整備 
3.日本文化を伝える 
4.地元地域の盛り上げ、共創 

1.お茶を直接提供する場をつくること

自分が管理した茶畑で、自分が育てて作ったお茶を飲んでもらえる場をつくりたいです。

そこでしか味わえない特別な一杯を通して、我が家のお茶のこだわりや想いを届けたい。

さらに、茶葉で淹れるお茶に馴染みのない人にとっても「お茶を始めるきっかけ」になる場所にしたいです。

2.老朽化した中古テラスの修繕と環境整備

風雨の影響で足場が悪くなり、全体的に歪んでしまったテラス。

計6本の足場が傾いており、1本1本ジャッキアップして基礎をかためて歪みを直していきます。

周囲の伸びきった茶の木も景観を妨げています。

人の手ではどうにもならないので、ハンマーモアという機械で粉砕を依頼して、低く切り戻して茶畑に戻します。

茶の樹を1列抜いて歩道を拡張整備し、茶畑周りを整えることで、気持ちの良い景観とお茶を楽しめる空間作りを目指します。

観光客が安心して訪れられのはもちろん、「また来たい」と思えるようにするが最大の目標です。

3.日本文化を伝える

茶畑の中で飲む一杯は、日本の歴史の中で育まれてきた煎茶文化を体感することでもあります。

テラスからの景色は「富士山曼荼羅図」に似ており、仏教や神道、修験道（道教）といった日本人が獲得してきた宗教観にもつながります。この景観を背景にお茶を味わうことは、まさに「文化を五感で楽しむ体験」です。

 海外の方に日本文化を知ってもらう場であり、日本人がアイデンティティを確認する場でもありたいです。

4.地元地域の盛り上げ、共創

農業と観光を結びつける取り組みはまだ少ないです。

茶畑に絶景テラスがあることで、地元清水を盛り上げる一つの観光スポットにしたいと思っています。

近隣の観光施設やカフェ「ニガクナイコウチャ」とも連携して、「行ってみたい場所」として地元をさらに魅力あるものにしていきます。

この4つを実現することで、「お茶を飲む体験」以上の価値を届けられると信じています！

テラスの近くのカフェ「ニガクナイコウチャ」。 

ドリンクをテラスで景色を眺めながら飲んでいただくサービスを計画中です。 

テラスの共同運営をして、地元地域の観光資源を活かしていきます。

このプロジェクトを立ち上げた理由は、大きく4つあります。

1.お茶畑の魅力を活かした観光体験を提供したい 
2.購入済みの中古テラスが利用困難な状態にある 
3.地域住民と観光客が集える新たな収益源を創出したい 
4.日本茶と風景とで日本文化を伝える発信基地 

1.お茶畑の魅力を活かした観光体験を提供したい

我が家のお茶はオンラインショップやイベント販売で多くの方に届けてきました。

その中で「作り手が振る舞う一杯」でしか伝わらない想いがあると実感しました。

だからこそ、お茶畑という特別な空間で直接お茶を楽しんでもらえる場所を作りたい、という想いがありました。

2.購入済みの中古テラスが利用困難な状態にある

ちょうどその頃、借りていた農地にテラスを建てて運営していた会社が撤退することになり、中古テラスを購入しました。

しかし、足場は歪み、周囲の茶の木は伸び放題で、そのままでは活用できません。

今まさに修繕が必要な状況です。

3.地域住民と観光客が集える新たな収益源を創出したい

清水は農業・漁業・観光が隣り合う町です。また清水港には豪華客船が停泊するほどですが、農業と観光を結びつけるには至っていません。

そこで清水港からも程近い山の茶畑にテラスを整備することで、観光客が立ち寄れる新しいスポットとして運営し、地域に再び賑わいを取り戻したいと考えています。

4.日本茶と風景を通じて文化を伝える発信基地に

テラスから見える景色は、富士山、駿河湾、街並みが広がる「富士山曼荼羅図」や浮世絵のような風景です。

ここは、日本の宗教観や精神性を体感できる場所でもあります。

海外の方にとっては日本文化を知る場に、日本人にとっては自分たちのアイデンティティを再確認できる発信基地にしたい、という思いに至りました。

こうした背景から、私は「富士山を望む茶畑テラスを整備し、最高のお茶体験を提供するプロジェクト」を立ち上げました。

・ガタガタなテラスの足場をDIYで修繕中。

・荒れた茶の木はハンマーモアで処理を手配。

・歩道拡張のため、ユンボを確保し１列分の茶の木を抜き整地。

・固まる砂を手配し、届き次第労働力を投入して仕上げ予定。

リターンについて

1000円　心からのお礼メール
2000円〜10000円　我が家のお茶やフィルターインボトルなどの商品を使った返礼
「ニガクナイコウチャ」ドリンクテラスプランと商品の返礼
10000円以上　テラスで我が家お茶を飲む権利

支援資金用途

初期目標
〜50万円　　
・テラス修繕費：歪んだ足場の修理　2万円
・テラス環境整備：バックホーで歩道拡張　1万円
・固まる砂で園内道を除草と歩きやすくする　　14万円
・荒れた茶畑をハンマーナイフモアで粉砕　10万円
・テラス洗浄、ワックスがけ
・返礼品購入費　約15万円
・手数料　約8万円

ネクストゴール
50万円〜　
備品購入　敷物、茶器
HP 予約サイト制作
周辺茶畑の改植整備資金　栽培管理の効率化
テラス購入資金にあてる

最初の目標はテラスをオープンのための最低資金です。
必ずオープンしたいので労力の大部分はDIYによる労働力投入です！
ありがたいことに目標達成ができましたら、今後運営していくために必要となる資金とさせていただきます。

9月上旬　テラス周りの環境整備開始
9月下旬　クラウドファウンディング開始
              環境整備完了
10月上旬 ニガクナイコウチャと提携運用開始　　　　　
10月中旬　クラウドファンディング終了
11月中旬　返礼発送開始 　

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

本来ならプロジェクトを発表してから、修理に入るといったスケジュール進行なのかもしれません。
しかし、先ずは直して、なるべく早くテラスでお茶を提供したい、との思いから、DIYでコツコツ修繕を始めていました。

私は「いつ来ても変わらない景色がある」ことを守りたいと思っています。
富士山、駿河湾、町並み、そして茶畑。
この風景は清水を象徴する景観です。

けれども高齢化により、茶畑は年々荒れつつあります。
そこで地主さんと話し合い、この景観を守るため、テラス周囲の茶畑を全て借りて管理しすると決めました。
5年計画で畑の再生を進めています。

景観を維持していくには営みが必要です。資金も労力もかかります。
苦労はしそうですが、自分が清水をあらわす景観の営みに関わることができると思うと、苦労よりもワクワクが勝ります。

このプロジェクトに共感いただけたら、ぜひご支援をお願いします。

そして、テラスで一緒にお茶を飲みながら、清水の絶景を楽しんでいただける日を心から楽しみにしています。