自己紹介
こんにちは!
元小学校教諭、31歳の宮田と申します。
一人でも多くの子どもたちを救うべく、この度兵庫県西宮市でフリースクールを設立しました。
小学校教諭の両親の姿を見て育った私は、中学生の頃には先生になりたいという夢を持っていました。
国立大学の教育学部で教員を志し、幼稚園教諭、小学校教諭、中学校教諭(数学)、高校教諭(数学・情報)、さらには図書館司書や学芸員など、取得できる資格はすべて取ってきました。
迎えた教員採用試験、緊張はしましたが晴れて合格。
生まれ育った三重県で、そして父母と同じ環境で子どもたちを教える毎日を過ごしました。
プロジェクト立ち上げの背景
子どもたちに囲まれ、幸せな毎日。

そんな中で、夢でもあった天職と思っている教職を辞めて、フリースクールを設立にいたった理由が2点あります。
1,公務員という立場の限界
年々増加している不登校児童。小学校と言えど、やはり各クラスに1~2名いました。
その子どもたちは学校がある時間家にいます。
私たち教諭は何かしようにも、学校の授業が終わって来ている子どもたちを帰してからとなります。
となると、先生が学校で授業をしている以上、学校に来ていない子どもたちに働きかけるのは難しいんです。
「オンラインでつなぐのはどうか」「代わりの先生を入れて家庭訪問をするのはどうか」
色々な提案をしましたが、やはり公務員かつ組織で動いているという状況では自由に対応することはできません。
どこかもどかしさを感じる毎日でした。
2,パートナーの事故
そんな中、当時付き合っていたパートナー事故に遭いました。
一命はとりとめたものの、脊髄を損傷してしまい、今後首から下が動かない状況となりました。
当然見捨てることなどできず、教員を辞める気持ちを固め、彼女の実家のある神戸に介護をするために引っ越しました。
映画や小説の中の話だと思っていましたが、まさか自分にそんなことが起きるとは…。
人生は一度きりであり、いつ同じようなことが起きるか分からない。
時間が解決するものもあれば、そうでないものもあると再確認しました。
思い出したのは不登校だった子どもたち。
一度きりの人生、後戻りはできない。
身近で感じたその感情を、子どもたちには味わってほしくない。
だからこそ、自分にできることを必死で考えました。
2年経った今、ヘルパーさんやご両親の尽力もあり落ち着いたため、この度、教育界に戻りつつ、不登校児の支援をしたいと考えて設立に至りました。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは「フリースクール」「通信制高校サポート校」の2軸で子どもたちのサポートを行います。
基本的にはフリースクールとしての役割となっており、通信制高校の通学として利用したい場合はこの学校を通して卒業することもできます。

通信制高校としては山梨県にある日本航空高校さんと提携し、私自身は日本航空高校の教員として仕事をすることもあります。
学校に来てやることは「自由」。
子どもたちがやりたいことをできる環境にしています。
勉強はもちろん、何をすれば分からない子どもたちにも対応できるような強みを持っています。

また、介護をしながら生活をしている期間、在宅しながらインターネットで活動していたこともあり、その繋がりからこのプロジェクトに協力してくれる方が何名かいます。
プロのイラストレーターやSNSマーケター、配信活動者など、不登校児の興味の対象になりえる環境の前線で活躍している方たちの声も、子どもたちに届くようになっています。

他にもとにかく、子どもたちの「やりたい!」に応えられる環境にしたいと考えています。
公立学校や大きな集団では難しいことでも、今回のプロジェクトのような形態であれば叶えられないことは少ないと考えています。
現在の準備状況
8月から教室となりえる物件を借り、そこからは目まぐるしい毎日。
①内装工事
現状渡しだったので、壁の張替えと窓ガラスのカッティングシートの撤去を翌週に行いました。
こちらも知り合いの業者がいたのでうまく日程調整ができました。


②家具家電の搬入
軽トラを持っていないためレンタカーでまとめて運びました。
夏休みで休暇を取ってくれた友人たちの助けもあり、2日で大体の家具家電が運べました。

③机や椅子などの物品購入
一人で組み立てようとしていたのですが、教え子たちが手伝いたいとのことで来てくれました。
この子たちのためにも頑張ろうと再確認できた日です。
④HPの依頼/看板の依頼
現在依頼中で9月中旬完成予定です。
その他、Wifi工事やウォーターサーバー導入、熱帯魚の水槽など、子どもたちの居心地が良くなるように、自分なら欲しいものを随時導入しています。
運営費について
元々公務員の私にとっては初めての個人事業。
特に何も考えず自己資金だけでやろうと始めてみましたが少し甘かったようです(笑)
上記の準備状況にも記載した通り、8月だけでも100万円近くの支出。
具体的には物件の初期費用と外装・内装工事、HPの運用費が重いです。しかしどれも必要不可欠なもの。気合で乗り越えてます。
■支出
家賃:12万円 光熱費:2万円 通信費:1万円 HP運用費:2万円 広告宣伝費:6万円
その他備品等で2万円で見積もり、最低でも月25万円はかかる見積もりです。
ここに子どもたちに体験してもらうときの費用等がかかるので、もっと気合を入れないと。
■収入
子どもたち1人月3万円程度の価格設定です。
9人いてようやく赤字から脱出という計算となります。
現状は元教え子の「通いたい!」と言った声があるので、体験期間と銘打って通ってもらっています。
HPが完成次第動き出し、月1人ずつ増えていくといいなと考えています。
集まった金額の使い道
上記の通り、運営するにはお金が必要です。
自己資金だけではやはり気合とはいえ限界が来るため、今後は銀行からの借り入れも考えています。
しかし、それではただ「運営している」だけになってしまうので、子どもたちにさらなる感動を与えるべく、今回のクラウドファウンディングの費用は主に体験活動の強化に使用したいと思います。
ただ、運営を続けていくには生徒がいないと意味が成せないので、認知拡大にも使用させていただきます。
・子どもたちと体験活動を行うための費用、交通費
・少しでも多くの人に知ってもらうための広告宣伝費
・その他上記の項目にもある運営にかかる費用
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、自身の給与は計算に入っていません。
今回この活動を始めたのは、1人でも多くの子どもたちに寄り添いたいという思いただ一点です。
利益を求めるためのクラウドファウンディングでないと知っていただけると幸いです。
リターンについて
1から始めているということもあり、ご支援していただいた皆さんと共に創っていきたいと考えています。
他のフリースクール運営をされている方を参考にさせていただき、月1回、オンラインでの報告会を行い、そちらにご招待させていただければと思います。
オンラインの報告会では、私の事業の報告のほか、支援者様同士の交流の場及び宣伝の場となればよいかと思います。
その他、現状で私がお返しできるものを考え、プランに設定しました。
スケジュール
2025年
8月 物件の契約完了
10月 正式オープン
クラウドファンディング開始
12月 リターン発送
最後に
私は学校の教員としての日々や身近な人物の自殺未遂、 通信制高校の教員としての経験を生かしつつ、社会に貢献出来ることは何かと常日頃考えてきました。
そこで出た結論として「不登校児に対する支援」です。
子どもた ちとの交流を通して、一人でも多くの子どもが前向きになり、社会で通用するような人間になるように応援していきたいと考えています。
まだまだ右も左も分からず前に進んでいる段階ですが、ぜひ皆様のお力をお貸しいただけますと幸いです。




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