自己紹介

弓矢一本なら、ひとりの力でも簡単に折れてしまいます。しかし、三本の弓矢が束ねられると、そう簡単には折れません。これは戦国武将・毛利元就が、三人の息子たちに語った逸話として広く知られています。

私たち 「三つ撚り」 も、その教えを大切にしています。一本の糸は細くても、二本、三本と撚り合わせることで強くしなやかな糸になります。人も同じで、ひとりではできないことも、ふたりなら可能になり、励まし合いながら挑戦することができます。そして三人なら、もっと強く、もっと遠くへと進むことができるのです。

私たち「三つ撚り」は、その一本の糸でありたいと願っています。子どもたち、保護者の方々、そして地域の人々。それぞれの糸が撚り合わさることで生まれる「強さ」と「温かさ」を信じています。

たとえ困難があっても、決してひとりではありません。仲間と手を取り合い、励まし合い、共に未来をつくる力になる。それこそが「三つ撚り」の存在意義であり、私たちの熱い思いです。

すべてのお子さまには、かけがえのない個性と、それぞれ違った能力があります。私たちは、その違いを理解し、受け入れることから関わりをはじめています。

社会で生きづらさを感じているのは、障害のある方だけではありません。そこには「常識」という社会が作り出した枠組みがあるからかもしれません。よく「日本の常識は世界の非常識」と言われるように、常識はひとつではなく、人の数だけ価値観があるはずです。そして、人間は一人ひとりに違いがあるからこそ面白く、豊かな社会が成り立つのだと私たちは考えています。

三つ撚りの放課後等デイサービスでは、お子さま一人ひとりが将来に向けた確かな力を身につけ、成長していけるよう全力でサポートします。同時に、困難を乗り越える力、時には「逃げる」という選択ができる柔軟さ、そして自分を守る術を身につけられるように支援していきます。

違いを受け入れ、存在を尊ぶ。そのことが、ここに集うお子さまたちのアイデンティティとなり、誇りをもって生きていけるように。私たちは、心からそう願いながら日々の支援に取り組んでいます。

このプロジェクトで実現したいこと

私たちが大切にしているのは、「子どもたちが安心して挑戦できる場をつくること」です。

放課後等デイサービスに通う子どもたちは、日常生活や学校生活で不安や困難を抱えることがあります。そんな子どもたちが、一人ではなく仲間と一緒に練習を重ね、大舞台で堂々と発表する姿は、まさにかけがえのない成長の証です。

🎤 人前で自分を表現すること

👯 仲間と協力して一つの作品を作り上げること

🌟 本格的なステージでの成功体験を積み重ねること

こうした経験は、子どもたちに「やればできる」という自信を育みます。

そして、ご家族や親戚の方々にとっても、普段の生活では見られない子どもたちの姿を発見する場であり、「わが子の成長や可能性を信じられる瞬間」になっています。

資金の使い道

ご支援いただいた資金は、すべて「子どもたちの舞台づくり」に活用いたします。

単なる会場費や機材費ではなく、「子どもたちにより大きな感動と達成感を届けるための投資」と考えております。

舞台設営・照明演出

当日の会場スタッフを増員し、より壮大で迫力ある照明演出を実現します。

子どもたちがスポットライトを浴びた瞬間の表情は、自分自身を誇らしく感じる大切な体験につながります。

音響の強化

機材のグレードアップにより、歌声や演奏がよりクリアで力強く響き渡ります。

自分の声や音がホールいっぱいに広がる体験は、子どもたちの自信を大きく育てます。

より良い機材の導入

映像・舞台設備を整えることで、プロのアーティストさながらのステージ環境を整えます。

それにより子どもたちは「本当に自分が大舞台の主役なんだ」と実感し、達成感と誇りを持つことができます。

こうした環境を整えることで、子どもたちは「やればできる」という自信をさらに強く育み、ご家族にとっても忘れられない感動の一日となると信じております。

プロジェクト立ち上げの背景

発表会を始めた当初は小規模な会場で行っていましたが、子どもたちやご家族の参加が年々増え、今では200名規模の大イベントへと成長しました。

昨年・一昨年は京都ロームシアターという一流のホールをお借りし、プロのアーティストが使う舞台で子どもたちが堂々と表現することができました。

その体験は、子どもたちにとって単なる発表会ではなく、「自分の可能性を信じるための原点」となっています。

だからこそ、今年もこの挑戦を継続し、さらに多くの子どもたちが自分の力を信じられる機会を届けたいと考えています。

スケジュール

10月　法人内各事業所においてプログラムの内容決定

11月　文化パルク城陽との会場打ち合わせ

11月末　法人内においてリハーサルの開催

12月13日　クリスマス会本番

最後に

このクリスマス発表会は、子どもたちにとって「挑戦の舞台」であり、ご家族にとっては「わが子の成長と未来を信じる機会」です。

一度きりの体験が、子どもたちの心に一生残る宝物となることを、私たちは信じています。

どうか、皆さんの応援で、この大切な舞台を一緒につくっていただけませんか？

子どもたちが笑顔で輝ける瞬間を、共に育てていただけたら嬉しいです。

ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。