
【プロジェクト終了のご挨拶】
▼釧路湿原の未来を、皆様と共に守り抜くために
2025年も余すところあとわずかとなりました。今年は釧路湿原周辺のメガソーラー問題を契機に、自然環境のあり方が社会的に大きく問われた激動の1年でした。その締めくくりとして挑戦した本プロジェクトですが、おかげさまで終了を待たずして目標金額を達成し、無事に終了することができました。本当にありがとうございます。
800人近い支援者の皆様、そしてこの問題を自分事として捉え、共に声を上げてくださったすべての方々に、三団体を代表して心より深く感謝申し上げます。
▼私たちが直面している現実と、守るべき「真の価値」
プロジェクトを通じて私たちが訴えてきたのは、現在の法制度だけでは守りきれない「国立公園外の湿原」の危機です。これまで、地域住民や専門家がどれほど懸念を表明しても、現行法の限界によって不適切な開発を止められないという厳しい現実に幾度となく直面してきました。
また、過去の保全活動の歴史からは個体の移転だけでは生態系を守ることはできず、生息地そのものを維持することの重要性を痛感してきました。これらの経験は、私たちが掲げる「生息地(環境)を自ら取得して守る」というナショナルトラスト活動こそが、確実かつ永続的な解決策であるという確信を、より強固なものにしました。
▼全国へ広がる共生への願い
皆様から寄せられた熱いメッセージは、この問題がもはや釧路一地域の課題ではなく、日本全体の再生可能エネルギーと自然環境のあり方を問う象徴的な事案であることを証明してくれました。
こうした草の根の声は、国を動かし、不適切な開発を抑止するための法改正や規制強化に向けた大きな転換点を生み出しつつあります。
私たちが求めているのは「対立」ではなく、自然環境と地域住民が真に調和し、「共生できる未来」です。
▼2026年、実効性のある保全のステージへ
皆様から託された貴重な支援金をもとに、2026年度より本格的な希少野生生物の調査と土地取得活動を開始いたします。 すでに「環境保全のために土地を寄付したい」という申し出も届き始めており、民間の保護地を広げる活動は着実に前進しています。
土地の取得から適切な管理、そして次世代への普及啓発まで。私たちの挑戦は、ここからが本当のスタートです。
活動の成果については、今後も責任を持って皆様に随時ご報告させていただきます。
未来の子どもたちに、この美しい釧路湿原を「不毛の大地」ではなく「命の源」として引き継いでいくために。これからも共に歩んでいただければ幸いです。





