プロジェクトの実行者について
私たちは、岩村こと、マメゾウと申します。2年前に夫婦で夫の故郷である五島列島奈留島に帰郷しました。
島の美しい自然と温かい人々に囲まれながら、この地で何か貢献できることはないかと考え続けてきました。
様々な島の課題に直面する中で、地域の活性化を目指すプロジェクトを立ち上げることを決意しました。
私たちは、島の未来を共に築くパートナーを探しています。
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また、プロジェクトオーナー以外の第三者(支援者を含む)が当事者となる雇用関係の成立をあっせんすることもございません。このことは、本プロジェクトのリターンについても同様です。
奈留島の未来を願って—地域活性化への思いとビジョン
私たちが暮らす奈留島は、かつて昭和30年代には人口9,000人を超え、多くの人々が漁業や地域の産業を支えてきました。

しかし、時代の変化とともに、島の風景や暮らしも少しずつ変わってしまいました。
平成12年には人口が4,000人を下回り、その後も減少を続け、現在(令和3年6月末時点)では約1,960人となり、さらにその数字は1700人台へと緩やかに減少しています。

このままでは島の未来が危ういという危機感を抱きつつも、私たちは何かできることがあるはずだと信じています。
高齢化と孤立の現実
奈留島の高齢化率は70.31%に達しています。これは島に暮らす人々のほぼ3人に2人が高齢者であることを意味します。
こうした急激な高齢化は、島の生活を支える若い世代の減少とともに、地域の活動や産業の維持にとって大きな課題となっています。
特に、奈留島には障害者の就業支援施設がなく、障害のある方々はフェリーを使って隣の福江島に渡るか、または家に引きこもるしかありません。
彼らの生活の質を向上させ、地域で少しでも自立した暮らしを送れるよう支援する仕組みをつくる必要性を痛感しています。
地域の課題と可能性
島の経済的な問題も深刻です。特に漁業については、昭和30年代の漁獲量の盛況と比べると、船団の数も激減しています。
もともと巻き網漁などの漁業は盛んで、父もその一翼を担っていました。
しかし、過剰漁獲や近隣国の影響、または地球温暖化の影響をか受け、魚の獲れ高は年々減少してゆきました。
今では、漁港を訪れる船も少なくなり、町の衰退とともに漁業の活気も失われています。
そんな中、私たちは新たな可能性に目を向けています。
島の魅力を再発見し、外部からの訪問者を増やすことで地域の経済を活性化させること。
自然や文化、食を活かした新しいビジネスやサービスを創出し、島全体の価値を高めたいと考えています。
また、島には美しい風景や歴史的資産、地元の食材など、多くの資源が眠っています。

舅ヶ島海岸は、岩がちな海岸線と美しい青緑色の海で知られています。足まで浸かるのにも泳ぐのにも魅力的な浅瀬です。
舅ヶ島海岸の魅力は、すぐ沖合にある小島です。小島は平たい岩場の通路で海岸と繋がっています。
平たい岩場は、五島列島を形作った歴史を思い起こさせます。
主に砂岩と泥岩の層から成る岩場は、長年かけて堆積し、列島の下に横たわる五島層群を成すに至りました。
岩場は五島層群の表層であり、波風による長期の侵食を受けたことにより露出しました。
平たい岩場の表面には、サイなど大型動物の足跡が見られます。岩場がかつてぬかるんだ湿地としてユーラシア大陸と繋がっていた時代、その上を大型動物が歩いていました。
ロマンですねぇ。ビール飲みたくなります。
岩で覆われたこの小島は、長崎県により自然環境保全地域に指定されています。
上から見下ろせる展望台があるといいのにと、ちょっと残念に思っています。

こちらは江上の教会です。江上天主堂は、外海地域から移住したキリシタンが建設した教会で、伝統技術と西洋的デザインが融合した独自の構造を持ちます。
禁教の終焉を象徴し、地元の風土に溶け込んだ美しい教会堂です。 2018年7月には、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として登録されております。
中を見るには事前予約が必要ですが、フランスから来られたお客様は予約なし、手を尽くしましたがガイダンスセンターが休みで、外で讃美歌を歌い礼拝されていました。残念でなりませんでした。

家の畑に植えられている、ゆうこうは、長崎市の一部地域にのみ自生する、幻の柑橘類です。
ユズとザボンの自然交配で生まれたとされ、爽やかな酸味と甘み、そして柑橘特有の苦みが少ないことが特徴です。
潜伏キリシタンとの関連も指摘されており、地域に根付いた伝統的な果物として、飲料、調味料、マーマレードなど、さまざまな加工品に利用されています。

こちらは、『三太郎』です。島にはあちこちに実っています。いくりとも呼ばれています。三太郎?
調べてみると、サンタローゼという品種で、甘さ十分、果汁も豊富です。りんごのようなさわやかな香りと酸味があり、とてもおいしいです。
しかし、そもそも、すももではないのか?と調べてみました。
その結果、100年以上の歴史があるスモモで、アメリカの育種家ルーサー・バーバンク氏が、ニホンスモモと別のすももを交雑して育成した品種だといわれています。
大正時代に日本に導入されたと考えられています。ただし、五島列島では全国の生産量には掲載されていません。
これはジャムにすると、色鮮やかで酸味もあり、すももより美味しい。パイにしたら可愛いかも知れません。
これらを観光資源として活用し、町に新たな産業を育てることも大きな目標です。
ああ、椿の実もあります。今年は10キロほど採れました。他の人も個別で収穫しています。
しかし島には椿油絞り機がありません。福江島まで持ってゆくか、買い付けの業者にお願いしています。油絞り機があれば資源ですよね。これも課題です。
これらを島の外には広めるには、観光のインフラや宿泊施設の整備、島の魅力を多くの人に伝えるプロモーションなど、多くの課題もあります。課題は可能性です。
自分自身の故郷への思いと再出発
私は、奈留高校の第一期生です。高校時代は、ただ建設中の校庭やグラウンド整備に追われていましたが、その思い出も今では懐かしいものとなっています。
今校内に歌碑が建っています。たった1人の高校生が起こした行動から、荒井由実さんに校歌(愛称歌)を作って頂きました。奇跡は起こせる。と、この前に立ったときに思いました。

高校の頃、友人たちと一緒に過ごした日々や、島の独特の風土と人情は、私の心に深く刻まれています。
長く都会で過ごした後、私は仕事を続けながらも、自分の故郷をいつか再び訪れたいという思いが募っていました。
特に、長年離れて生活してきた中で、島の風景や人々の温かさに触れるたびに、帰郷の決意が強まっていきました。
一昨年、コロナ禍の影響で、低迷していた仕事をたたみ、ついに28年続けてきた個人事業を閉じて、高校卒業以来暮らしてきた長崎や神奈川、東京の生活に別れを告げ、妻とともに奈留島に戻る決断をしました。
戻るまでの道のりは、横須賀からのフェリーの船旅、博多港から太古丸に乗る夢のような体験でした。50年振りの帰郷は時間をかけたかったのです。

幼い頃に乗った思い出のある船は、帰郷の象徴であり、まさに「帰る場所」への船旅そのものでした。
変わらぬ風景と新たな夢
到着した父の家は、60年前に建てられた家とは違い、改築されてはいるものの、内装や景色は変わりませんでした。
その何とも言えない懐かしさに包まれながら、私は改めて「この場所が私の原点だ」と実感しました。島の風景は変わらぬままに、時の流れだけが過ぎていきます。

そんな中、ある日、妻が、「浅利の味噌汁が飲みたい、お刺身が食べたい」と訴えました。
島には、当時はなかった『もやい場』という場所があり、週に2回お魚定食を提供しています。
久しぶりに口にした魚の刺身は格別でしたが、同時に胸を痛める話も聞きました。島の漁獲量が、近年大きく減少しているのです。
そうだ、浜に行けば、海藻や、貝、ウニはすぐに採れたんだ。漁業の衰退は切迫した現実です。
船団が二つにまで減ってしまった今、魚が獲れないことで、漁業の町・奈留島の暮らしが脅かされています。
イカや、タコ、エビなどの鮮やかな海の恵みも、過去の繁栄と比べると格段に少なくなってしまいました。

こうした事実を目の当たりにすると、何とか現状を打破し、島の暮らしを守りたいと強い思いに駆られます。
これからの挑戦と展望
私の妻は、島の現状に焦点を当てて、障害者支援や地域の活性化を考えています。彼女は、ハンドメイド作品を販売したり、小さな教室を開いたりしながら、元気に活動しています。そして、私に何度も言います。「奈留島には障害者を受け入れる受け皿が必要だ」と。

私も、彼女の思いに共感し、最終的には「5年後には何か形にしたい」と考えるようになりました。
障害者の方々に給料を払えるような支援施設の設立や、地域での就労の場をつくること。
そして、地域の農業を復興させ、次世代に伝えることも夢の一つです。

畑には、すでに果樹が10本以上植えられ、季節ごとに豊かな実をつけています。
畑仕事を通じて、障害者やそのご両親、地域の皆さんと協力しながら、農業の新しい形を模索したいと思っています。
畑を囲って作物を育て、それを東京や関西などに販売すれば、資金も得られますし、島の経済循環も期待できます。
農業と観光の融合による地域の未来
島には漁協はありますが、農業を主産業とする場所は少ないです。私たちは、まずは小規模ながらも、島の特色を活かした農業を振興し、雇用を増やしたいと考えています。
畑にネットを張り、作物を育てることで、美しい風景を蘇らせ、地域の魅力を高めていきたいのです。
さらに、農作物を加工し、パッケージ化して販売したり、観光客に体験農園を提供したりするなど、多角的な展開も夢見ています。
これにより、島は「農と観光」が融合した新たなモデル地域となり、経済の多角化と雇用拡大が実現できるはずです。

また、島の景観を取り戻し、昔ながらの姿に近づけることで、訪れる人にとって魅力的な場所になることを目指します。
商店や交通インフラの維持・改善も不可欠であり、地域の人々と協力しながら、持続可能な島づくりを進めていきたいと考えています。
まとめと未来への思い
奈留島の未来は、私たち一人ひとりの努力とアイデア、そして何よりも地域の皆さんの協力によって作り出されるものです。
人口減少や高齢化、漁業の衰退という課題を抱えながらも、新しいビジネスやコミュニティ形成を通じて、島の魅力を再発見し、活気を取り戻すことができると信じています。
私の夢は、島の人々が安心して暮らし、働き続けられる環境をつくること。そして、高齢者や障害者、次世代の子どもたちも、豊かで誇りを持って暮らせる島にすることです。自然と文化、地域の絆を大切にしながら、皆で協力して未来を築いていきたいと思っています。
奈留島の海と山、この土地の持つ潜在力を最大限に活かし、観光と農業、地域づくりを連携させることで、島の新しい時代を切り拓きたい。これからも挑戦を続けながら、島のためにできることを一つ一つ実現していきたいと思います。
私たちの想いは、ただの夢ではありません。地域の未来を変えるための第一歩です。
皆さまのご協力と支援を得て、この島に希望の光を灯し続けていきたいと願っています。
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返礼品でお世話になった素敵な皆様
むらおか精肉店は、五島列島最大の福江島にあります。「肉のむらおか」は、およそ60年前に祖父によって開業されました。
その後、祖父の弟夫婦や、店主の父も加わり、家族で営んできました。しかし、令和2年に祖父が亡くなり、父は畜産業を引き継いでいます。
現在は、若い世代である店主とその家族が、五島列島で長きにわたり受け継がれてきた「村岡の味」を守り抜いています。奈留島からも船に乗って買いに来るお客様も多く、地域で人気の店です。
五島列島の自然が育む “極上の旨味
五島牛は、長崎県五島列島の温暖な気候と豊かな自然の中で育てられます。潮風を浴びた牧草と、地下から湧き出るミネラル豊富な水が、牛に必要な栄養をたっぷりと与えます。
さらに、広々とした放牧地でストレスなく育つため、肉質はしっとりと柔らかく、噛むほどに深いコクと旨味が広がります。自然の恵みを受けた五島牛ならではの味わいが、多くの人を魅了しています。
ショップ責任者の村岡いくみさんに、今回は特別オーダーで、カットしていただきます。頭数に限りがあるので、幻の牛と言われています。

この度はむらおかさんの協力で、ギリギリの数までご用意できました。幻の五島牛、ぜひご堪能ください。

松村さんのかんころ餅は地元でも大人気、すぐに売り切れてしまいます。昔ながらのかんころ餅はなかなか希少なんです。マメゾウが大好きな郷土食です。薄く切って、軽くオーブントースターで焼きます。どこか懐かしい素朴な味わいです。

港の売店の中島智美さんは、ふりかけの開発や、クッキーの開発など島のために全力投球していただいてます。マメゾウが制作販売している奈留島のゆるキャラ『うに男』の、ぬいぐるみの提案をしてくださいました。

地元の高校生と、中島さんがタックを組んで開発したクッキー『奈留島からのお便り』お楽しみください。
伊達洋菓子店のケーキはマメゾウのカミさんの大好物です。ロールケーキやマドレーヌ、小さな島のケーキ屋さんは大人気です。

10000円〜今回は伊達ケーキ屋さんのマドレーヌ10個入り。

1000円〜
ハロウィンお化けのストラップ
スタッフと障害者によるハンドメイドです。心を込めて、ひとつひとつ作りました。表情や服の色、全て違います。

2000円〜五島手延べうどんとあごダシ

3000円〜かんころ餅2本

4000円〜奈留島からのお便り
型は4種類クッキーです。サクサク美味しい。
10枚入り
内容量200g
5000円〜奈留島旬のもぎたてフルーツ1kg


10000円〜ケーキ屋さんのマドレーヌ
30000円〜五島牛切り落とし1kg
40000円〜夕食バラエティセット
50000円〜五島牛セレクトセット
100.000〜五島牛食べ比べセット
200.000〜贅沢ステーキセットサーロイン 200g6枚五島牛食べ比べ
300000円〜五島牛食べ比べセット、年に3回お届け致します。
ご希望のフルーツは旬を迎えてからの発送になります。
スケジュール
10月ユウコウ(長崎県特産柑橘)収穫、販売、発送。
11月クラウドファンディング開始
11月柿収穫、販売、発送
11月 奈留町文化祭にパッチワーク作品出品
11月ハロウィン 奈留町のハロウィンイベントにマメゾウ全員で制作したストラップを40個準備中。
12月クラウドファンディング終了
1月返礼品の発送開始。
春野菜の準備、某日種まきイベント開催予定
最後に
故郷である奈留島の未来を明るいものにするために、皆様の力をお借りしたいと考えています。
私たちのプロジェクトは、島の持続可能な発展に向けた小さな一歩ですが、皆様の支援があれば大きな変化を起こせると信じています。
共に、奈留島をより良い場所にしていきましょう。どうか、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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初めての販売
2025/12/06 15:31奈留島のイベントにマメゾウファームとして初参加しました。ジャムやママレード、ふりかけなど商品化して、販売。皆んな笑顔で楽しく過ごしました。育美ちゃんも、稔君も頑張りました。ご支援ありがとうございます。 もっと見るリターン品の発送について
2025/11/30 13:31本日リターン品を発送致します。五島牛、クッキーは来週中、またフルーツは旬の時期になります。マドレーヌは1月10日過ぎの発送を予定しています。しばらくお待ち下さいますようお願い致します。来週末からカボスやすだちのピール、乾燥フルーツの販売を開始します。皆様のおかげで、順調にスタート出来ます。ありがとうございました。 もっと見る
あと1日になりました。
2025/11/14 14:12あと1日になりました。たくさんのご支援、また暖かいメッセージをありがとうございます。これからがスタートです。身を引き締めて頑張ります。 もっと見る




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