プロジェクトの実行者について

西アフリカ ・ベナン共和国で2015年から活動をしていますNGO ZEN ESPOIR (ゼン エスポワー)と申します。ZENは前進ESPOIRは希望で『希望をもって前進できるように』という思いで始めました。
代表のエフン中田とも子と申します。2015年から10年の間ベナン共和国の農村部で女性の健康を守りながら社会の中で活躍できる場をつくること、子どもたちの健康を守るための公衆衛生の改善に取り組んできました。
具体的な活動としては農村部で①家族計画の実施②トイレ・井戸の建設です。現地の文化やニーズを深く理解し、地域の人々と密接に協力しながら持続可能なプロジェクトを実施しています。これまでの活動を通じて、現地のコミュニティに寄り添い、彼らが直面する課題を解決するための支援を続けています。
ベナン共和国の位置
このプロジェクトで実現したいこと
①女性が収入を得るための場所を提供し、彼女たちの経済的自立を支援します。
②農村部において公衆衛生の向上を目的としたトイレと井戸の建設を行います。
③妊娠・出産・育児を自主的に計画することができるよう家族計画を実施します。
これにより、地域全体の生活の質を向上させるとともに、女性たちが地域社会においてより重要な役割を果たせるようになることを目指しています。
プロジェクト立ち上げの背景
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ベナン共和国の農村部では、多くの人々が安全で清潔なトイレや飲料水にアクセスできない状況が続いています。これにより、公衆衛生の問題が深刻化し、特に子どもたちの健康が脅かされています。農村部では80%が屋外排泄であり、衛生的に処理されない排せつ物からの病原菌が原因となり下痢やその他の感染症にかかります。5歳未満の子どもの死亡原因1位は下痢です。そのため私たちは小学校にトイレと井戸を建設し学校教育の中にトイレの使い方、手洗いの必要性を話し家族・地域での公衆衛生指導を広めています。
小学校の手洗い指導
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農村部での早婚や若年妊娠は現在も存在します。現在活動している農村部の女性たちの233名に調査(2015年)し、46%は19歳以下の出産、そのうちの1%は15歳以下の出産であることがわかりました。若年出産の問題として、出産時のリスクが高まるため妊産婦死亡の原因にもなります。また経済的な機会が限られ家庭の中での役割が制限されています。私たちはこれらの問題を解決するために、農村部で家族計画を実施し女性とその家族が望むタイミングで妊娠・出産ができるように現地のNGOと協力をし活動をしています。家族計画の指導
村の女性達
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村の中で生産をしているキャッサバは女性達の貴重な現金収入源です。現在、キャッサバを現地の食材でガリというものに加工を屋外で行っています。そのため雨が降るときは作業ができません。また屋外であるため加工時に砂埃が混じることが考えられ、生産高や品質に影響してきます。そのため加工場を整備し生産性を上げることで女性達の収入向上につなげる計画をしています。収穫したキャッサバ
キャッサバを窯で炒ってガリを作ります
ガリです
これまでの活動と準備状況
これまでに、私たちはベナン共和国の様々な地域でトイレ・井戸の建設、家族計画の実施を行ってきました。地域のリーダーや住民たちと関係を築き上げ、彼らと協力しながらプロジェクトを進めています。今回のプロジェクトに向けては、女性たちの収入が向上することを目的にまずキャッサバの加工場の整備を行います。同時に村のトイレの改修を村人と行います。村長の許可は取得済みのため資金が調達でき次第開始していきます。
スケジュール
10月31日クラウドファンディング終了
11月末支援金が届き次第プロジェクトの開始
初めに女性のキャッサバ加工場の整備 15万円(材料費・運搬費・人件費)
次にトイレの改修工事 5万円
トイレと井戸を小学校に建設 70万円(材料費・運搬費・人件費)
交通費や通信費 10万
最後に
私たちのプロジェクトは、ベナン共和国の農村部における持続可能な未来を築くための重要なステップです。皆様のご支援がこの地域の人々の生活を大きく変える力となります。特に女性たちが経済的に自立し、地域社会の中での地位を向上させていくためには、皆様の温かいご支援が不可欠です。ベナンの女性や子ども達の良い未来を築くためご協力をどうぞよろしくお願いします。






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