<ロータススコリオプロジェクト>


はじめまして、現在ベトナム在住の中学3年生の稲穂です。以前はカンボジアに4年半住んでいて、現在私は母の仕事の関係でベトナムに1年半ほど前に移住いたしました。自身の側弯症の経験を踏まえ、側弯症検診のないカンボジアとベトナムで側弯症検診を広め、加えて、側弯症の認知度の向上を目指します。
私はカンボジアに住んでいた時に偶然家族によって重度特発性側弯症が発見されました。ですが、矯正器具と理学療法のおかげで今後手術が不要なレベルまで改善しました。私も実際に側弯症と診断されてから知ったのですが、思春期特発性側弯症という病気は思春期の子供たちの100人に2、3人発症するそうです。そして、特発性側弯症の発症原因はいまだ不明です。悪化するとひどい腰背部痛や、重度の場合には内臓の圧迫によって呼吸困難や心不全にも陥り、発見が遅いと侵襲性の高い手術をするしかありません。日本には学校検診の中に、側弯症検診というものがありますが、私の住んでいたカンボジアでは学校検診さえもなく、私の側弯症の発見も遅れてしまいました。

カンボジアは発展途上国で、あまり裕福でない家庭が多く、そのような子供たちに側弯症が見つかっても、早い段階であれば、高い手術が必要となる前に理学療法で悪化を防げます。
なので早期発見がとても重要です。また、カンボジアでは小さな女の子であっても、宗教上の理由などで人前で肌を出すことにとても抵抗が強いです。なので洋服を脱がずに検診ができることが男の子に比べて女の子に5-10倍多いとされる思春期側弯症の検診には大切だとかんがえました。
私の側弯症発見のあとインターネットで色々調べてみたところ、日本で開発されたこの腰から背部のねじれを角度で測定できるスコリオデバイスのことを見つけました。

このデバイスは小さくて、カンボジアにも持ってきやすいのにくわえて、服を着たまま検査できるところがとても魅力的に感じました。
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ほかにもカンボジアでは人口当たりのお医者さんや看護師さんの数が日本の十分の一以下ですが、この装置であれば、側弯症診断の経験がない、素人でも検査が可能なんです。

現在私は母の仕事の関係でカンボジアからベトナムに移住しておりますが、上記状況はこちらでも同様で、私はぜひこの装置を使ってベトナムやカンボジアの子供たちに側弯症についての知識を深めて検診を広められればと思っています。
実際に私がベトナム、カンボジアの学校や病院に実際に出張してこのスコリオデバイスを使用して側弯症検診を実施します。学校については出身校や在学校の先生方に相談して、近隣の学校や支援している孤児院を紹介していただきます。病院についてはカンボジアやベトナムで医師として勤務経験のある母のつながりで病院を紹介してもらいます。
母です
検診の具体的な方法については医師である母や母の同僚の小児科医や整形外科医にも助言をもらいます。
検診から早期発見ができると経過観察や理学療法などの早期治療によって心理的、経済的な負担の軽減が可能になります。ほかにも側弯症の認知度を広めるために現地の学校などで側弯症の危険性などについてプレゼンテーションを実施します。そして私は最終的に集めたデータを使い学会発表などができればと思っています。これによって現地の側弯症を取り巻く医学的、社会的状況の改善につながったらと願っています。

現在私はスコリオデバイスの製造元の電制コムテック様にご連絡し、販売していただけることを確認しております。そのほかに私の出身校や在学校(カンボジア、ベトナム)での側弯症検診やプレゼンテーションの実施に向けてコンタクトを進めております。

リターンは以下を予定しております:
お礼のメール
感謝の気持ちを込めてお礼のメールを送らせていただきます。
活動報告
ご支援していただいた方には最低半年に一回、活動から2週間以内にはメールで計画報告や写真などをお送りいたします。
個人スポンサー
現地の学校などで実施する側弯症の危険性などについてプレゼンテーションにお名前を掲載させていただきます。また、将来的に集めたデータを使い学会発表をする際には学会発表のご連絡をさせていただきます。そしてある一定以上寄付してくださった方にはオンライン座談会へご招待します。
あつめる資金は以下に使用する予定です:
スコリオデバイスの購入
現地活動の交通費・滞在費
・ご支援金は東南アジアの側弯症検診の普及のために大切に使用します。
・日本国内で決済
・返礼はすべてオンライン(メール)で行い、物品などの発送はありません。
・学業と両立しながら一歩ずつ取り組むため、返礼内容は簡潔な形でお届けします。

11月 クラウドファンディングの告知(ポスター作りおよび掲示のお願い、メールの送信、SNSでの発信)
12月中旬 クラウドファンディング開始
2月上旬 クラウドファンディング終了
3月 訪問先のリストアップとコンタクトの開始
3-4月 現地の学校などで利用する側弯症についてのプレゼンテーションの作成
3-4月 スコリオデバイス購入
4月 スコリオデバイス開発者とのオンラインミーティング
4-5月 スコリオデバイスによる検診と側弯症に関するプレゼンテーションを開始

私自身が重度側弯症と向き合ってきた経験を持つからこそ、同じような状況にあるカンボジアやベトナムの子どもたちの力になりたいと心から願っています。このプロジェクトは、未来ある子どもたちの健康と可能性を守るための第一歩です。皆さまのご支援が、側弯症の早期発見・早期治療を広める大きな力となります。どうか温かい応援をよろしくお願いいたします。





