プロジェクトの実行者について
私たちは、住民有志が作ったコミュニティカフェ「icocca」です。
ないなら創ろうあんな場所! ないから創ろうこんな場所!を合言葉に
『誰もひとりぼっちにしない街』を理念に掲げ、地域とともに5年間活動を続けてきました。赤ちゃんからシニアまで、幅広い世代が混ざり合いながら集うこの場所は、人と人が繋がる場、人とモノが繋がる場、人と食が繋がる場として、地域のハブステーションとして日々進化を続けています。
運営はすべてボランティアスタッフによって行われています。
このプロジェクトで実現したいこと
来年3月、現在の借家の契約満了に伴い、新しい場所へ移転をすることになりました。
赤ちゃんからシニアまで、誰でもが安心して住み続けられる街を目指し、地域コミュニティの拠点として、近隣の2階建て一般住宅を改修したいと考えています。
新拠点は玄関が大通りの裏側の路地に面していること、玄関扉まで階段があることからシニアやベビーカー、車椅子では入りにくい現状です。
そのため、環状3号線沿いにスロープをつくり出入り口をつくることにしました

具体的には
①ブロック壁を壊してスロープを作る
②掃きだし窓から出入りをできるよう、外に雨よけをつくり下駄箱をつくる
③出入口含め庭に外灯をつくる
「みんなのicocca」が物理的にもバリアフリーで、
[あなた]が来るときの障害がないことがイメージできる入口にしたいと考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
横浜市の閑静な住宅地。港南区の高齢化の進む街に、誰でもがふらっと気軽に立ち寄れるみんなの居場所をオープンしたのは5年前。コロナ禍の真っ最中でした。
オープンしてからも「大丈夫、ひとりじゃないよ。私たちがいるよ」「いつかこの街であなたに逢えますように」とSNSや通信を使って、みえない「あなた」に向けて呼びかけてきました。
2021年緊急事態宣言発令時に貼りだしたポスター公共施設が閉鎖され、横浜からでは地方の実家に帰ることができず行き場を失ったママや
フリースペースでマスクをして過ごす子連れの親子(2021年)椅子席だけだった店内を、親子連れや放課後の子どもたちが過ごせる場所にするために、急遽フリースペースを整備。
不要不急のカフェを開きながら無償でフリースペースの開放を行ってきました。
行き場を失った子どもたちが宿題をする様子(2020年) こどもたちへのお披露目式かわりにハロウィンを企画!こどもがいない街といわれた
住宅地にビックリするくらいの大行列少しずつ、街が日常を取り戻し、訪れる顔ぶれも増え、
今では赤ちゃんからシニアまでみんなが集えるお茶の間のような空間になっています。
笑うかどには福来る♪いつも先輩方に助けられています
毎月のワークショップも楽しみのひとつ
混ざり合って過ごす場所しかし、愛着のある現在の場所での活動も5年目を迎え、契約満了のタイミングで移転することになりました。
「コロナ禍の子育て中、いこっかがなかったら、私は今生きていなかったかもしれない。」
「心の中にいこっかがいつもあって、頭の中でいこっかに行ってたよ。」
「丁寧に作られたご飯を食べて、私のことを大事にしてくれる人がいるとわかって涙がでました。」
「ここがあるから、元気でいられる。」
いこっかを訪れてくれる、たくさんの方からもらった言葉を原動力に新しいスタートを切ることを決意しました。
一般住宅をみんなが集う場所にするためには「バリアフリースロープ」「授乳・おむつ替えスペースの設置」「カフェ継続のためのキッチン」等、改修が必要で総工事費は800万円超。
ボランティアで運営してきた私たちにはどんなに頑張っても払う術がありません。
そのため、中でも重要な「スロープと外構工事」資金300万円をクラウドファンディングにチャレンジしたいと思っています。
資金集めは決して容易ではありませんが、皆さまのご支援をいただきながら、「誰もひとりぼっちにしない街」の理念の基、この新たな挑戦を成功させたいと思っています。
これまでの活動と準備状況
この街で一緒に笑おう、一緒に泣こう、一緒に育とう!の想いで、放課後の子どもたちに向けたフリースペース開放や、子ども食堂をはじめ、日々の子育て相談にも応じています。
毎日の食事作りにウンザリ??しているママには、大人のご飯を取り分け食で考えてみましょう♪と食育指導士のスタッフを中心にモグモグ・カミカミ期の赤ちゃんからご飯を提供しています(ヒアリングが必要なため前日までの予約が必要)
みんなで食べると楽しいね高齢化がすすみ、こどもがいない街といわれていた地域でも、楽しいことがあれば子ども達は集まってきます。
大人たちは、あたたかく見守りながら、みんなで子どもの育ちを応援し、育もうという雰囲気が街中にひろがってきました。
子ども食堂はいつも賑やか
私たちのやりたいことはまちづくり
いこっかのテーマカラーはオレンジ!街中に豊かに実る夏みかんの樹をイメージしています。
渋柿を使った干し柿つくりも毎年の楽しみです
高齢化の進む何もない街だと思っていたら、ここはとても豊かな街でした。
季節ごとに近隣住宅のお庭でとれた天然育ちの果実(ゆず・夏みかん・梅等)をいただいて、ケーキやジュースに変身させてカフェで提供しています。
梅仕事やジャム作り、干し柿作り、味噌づくり、出汁の取り方、当たり前のように家庭内で継承されてきた食文化を、先輩方に教わりながら、次の世代に伝承する取組も大事にしています。
いこっかのおだし教室
高齢の方が地域で安心して暮らせるように、見守りを兼ねた配食支援や、健康寿命の延伸のためのストレッチやアンチエイジングの回想法などのプログラムも毎週行っています。
毎週のストレッチでいつでも元気
時にはみんなでお散歩に♪
まちに出るきっかけに「さけっこの会」
横浜ビールの会また、お酒の会も企画して、なかなか地域に出づらい男性や、若い世代も楽しく参加できるような会も企画してきました。
また、全年齢が混ざり合いながら参加できるイベントやワークショップを開催し、住民同士の交流を深めてきました。
楽しいことはみんなでやろう
流しそうめんの竹の組み方も継承します近隣農家の稲わらを使ったお正月飾り作りも行っています。
毎年恒例お正月作り活動は店内だけにとどまらず
こどもがいないと言われた街に、こどもたちの姿が可視化されはじめました。
この子たちがいこっか店内だけではなく、街に飛び出すには??と考え
私たちのまちを「坂のまち」と命名!
商店街や子ども会、神舎仏閣もないエリアのいこっかだけで取り組んでいたハロウィンを「坂のまちのハロウィン」と名付け連合自治会・近隣の店舗さん、地域の方と一緒に片道1.1キロかけて歩くまち歩きイベントとして楽しんでいます
地域を片道1.1キロ!スタンプラリーしながら歩きます
もう子どもがいない街とはいわせない
かわいい仮装をした子どもたちが街中に
ゴールではいこっかザウルスがお出迎え
4月にはいこっかと店舗さんだけではなく、小学校、中学校、特別支援学校の各校地域学校協働本部をはじめ、住民・幼稚園・団体・サークル・防災拠点・いこっかのこども食堂、この街に関わる人だれでもが主体となって参加できる「坂のまちのフェスティバル」を地域と共に開催

防災拠点運営委員会のみなさんの炊き出し体験はいこっかの子ども食堂とコラボしました
高校生ボランティアチーム
地域で活動するボランティア団体さんもクラウンのバルーン作りも大人気
青空読み聞かせ
何もない住宅地が楽しいことのある街へ
年齢関係なく、誰でもその場で全力で楽しめるコト
必ずしも子どもが優勝しない、「大人ってスゴイ!」って思わせられるものと企画したのは
スリッパ飛ばし大会!!
冠杯にしてくれた、日野南郵便局長さんの始球式ならぬ始スリッパ式で開幕!フットサルで鍛えた足が自慢の郵便局長さん
紙飛行機飛ばし大会
紙飛行機を作ったこともなければ、飛ばしたこともないこどもたち、
急遽「紙飛行機博士」が登場!!
紙飛行機の折り方を知らない子どもたちに紙飛行機博士が教えます
大人も子どもも「この街が好き」といえる街へ
ちょっといこっか♪と誰でもが気軽に口にできて、ふらっと立ち寄れる
不要不急のみんなの居場所
やりたい人がやりたいことを形にするための共創プラットフォーム
人と人、人とモノを繋げるハブステーションとして 新拠点も誰でもができる居場所作りを行っていきます。
今後のスケジュール
12月~ 新拠点設計・工事スタート
3月後半~4月中旬 「引っ越しイベント」
4月25日(土) 坂のまちのフェスティバル開催
5月後半 プレイベント開始
6月1日 正式オープン 予定
最後に
皆さまの温かいご支援とご協力のおかげで、icoccaはこれまで活動を続けてくることができました。
新拠点での新しい一歩。どうぞ皆様の力をお貸しください。
私たちの目指すまちづくりは拠点のある場所(町内)を指すのではなく、通ってくれる人、心を寄せてくれる人、あなたが住んでいる場所を含めた大きなエリアをさしています。
あなたを、あなたの大切な人をひとりぼっちにしない。
おかえり!と待っている人がいる場所をつくります。
皆様のご支援を心よりお待ちしております。
いつかこの街であなたに逢えますように✨






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