
リターン品を2品増やしました。「ぬっこ師匠ハンカチ」と「寶船様オーダーメイド竹刀袋」です。激しく使用しないでお部屋に保管するためでしたら、模造刀や木刀を入れるのにはいいかもしれません。
久しぶりに寶船様の製品を拝見させていただいて、昔をふと思い出していました。あ、竹刀袋は寶船様の社長様が「リターン品に使っていいですよ」とおっしゃってくださったので、そこのところは大丈夫です。
小学校中学校高校と、実は私は剣道を習っていました。全国大会では武道館にも立ちました。色々あって初段止まりなのですが、これを機に身体を絞るためにも精神の修業のためにもまた剣道の道に戻ろうかな…と、少し考えたりしています。
何故なら、剣道を教えてくださったかつての師が「型」の大切さをひしひしと教えてくれたからです。段級審査の前になると必ず、白い剣道着で私たちに向き合ってくださったことを思い出します。
「守破離」、これは刀鍛冶師にも通じる事だと痛感しています。
日本の伝統文化は「型の文化」といってよいほど型によって伝承されてきました。
伝えられてきた文化は、「道」の色彩を色濃く帯び、「文道」に限らず「武道」も伝統文化としてその重要な位置を占めています。
「型」は、もとになる〝かたち〟で、手本、ひな形、一定のしぐさ、動作、しきたり、慣例、流派などの意味合いを持ちます。また「型」には「鋳型」や「型木」などの語が示すように他のものに等質的に写される性格を持っています。そしてこれは、先人の方々が後継者に教える時にも用いられ、それぞれの道の達人が残した「型」を後世の人が学んで、外型によってそれをとらえようとするものです。
その「型」を学ぶことを「稽古」と言うそうです。この普段何気なく使っている「稽古」という言葉ですが、稽古の「稽」には「考える、比べる」という意味があるそうで、「古」は「いにしえ」のことだそうです。
ゆえに稽古とは、「古(いにしえ)」を「稽(かんが)」 えることなのですね。
日本の文武道の文化継承のシステムは、このように構築し発展させてきたとのことです。
社会における型、すなわち礼儀・作法とは、こうした身体の制度化の表現ではないかとも考えます。
更に、「型」によって継承されたのはそれらのものだけではないようです。
思想的なものもまた、「型」によって受け継がれているのではないでしょうか…?
私はまだ「型」を習えてもいないヒヨコです。なので、今はひたすら先生が教えてくださる「型」を習得するのに日々邁進して参ります。





