2014/01/22 14:13

「どうも内容が分かりづらい」という声がありました。
改めてプロジェクトの概要をご説明いたします。

要は「ライター・イン・レジデンスという日本にはない制度がある。これを日本に紹介し、広めたいと考えて取材してきた。

しかし、結局自分自身がレジデンスを体験しないと、インタビューしても深い話を引き出すことが出来ない。相手も本音を語ってくれない。だから実際自分で身を以て体験したい。だからご支援下さい」ということです。

今回、たまたま棚ぼたのような感じで、レジデンスの話が転がり込んできました。

現状、日本には正規のライター・イン・レジデンスはありません。
つまりレジンデンスに参加しようと思ったら、今回の話以外に選択の余地がないわけです。

はじめに「レジデンスに参加したい」という気持ちありきで、「どこどこの土地でこんな作品を滞在制作したい」という動機ではないので、一見すると今回のプロジェクトは分かりづらいかも知れません。

今回の話は壮大な計画の入口です。

すこし先の話になりますが、北海道を皮切りに、韓国や欧州でのレジデンスにチャレンジし、私の体験談やノウハウを書籍やネットでシェアしていくつもりです。そうすることで他の人がレジデンスする際のハードルが下がっていくはずです。

また最終的に「日本にレジデンスの拠点をつくる」という野望も実現したいと考えています。

 

こうすることで日本の文化シーンに大きく貢献することが出来ると思います。


今回のプロジェクトはその第一歩です。

滞在中、「ノンフィクション作家がレジデンスするとどんなことが出来るのか」を確かめるため、いろいろなことを試みます。


・北海道とは関係ない取材済みの短編執筆(今回のリターンになります)
・浦河やその周辺の取材や視察、地元の人との交流

 (作品につなげられれば、と思います)

・単純に知らない田舎町で冬ごもりすることと執筆や創作との関係性


など、いろいろ体験してこようと考えています。

実際、体験しないと分からないことは多いです。
たとえば今回 CAMPFIRE に参加して、支援して頂くことで、かなりプレッシャーを感じています。
これは実際に体験するまで、予想していないことでした。

レジデンスに関しても、実際に現地に行き、2ヶ月間過ごすことで予期しないことが起こるのではないか、と期待しています。