「支援は“受け身”じゃない。自ら学び、未来を切り拓く子どもたちへ。」

はじめまして。栃木県足利市でNPO法人「子どもの居場所OZ」を運営している関口です。私たちはこれまで、こども食堂や学習の場、相談窓口を通し、経済的・精神的に孤立しがちな子どもと保護者の声に耳を傾けてきました。
近年は学校や福祉機関とも連携を築き、地域の様々な支援者と共に支え合いながら、ほかの施設に通えない子どもが安心して集まれる唯一の居場所として機能しています。
この「安心できる第三の居場所」が、こども食堂からの自然なステップとして、学びの機会を提供し、学習支援塾の立ち上げを計画しています。
子どもが困難を抱える現実を見つめながら、一人ひとりの力を引き出し、進学とその後の暮らしをともに支える場を作ります。
子どもの居場所OZには、家庭の経済的・心理的な困難のため、学校の授業だけでは学力が十分に伸ばせない子どもたちが多く集まっています。たとえば、母親が病気で療養中のため家計が厳しい中学生のAさんは、ここで心の安定を得て学習を始めました。しかし、周囲の子との差は大きく、学校の学習だけでは追いつけない状況です。
また、進学に向けての意欲はあっても、制服や学用品などの費用という経済的な壁が立ちはだかっています。子どもの居場所OZで食事や睡眠といった生活の基盤を確保できたことが、子どもたちが自然と学習へ向かうことにつながっていますが、現在の環境では成長に見合った学習支援や環境が十分とは言えません。
また多くの子どもは一般の学習塾に通うことも難しく、ここなら安心して学べると感じる子どもたちの居場所だからこそ、単に受験のためだけでなく、進学後も継続して寄り添う学習支援が求められていると私たちは強く実感しています。
本プロジェクトでの資金は、次の項目に具体的に使います。
建物改修費:約150万円(安全で快適な学習環境の整備)
学用品購入費:約50万円(教科書、参考書、文房具等)
制服貸与費:約40万円(進学後も制服の貸与やクリーニングを支援)
教室備品・運営費:約60万円(机・椅子・ホワイトボード、講師謝礼など)
制服貸与や進学後の生活支援まで包括的に行うのは、子どもの居場所OZならではの強みです。単なる学習塾ではなく、受験前から進学後の生活も一緒にサポートし、子どもが自分の力で未来を切り拓き続ける環境づくりを目指します。
子どもの居場所OZでの活動は、子どもに栄養と安心を与えるだけでなく、自己肯定感や笑顔を取り戻すきっかけとなっています。「進学はゴールではなくスタート」という想いでAさんのように支援を望む子どもたちに寄り添い、持続的に支えるための学習支援塾の設立にご協力をお願い申し上げます。
「みんなと同じ制服で通学できた」「困ったときに相談しやすい」という小さな安心の積み重ねが、子どもたちの未来を切り拓く大きな原動力になります。
皆さまの温かなご支援が必要です。ぜひ、この挑戦に力を貸してください。

【公式ホームページ】https://kodomoshokudo-oz.org/
【Instagram】https://www.instagram.com/kidsplace_oz/
【Facebook】https://www.facebook.com/oz.ibasho/









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