
皆様
まさかの三度目の登場です。
花教の教祖ヤンマ役を務めます、
町田誠也と申します!
お陰様を持ちまして、無事に明日から開演です!
昨日今日は、まず場当たりってのがございましてね、これは演劇において、劇中台詞のキッカケで曲が掛かったり、照明が変わったりしますよね?
これらを、実際の舞台のセットを使って、場面一つずつ当たって行く、だから場当たりって言うんですけどね…
これがまた集中力も要るし、役者も演出家もスタッフも非常に疲れるんですよ!
舞台の転換や、暗転の移動、衣装チェンジや髪型チェンジなど、裏でやる事も満載なんで、舞台面でやっている事を常に把握しながら、次の準備も行って行くんですね。
だから、同じ場面を最低2回はやる!
なんなら、上手く行かない箇所は複数回当たったり…
ほんで、ゲネプロっていいましてね?
ドイツ語のゲネラールプローべ、日本語で舞台稽古、英語でドレスリハーサル。
要は本番と同じ状態で、無観客で、スタッフの最終確認を兼ねて、全力で舞台をやるんですよ!
これが、シンドイの…
だって場当たりで疲れた状態から、衣装メイク固めて、無観客で全力って!
お客様が居たら出るはずの、アドレナリンも出ないし、やっぱり探りながらになる箇所もあるし、事故を防ぎつつ動くから、舞台面にいない時も集中が切りにくい…
いや、もうホントに疲れた…
そんな準備を専門学校ぐらい万端に致しまして(笑)
いよいよ明日、お客様を迎えます!
ほんでね、ワタクシ気づいてしまったんです。
ワタクシ率いるヤンマが主役の花教の発展と出世の物語だと思って演じてたんですがね、ワタクシの出てないシーンを観ていたら、なんか、滅びた国の兄弟皇子の物語だったみたい…(涙)
なんかね?
ワタクシ出番が多い割に、全然連続して出ないなとは思っていたんですよ!
ワタクシ達花教も全世界を旅してますし、なのに主役の皇子達に会わないから、あー、これは花教の物語なんだって思うじゃないですか?
そしたらね?
違ったみたい!(照れ)
悠炎役の潮見さんに報告したら、
今更何言ってんだ禿げ!
もっと早く気づきやがれ、このオタンコナスって言われちゃいました!
ほんでね?
楽屋の席が隣りで、タバコ足りなくて常にイライラされてる厳王役の北村さんが、それを聞いていたみたいで、なんかニコチン足りてないからか、
花教なんか、俺の冬の国以下じゃボケ!
頭丸めてやり直してこい、この生臭坊主!
って、心も身体も「清い」でお馴染みのヤンマ様を傷つける言葉をぶつけて来まして…
トボトボと客席に座ったら、隣に春の国の女帝桜冥様演じる、若尾桂子さんがいらっしゃいましてね…
優しい言葉を頂けるかと思いきや、
春の国に男はいらんのじゃ!
ちょっと衣装の色が似てるとこあっても、其方は特定外来種!
言うなればウシガエルやアメリカザリガニみたいなモノ、迷惑かける前に前世からやり直しなさいと辛辣なお言葉を…
なんで、泣きながらロビーにいったら、盗賊団の団長ヒスイ役の柏木佑太さんがいらっしゃいまして、話しかけようかと思ったら、笑顔で弓矢で射ってきましてね…
ロビーですよ?弓矢射ます?
無言で笑顔で!こりゃ頭おかしい人だって、慌てて楽屋に逃げたんです…
したら、潮見さんと北村さんはいなくなっていて、優しい和泉さん→銀役と、同じく優しい、吉野さん→闇梨役がいましてね。
安心して、二人にこれまでの経緯を話しましたら、普段は先生もされてる和泉さんから、
町田さんは学校でも先生の話を最後まで聞かなかったタイプでしょう?
なんなら先生をバカにしたりして…
とまるでワタクシの学生時代を見てきたかのように話され、全部図星だったので黙っていたら、吉野さんから、
普段からそのぐらい大人しくしててくれたら、楽屋も静かで助かるんですよ…
貴方と柏木さんは楽屋のうるさい人ツートップですからね?
と、しっかりお説教されまして…
そうなんです、これ優秀で明るくて爽やかな苦労人の兄と、根暗で内向的な弟の旅と成長の物語なんですね。
吉野さんは常に苦労人の兄を支えてるからか、神経が張り詰めてらっしゃるのでしょうね?
しっかり叱られて、楽屋の隅に封印されてしまいました…
と、言う。
虚実入り混じった内輪話はそこそこに…
この物語、兄弟の物語としてもとっても良く出来ています!
今年で例えるなら、「豊臣兄弟」超え間違いなし!
なんなら、ワタクシや北村さんは兄弟を取り巻く、武田信玄や本願寺顕如みたいな位置でありました!
いや、主役だと思ってたんですけどね…
違ったみたいで、残念です。
しかし、通しで物語を観ていた女優陣や、スタッフ陣は普通に泣いてたり、鼻グスグス言わせたりして、多分稽古場や劇場の埃や花粉が酷かったんでしょうね…
ワタクシのシーンだと皆様楽しそうに観てたんで、ワタクシはやっぱり空気清浄機みたいな機能を備えてるんですかね?
なんか、本当に同じお芝居に出ていたのか不安になりましたが、龍の踊り巫女のHOMAさんが、無言でワタクシの肩を叩き、頑張りなさいって感じの顔をされたんで、どうリアクションしたらいいか困っていたところ…
髪型が変わった入倉さんから、
笑えばいいと思うよ!
と慰めて頂きました(笑)
さて、そろそろまとめに入ります!
ワタクシ、実は元々劇団⭐︎新感線なんて基本的人権が無い団体出身で、その後独立し、自分の団体や、KREVAさんってラッパーの舞台の作家や演出家をしたり、京都は国宝で世界遺産の清水寺でMIYAVIさんってギタリストが行った世界初のロックコンサートの演出を手掛けたり、ゲームだとゼノブレイドの音響監督とか、FFを生んだ坂口博信さんとこのゲームシナリオを手掛けていたり、ガンダムみたいなアニメ作品や、映画脚本だったりと割と大きな現場を手掛けて来た、メンバー1の先輩だったらしいです。
升本さんや千歳さんには同期の癖に生意気だ!
と、ジャイアンみたいに言われますし。
同じチーム花教でワタクシの副官を務めるコルタ事、田沼さんも最初のうちこそ尊敬されてたんですが、今ではすっかり
同じパターンしかボケパターンが無いのか?
このポンコツ!
と、叱られる日々…
ですが、上から言ってるみたいで生意気に聞こえたら申し訳ないですが、さいたまスーパーアリーナや、武道館の演出なんかも手掛ける先輩演出家としても、川渕かおりさんの手掛けたこの作品は、大変素晴らしいと太鼓判を押しておりますので、どうぞ安心して観にいらして下さいませ!
きっと、心震え、身体が痺れる体験になるのではないでしょうか?
そして、メイン所のメンバーが体力や寿命をすり減らすように戦う姿、是非何度もご覧いただきたい!
ワタクシも実は、こっそり陰から観てまして、いつもラストシーン震えておりました(笑)
認めたく無いものだな…
自分自身の老いたゆえの感動を…
と、シャアっぽい台詞をお借りして締めたいと思います(笑)
それでは、稽古場レポート最終回!
なんとチケットも初日前に完売!
最高のスタートを切れそうです!
後は劇場にてお待ち申し上げております!



