前作のドキュメンタリー映画「かもすひと」
名古屋を拠点に活動する自主映画団体・シネマフロント代表の児玉篤史と申します。
私たちシネマフロントは、愛知県愛西市の酒蔵・水谷酒造で働く若き女性蔵人の後藤実和さんに、足掛け3年の取材を行った前作のドキュメンタリー映画「かもすひと」を2023年に作り上げました。
前作の制作にあたってはキャンプファイヤーでのクラウドファンディングにて多大な御支援を頂き、そのおかげで無事に作品の完成にこぎつけています。ご支援いただきました皆様に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
https://camp-fire.jp/projects/549672/view

このたびの企画は、その続編となる「かもすひと ふたたび」の制作を皆様に応援していただくものです。
本作の制作には多額の制作費と数年がかりの期間が必要となるため、今回の募集は「第1期」とし、作品本編の完成まで数期にわたってクラウドファンディングを実施していく計画となっております。
※本プロジェクトはリターンの一部に酒類を含むため、酒造及び酒販免許業者である水谷酒造株式会社との共同企画となります。
続編「かもすひと ふたたび」の制作について

今回制作する「かもすひと ふたたび」の取材期間は「火災による全焼被害から再建された酒蔵で造られた最初の新酒が完成し、そのお酒でみんなが乾杯できるまで」です。
私たちシネマフロントは蔵の復活のため東奔西走する蔵人たちに伴走し、その軌跡を記録していきます。
現時点ではっきりとしたスケジュールが出ているわけではありません。おそらく、最低でも今後2~3年以上は撮影を続けていくことになるでしょう。長期取材に挑むための最初の資金調達となり、制作陣にとってはライフワークともいえる作品となります。ここでつまづくことは今後の活動継続が不可能となるため、あえてAll or Nothingでの募集とさせていただきました。
プロジェクト立ち上げの背景
水谷酒造は、愛知県愛西市の小さな酒蔵。創業は幕末期にさかのぼります。豊臣秀吉の馬印である千成瓢箪(せんなりびょうたん)にちなんだ銘柄・千瓢(せんぴょう)で地元の人々を中心に愛され、製造量は少ないながらも高い酒質を誇ってきました。2021年、名城大学を卒業してこの蔵で働き始めたのが後藤実和さんです。
後藤さんは大学で微生物について学ぶと共に、サークル活動では日本酒研究会に所属。利き酒の大会に出場するなどの活躍も見せていました。卒業後の進路として、酒蔵で実際に酒造りに携わりたいと願っていた彼女が出会ったのが水谷酒造だったのです。
会社には後継ぎが不在だったため、後藤さんは酒造りの現場をになう後継者候補として、理想の日本酒を追い求めることとなりました。社長の水谷政夫さんと二人三脚での手作業で多くを学び、さらに「千瓢」の「千」と自らの名前の一字「実」から「千実(ちさね)」と名付けた新商品の開発も主導するなど、若手醸造家として順調なスタートを切っていました。ここまでが前作「かもすひと」で取材したものです。
2024年5月9日のこと、瓶詰めした日本酒の火入れ(味や品質の安定化などのために行う加熱作業)中に機材から火が燃え広がり、懸命の初期消火も間にあわず、蔵全体と、隣接する水谷家の住宅が全焼。報道各社のヘリが飛び、TVでも報道される大きなニュースとなりました。不幸中の幸いで人的被害はなかったものの、伝統ある酒蔵と醸造設備は完全に失われることとなったのです。当時、茫然自失となった水谷社長の脳裏には「廃業」の二文字が浮かぶほどでした。
しかし、水谷酒造には応援してくれる多くの日本酒ファン、取引先の酒店や飲食店、材料のお米を供給する企業など、数多くの素晴らしい縁に恵まれていました。蔵の復活を願う声はすぐに大きくなり、再建に向けた動きが急ピッチで始まりました。この流れに、酒造りの仕事を次代に引き継ぐために入社した後藤さんの存在が大きな影響を与えていることは言うまでもありません。
同業者の協力を得て、後藤さんは「共同醸造」という形で他社に出向し、千瓢・千実ブランドでの酒造りを続ける体制がスタートしました。水谷社長も同様に他社での仕事をこなしつつ、再建計画の立案や資金繰りなどの業務に東奔西走しています。
私たちシネマフロントは前作「かもすひと」の続編として、水谷酒造の酒蔵再建が成り、そこで醸された最初の酒が世に出るまでを取材する「かもすひと ふたたび」の制作を開始しています。酒造りを題材としたドキュメンタリー映画はいくつかありますが、火災によるゼロからの復活までの軌跡を追うという意味では、極めて特異な作品になろうかと思います。
現在の制作状況と今後の進展
前作「かもすひと」は酒造業界に飛び込んだ若き女性蔵人・後藤実和さんの奮闘に焦点を当てて制作しました。続編となる本作「かもすひと ふたたび」では、取材対象を後藤さんの周囲の人々まで広げ、蔵の復活に全てを懸ける人々の群像劇として描きたいと考えています。
酒造業界に限ったことではありませんが、中小企業が火災などで全設備を失った場合、そのまま廃業してしまうケースは決して珍しくありません。そのような中、再建という険しい道を選んだ蔵人たちの決意に満ちた姿は、見る人に必ず感動や勇気を与えることでしょう。
本作は単なる記録映像や日本酒ファン向けのバックヤードツアーではなく、心が折れるほどの苦難にも屈せず、高みを目指して闘い続ける人々の魂に触れられるような作品を目指しています。
2024年5月の火災の直後から取材を始めた本作は、すでに1年以上の取材を行っています。蔵の再建については、水谷酒造の社内ではある程度のスケジュールが出ていますが、まだ確定した段階ではありません。作品の完成までは早くともあと2年から3年の月日を要することになると思われ、取材費・編集費その他の費用も相応に必要となってきます。
このため、今回のクラウドファンディングは「第1期」とし、今後も第2期、3期と追加の募集を行ってまいります。第1期の募集はAll or Nothing方式で行い、成功すれば制作を継続します(第2期以降はAll in方式とする計画です)。募集が成功しなかった場合は、残念ながら制作自体が中止となります。各期ごとに中間報告動画を作成し、それを上映する報告会も行います。非常に息の長い企画となりますので、何卒各期ごとのご支援をお願い致します。
リターンについて
リターンは以下の通りとなります。
応援購入いただきました方の御芳名を、第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」または「協賛」として掲載させていただきます(無期限)。原則として10文字以内で、ペンネーム等でも可能です。記載をご希望されない場合は、その旨お知らせください。また公序良俗に反するもの、機種依存文字等は掲載することができませんので、あらかじめご了承ください。
応援購入頂きました方全員が、第1期中間報告会に御参加いただけます。開催時期は来年4月以降、名古屋市内での開催を予定しております。開催日程・会場の決定後に告知させて頂き、ご予約を受け付けます。会場のレンタル費用が発生するため、参加者の方には会場費を御負担頂きますが何卒ご了承ください。
① 4000円コース (個人向け)
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント小)
② 10000円コース(個人向け・限定30)
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント中)
③ 20000円コース(個人向け・限定10)
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント大)
④ 5000円コース (個人向け)

・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント小)
・「千瓢」ロゴ入りキーホルダー
※デザイン制作中のため画像は仮のものです。
⑤ 8000円コース(個人向け)




・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント小)
・以下のオリジナルグッズより1点をお選びいただけます。
「千瓢」ロゴ入りお猪口・一合徳利セット
「千瓢」ロゴ入り前掛け
「千瓢」又は「シネマフロント」ロゴ入りTシャツ(サイズ:S~LLL)
※デザイン制作中のため画像は仮のものです。
⑥ 20000円コース(個人向け)
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント大)
・以下のオリジナルグッズすべてがセットとなります。
「千瓢」ロゴ入りキーホルダー
「千瓢」ロゴ入りお猪口・一合徳利セット
「千瓢」ロゴ入り前掛け
「千瓢」ロゴ入りTシャツ(サイズ:S~LLL)
「シネマフロント」ロゴ入りTシャツ(サイズ:S~LLL)
⑦ 10000円コース (個人向け・限定12セット)※こちらのリターンは20歳未満の方はご購入いただけません。
・千瓢 純米酒 あいちのかおり 生酒 720ml 1本
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント小)
【販売管理者】
販売場の名称/水谷酒造株式会社
所在地/〒496-8016愛知県愛西市鷹場町久田山12番地
酒類販売管理者氏名/水谷政夫
酒類販売管理研修受講年月日/2023年7月14日
次回研修の受講期限/2026年7月13日
研修実施団体名/名古屋小売酒販組合
⑧ 15000円コース(個人向け・限定6セット)※こちらのリターンは20歳未満の方はご購入いただけません。
・千瓢 純米酒 あいちのかおり 生酒 720ml2本
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費別途)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント中)
【販売管理者】
販売場の名称/水谷酒造株式会社
所在地/〒496-8016愛知県愛西市鷹場町久田山12番地
酒類販売管理者氏名/水谷政夫
酒類販売管理研修受講年月日/2023年7月14日
次回研修の受講期限/2026年7月13日
研修実施団体名/名古屋小売酒販組合
⑨ 20000円コース(個人向け・限定12セット)※こちらのリターンは20歳未満の方はご購入いただけません。
「あいちのかおり」食べ飲み比べセット
・千瓢 純米酒 あいちのかおり 生酒 720ml
・あいちのかおり 1.5kg
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「第1期特別協力」として氏名掲載(フォント大)
【販売管理者】
販売場の名称/水谷酒造株式会社
所在地/〒496-8016愛知県愛西市鷹場町久田山12番地
酒類販売管理者氏名/水谷政夫
酒類販売管理研修受講年月日/2023年7月14日
次回研修の受講期限/2026年7月13日
研修実施団体名/名古屋小売酒販組合
⑩ 10000円コース(法人・店舗向け)
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「協賛」として法人名掲載(フォント小)
⑪ 30000円コース(法人・店舗向け・限定20)
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「協賛」として法人名掲載(フォント中)
⑫ 50000円コース(法人・店舗向け・限定10)
・お礼のメッセージ
・前作「かもすひと」(約48分)及び第1期中間報告動画(約30分)のダウンロードリンク送付
・中間報告会参加権(会場費が別途必要となります。)
・第1期中間報告動画及び本編完成時のエンドロールに「協賛」として法人名掲載(フォント大)
スケジュール
※取材活動はすでに開始しており、順調に進行中です。また、活動報告は随時行ってまいります。
2026年1月 お礼のメッセージおよび前作「かもすひと」ダウンロードリンク送付
2026年2月 リターン発送(酒蔵の在庫管理の都合上、お酒のリターンは25年中に発送予定です。)
2026年春 第1期中間報告動画のダウンロードリンク送付・中間報告会開催(名古屋市内にて)
最後に
今回のクラウドファンディングはAll or Nothing(目標額を達成しない場合は全額返金)の形式で実施致します。
本作品はできるだけ経費をかけないよう少人数で制作していますが、取材期間が非常に長期にわたるため、トータルでの制作費は高額となります。
初回で目標額を達成できない場合、今後の取材継続の見通しが立たなくなり、制作自体を断念せざるを得ません。応援していただける皆様に納得して頂けるクオリティの作品をお届けするため、今回の目標達成は必須のものとなります。
皆様におかれましては、リターンの購入並びに情報の拡散への御協力をお願い申し上げます。
本作の制作期間は、再建された水谷酒造の酒蔵で醸造された日本酒が出荷されるまでを予定しており、少なくともあと2~3年程度の取材継続が必要です。
今期の募集では、共同醸造先で仕込んだ日本酒が完成する来年春の新酒発売を一旦の区切りとし、そこまでの取材内容をまとめた中間報告動画をご覧いただけるようにします。映画の長さの都合上、完成版ではカットせざるを得ない部分も見られる大ボリュームの映像となりますので、どうぞご期待ください。





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