プロジェクトの実行者について
TCCP実行委員会は、TCCP(Tokyo Comical Clarinet Philharmony)の再開コンサートを実現すべく、2025年に立ち上げられました。
2005年に開催された国際クラリネットフェスティバルin多摩をきっかけに結成されたTCCPは、元東京交響楽団首席奏者十亀正司の呼びかけのもと集まった東京藝術大学のクラリネット専攻卒業生が中心となったクラリネットクワイヤーです。演目は名曲のパロディや委嘱作品と幅広く、寸劇や時事ネタを盛り込んだ演出で笑いを誘うコミカルなステージがポイントで、なんといっても日本の第一線で活躍する奏者が集結している、その演奏クオリティは好評をいただいています。
そんなTCCPの演奏をもう一度、皆様にお届けしたい、と結成時からのメンバー、新しく加わったメンバーが実行委員となり実現へ向けて動き出しました。
このプロジェクトで実現したいこと
・奏楽堂で爆笑を巻き起こしたい!
高い技術で真剣にコミカルミュージックを演奏し、音楽と笑いを高次元で融合させるTCCP。クラシックの殿堂である奏楽堂で、いまだかつてない演奏会を作り上げます。
・クラリネットの持つ多様な表現力と音色の魅力を多くの方にお伝えしたい!
ソプラニーノからバセットホルン、コントラバスまで、クラリネット属の楽器が大集合。木管楽器イチの音域の広さを誇るクラリネットならではの、オルガンを思わせる重厚な響きや、際限のないダイナミクスレンジを存分に楽しんでいただきたいです。
・新作を委嘱し、クラリネットクワイヤーのレパートリーを広げたい!
これまでもcoba等に委嘱し新しいクラリネットクワイヤーの作品を生み出してきましたが、今回も新作を委嘱。学校や一般でも愛好家の多いクラリネットアンサンブルの世界を広げることにつながります。
・全国のクラリネットファンとつながりたい!
クラリネットの特殊奏法スラップタンギングが大活躍する「プリンク・プランク・スラップ・ポルカ」のソリストを公募、全国のスラッパーからソリストを選びます。
・若いクラリネット奏者を起用し、世代を超えた奏者の交流を実現したい!
日本音楽コンクールで第1位と第2位になった同級生コンビ、春田傑をコンサートマスターに、野辺かれんをソリストに起用しました。
・こんなところを聴いてもらいたい!
TCCPの伝統ともいえる、名曲のパロディ、おなじみの「アルプスの少女ハイG」では日本にも数本しかない小さいG管クラリネットが登場、「ハイG」が何を意味するのか…ぜひ公演を見届けて下さい。
プロジェクト立ち上げの背景
2005年の結成から断続的に各地のイベントや自主公演で演奏活動を展開していましたが、2019年の公演を最後に活動が休止。再開を求める声も多く集まる中、結成20周年を機に活動を再開しようという機運が高まり、その記念すべく再開コンサートはメンバーのホームでもある奏楽堂で実行したいとプロジェクトを立ち上げました。
これまでの活動と準備状況
TCCP結成20周年となる2025年、演奏会再開を目指して集まった有志のミーティングから、実行員会を立ち上げ、再開演奏会の予告編、前哨戦ともいえるスピンオフコンサートを開始しました。メンバーそれぞれプロデューサーとなるスピンオフコンサートは、再開演奏会に向けての広報活動の一環ともなっており、同時に、各方面への協賛や協力依頼を募っています。
芸術監督:山本正治
プロデューサー:十亀正司
指揮:三界秀実
コンサートマスター:春田傑
実行委員会:渡邊一毅、横田揺子、松永唯
【奏者一覧】
粟生田直樹(東京吹奏楽団)
新井清史(元東京佼成ウィンドオーケストラ)
石田勝(東京吹奏楽団)
伊藤圭(NHK交響楽団首席)
恩智聡子(元藝大フィルハーモニア管弦楽団)
勝山大舗(東京都交響楽団)
亀居優斗(神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席)
木内倫子(シエナウインドオーケストラ)
黒岩真美(シエナウインドオーケストラ)
近藤千花子(東京交響楽団)
笹岡航太(東京藝術大学大学院修了)
澤村康恵(沖縄県立芸術大学教授)
重松希巳江(東京音楽大学准教授)
篠塚友里江(ぱんだウインドオーケストラ)
島谷万寿実(東京藝術大学大学院修了)
芹澤美帆(愛知室内オーケストラ)
田中香織(国立音楽大学講師)
谷口玄徳(オブロークラリネットアンサンブル)
田村知子(群馬交響楽団首席)
塚本啓理(東京藝術大学大学院修了)
十亀正司((株)亀の子音楽工房代表取締役)
照沼夢輝(日本フィルハーモニー交響楽団)
堂面宏起(日本フィルハーモニー交響楽団)
中ヒデヒト(無所属)
中村克已(東京藝大附属音楽高等学校教諭)
中村めぐみ(シエナウインドオーケストラ)
西崎 智子(岡山フィルハーモニック管弦楽団首席)
野辺かれん(東京藝術大学大学院修了)
畑中真理(東京吹奏楽団)
福井萌(ぱんだウインドオーケストラ)
福島広之(東京藝術大学大学院修了)
藤井洋子(元読売日本交響楽団首席)
船木喜行(フリーランス)
前田直子(東京藝術大学卒業)
万行千秋(元東京フィルハーモニー交響楽団首席)
三界秀実(東京藝術大学教授)
三亀亮典(作編曲家)
三木薫(オブロークラリネットアンサンブル)
三倉麻実(武蔵野音楽大学准教授)
山本正治(東京藝術大学名誉教授)
横田揺子(東京藝大国際交流担当特任准教授)
吉野亜希菜(東京交響楽団首席)
吉本拓(読売日本交響楽団)
余村ちあき(オブロークラリネットアンサンブル)
和川聖也(東京音楽大学卒業)
渡邊一毅(ブリッツフィルハーモニックウインズ)
リターンについて
演奏会チケットのほか、アーカイブ動画やメンバーサイン入りのスペシャルグッズなど、他では入手できないリターンを多数ご用意しております!
スケジュール
【記載例】
2025年4月 演奏会場選定、東京藝術大学内奏楽堂予約
2025年5月 実行委員会結成
2025年6月 出演者、プログラムの決定
ホームページ公開
2025年7月 スピンオフコンサートVol.1,2
2025年8月 スピンオフコンサートVol.3
2025年9月 スピンオフコンサートVol.4
フライヤー制作開始
クラウドファンディング開始準備
2025年10月 スピンオフコンサートVol.5
TCCP再開コンサート決起集会
2025年11月 スピンオフコンサートVol.6
クラウドファンディング開始
2025年12月 スピンオフコンサートVol.7
2026年1月 クラウドファンディング終了
2026年2月 スピンオフコンサートVol.8
2026年3月16日 TCCP再開コンサート(於:東京藝術大学内奏楽堂)
2026年4月 リターン発送開始
最後に
このプロジェクトは、演奏する私たちだけでなく、クラリネットを愛するすべての人々と共に作り上げるものです。皆さんのご支援とご協力があってこそ、私たちの夢は実現可能となります。音楽の持つ力を信じ、一緒に笑いに満ちた明るい未来を築いていきましょう。ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
最新の活動報告
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2025/12/13 18:07TCCP大復活!笹岡航太氏よりメッセージ by 2026年3月16日奏楽堂にてTCCP復活公演を成功させたい! TCCPバスクラリネット奏者・笹岡航太氏より、『たくさんの皆さまのご来場楽しみにしております♪』TCCP・バスクラ奏者・笹岡航太香川県出身。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学別科を経て、同大学大学院を修了。これまでにクラリネットを山崎盾之、藤井一男、亀井良信、三界秀実、山本正治の各氏に師事。現在ソロ、室内楽の演奏や吹奏楽、オーケストラへの客演など多岐に渡り活動しているほか、後進への指導にも取り組んでいる。東京セレーノ・バスクラリネットアンサンブル【木炭】メンバー。 もっと見る
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2025/12/12 20:07復活公演に向けてコンサートマスターから動画が届きました!コンサートマスター・春田傑坂出高等学校音楽科卒業。東京藝術大学卒業。在学中に宮田亮平奨学金、卒業時に同声会賞を受賞。第93回日本音楽コンクール クラリネット部門 第1位、併せて 岩谷賞,増沢賞,瀨木賞,INPEX賞を受賞。これまでに山﨑盾之、山本正治、伊藤圭、三界秀実、野田祐介、金子平の各氏に師事。2022年度青山音楽財団奨学生。2025年銘楽堂支援アーティスト。高松をNo.1の街にする会アンバサダー。2024年香川県文化芸術新人賞を受賞。これまでに桃園市立武陵高級中學管弦楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ぱんだウインドオーケストラと共演。藝大フィルハーモニア管弦楽団 クラリネット奏者。ぱんだウインドオーケストラ クラリネット奏者。白井圭率いるプラータークインテット メンバー。 もっと見る
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2025/12/11 20:01TCCP大復活!マエストロ・三界秀実氏よりメッセージ♪久しぶりのTCCP公演を皆さまの満足して頂ける公演にします!応援よろしくお願いいたします!TCCP指揮者・三界秀実10才の頃よりクラリネットを始め、小島皓二、のちに故大橋幸夫の各氏に師事する。 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、1989年同大学卒業。安宅賞を受ける。卒業後、読売新人演奏会、及びクラリネット新人演奏会に出演。その後、東京藝術大学大学院では、デトモルト音楽大学のヨースト・ミヒャエルス教授の約1ヵ月に及ぶ集中講議をきっかけとして、Max REGERのクラリネット作品についての研究を行なう。学内においてクラリネットを村井祐児、鈴木良昭の各氏に、室内楽を山本正治、海鋒正毅の各氏にそれぞれ師事する。 1991年同大学院修了と同時に新日本フィルハーモニー交響楽団に入団する。ソリストとしての同交響楽団との共演は数回に及ぶ。夏のアフィニス音楽祭には3回参加し、ラリー・コムス(シカゴ交響楽団)、ヴォルフガング・マイヤー(カールスルーエ音楽大学)を始めとする数々のプレーヤーの薫陶を受け、共演する。2003年より東京都交響楽団首席奏者。2006年には同交響楽団とバセットクラリネットによるモーツァルトの協奏曲を共演する。2020年より東京藝術大学准教授、及び桐朋学園大学非常勤講師を兼任。 オイロスアンサンブル(木管合奏)に於いて3枚、ザ・クラリネットアンサンブルに於いて5枚のCDに参加している他、JYACMS(ゲスト出演)、木曽福島音楽祭、アール・レスピラン、東京クライス・アンサンブルなどにおいて室内楽での活動も活発に行なう。2002年より宮崎国際音楽祭に、2006年より霧島国際音楽祭に参加。また日本音楽コンクールを始めとする数々のクラリネット部門のコンクール審査員も勤める。 2013年にはCD『スパーン・ポイント』を、2019年には『アーベントリート』をリリースし、共にレコード藝術誌において特選盤に選ばれる等、好評を博す。 もっと見る





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