みなさん、はじめまして!このページをご覧いただきありがとうございます。
〈ホクレンDC2024 第2戦・網走大会での1枚〉
慶應義塾大学にて、陸上競技(中長距離)に取り組んでおります。成沢翔英(なるさわ しょうえい)と申します。
私は、陸上競技を通じて「限界を超えていく姿」を体現し、人が挑戦することの価値を伝えたいと考えています。走ることは、記録や順位だけを競うものではなく、”諦めずに挑戦すれば人はどこまでも成長できる”ということを証明する1つの方法になりうると思います。

〈練習の様子〉
その想いを形にすべく、今回、陸上長距離の本場・ケニアでの長期遠征に挑むことを決意しました。
標高2400mでの高地トレーニングで有酸素性持久力を鍛えるとともに、世界のトップランナーたちが日々努力を重ねる環境に身を置き、自分の可能性を最大限に伸ばしたい。そして、限界に挑み続ける過程で得た学びや感動を、皆様とも共有し、分かち合いたいと考えています。
まず、私のこれまでの歩みと、この挑戦に込めた想いを紹介させてください。


私は高校生の時に本格的に陸上競技を始め、山梨学院高校では、2年時にチームの一員として全国高校駅伝に出場しましたが、最後の3年時には左大腿骨の疲労骨折により、出場することができませんでした。
悔しさと無力感の中で、仲間が走る姿をスタンドから見守ったあの日の光景を、今でも鮮明に覚えています。あのとき感じた悔しさが、今の自分を支える「走る原動力」になっています。
大学ではその悔しさを胸に、慶應義塾體育會競走部に入部しました。高校時代の故障を乗り越えながら練習を積み重ね、大学2年時には慶應大学記録(5000m)を2度更新することができました。

〈5000mで慶應大学記録(1回目)を出した今年度の六大学対校戦〉
(六大学参考リンク: https://www.sanspo.com/article/20250405-J6HNALGGHZGEFOGIYC7MLVSV2Q/)
(2025 国士舘 Combined Challenge参考リンク: https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/188412 )
それでも、まだ自分の走りの先に見たい景色があります。
自分の限界を超えながら、より高い舞台を目指して挑み続けていきたいと考えています。


※2025年11月現在

この度、大学を半年休学して、2025年11月末から2026年3月まで陸上長距離の本場・ケニアでの長期トレーニングを行いたいと考えています。世界のトップランナーたちが日々切磋琢磨する環境に身を置き、そこでしか得られない刺激を受けながら自分自身をさらに高め、競技力の飛躍を目指します。

ケニアには、日本では体験できない高地での厳しい練習環境や、世界レベルのランナーと直接競い合える機会があります。その環境で練習を積むことは、心と体を鍛え直す絶好の機会になると考えます。ケニアでの日々を通して、世界の走りを肌で感じ、それを私自身が体現することで多くの人に届けていきたいと思っています。
今回の挑戦を実現するにあたり、渡航費・宿泊費・現地での取材・活動発信にかかる一部費用を、クラウドファンディングを通じてご支援いただきたく、このプロジェクトを立ち上げさせていただきました。

今回の遠征は以下の3つを目標に掲げています。
これらの目標は、「走る」ということだけにとどまらず、スポーツが持つ力を最大限引き出しつつ周囲にポジティブな変化を生み出したいという思いから生まれました。現地で得た学びを、自分の競技力向上に繋げるだけでなく、日本の陸上界で挑戦を続ける人々に少しでも還元したいと考えています。
ケニアで感じとった本気の覚悟を胸に、走ることでその熱を伝えられるよう全力で挑みます。


高等学校を卒業した後、私は一度ケニアを訪れた経験があります。当時、「ケニア人ランナーの圧倒的な速さと強さの秘密はどこにあるのか」を探りたいという思いから、現地で約100名のケニア人ランナーの足裏を年齢別に測定し、走りの基礎となる身体的特徴や環境要因との関係性を分析しました。
この経験は、単なる調査や研究にとどまらず、「走る」という行為そのものに対する価値観を根底から変えるものになりました。走ることにすべてを懸け、1秒でも速く前へ進もうとするケニアの選手たちの姿に、競技者としての覚悟を肌で感じました。
その後、現地で得たデータはレポートとしてまとめ、大学への進学に繋げることができました。
今回は研究者としてではなく、1人の競技者としてケニアで挑戦したい。自分の限界を超え、競技者としても人間として、もう一段上のステージに立つために、再びこの地で挑戦したいと考えています。

〈ケニア人の足の測定の様子〉
https://number.bunshun.jp/articles/-/863328?page=3

陸上競技とは少し異なる角度になりますが、最近、自分の視点が大きく変わる貴重な経験をさせていただきました。
今年度は、陸上競技と並行して、現・参議院議員の脇雅昭さんのもとで学生秘書として一定期間活動させていただきました。その中で、日々の業務を通して感じたことは、目には見えにくい人の温かさこそが、社会を動かす底力になっているということです。これまで「支えられる側」として競技に打ち込んできた自分が、今度は「支える側」として人と向き合う立場になったことで、人との繋がりの大切さを心から実感することができました。
この経験を通して、改めて支えてくださる多くの方々に「結果で恩返しをしたい」です。

今回の挑戦は、その想いを形にするための一歩でもあります。

私は慶應義塾體育會競走部に所属していますが、今年の4月から7月までの間、日本を代表するランナーの1人である館澤亨次選手(SGH/twolaps所属、日本選手権1500m優勝3回)のもとで練習をさせていただく機会に恵まれました。春から夏にかけて、館澤選手の練習パートナーとして日々トレーニングを重ね、世界と戦う日本トップ選手の姿勢や心構えを間近で学ぶ貴重な時間を過ごしました。
特に印象に残っているのは、「練習に対する主体性」と「必ず最後まで練習をやり切る力」です。ただ与えられたメニューをこなすのではなく、なぜこの練習を行うのか、どんな目的でこの動きをするのかなどを常に自分で考え、コーチやスタッフに頼るだけでなく、自ら責任を持って競技に向き合う姿に強く感銘を受けました。
同じ練習をしていても、その「意識の深さ」と「責任感の重さ」が結果の差を生む。その現実を肌で感じました。私は今年、日本選手権の参加資格を得るための標準記録を切れず、出場は叶いませんでした。

そう強く思っています。
この経験を通じて、「自分で考え、自分で責任を持って走る」ことの大切さを学びました。
〈館澤選手との練習の様子〉※左上は日本選手権前最終合宿中に撮影


今年の夏には、横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD 9)に学生代表として参加させていただきました。会場では、各方面のリーダーたちが真剣にアフリカの未来について語る姿を間近で見て、強い衝撃を受けました。そこから、スポーツという枠を超えて、アフリカの国々が抱える課題とポテンシャル、そして、「他の誰かがではなく自分が社会を変えていく」というまっすぐな気持ちを肌で感じました。それと同時に、教育・貧困・環境などの問題と向き合いながら生きる現地の人々の強さと地域の将来性を感じることができました。この経験を通して、アフリカという地域をより深く好きになり、
という思いが強まりました。
今回のケニア遠征では、競技面での挑戦に加え、現地の人々の生活や文化、社会の課題や魅力を自分の言葉で日本へ発信することも大切にしていきます。SNSや報告会などを通して、ケニアで出会った人々の表情、街の空気、走る姿勢や生き方など、現地で出会った方々の姿や日常をお伝えしたいと思っています。そして、少しでも日本の方々にアフリカの“今”を身近に感じていただきたいと思っています。
〈アフリカ会議の様子〉
アフリカ会議公式HP https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/ticad9/index.html

今期は大学を半期休学し、11月中旬に日本を出国。約4か月半のケニア遠征を経て、2026年4月以降は日本に帰国し、主要な大会できちんと結果を残すことを目指します。

リターンに関しましては、主に動画配信やブログなどでの活動報告をメインに考えております。
出資していただいた方のリクエスト動画なども検討しておりますので支援者様参加型のコンテンツを随時提供していけたらと思います。


最後になりましたが、私の活動に興味を持って下さった全ての方々に心より感謝申し上げます。
皆様のご支援が、毎日一歩ずつ自分の限界ラインを超えていくための力となります。これまで支えてくださった皆様、そして社会へ少しでも恩返しができるよう全力で挑戦してまいります!!そして日本に帰国後の来シーズンの大会では、皆様の応援に恥じない結果でこの御恩をお返しできるよう、精一杯頑張ります。皆様、私の挑戦を信じて頂けたら幸いです。
どうか温かいご声援のほど、よろしくお願いいたします!
最新の活動報告
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活動報告 Ver.1 「いざ、ケニアへ上陸! ~挑戦の始まりを振り返る~」
2025/12/02 20:36ごあいさつ 本プロジェクトへのご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。プロジェクト公開から約1か月が経過し、折り返し地点を迎えました。多くの温かいご声援を頂き、日々大きな励みになっています。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。 11/16の深夜に日本を出発し、ケニアに到着して約2週間が経過しました。本日は活動報告の第1弾として、出国前の小話およびケニア遠征序盤の出来事の概要をご報告させていただきます。出国前のハプニング「ケニアに行く前に5000mでガツンとPBと塾記録を更新して、勢いそのまま出発するぞ!」 そんなシナリオを頭の中で描いて、出国予定日と同日の午前中に予定されていた記録会に向けて調整バッチリの状態を作り上げた前日すると、ケニア渡航をサポートしてくれている方から突然の連絡が入りました。「出発、今夜だよ!」……「!!!!!」 日付を跨ぐフライトによって勘違いをしてしまっていました。仕方なく記録会は棄権することにし、急いで帰宅後、その足で羽田へ直行。なんとか間に合いましたが、PBも塾記録更新も来シーズンまで持ち越しとなりました。出発前にご挨拶できなかった方、本当に申し訳ありません。しかし、今回の無念はしっかり次に生かします。どうかご期待下さい!いざケニアに到着 20時間以上の長旅を経て、首都ナイロビに到着後、長距離の聖地イテンへ。標高は約2,400mあり、空気の薄さをはっきりと感じ取れます。最初の1週間は順応を目標にいいリズムで練習できていましたが、5日目に原因不明の腹痛を起こしてしまうというトラブルも(すぐ治ったので、ご安心ください!)。不安を感じた瞬間がありつつも、きちんと練習を積み始めることもできて、まずまずの滑り出しです。〈現地の選手と共にアップ中〉高地トレーニング本格スタート 今回ケニア遠征では、女子1500mや5000mの現日本記録保持者・田中希実選手(New Balance所属)とご一緒させていただいています!田中選手からは、「世界で戦うとはどういうことなのか」を、走りではもちろんですが、日々の生活などから間近で学ぶ貴重な機会を得ています。練習こなすだけでは結果に結びつかない陸上競技の難しさと、それをどう乗り越えていくのか。どんな挑戦を選び続けるのか。練習内容の組み立て方や考え方の細部に至るまでの全てに、毎日大きな刺激を受けました。競技以外の場所でも同じ時間を過ごしたことで、田中選手の走りの裏にある考え方により多く触れさせていただき、私自身の視野が大きく広がっています。〈田中希実選手との1枚〉 さらに、世界の第一線で戦うランナーが集まるイテンでは、世界トップレベルの男子長距離選手の集中力や、10kmロードレースで28分46秒の世界記録を保持するアグネス・ゲティチ選手の普段の練習に裏付けられた勝負強さなど、ここでしか吸収できないものが山ほどあります。 私自身もアグネス選手と共に走る機会をたくさんいただき、特にケニア独特の練習であるファルトレクで、その強さに洗礼を受けました。ケニア遠征の残りの期間でなんとしても先着できるよう、必死に食らいついていきます。〈練習の様子〉 先日、田中選手は練習スケジュールの都合で先に日本に帰国されたためで、今週からはいよいよ日本人が私の他にいない状態での練習が始まります。 ここからが本番だという気持ちで改めて気を引きしめつつ、一回一回の練習を完遂しきることをしっかりと意識して取り組んでいきます!おわりに ここまでお読みくださりありがとうございます。今後も活動報告を定期的に更新していきますので、ご覧いただけますと幸いです! 改めまして、皆様のご支援に心から感謝申し上げます。引き続き、温かいご声援のほどよろしくお願いいたします! もっと見る






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