120年続く上川町民の心の拠り所「相馬妙見宮大上川神社」を未来につなぎたい!

上川町に神様が祀られてから120年が経ちました。今、人口減少に伴う維持費不足により存続の危機に立たされています。開拓の頃からの憩いの場である大上川神社を後の世代まで残していきたい!一緒に守り楽しく盛り上げていける仲間になってほしい!町全体の発展とともに神社を次の世代へ繋げていくプロジェクトです。

現在の支援総額

176,000

11%

目標金額は1,500,000円

支援者数

12

24時間以内に12人からの支援がありました

募集終了まで残り

62

120年続く上川町民の心の拠り所「相馬妙見宮大上川神社」を未来につなぎたい!

現在の支援総額

176,000

11%達成

あと 62

目標金額1,500,000

支援者数12

上川町に神様が祀られてから120年が経ちました。今、人口減少に伴う維持費不足により存続の危機に立たされています。開拓の頃からの憩いの場である大上川神社を後の世代まで残していきたい!一緒に守り楽しく盛り上げていける仲間になってほしい!町全体の発展とともに神社を次の世代へ繋げていくプロジェクトです。

120年続く上川町民の心の拠り所
「相馬妙見宮大上川神社」を未来につなぎたい!

 皆様、はじめまして。数あるプロジェクトの中からこのプロジェクトをご覧いただきまして誠に有難うございます。

  プロジェクト実行者の大上川神社宮司の池田宏幸です。

  当プロジェクトは、北海道の上川町にある大上川神社の維持・存続」を目的としております。

 令和7年、大上川神社は神様が初めてこの土地にお祀りされてから120年の節目の年、御創祀120年を迎えました。これまでは、こういった節目の年に、記念事業として寄付を募り、老朽化した神社の修繕を行って参りました。町民氏子・崇敬者による奉賛会が立ち上げられての財募活動が行われてきましたが、人口減、担い手の高齢化や急逝により神社維持活動に困難を抱えている現状です。

 ご縁がある方に知っていただき、この土地に根ざした大上川神社を今後も守り継いでいきたいという私たちの思いに賛同し、ご協力していただける方が一人でも増えればと思い、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げました。最後まで目を通していただけますと幸いです。


大上川神社は上川の人にとってどんなところなのか。

 町の人にとって、大上川神社は身近な、なくてはならない場所です。例えば、日々の参拝や御祈願をする場所であったり、お祭りが行われたり、散歩のコースであったり、暮らしの中の一部となっております。
 健康の祈願、部活の試合の必勝祈願、恋愛の成就、商売繁盛、心の平安。様々な祈りが届けられる場であり、「ここに来ると落ち着くね」「パワースポットって言っていたよ」など町の人のお声を聞くことを嬉しく感じております。


 大上川神社では年に一度の例大祭が行われております。例大祭は何度か日にちが変わりながら現在は、7月15日宵宮祭、7月16日本祭、7月17日後日祭・殉公祭が斎行されています。

 7月15日の宵宮祭では例年、上川中学校吹奏楽部の演奏、宵宮祭の祭儀中に社殿で北海道の無形文化遺産の「松前神楽」が舞われます。

 7月16日の本祭では、神輿渡御があり、町を御神輿が練り歩きます。大上川神社では「宮衆」という神輿会が活動しております。宮衆を中心とし、各地域の神輿会、毎年の当番町の祭典正副委員長・各係など総勢200名前後でお祭りを盛り上げており、町内同士の交流も含め大切な祭事となっております。東旭川豊田獅子舞保存会による獅子舞も各町内の御旅所で奉納されます。

神輿渡御の様子 当番制で当日はハードですが、渡御に参加した人は普段着ないような装束を着て、神輿とともに町を歩きます。また、その年の本厄の男性が一人選ばれ「猿田彦」の装束を着ます。暑い中町を歩き、それぞれの係の仕事をします。神輿渡御など祭儀を支えるのは渡御に出ている人だけではなく、社務所や公民館で煮炊き接待をする人たちもいて、多くの人によりお祭りが支えられています。

 普段顔を合わせることがない町内の人と朝から晩まで共に過ごし、一つの祭りを成功させる、という結束の中で、交流という言葉でははかれない感情を持ち帰られ、「大変だったけどまたやりたい」という声をかけていただくこともございます。

 7月17日には後日祭・戦争で亡くなられたご先祖様の殉公祭が斎行されます。遺族の方もご高齢となり、参列される方も年々少なくなってきましたが、この上川町を築きその中で亡くなられた確かにこの町で生活をされていた先人を思う気持ちを忘れず、祭りを続けたく、新しく町に住まわれる方にもその歴史とともに知ってほしいと願っております。

夕方からの余興では、コンサートが行われます。常連の町内バンドに加えゲストミュージシャンにより演奏、歌唱が行われ、お祭りが終わります。令和6年の例大祭の余興。なかにしりくさんのコンサートの様子。

 お祭りの準備・片付けは約3か月に及びますが、大変だけど良かったなどの声を聞く度に後世にも残し守っていきたいものだと感じております。
 地域の伝統の維持・保存の点からも、地元の交流の場としても、存続させていかなければならないと思っております。

 切り絵御朱印

 令和4年の春から切り絵御朱印の頒布を始めました。
春夏秋冬と最近は正月の切り絵御朱印(1月のみ限定の干支の切り絵御朱印)を頒布しております。

来年春まで頒布中の冬の切り絵御朱印

 当神社の切り絵御朱印は、私(宮司)の妻がデザインをして、神社で奉製(製作)をしております。作業も機械を導入してはおりますがほぼ手作業です。既製品のように細かくはありませんが、手作りらしい素朴さが好評を得ています。神社にご参拝される方に少しでも楽しんでいただき、思い出を持ち帰ってほしいと思い、始めた取り組みです。

 SNSまたは上川町のお店で切り絵御朱印を見かけて、訪れてくださるかたもいらっしゃり、大変嬉しく思っております。最近は季節ごとにお越しになる方からお声がけいただく機会も増えました。ありがとうございます。

 御創祀120年記念御朱印

 今回は御創祀120年記念御朱印をリターンとしてご用意させていただいております。


大上川神社の維持の危機!?

 神社は基本的に主に町民氏子の寄付により維持されています。今日までこうして維持ができたのは、町民氏子の皆様、また、参拝に来てくださる皆様のおかげさまです。感謝申し上げます。

 ですが、少子高齢化による人口減少を要因とする町民氏子の減少、後継者不足、昨今の物価高など複数の要因が複雑に絡み合って危機は深刻化しています。町の人口減少は、イコール神社の維持管理(建物の修繕費、草刈りなどの日常的な管理)が困難になり、役員や奉仕者なども継がれていかないという負のスパイラルに陥っております。

 大上川神社の社殿は御創祀100年記念事業の際に一度工事をしています。


平成19(2007)年に御創祀100年記念事業で行われた社殿屋根の改修の様子

 本来であれば、維持のためには10年に一度は屋根の塗装が必要と言われており、平成29(2017)年には屋根の塗り替えが必要でしたが、予算不足で着工ができませんでした。

 社殿がひとたび壊れると数千万単位の工事となります。目立った傷や剥がれが出てからでは手遅れのため、御創祀120年事業で優先的に着工したいと考えております。

 先行して修繕している箇所もございます。

 例えば、今年は社標のコーキングが剥がれてきて中に水が溜まっており、このままだとこの冬に凍って倒れる危険性があったため怪我人が出てしまってはいけないので、急遽修繕しました。

社標

 社殿前の床にもヒビが入っていましたので急遽修繕しました。

    

未補修で早急に直したい部分もあります。

階段のヒビも深刻です

境内の電灯も錆て中身が飛び出ています。

 こうした修繕も、子どもたちやご高齢の方をはじめ、神社に集う皆様の安全のために必要なことなのです。

地域にとっての神社とは?

  「神社を維持するための管理費は、有志に募るべきであり、町民氏子全体の問題ではない」という問題提起を目にします。そこで地域における神社の存在意義についてもお伝えしたいと思います。

 例えば神社の伝統行事であり町民のお祭りである例大祭について。前述のとおり、準備や当日早朝や深夜のお手伝いさんの高齢化、人手不足により、お祭りが存続の危機に瀕しております。

 コロナ禍を経て、直会(なおらい)など交流の場が減って神社行事への参列者も減り、その中で神社を日常的に支えてくれていた方々が亡くなられ、寂しくなってきた印象です。

 家祓、車祓、厄払、数は少なくなってきましたが、七五三詣や、成人式、神前結婚式などの人生の節目のお参りも当たり前にはできなくなってしまいます。

 上川町は、開拓時代も集団移住ではなく様々な地域からの移住者で構成されていました。様々な地域の出身者が、祭りでそれぞれの故郷にまつわる神楽などを舞い、交流をし、バラバラの地域から来た人が一つの集落・町として一体となる役割を担ってきました。当時は集落ごとの神社が存在しておりましたが、戦争などの影響で神社が維持不可能となり、大上川神社に多くの部落神社が合祀されております。

 大上川神社は部落の歴史や想いを引き継いだ場所ともいえます。

 現在も上川には仕事・結婚・協力隊など、様々な理由で様々な地域からの移住者が住んでおり、生活を営んでいます。移住のみならず上川町に関わる方も増えてきております。

 最近になって、町の地方創生事業に尽力されている方や、お仕事、企業での移住の方も増え、少しずつ飲食店も増えにぎわってきました。若い方々が町を盛り上げようと様々な試みをしているのを目にしております。

 神社でも彼ら・彼女らの協力により新たな取り組みを始めております。朝市やワークショップのお申し出があり、今年初めて境内・社務所でのイベントを催していただきました。

◎上川朝市

 上川町に移住、起業された方々と上川町の農家さんとともに今年初めて朝市を行いました。町内の「ネパール料理タルチョ」の渡邉さんと「上川町の農家さんが育てたおいしい野菜を売る朝市を神社でしたい」と2年ほど前から企画しておりまして、今年実現ができました。当日は上川のグルメ、上川の野菜が販売されました。大盛況で、町内外からお客様がいらっしゃり、すぐに売り切れました。 
 町の人からも「またやってほしい」とのお声をいただきましたので、これからも定期的に行いたいと思います。5月中旬(18日前後の土日)の境内社稲荷神社及び地神祭の時期とまた10月の同時期に行うことを目標としています。

農家さんのお野菜を選ぶ人々

朝市の感想として印象深かったのが、「同じ町内にお店があったのは知らなかった。今度行ってみたい」と町のお年寄りと出店されている移住された方が話している場面や、
「お店があるのは知っていたけど、若い人のお店だと思って行ったことがなかったので初めて食べた。おいしかった」と言っていたこと。
藍染をしているところが上川町にあるんですか!?」と驚く人。
屋外にガラスの展示をする企画で、神社裏にスペースや林があることを初めて知る方がいること、ガラスのランプワークを仕事としてやっている人がいること、ガラス工房・体験をすることができる場所があることを初めて知ったという声。

シマリスが走り回る裏庭に展示された野外展示のガラス こうして新しく上川に来た人と昔から住んでいる人との交流が生まれる光景は、神社だったからなのではないかという感想も多くいただきました。
 神社にはこのようにして、人と人が出会い結びつく場という役割が本来的にあるのではないかと思います。地域の未来のために、今後もこうした役割を維持していきたいと願っています。

◎ワークショップ
 地域おこし協力隊の吉田さんが企画・参加してくれたイベントで、「上川町産トドマツで絵馬を作る」ワークショップを行いました。町産材を使い、オリジナルの絵柄のステンシル型で絵付けをし、ドリルで穴をあけ、同じく協力隊であり、ランプワーカー(ガラス職人)である守屋さんの作成したガラスパーツをはめ込んで世界に一つだけの絵馬を作る活動をいたしました。

 上川町は古くから林業の町です。里山の活用や材木の有効活用の一環で、神社の絵馬を作るというアイデアをいただき、現実的にできることは何かと話し合いを重ねてワークショップが実現しました。

ドリルで穴をあける参加者。完成した絵馬

 私は、大上川神社を町民から預かる者として、今も町の人にとって笑い声の響く思い出が生まれる拠り所であり続けてほしいと願っています。また、旅行やお仕事で立ち寄られる方々もまた参拝をし境内の風景を楽しんでおられるという感想を間接的に、時には社務所にきて直接話してくださいます。どなたがいらいても、変わらず心地よい場所でありたいと思っております。

 神社が使えなくなってしまうと、せっかく立ち上がったこういった活動もまた消えていったしまうことになります。

これからの展望

 楽しく町の人が使える場所であるためには、まずなによりも安全な場所である必要があります。先に書きました修繕は、訪れるすべての方にとっての安全を担保するためです。その維持活動(修繕や日々の手入れ、祭りなどの祭儀祭礼の維持など全てを含む)この営みをこの先も、次の世代へも繋いでいきたいという思いがあります。


 みんなで草を取り、一緒に労苦を共にする、奉仕活動を強要はしませんがやってみると気持ちがよく楽しいという声もいただきます。維持活動と言ってしまえば大変に聞こえてしまいますが、大変ながらもその場でともに語る時間、休憩のときのお茶のおいしいこと、響く笑い声は良い時間だと思っています。

 こういったイベントや交流を続けるにも、まず維持活動が必要であることをまず知っていただきたい。そして、一緒に神社を守り維持していく理解者、仲間を増やしていきたいという思いもまた、このプロジェクトを立ち上げた理由の一つです。

 神社は当たり前にそこにあるのではなく、その時々の人の手で維持されていることとが一人でも多くの人に伝われば嬉しいと思います。


リターンについて

〇御礼のメールのみ 5,000円


リターンが不要な方向け。
御礼のメールを送らせていただきます。
御奉賛帳にお名前を記載し社殿に記録いたします。

メールのみで記帳不要の方用のリターンもございます。



〇御創祀120年記念切り絵御朱印 5,000円


馬と妙見様(北極星・北斗七星)の意匠の記念切り絵御朱印です。

宮司の妻のデザインで当神社にて奉製しております。

また、御奉賛帳にお名前を記載し社殿に記録いたします。


〇神社で絵馬作り体験 8,000円

地域おこし協力隊で木こりの吉田さん提案のワークショップ。
上川町産トドマツを切り出した木材にステンシルで絵付けをし、
 地域おこし協力隊でガラス作家の守屋さんが作成したパーツをはめるという 
ワークショップを行う体験型リターンです。 


〇令和8年度 大上川神社例大祭神輿渡御で拍子木を打つ体験  10,000円


令和8年7月16日に行われる神輿渡御に宮衆とともに御参加いただき、

渡御の途中で拍子木を打つのを体験できます。

(7月16日、1日神輿渡御に参加できる方に限ります。)


〇御創祀120年記念御朱印&記念絵馬 10,000円

上川町産トドマツ材を使いました、菱形の記念絵馬です。(スタンド付き)

一つ一つ手作りで奉製しております。

〇【社務所にて切り絵体験&記念御朱印・絵馬】13,000円

 神社社務所大広間にて宮司の妻にの指導による切り絵の体験ができます。 
お土産に絵馬と御朱印をお持ち帰りいただけます。 

〇宮司の妻が切った記念切り絵の原画【複製・手作業】20,000円

 御創祀120年記念絵馬・切り絵御朱印・幟の 原画と同じ絵柄の切り絵をA4サイズ簡易額入りの手切りで 作成します。


スケジュール

1月 クラウドファンディング終了
3月 リターン(切り絵御朱印、絵馬)発送予定
5月~7月屋根塗装および境内整備 開始予定

資金の使い道

◎社殿屋根の塗装 

◎祭儀用具庫

◎CAMPFIREへの手数料

総工事費 概算450万のうちの一部として。


結びに

私たちは、このプロジェクトを通して、多くの方々と共に神社を守り、未来に繋げていくことを目指しています。どうか皆さまの温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


※本プロジェクトは購入型で実施されておりますので、寄附控除は受けられません。

ご支援いただいた資金は社務所改修、及びリターン関係費のみに使用させていただき、宗教活動費への転用は一切行いません。

本プロジェクトは All-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、

リターンをお届けします。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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