はじめに
私たちは、鳥取県北栄町という町で「ベイクショップ小僧ロップ」という小さなパンとお菓子のお店を営んでいます。このクラウドファンディングは、私の大切な想いを絵本という形にして、多くの人に届けたいという挑戦です。
絵本のタイトルは『小僧ロップのシフォンケーキ』。テーマは「ありがとう」です。「ありがとう」をうまく言えなかった主人公・小僧ロップが、言葉の力に気づいていく物語です。


このプロジェクトで実現したいこと
「ベイクショップ小僧ロップ」は、小さな小さな町のパン屋です。
今回の物語に登場するシフォンケーキやキャラクターをオマージュしたパンなどが、お店に並んでいます。大人も子どもも、おいしいものを食べた時には幸せな笑顔になります。それと「ありがとう」の笑顔をつなげたくて、おいしいシフォンケーキがでてくる物語とその物語に登場するシフォンケーキが並んでいるお店を作りました。
「ありがとう」の大切さを伝えたい物語、そして、「ありがとう」を実際に伝えるお店。
「ありがとう」って言ってみたら何かが起こるかも
誰かの心に残るものを届けたい。その想いを物語に託しました。
この絵本を通して、「ありがとう」という言葉の温かさを多くの人に伝えたい。親子で一緒に読んで、「ありがとうっていいね」と笑い合えるような時間を届けたい。そんな想いから、このプロジェクトを立ち上げました。
完成した絵本は、店舗での販売だけでなく、支援者の皆さまにもお届けします。さらに、絵本に登場するシフォンケーキや焼き菓子も返礼品としてご用意しています。“読んで感じて、食べて味わう”――そんな形で「ありがとう」を体験してもらえたらうれしいです。

プロジェクト立ち上げの背景
この物語のテーマは「ありがとう」です。
主人公の小僧ロップは、「ありがとう」がなかなか言えない子。けれど、少しずつ練習を重ねることで、この言葉が持つ不思議な力に出会い、成長していきます。
なぜ私がこの物語を作ったのか。
それは、私自身が「ありがとう」を素直に言えなかったからです。
20歳の頃、体調を崩した私を看病してくれた人に、迷惑もかけたし申し訳ない気持ちもあって「ごめんね」と言いました。するとその人がこう返したのです。
「ごめんねじゃなくて、ありがとうだよね」
その瞬間、はっとしました。私はずっと「ありがとう」と伝えているつもりだったのに、実は言えていなかった。気持ちをきちんと届けられていなかった。そんな自分に気づかされました。
それ以来、私は意識的に「ありがとう」を伝えるようにしました。家族に、職場の同僚に、友人に。
すると、不思議なことが起こりました。「ごめんね」という言葉に対する返事は難しいけれど、「ありがとう」には「どういたしまして」と返ってきます。会話がつながり、笑顔が広がるのです。
何よりも「ありがとう」を言うとき、自分の顔も自然と笑顔になります。そして、言われた相手も笑顔になります。「ありがとう」と言って嫌な思いになることも、言われて嫌な思いになることもありません。もっともっと「ありがとう」という魔法の言葉があふれた世界になれば、悲しいことや大変なことがあっても、支えてくれる人、励ましてくれる人への「ありがとう」から、笑顔を取り戻して人はまた前を向ける。そう信じるようになりました。


出版化を応援する声
初版を読んでくださった方々から、たくさんのあたたかいメッセージが届いています。
「小僧ロップのシフォンケーキ」は、読んだ人の心にもやさしい“ありがとう”の魔法を届けてくれました。
「この物語を声に出して読んでいると、感動して胸がいっぱいになり、涙が出ました。小僧ロップの世界でも現実でも、“ありがとう”はやはり奇跡を起こせる言葉なんだなと改めて思いました。」― Aさん(女性)
「ありがとうが言えて、森の仲間とシフォンケーキを食べられて、みみたろうは幸せです。思っていることは言葉にして言わないと相手には伝わらない。感謝の言葉は特にそう。ありがとうを言い合うと、お互いに幸せな気持ちになり、仲良しにもなれます。ありがとう、ありがとう、素敵な言葉ですね。この本はそれをやさしく楽しく教えてくれます。」― Yさん(女性)
小さな物語が、人と人との心をつなぎ、優しい気づきを生み出している。
そんな声が、私たちの背中を押してくれました。
「この絵本をもっと多くの人に届けたい」――その想いが、この出版プロジェクトの原動力になっています。

絵本と地域との連携
この絵本は、お店の中だけでなく、地域の中でも少しずつ広がりを見せています。
・地元テレビ局と大手スーパーが連携して実施した夏休み特別イベントでは、子どもたちへの読み聞かせ会を開催。
たくさんの子どもたちが目を輝かせながら、小僧ロップの世界に入り込みました。
・また、町内図書館にも絵本を設置し、地域の皆さんに読んでいただいています。
「ありがとう」という言葉のあたたかさが、地域の中に少しずつ広がっています。
これからも、絵本を通して子どもたちと地域がつながり、やさしさや感謝の気持ちを自然に育めるような活動を続けていきたいと考えています。
未来に描くもの
もしこの挑戦が実現すれば、子どもたちは「ありがとう」という言葉の力を自然に学ぶことができます。親子で絵本を読みながら、「ありがとうっていいね」と笑い合える時間が生まれます。
そして私は信じています。
ひとりひとりの「ありがとう」が、小さな世界を少しずつ明るくしていく。やがてそれは大きな渦になって、世界中を笑顔にする。
この絵本が、そのきっかけになってほしい。そう願っています。

現在の準備状況
お店のオープン当初、手作りの小冊子としてこの物語を100冊ほど制作しました。当初は身近な人に読んでもらえたらそれで十分、と思っていました。
けれど、読んでくれた人たちから「もっと多くの人に届けたほうがいい!」という声をたくさんいただき、背中を押されました。
ありがたいことに冊子は完売。増刷を考えましたが、初めて書いた作品だったため、ふりがながなかったり、表現に未熟な部分が多く、子どもにも読みやすい形にしたいと思いました。
出版社と相談した結果、クラウドファンディングという形で絵本化に挑戦することを決めました。現在は、物語の再構成と絵の仕上げ、印刷準備を進めています。

リターンについて
今回のリターンは、絵本だけでなく、「ベイクショップ小僧ロップ」のお菓子とともに“ありがとう”をお届けします。
・絵本『小僧ロップのシフォンケーキ』(完成版)
・人気のシフォンケーキや焼き菓子のセット
・絵本とスイーツの特別ギフトBOX など
読んで、味わって、感じる“ありがとう”。あなたの笑顔が、また誰かの笑顔につながります。

スケジュール
クラウドファンディング開始 2025年10月末
絵本制作・デザイン調整 2026年1月〜2月
印刷・製本 2026年3月~4月
支援者さまへのお届け 2026年5月ごろ予定
プロジェクトメンバー
宮下 到(ベイクショップ小僧ロップ オーナー/パン職人)
福島県会津若松市出身。東京での大学時代は演劇サークルに所属し、表現することの楽しさを知る。表現方法は自身の好きだった「パン」へ移行していき、都内のパン屋で約7年間修業を積む。
子どもが生まれることをきっかけに東京で出会った妻の実家のある鳥取県に移住。大山のふもとのパン屋で8年間製造部長として勤めながら、絵本「小僧ロップのシフォンケーキ」を執筆。
2021年6月に独立し、絵本の世界をイメージしたパンと焼き菓子のお店「ベイクショップ小僧ロップ」を鳥取県東伯郡北栄町にオープンする。
宮下 侑子(ベイクショップ小僧ロップ 企画広報/デザイン担当)
東京にて大学卒業後、飲食・パン屋勤務を経て、印刷会社でデザインの基礎を学ぶ。 結婚・出産を機にUターンし、Webデザイン・動画制作・マーケティングを学び2022年に独立。
ベイクショップ小僧ロップのイベントの企画運営、印刷物などのデザインを担う。
パン屋の妻のかたわら、鳥取県大山町を拠点に、デザインと食の力で地域と人のチャレンジをつなぐお手伝いをしている。
左:宮下 侑子/右:宮下 到
応援してくださる皆さまへ
あなたの一冊の支援が、未来につながります。
「ありがとう」と「おいしいね」の笑顔を、もっと広げたい。
どうかこの挑戦を一緒に育ててください。
ご支援、よろしくお願いいたします。

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《はじめての活動報告です!応援ありがとうございます》
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