
みなさんこんにちは!
株式会社Fans代表の新居優志(にいゆうじ)と申します。
現在、岡山県で完全個室パーソナルジムを運営しながら、全国の児童養護施設と子どもたちに「夢ときっかけ」を届ける活動を行っています。

私は、児童養護施設で育ちました。
幼い頃、家庭の事情で家に帰れず、公園で寝泊まりをしていた時期もあります。
中学頃、児童相談所に保護され、施設での生活が始まりました。そこで出会った大人たちとの関わりが、私の人生を大きく変えてくれました。

施設に入ったことで初めて「安心できる居場所」を知り、「生きてていいんだ」と思い、施設との出会いは第二の命をもらいました。
大学進学を目指す子がほとんどいない中、周りの職員さんの支えもあって、私は施設出身者として大学進学を果たしました。その経験から、「もっと世界は広くて、もっといろんな職業があって、子どもたちが自分の可能性を信じて、自分で選択ができる。その選択肢を広げるきっかけを作りたい」と強く思うようになりました。
現在は、「夢を広げるご飯会」を全国各地で開催しています。

これは、児童養護施設で暮らす中高生たちに、様々な職業の大人と出会ってもらうきっかけの場です。
ただの食事会ではなく、「職業を知る前に人を知り、その人との出会いのきっかけを作るイベント」を目的としています。この活動は今、全国の施設や職員の方々にも広がりつつあります。
その一環として、日本と韓国の児童養護施設の方々の交流会の開催が決まりました!
①私にしかできないイベントを開催したい
先ほども述べたように私は、児童養護施設で育ちました。
家庭での虐待や孤独、社会への不安
それらを乗り越える中で、たくさんの“大人”と出会い、人生が大きく変わりました。
誰かの言葉や行動が、たった一つの「きっかけ」になり、希望を取り戻す瞬間があることを、身をもって知っています。
だからこそ今回、「施設で育った自分だからこそできるイベント」 を開催したいと思いました。

児童養護施設で暮らす子どもたちに、「自分にもできる」「未来は変えられる」と感じてもらえるような、夢ときっかけを届ける時間をつくりたい。
過去は決して消せません。
でも、その過去を“武器”に変えて生きることはできます。
そしてもう一つ、大切にしている想いがあります。
私が高校生の頃、本来ならアメリカへ行けるチャンスがありました。
しかし“施設の子どもだから”という理由で、その機会を逃してしまったのです。
本来、環境によって可能性が奪われるなんてあってはならない。
だからこそ私は、今の子どもたちには
「環境は関係ない。チャンスは掴める」
ということを強く伝えたいのです。
②日韓交流会を多くの人に知ってほしい

今回のクラウドファンディングを通して、鳥取県と韓国の児童養護施設の子どもたちがつながる国際交流会を多くの方に知ってもらいたいと考えています。
文化や言葉の壁を越えて同じ時間を過ごすことで、子どもたちは「世界は広い」「自分の知らない生き方がある」と感じることができます。
その経験こそが、人生を大きく動かす“きっかけ”になると信じています。
このクラウドファンディングで、児童養護施設の現状や、そこに暮らす子どもたちの想いを知ってもらうことも、この挑戦の大切な目的です。
“かわいそうな存在”ではなく、“強く生きる力を持った存在”として、子どもたちを見つめてほしい。
今回の交流会は、日本と韓国の児童養護施設に暮らす子どもたちが出会い、お互いの文化を知り、心を通わせることを目的とした4日間のプログラムです。
2026年3月27日〜30日の4日間、舞台は韓国。

こちらがプログラムの流れになります!
1日目:夕方に到着し、ワクワクと少しの緊張を胸にスタートします。
2日目:日本側の子どもたちが文化体験の時間を企画。
日本のご飯を紹介したり、お土産を交換したりと、互いの「想い」をプレゼントし合う時間です。
3日目:日本と韓国の子どもたちがペアを組んで観光。
一緒に景色を見て、笑って、言葉を交わす中で、国や環境の違いを越えた“友情のきっかけ”をつくります。
4日目:お別れを惜しみながらの観光。「また会おうね」と約束し、それぞれの場所へ帰っていきます。
この4日間が、子どもたちにとって夢ときっかけを与える特別な時間となるように。
私たちはこの交流会を通じて、未来を生きる子どもたちに“国を超えたつながりの大切さ”を感じてもらいたいと願っています。
①子供達にきっかけを与えたい

児童養護施設で暮らす子どもたちは、限られた環境の中で社会と接する機会が少なく、“将来の選択肢”が見つけにくい現実があります。
私自身も、かつてその一人でした。
外の世界を知らずに過ごした日々の中で、たった一度の出会いや体験が、
人生を変えるきっかけになった経験があります。
ここで、ご飯会に参加した子どもたちから届いたメッセージをご紹介します。

このように“経験というプレゼント”を届けることで、子どもたちが見る世界や景色が変わり、人生そのものが大きく変わることがあります。
この日韓交流会では、子どもたちが異なる文化・環境に触れ、
「知らない世界を知ることの楽しさ」や「人と出会うことで広がる未来」を体感してもらいます。
一緒にご飯を食べ、同じ時間を過ごす。
その小さな体験が、子どもたちにとって“自分もできるかもしれない”という新たな希望につながると信じています。
②“もの”ではなく、“こと”という経験を届けたい
日韓交流会打ち合わせの様子
私の事業の根本には、「支援=モノを与えること」ではなく、
「経験という“コト”を与えることこそが、本当の支援」という想いがあります。
モノはいつか無くなってしまいます。けれど、誰かと出会った時間、自分の世界が広がった瞬間は、
一生心に残る財産になります。
この交流会で届けたいのは、“形ではなく記憶に残る贈り物”。
日本と韓国、それぞれの児童養護施設の子どもたちが互いに刺激を受け合い、将来の夢や希望を見つけるきっかけとなる「一生の経験」を届けたいと思っています。
今までの感謝
過去を価値に変えた時、僕の人生は大きく変わりました。
2年前までは、自分の過去を思い出すことすら嫌でした。
でも、“向き合うこと”を選んだ時、その過去は“武器”に変わったんです。
母からの虐待で
家に帰りたくなくて、公園で寝たこともありました。でも、どんな過去にも意味があると気づかせてくれたのが、児童養護施設でした。

施設は、僕にとって“第二の家族”です。施設での生活があったからこそ、僕は生きるきっかけをもらいました。
「ご飯が食べられる」「形が違えど、そこには家族がいる」そんな当たり前のことがどれほど尊いかを、施設が教えてくれました。
今では母にも、感謝しています。
どんなことがあっても、僕を産んでくれたから、今の僕がいます。
命をくれた母と、生きるきっかけをくれた施設その両方に、
恩返しの人生を送る。
恩返しに生きる人生。
これからのビジョン
僕の夢は、日本中の児童養護施設の子どもたちひとりひとりに「夢ときっかけ」を届けること。

「児童養護施設で育った」という言葉が、『かわいそう』ではなく『強く生きる力を持った証』として語られる社会にしたい。
そのために、企業や地域、そして支援者の方々と一緒に、子どもたちが“夢を見ていい場所”をつくっていきます。
僕一人ではできません。
でも、“共に生き、共に支える”仲間が増えれば、どんな環境に生まれた子でも、夢を掴める社会に変えられると信じています。
これからも、過去を価値に、人生を希望に。子どもたちの未来のために、全力で走り続けます。
どうかこの挑戦に、力を貸してください。
そして、一緒に“きっかけをつくる側”になってください。
新居優志










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