慶應義塾大学に所属する体育会の一つとして、私たち自身も学生大会への出場や日々の練習を通して日本一を目指す傍ら、テニスに関わる一組織として日本テニス界、国際テニス界への貢献を目指し、プロテニスプレーヤーの大会である横浜慶應チャレンジャーsupported by 三田興産の運営を担っております。
今年で14回目の開催となる横浜慶應チャレンジャーは、現存する中で日本で最も歴史のあるチャレンジャー大会です。 今日に至るまでグランドスラム出場者・優勝者を数多く輩出し、世界の舞台へステップアップしていくための重要な大会となっております。
プロテニスの世界では、付与ポイントや賞金に基づき大会がカテゴリー分けされ、トップツアーである「グランドスラム」など上位の大会に出場するために、下位の大会に出場してポイントを稼いでいかなければなりません。

その一つが「ATPチャレンジャー」というカテゴリーです。しかし、日本には「ATPチャレンジャー」の大会が本大会含め4つしか開催されていないため、日本の選手がポイントを稼ぎ上位大会に進出する上で、本大会は欠かせないものとなっております。
開催のためには、ホスピタリティの質など厳格な基準を満たす必要があり、世界的に見ても、このATPチャレンジャー大会から開催難易度が急激に上昇するため、開催数も減少しています。だからこそ、本大会の開催が日本テニス界のみならず、国際テニス界全体にとっても非常に重要となります。
実際に、2018年本大会へ出場されたヴェロニカ・クヴェルメトワ選手が昨年度全英オープン女子ダブルスにて見事優勝を果たされました。
他にも、西岡、ダニエル、綿貫、内山、望月、坂本選手をはじめ、現在世界で活躍する日本人選手も本大会に出場しており、彼らがグランドスラムで活躍する上で重要な役割を担っております。
特に綿貫選手は、2022年大会で準優勝した直後、全豪オープンの予選三試合を勝ち抜いたことで自身初のグランドスラム出場を果たしました。

皆様からいただいたご支援は、学生が一から大会を作り上げるための運営費として、主に以下の項目にて活用させていただきます。
・選手のホテル代、試合会場までの送迎代
・大会グッズの作製
・外部スタッフの活動費(オフィシャルドクター、トレーナー、審判、ボーラー等)
・大会会場の備品
以上様々な用途で大切に使わせていただきます。
第一目標金額:200万円
ただし、本テニス大会開催運営にかかる費用の全体総額としては、実際はさらに多額の資金が必要なため、目標金額を上回った分についても引き続き、本大会開催運営費に充てさせていただきます。
※税制上の優遇措置はございません・ご支援いただいた金額に応じてリターン品をお送りします。
横浜慶應チャレンジャー2025 supported by 三田興産 大会概要ATPチャレンジャー大会(男子大会)とITFサーキット(女子大会)を2週連続で開催する国際テニス大会です。男子大会は、男子国際テニスツアー公式戦(ATP)に属する大会で、世界ランキング70位から400位の選手、将来有望な選手が多数出場予定です。女子大会は、国際テニス連盟(ITF)主催の大会であり、世界女子テニスツアー公式戦(WTA)への登竜門となっています。
2023年男子大会では約3,300人の来場者数を記録しました。アジアはもちろん、欧米の選手も多数参加を予定しております。


横浜慶應チャレンジャーsupported by 三田興産は、世界中で開催されているATPチャレンジャー大会で「世界で唯一」学生主体で行われている大会です。
近しい世代であるテニス界の若手選手たちが世界を目指して励んでいる中で、少しでも多くの選手が活躍していく為のサポートがしたいという思いで、これまでも学生主体でこの大会を10年以上運営してきました。
他大学でもテニス大会を主催する大学はありますが、ATPチャレンジャーの規模で行うのは慶應義塾ただ一つです。
主に以下の項目に学生が主体となり、取り組んでおります。
・協賛企業様との連携
・ATP(男子プロテニス協会)との連携
・選手用ホテルの確保
・チケット販売
・大会のプレスリリース、宣伝
・大会イベントの開催
・審判ボーラーの手配
・大会用グッズの作成
・大会の予算運用
・当日の受付
それぞれの学生が持つ慶應義塾体育会庭球部の一員としての責任と主体性の上で本大会は運営されております。




クラウドファンディングにつきましても過去8回実施させていただいており、これまでに本当に沢山の方々からあたたかなご支援を頂いてまいりました。大会開催は資金繰りが大きな課題の中、無事に開催ができているのは皆様のお陰です。この場をお借りして改めて部員一同心より御礼申し上げます。

運営品質の基準も厳しくなる中で、本大会での取り組みが評価され、昨年度大会は国際テニス連盟による「Tournament Recognition Programme – Standards Award」を受賞しました。アジア圏では5大会のみが選ばれた名誉なものであり、模範的な大会として選出されました。
このような賞をいただきましたことは、みなさまのご支援の賜物です。
本年も、昨年以上に充実した大会運営を行えますよう、部員一同励んでまいります。
障がいや年齢に関係なく、よりたくさんの方々にテニスを楽しんでいただきたい、そして地域のつながりを大切にし、「地元に根ざした大会を作っていきたい」という思いから、庭球部として様々な社会貢献活動に取り組んでいます。
■PIG FES (Peaceful Inclusive-beach Goals Festival)
NPO法人海さくら様が江の島にて主催している、PIG FESに2023年から参加しています。PIG FESとは、すべての方が平和で安全に楽しめる海や浜を目指し、海や砂浜をきれいにした後、障がいのある方も含め、誰でもが楽しめるよう工夫された様々なスポーツやワークショップができるイベントです。庭球部はゴミ拾いやビーチテニスを行い、沢山の方々と交流をしています。


■横浜ゆるスポーツ!子どもデー
本イベントは、横浜ゆるスポーツ協会の「スポーツ弱者を、世界からなくす」という取り組みの下、実施されています。私たち庭球部は、参加者の皆様とテニピンに挑戦しました。テニピンとは、小さな軽いラケットでスポンジボールを打ち合うスポーツで、初心者の方も、小さなお子様も、どなたでもテニスを楽しむことができます。テニピンを通じてテニスの魅力を多くの方にお伝えし、誰もがスポーツを楽しめる社会の実現を目指しています。
イベントを通じて様々な方々と出会い、新しい価値観に触れる貴重な体験をすることができています。社会貢献活動で得た知見や、経験を存分に活かし、より地域に密着した愛される大会を作っていきたいと存じます。

みなさまにテニスという競技や本大会、さらには本部活、に興味を持っていただくため、様々な大会イベントを開催させていただいております。
■大人テニス


インカレ出場経験のあるトップレベルの現役学生テニスプレーヤーを交え、みなさんと一緒に本部活で行われている練習メニューなどを使ってテニスをする事ができるイベントです。
■車いすテニス

普段は経験できないような車いすテニスを特別に体験できる数少ないイベントです。
■キッズテニス


キッズが大学生とテニスができるテニススクールです。レッスンを通じて楽しみながら上達する事ができます。

1901年(明治34年)に創立し、日本の大学の庭球部の中で大変長い歴史を持っている部です。 そして、 日本で初めて硬式テニスを採用した部であり、 日本人初のオリンピックメダリストや、戦後初のプロテニスプレーヤーを輩出し、 日本テニス連盟の創設に貢献。世界大会参加の道を切り拓いてきました。2026年で創部125周年を迎えます。
私達はそういった日本テニス界の歴史を引っ張ってきた伝統ある部に身を置き、世界で唯一、学生主体でATPチャレンジャー大会を運営している部として運営に関われている事を誇りに思います。長年この大会の運営に携わる事で、世界レベルのテニスを体感するとともに、部員同士の団結力や主体性を育んできました。近年は大会での経験を糧に2021、2022年は女子王座優勝、2023年には男子が王座優勝を果たすことが出来ました。今後もこの大会の運営で得られるものを最大限吸収し、部の目標である男女で大学日本一を達成できるよう、励んでいきたいと思います。
私達は10年以上もの間、みなさまに支えていただきながら、本大会を学生主体で運営し日本テニス界に大きな貢献を果たしてきました。
みなさまのお力もお借りしながら、継続的に横浜慶應チャレンジャ― supported by 三田興産を開催し、日本テニス界のさらなる発展に寄与していきたいと考えております。
世界で活躍する日本人選手のグランドスラムへの登竜門としての役割を果たし、よりよい大会運営に尽力していく所存です。
様々なイベントや円滑な大会運営を通じて、すべての方々にとって魅力的な大会となるよう準備を重ねております。庭球部一同、心よりお待ちしております。皆様からのご支援をどうかよろしくお願いいたします。
慶應義塾体育会庭球部一同










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