みなさんこんにちは。

わたしたちはミレニアル世代のファッションクリエイターチーム"TSUNAGU(ツナグ)"です!

 

・エシカル(倫理的)、サステナブル(持続可能)な文化を次世代に継承していくこと。

・貧富の差に関係なくエシカルな商品が選択出来る社会を目指すこと。

・若者が伝統技術の商品に触れるきっかけを作り、その価値観を広げること。

 

をミッションにさまざまな活動をしています。

 

「エシカル」とは英語で"倫理的な"と言う意味、「サステナブル」は"持続可能な"という意味です。
エシカル、サステナブルな商品とは社会貢献や環境の維持・回復を意識した商品のことです。

「フェアトレード」「伝統技術」「オーガニック」などをひっくるめて、消費を通して社会にも地球にも貢献しようという考え方です。

世界はグローバル化が進み、わたしたちはますます自分たちの目の前のものがどうやって出来ているかが見えなくなって来ました。

背景を知らないものを買うことは、もしかすると、地球やどこかの誰かを傷つけている行為なのかもしれません。

自分の消費活動で犠牲になる人や動物、自然があることが、わたしたちにもしはっきりと見えていたとしたら、はたしてその商品を選ぶのでしょうか?

もしかすると、見えないからこその選択なのかもしれません。

ものの背景が見えにくく、わかりづらい社会ではありますが、どれだけ見えにくくても地球や世界の人々とわたしたちは繋がっているので、わたしたちの日々の選択はとても重要なアクションだと思います。

そしてわたしたちは、世界中で起こるこういった問題提起をきっかけに、自分たちの足でたくさんの畑、工房、クリエイション、イベントを見に行って、エシカルやサステナブルな世界に触れてきました。
そして地球や自然、人を大切にする伝統文化や価値観に触れれば触れるほど、「オーガニックな洋服は着心地が良いよね」とか「エシカルな価値観って大事だよね」という言葉の世界を超えて、本当に、人によってたくさんの愛情と手間ひまかけられた自然のものを身にまとうことは、奇跡みたいな事なんだ、と深く感じるようになりました。

こんなにも奇跡をかたちにしたものに気付かずに過ごすのは本当にもったいなさすぎるし、もし触れるきっかけがあれば、たくさんの人の幸せを作ることが出来るという確信があるので、わたしたちの感動をどんどん伝えていきたいと思っています。

ぜひ一度、この世界に触れてみてください。

 
▼TSUNAGUとは?

 

エシカルやサステナブルなアイテムが着心地もよく、自分にも人にも環境にも良いことはわかる・・・。

でも、こんなこと思いませんか?

 

●オーガニックが良いものなのはわかるけど、値段が高い

●少し独特な世界観のデザインばかりで、かわいい!と思うものがない

●わかるけど、"意識の高い"人が買うイメージがあって、踏み込めない

 

その気持ち、とってもわかります。わたしたちも同じようにそういうことをよく思います。
良いとわかっていても、かわいくないと買わないし、お値段の問題もありますよね。

でもやっぱり、"質より安さ"のファストファッションとは違う、たくさんの愛情と手間ひまをかけて作られた"本物"を一度は買ってみて、極上に心地良いファッションに触れて毎日を過ごしたくないですか?

そんなわたしたちの等身大の悩みを解決するために、TSUNAGUは生まれました。

 
▼TSUNAGUの3つの特徴

 

①伝統技術やオーガニック素材を使用した上質な洋服を受注生産で

TSUNAGUが作るアイテムは、すべて受注生産になります。Web上で受注生産をすることで、さまざまなコストを省き、製品価格を抑えます。

 

 

②原価も工場もすべて見せる透明性

洋服の材料費、縫製費、デザイン料、輸送量など、具体的な価格を公表し、洋服の価格の背景を知ってもらいます。

また、職人さんや縫製工場さんの製作背景についてたくさんお話することで、より繋がりを生む仕組みを作ります。

 

③購入者が選べる3つの価格

原価を透明にし、価格は購入者さんに選んでいただきます。

わたしたちはものの価値に対する価格を支払いますが、多様性の時代、ものの価値はきっとひとつではありません。

ぜひ、あなたらしい価格を選んでみてください!

 

▼記念すべき第一弾プロジェクト


四国の東部に位置する徳島県。

那賀川や吉野川、四国山地、紀伊水道をはじめとする自然が多く残っており、鳴門の渦潮や祖谷渓、大歩危・小歩危などの観光資源や、約400年の伝統がある阿波踊りなどの文化を有する、自然と文化が豊かな土地で、産業では農作物(すだち、にんじんなど)が盛ん。関西の台所と呼ばれるほど、豊かな食材に恵まれた場所です。

 

そしてこの多様な豊かさのある徳島で、現在最も注目されているのが、

徳島・本藍染めとは

藍染めとは、"ジャパンブルー"と言われるように、日本人の庶民にずっと愛用されてきた伝統的な染色法です。

藍染物の世界では線引きが難しく、簡単に藍染めと語る物も世の中に多数存在する中、伝統行程を守り、 すべてハンドメイドの一点もの、それが本藍染めです。

中でも阿波(徳島)の本藍染はその品質の高さからも別格扱いされ、阿波の藍を「本藍」、他の地方の藍を 「地藍」と区別されたほどでした。

その深く鮮やかな発色はとても美しく、また高価なため希少価値も高く、 江戸時代には侍のステータスとして重宝されていました。

最近では、東京オリンピックロゴにも藍色が使われ、オリンピック開始予定の7/24が徳島藍の日に制定されるなど、本藍染めは大変盛り上がっています。

本藍は、蓼藍(タデアイ)を収穫し(3〜9月)、藍を発酵させた染料「すくも」を作り(9月〜12月)、藍建て(樫の木などの灰や日本酒などを入れて混ぜ、微生物の働きを活性化させ、ふすまや小麦の皮で糖分を加える)をすることで完成します。

染料を作るだけでも約9か月という長い時間がかかる、大変に手間をかけた染色方法になります。

一面に広がる無農薬の藍畑
雑草を取りながら、ていねいに育てます。

すくも作りの倉庫。乾燥した藍を葉だけにし、寝かせて水をかけていきます。

藍建てされた藍。"藍の花"と言われる美しい泡が出来るのは、染料として素晴らしい状態の証拠。

 
▼こんなにすごい!藍の効能

わたしたちが藍染めをお勧めする理由に、昔からずーっと日本の庶民の中で大切にされていた、服を薬と考える"服の薬効""じょうぶさ"があります。

藍染めの主な効能には、

●冷え性、肌荒れ、あせもに効果的

●防虫効果があり、虫食いもしない

●紫外線を遮るUVカット効果

などがあります。

昔はわざと染料が落ちやすいように赤ちゃんの産着を染めてそで口をしゃぶらせる事で薬効を与えたり、武士が健康を保つために着ていたりしました。

衣食住の最初に衣がくるように、昔の人々にとって「藍の衣を身にまとう」という事は、寒さや暑さをしのぐだけではなく、命にかかわる非常に大切なことでした。

現在にもお肌のケアには特に藍が重宝されており、一度着ていただけるとその着心地の素晴らしさ、効能に間違いなく感動していただけるでしょう。

また、

●天然染色なのにほぼ色落ち・色移りしない

●洗濯機で洗える

など、現代人にとってもとっても扱いやすく、天然染料初心者でも安心です。

 
▼藍染め工場のご紹介

ワンピースを染めていただいているのは、徳島・藍が住む街、藍住街の本藍染矢野工場です。

http://yanokozyo.com

本藍染矢野工場は、「天然灰汁発酵建てによる本藍染」という江戸時代から伝わる伝統技法を用いて全ての製品を染めている、日本が誇る代表的な藍染め工場です。

化学薬品を一切使用しないという、頑固なまでのこだわりで、体に良い(健康)、害のない(安全)ものづくりを心がけていらっしゃる本物志向で、国選定 阿波藍製造無形文化財、国指定 卓越技術者 現代の名工 佐藤阿波藍製造所 19代目藍師 佐藤昭人氏が製造する「すくも」を使用し、ハンカチ1枚から、浴衣、着物に至るまで、全ての染色作業に対して妥協しないものづくりをされていらっしゃいます。

工場の行き届いた管理、藍釜の美しさ、どれをとっても、国内最高級の藍染めの素晴らしさを感じました。

藍の攪拌。(よく混ぜて身体にいい微生物を活性化しています)
職人さんの高度な技術に感動しっぱなし!

職人の矢野藍秀さんと。職人技術の美しさに大変驚かされました。
本物を追求される、真っ直ぐで高貴な方。

藍秀さんの、「若い方に伝えるものは本物でないと」というメッセージが刺さりました。

少しでも本物の文化の継承に役立てるよう頑張ります。
藍秀さんの本物を伝えたいという想いが、多くの人に届きますように。

 

▼かわいいワンピースが出来ました

カラーはネイビーとブルーの2パターン。

最高級の藍染めとオーガニック100%スーピマコットンの光沢が美しい風合い。
着るとだれもが欲しくなるという魔法の着心地と軽さが特徴です。

ウエストは巻くタイプなので、ウエストサイズにあわせてゆったりと着ていただくことが可能です。
軽くて着心地の良い素材なので、1日を快適に過ごしていただけます。

ベストとしても着まわし!

タグには廃棄布を使用しています。(仕様・柄は変更の可能性がございます)

 

今回は全部で5アイテムご用意いたしました。
●TSUNAGUのほかのアイテムはこちら

本藍染めロゴプリントTシャツ
https://camp-fire.jp/projects/94985

本藍染め手描きプリントTシャツ
https://camp-fire.jp/projects/90481

本藍染めソックス
https://camp-fire.jp/projects/90486

海部藍フリンジピアス
https://camp-fire.jp/projects/94989

 

▼生産してくださったみなさま

生地:パノコトレーディング(東京)


https://www.panoco.co.jp

使用生地 SWISS COTTON(紡績-スイス/産地-アメリカ)
スーピマ綿をスイスで紡績した最高品質のオーガニックコットン。

SWISS COTTONはスイスで紡績された糸にのみ与えられる世界で最も高品質な糸の代名詞です。
なかでも、世界三大高級綿のひとつであるアメリカ産のSUPIMA COTTONを使用した糸は、
まるでシルクのような光沢と、肌に吸い付くようなタッチを生み出します。
SWISS / SUPIMA / ORGANIC という三拍子そろった非常に希少価値の高い糸です。

 

敷地内の小川を利用した水力発電により、工場の電力の一部を賄います。

縫製:野口メリヤス(愛知)
http://noguchimeriyasu.web.fc2.com

代表がずっとお世話になっている、とてもきっちりとした仕事をされる縫製工場さんです。
スピーディさ、正確さなど、大変素晴らしい技術をお持ちです。

 
▼TRUE COST

この本藍染めの商品、ご覧のとおり、あまりにも手間がかかりすぎて、かなり高額になります。

そのため、現状はわたしたちにはなかなかファッションとして手が届きにくいものになってしまっていますが、今回は受注生産のため、価格は抑えられています。

また、この商品は本当にすべての方に届けたいほどすばらしい商品なので、TSUNAGUは原価を公表し、みなさんにぴったりの価格を選んでもらうことにしました。

(TSUNAGUの収益)

 

いかがでしょうか?

原価が21,000円だと、上の方で説明した既存のアパレルシステムに合わせると、みなさんにお渡し出来る価格は、84,000円ほどになってしまいます。

高いとは思うのですが、本藍染めの手間を考えるとどうしてもそうなってしまいます。本藍染めが市場でほとんど見られない理由がよくわかりますよね。

丁寧な1点もののものづくりは、現在のシステムにそぐわないこともあるのです。

多くの職人さんは、利益になりにくいことを理解しながら技術を守ってくださっています。
本当に大切な、自然と人の想いを込めた技術を、システムにそぐわないからと手放してしまうのではなく、続けていくための新しいシステムをみんなで作っていくということをわたしたちは提案します。

ものの価値はきっとひとつではありません。

自分の心と身体の状態をよくする効能たっぷりのワンピース1枚を何年も大切に使うのであれば、通常のワンピース2,3枚買えてしまう価格も決して高いとは思いません。

それぞれの暮らし、それぞれの価値観に合わせて、価値が変わることもこれからの多様性の次代のひとつの象徴なのかもしれません。

わたしたちはできる限り、この本当にすばらしい商品を多くの方に届けたいと思っているので、収入の差に関係なく、出来るだけ多くの方に届けられるように、値段を3つ作るという仕組みを考えました。

もしこの商品が本当に社会に必要とされているのであれば、お試ししたい方、取り組みに共感してくださる方、支援してくださる方、色々な関わり方のバランスが自然に取れ、わたしたちの取り組みも広がっていくような気がしています。

これはわたしたちにとって多様性の中で文化を育めるのかという、とっても大きな実験です!

ぜひ、本当に自由に、価格を選んでみてください。
その選択が、あなたを幸せにするものでありますように。

 
▼わたしたちが企画しました

TEAM "FLAT."

Webメディアマガジン FLAT. を中心に、ファッション、音楽、アートなどさまざまなジャンルで活躍する若手クリエイターチーム。

TSUNAGU Instagram  @tsunagu_fashion
FLAT. Instagram   @flat.media

 

●買い手から、作り手に

TSUNAGUでは、買い手のみなさまが作り手になれる仕組みを考えています。

このプロジェクトが成功すれば、TSUNAGUを応援したい、自分もこのプロジェクトに関わってみたい!と思ってくださった方と一緒に活動出来るような企画も準備中です。ぜひ、商品開発を通して、TSUNAGUをわたしたちと盛り上げていきましょう!

 

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください