
自己紹介
日本語学習支援よかど【YOCADO】
現在 鹿児島県出水市にて 日本語を母語としない人たちへ日本語学習支援をしています。
「助けて」と手があがれば、だれかが「よかど~」と手を差し伸べてくれる温かい地域生活を目指して、多文化共生の考えを軸に活動を始めました。心身ともに安心して豊かに暮らすこと、それが『よかどYOCADO』が目指す共生です。
※「よかど~」とは、鹿児島弁で「良いよ~」という意味です。頼まれごとをされたときに、「いいよ~」と返事をするときにもよく使われます。
主講師は2003~2010年にかけて、東南アジアのラオス人民民主共和国で有資格日本語教師として入門クラスから中級の学生に日本語を教えていました。
海外での指導経験があるからこそ、どのようなバックグラウンドを持って日本へ来ているのかが分かります。決してきれいごとだけではないけれど、はじける希望をもって生活する学習者に寄り添い支援することが、わたしたち『よかどYOCADO』のモットーです。

このプロジェクトで実現したいこと
✨『すべての人の二十歳をお祝い』✨
出水市に住んでいる いろいろな国籍の人たちと一緒に 二十歳を祝う会を開催します
【対象者について】
本プロジェクトは、今年度二十歳を迎える外国籍の出水市在住の若者たちを対象としています。会場の収容人数の都合上、外国籍の新成人は20名限定で参加いただく予定です。
また、当日は同じく二十歳を迎える日本人の新成人6名も参加し、国籍を超えて共に門出を祝い、交流を深める場となります。
募集は、各種SNSや出水市の広報協力のもと広く周知を行うほか、すでに外国籍の新成人が在籍している市内企業へは、優先的に案内を開始しています。
プロジェクト立ち上げの背景
出水市には、2025年9月1日現在で1,243人の外国籍住民が暮らしており、そのうち62人が今年度二十歳を迎えます。外国籍住民の増加は広く認識されていますが、近年は特に若年層の増加が顕著です。
市が主催する「二十歳のつどい」への参加を毎年呼びかけていますが、言葉の壁や晴れ着の準備など、文化的・経済的なハードルがあり、参加が進まない状況が続いています。しかしながら、日本では「二十歳」は大切な人生の節目であり、同年代の日本人と共に祝う機会は、外国籍の若者にとっても地域とのつながりを感じる貴重な場となります。多文化共生を推進するうえでも、こうした交流の機会は今後ますます重要です。
そもそも、出水市で外国人が増えてきている背景には、人口減少や高齢化による働き手不足があります。特に農業や製造業では人手が足りず、技能実習生を活用する企業も多く、外国人の力が地域経済を支えています。また、ブラジルやペルーなど日本にルーツを持つ日系人も多く暮らしており、地域に根ざして生活しています。市では、外国人や日系人が安心して暮らせるよう、住まいや日本語教育、就業環境の整備などの支援制度も整えています。
こうした取り組みにより、出水市には約30か国からの外国人が暮らし、地域社会に新しい文化や交流が生まれています。地方都市としての課題を克服しつつ、技能実習生や日系人を含む外国人住民と共に、多様な文化が共存するまちとしての魅力も高まっているのです。
🌸文化をつなぐ新しい「二十歳の祝い」──出水から広がる、多文化の輪🌸
今年度の出水市主催「二十歳のつどい」は平日に開催されるため、「仕事の都合で参加できない」という声も聞かれました。
そこで私たちは、外国籍の若者たちが参加しやすい日程で、出水市麓町の歴史ある武家屋敷を会場に、地域の仲間とともに人生の節目を祝う会を企画しました。
この会は、祖国の家族に代わって地域が祝福し、日本の文化に親しみながら、多文化が調和する温かな会を目指しています。
✨「会のメインイベント」✨
当日の料理は、市内在住の日系ブラジル人シェフが担当。宗教や食文化への深い理解を持ち、イスラム教徒など宗教食にも配慮したメニューを考案中です。日本の伝統的なお祝い料理と、参加者の母国の味を融合させることで、食を通じた文化交流の場を広げます。
日本にルーツを持つブラジル人シェフ、Mr.イカロ。海外の政府関連施設において、外国の要人や外交関係者をもてなすレセプションや公式行事で腕を振るってきた、一流の料理人です。
そして今回の会では、彼による特別なお食事がメインイベントとなります。世界各国の味を知り尽くしたシェフならではの、多文化が調和したスペシャルメニューを、この日のためだけにご用意。普段はなかなか味わえない洗練された料理を囲みながら、新成人たちが国籍を越えて交流できる、特別なひとときを演出します。この取り組みは、若者たちだけでなく、シェフ自身にとっても、技能を発揮し地域で輝く貴重な機会となります。
また、出水市主催の「二十歳のつどい」実行委員も参加を予定。式典を通じて、職場や地域の中で外国籍住民への理解が深まり、共に生きる社会の第一歩となることを願っています。
さらに、同年代の日本人も参加することで、次年度以降、多様性を尊重した新しい成人式の形が生まれるきっかけになるはずです。

✨出水市「二十歳のつどい」に華を添えて——文化をつなぐ衣装支援プロジェクト✨
出水市主催の「二十歳のつどい」には、多くの若者たちが大人としての新たな一歩を踏み出します。私たちは、この特別な日を迎える皆さんが自分らしい姿で晴れ舞台に立てるように、衣装の準備を進めています。
日本の華やかな晴れ着を用意するのは難しい方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この日を文化体験の機会として楽しんでもらえるよう、出水市の文化保存団体と協力し、セレモニーにふさわしい衣装の支援を行っています。
もちろん、民族衣装での参加も大歓迎。スーツでも構いません。「着つけのサポートが欲しい」「せっかくだから和装を体験してみたい」という方のために、専門の支援体制も整えています。
文化が交わり、新たな絆が生まれる瞬間を――私たちは、皆さんと一緒にこの晴れの日をつくり上げていきます。
🌈誰もが自分らしく輝ける出水へ — 文化でつながる未来へ🌈
近年、多文化共生のイベントでは、参加者が固定化する傾向も見られます。しかし、この取り組みを通して、もっと多くの市民が気軽に一歩を踏み出し、出水のまちに“顔見知りの輪”が広がっていくことを願っています。
国籍や文化の違いを越えて、互いを認め合い、支え合える関係を育むことで、誰もが自分らしく、安心して暮らせるまちづくりにつなげていきます。
私たちは、この事業を通して、「多文化共生」が特別な活動ではなく、日常の中に自然と息づく文化になることを目指しています。
出水のまちで、顔を合わせれば笑顔が交わる――そんな温かい輪が少しずつ広がっていくことを願い、誰もが安心して、自分らしく暮らせる未来へと歩みを進めます。
🌸2026年1月4日に予定していること🌸
――文化をつなぎ、思いを分かち合う一日――
1. 自分の生まれた町と家族の紹介
それぞれの生まれた国や町、家族のことを紹介し合います。どんな場所で育ち、どんな人たちに支えられてきたのかを語りながら、この節目の日に“これまでの感謝”を振り返るひとときにします。
2. 自分の夢の発表
これから挑戦したいこと、叶えたい夢――大人としての第一歩を踏み出す決意を、仲間たちと分かち合います。それぞれの夢が、出水のまちから未来へと広がっていくことを願って。
3. 二十歳を祝う料理を楽しむ
特別に用意されたお祝い料理を囲みながら、語り合い、笑い合う時間を過ごします。日本の伝統と参加者の母国の文化が融合した、心あたたまる食の交流です。
4. 自分の国の料理の紹介(シェフと一緒に)
市内在住の日系ブラジル人シェフと一緒に、母国の料理を紹介します。味や文化の違いを知り、互いを理解し合う楽しい体験の場に。簡単なデモンストレーションも予定しています。
5. フォトブースで記念撮影(晴れ着体験セッティング中)
特設フォトブースで、晴れ着や民族衣装を身にまとい記念撮影。一生に一度の「二十歳の日」を、写真に残します。
6. 甘酒ラベル作り(ノンアルコール)
宗教上の理由から飲酒できない方にも楽しんでいただけるよう、アルコールを含まない甘酒を準備します。自分でオリジナルラベルをデザインし、「祝二十歳甘酒」を記念として持ち帰ります。
🎍2026年1月5日に予定していること(出水市主催の式典と連携して)🎍
1. 着付け体験
希望者は和装の着付けを体験。出水市の文化保存団体の協力を得て、日本の伝統に触れます。
2. 出水市内の神社へ初詣・写真撮影
新しい年と「二十歳の門出」を祝い、市内の神社を参拝します。歴史ある街並みでの記念撮影も予定しています。
3. 「二十歳のつどい」式典への参加
出水市主催の式典に参加し、同年代の日本人や地域の仲間とともに、新成人としての一歩を祝います。
現在の準備状況
🔹現在の準備状況🔹
出水市役所 多文化共生推進室のご協力のもと、参加者の募集や、市内企業へのご案内をスタートしました。
お祝いの料理を担当するシェフも、参加者の多様な文化や食の背景に寄り添いながら、メニューの考案を進めています。
地域の皆さまと力を合わせ、**「出水らしい温かな二十歳の祝い」**に向けて、着々と準備が進んでいます。
リターンについて
🎁リターンについて🎁
ご支援いただいた皆さまには、出水市の魅力を感じていただけるよう、地元の特産品や、当日の式典・イベントの様子をまとめた活動報告をお届けします。
そして今回の目玉リターンは――✨担当シェフによる「お食事会&報告会」✨(2026年3月ごろ開催予定)
当日提供されたメニューを再現しながら、参加者の感想や裏話、文化交流のエピソードなどをシェフやスタッフが直接お伝えします。まるで“もう一度あの日を味わう”ような、温かいひとときをお楽しみください。

スケジュール
📅スケジュール
▶ 2025年
10月
会場の手配(済)
シェフへの依頼・承諾(済)
カメラマン依頼(済)
11月
「祝う会」広報スタート
二十歳のつどい実行委員会へ開催案内(済)
各関係先への周知・参加者募集開始
出水市長へ開催案内(参加予定)
着物調達(1/5「二十歳のつどい」参加者分)
リターン品の選定・依頼(済)
クラウドファンディング開始(済)
12月
クラウドファンディング終了
参加者確定
料理メニューの考案・確定
▶ 2026年
1月3日 会場設営・料理の仕込み
1月4日 「二十歳を祝う会」開催
1月5日 出水市「二十歳のつどい」参加
1月~2月 活動報告・リターン品発送
3月下旬 担当シェフによる「お食事会&報告会」(リターン実施予定)
地域の皆さん、参加者、そして応援してくださる支援者の方々と共に、一つひとつの準備を丁寧に進めながら、『心に残る“出水らしい二十歳の祝い”』をつくり上げていきます。
最後に
🌏未来へつなぐ「出水らしい二十歳の祝い」への想い🌸
出水市には、さまざまな国や地域から集まり、このまちを第二のふるさととして暮らす人たちがいます。それぞれの文化や言葉、背景は違っても、「このまちで生きていく」という思いは同じです。
今回の「二十歳の祝い」は、単なるイベントではありません。それは、出水というまちが“家族”となって、新しい大人たちの門出を祝う日です。
日本の伝統にふれ、母国の文化を紹介し合い、食や衣装、笑顔を通して「あなたがいてよかった」と伝え合う。そんな小さなつながりが、やがて地域のあたたかさを育て、“多文化が自然に息づくまち”の未来へとつながっていきます。
そして、このまちには、外国籍の方だけでなく、日本人の中にも、経済的な事情や家庭の状況などから支援を必要としている人たちがいるかもしれません。私たちは、国籍や背景にかかわらず、誰もが安心して「祝われる側」になれる社会を目指しています。
このプロジェクトを通して、一人でも多くの人が「出水で生きることを誇りに思える」瞬間を生み出したい。そして、支え合う力が地域に根づき、誰もが自分らしく輝ける未来をつくっていきます。
どうかこの想いに共感してくださる皆さん、私たちと一緒に、新しい出水の文化を育む第一歩を応援してください。
あなたの支援が、誰かの笑顔と未来を照らします。






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