
プロダクトストーリー
①令和レトロな羽釜を、伝統技術・ヘラ絞りで極限まで軽量化!家庭で手軽に本格的なご飯が炊ける新定番。
②アルミニウムとステンレスの二重構造のいいとこ取り!熱伝導率と耐久性で機能をハイグレード化。
③2合用の大サイズは「IHヒーター」に対応。持ち運びしやすい1合用の小サイズはソロキャンプにおすすめ。
「長く味わう、共に過ごす」がコンセプトのブランド
燕市は日本が誇る金属加工を中心とした「ものづくりの集積地」。デザイン性と機能性を兼ね備えた、世界に誇る金属製品が生まれています。「Art tech」は、チタン金属加工メーカー「せきかわ工芸」が展開するブランド。「長く味わう、共に過ごす」をコンセプトに、タンブラーやフライパンなどのキッチンウェアアイテムを手がけています。羽釜「KURO-HAGAMA」は、そんな数あるラインナップの中でも特にこだわりが光る自信作。アルミニウムとステンレスの二層構造で、2合用と1合用をご用意しました。
「クラッド羽釜」は、そんな数あるラインナップの中でも特にこだわりが光る自信作。アルミニウムとステンレスの二層構造のクラッド材で、熱伝導率・保温効果・耐久性に優れています。2合用の大サイズと1合用の小サイズをご用意しました。

プロダクト仕様-2合用-

【サイズ(約)】本体:高さ80mm×直径185mm 蓋:高さ20mm×直径150mm
【重さ(約)】本体:410g 蓋:102g
【製造国】日本
プロダクト仕様-1合用-

【サイズ(約)】本体:高さ75mm×直径150mm 蓋:高さ20mm×直径125mm
【重さ(約)】本体:372g 蓋:73g
【製造国】日本
釜めしのまち・燕市の料理人も太鼓判
燕市は「ものづくりのまち」として知られていますが、他にも「釜めしのまち」でもあるんです。工場の職人たちが、大仕事を終えた時やハレの日に食べる料理として親しまれてきました。そのため、市内には釜めしを提供するお店がたくさん。

「釜めし松月」へ伺いました。燕市民から愛されている松月は燕市の釜めし文化発祥の店なんです。味付けは、カツオと昆布でダシをとった醤油ベース。昭和34年創業当時からの味を守り続けています。
三代目・遠藤賢太郎さんに、「クラッド羽釜」の使い心地を試していただきました。持った途端、「軽いですね」と、ひと言。普段はアルミ製の鋳物の羽釜を使っていることもあり、その軽さに驚かれていました。
作っていただいたのは、お店の看板メニュー・五目釜めしです。調理中、「熱の通りが素晴らしい。フッ素コーティングのおかげでくっつきにくくて作りやすいです」と、遠藤さん。

さぁ、完成です。釜めし台に乗せてご用意していただきました。蓋を開けた瞬間、芳醇なダシの香りがふわり。 カニ・エビ・たけのこなど、具だくさんです。

果たして、お味は?遠藤さんに試食していただくと、「ふっくら炊けていますね。おこげもしっかりできていて、香ばしい。お店で出している釜めしと同じくらい美味しくできました」と、大絶賛。嬉しいお言葉をいただきました。
現在では、我が工房の羽釜「KURO-HAGAMA」を使用して釜めしを提供していただいております。
燕の伝統技術・ヘラ絞りで誕生した羽釜
羽釜の魅力と言えば、「抜群の熱伝導率」です。丸みのある形状により、熱の対流が発生。さらに、水平の羽根が熱を逃しません。釜全体が熱くなり、遠赤外線効果を発揮。そのため、炊飯時間はわずか20分ほど。50分ほどかかる炊飯器に比べ、半分以下の時間で炊き上げることができます。

また、底から上がってくる泡がお米の隙間を抜け、お米が盛大に踊ります。その結果、一粒一粒がふっくら仕上げ。芯まで均一に熱が通るのです。

短時間で美味しく炊ける羽釜。その多くは鉄やアルミニウムなどの「鋳物」で作られています。鋳物はとても丈夫な反面、型に金属を流し込んで作るという製法上、「重い」という欠点があります。
そこで、「軽くて、手軽に楽しめる羽釜」を追求。せきかわ工芸が得意とする燕の伝統技術「ヘラ絞り」を活かすことにしました。
回転する一枚の金属板に「ヘラ」と呼ばれる工具を押し当てることで、流線型に変形させながら伸ばす加工法です。プレス機器とは違い、ヘラに伝わる感触で素材の変形状態を確認する技が求められます。
「クラッド羽釜」におけるヘラ絞りの工程は2つ。まず円盤から器の形を作ります。その後、水平の羽根を作り、羽釜の形に仕上げました。一枚の円盤から作るからこそ、本体と羽根の間に隙間が生まれます。この隙間に熱が入り込むことで、さらに保温力を高めてくれます。
<円盤→器>

<器→羽釜>

自社鋳物の羽釜と比べると、ヘラ絞りの羽釜は約半分の厚さ。一枚の金属板から薄い羽釜に仕上げる技術は、まさに熟練の職人がなせる技です。
試しに、小サイズの羽釜で重量を量ってみましょう。非常に軽量なアルミニウム製の鋳物の羽釜と比べてみても、30g以上軽いことがわかりました。ヘラ絞りだからこそ、極限まで薄く、軽くすることができたのです。
また、一般的な鋳物の羽釜の場合、製造時に二酸化炭素を排出してしまいます。一方、ヘラ絞りの羽釜はその問題がないため、SDGsに貢献する製品とも言えます。
アルミニウムとステンレスのいいとこ取り
「クラッド羽釜」は、二層構造になっています。内側はアルミニウム。熱伝導率が高く、強い火力を発揮します。外側はステンレス。保温性に優れているため、炊き上がったご飯の温度を保ってくれます。その上、錆びにくくて、耐久性が抜群です。

また、表面にフッ素コーティングを施しているので、お米があまりくっつきません。お手入れが簡単で、長く愛用できます。

ちなみに、羽釜と言えば、蓋は木製が一般的。一方、「クラッド羽釜」の蓋はステンレス製です。木蓋に比べて、丈夫で衛生的。まさに「長く味わう、共に過ごす」というブランドコンセプトを体現した製品です。



取っ手付きで便利!アウトドアでも活躍

取っ手付きで持ち運びが便利なので、アウトドアシーンでも活躍。特に1合用の小サイズは、ソロキャンプにおすすめです。

親子2代で紡ぐ、燕のストーリー
通常、金属加工会社は、発注時に届く図面をもとに加工を施します。言い換えると、図面がなければ、加工を請け負えません。その点、せきかわ工芸は、図面作成から最終工程までほぼ「一気通貫生産」。

その背景には、代表・関川正幸の経歴が関係しています。関川は、もともと金属製品のデザイン会社に勤務。図面作成を行うデザイナーとして経験を積みました。やがて金属加工自体に興味を持ち、伝統技術「ヘラ絞り」に出会ったことがきっかけで、独立。せきかわ工芸を立ち上げました。

そんな代表を支えるのが、長男と次男。長男は、加工が難しいステンレスやチタンを薄く伸ばしていく伝統技術・ヘラ絞りを継承しています。そして、プロダクトセールスを担っているのが次男。Art techの製品を通して燕の伝統技術を広めるため、日々、奮闘しています。

よくある質問
Q.対応熱源を教えてください
A.ガスコンロです。2合用の大サイズはIHヒーターにも対応しています。
Q.2合炊き用で1合を炊く場合、1.5合を炊く場合、2合を炊く場合、 それぞれのアルコール燃料の量を教えてください
A.1合炊き:アルコール約35ml 1.5合炊き:アルコール約40ml 2合炊き:アルコール約45m
Q.本体は熱くなりますか?
A.炊飯中及びその直後は、本体と蓋が熱く、火傷をする恐れがあります。持ち運びする際は、取っ手をご利用ください。
Q.中性洗剤で洗って大丈夫ですか?
A.ほかの食器と同じように中性洗剤で洗って大丈夫です。やわらかいスポンジがおすすめです。食器洗浄機での洗浄はお控えください。
Q.衛生的ですか?
A.内側のアルミニウムは、無臭で衛生的。また、外側のステンレスは、自ら皮膜を形成して、サビや汚れから身を守ります。
Q.取扱説明書の内容を教えてください。
A.【お取り扱い上の注意】
ご使用前は食器用洗剤で洗浄してからお使いください。
ご使用後は完全に水気を拭きとり乾燥した状態で保管してください。
ストーブ等で加熱すると燃えてキズが付くことがあります。
空だきは絶対にしないでください。
取っ手部分は熱くなることがありますのでご注意ください。
鍋の中に長時間、調理物を保存しないでください。
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本製品は直火・IHクッキングヒーターでご使用いただけます。
※一部のIHでは規格や安全装置によりクッキングヒーターの機種によって、ご使用いただけない場合がございます。
Q.お米の炊き方を教えて下さい。
A.下記を参照ください。

実行者紹介
せきかわ工芸は、新素材金属のまち・燕市にて、長きにわたりチタン素材の加工に特化してきました。Art techは、伝統技術「ヘラ絞り」を極めた職人たちのこだわりのブランド。「長く味わう、共に過ごす」をコンセプトに、口当たり、手に馴染むフィット感を追求しています。自動化・機械化が進む中でも、伝統技術を活かした手作りの製品を、燕市の町工場から世界に発信したいです。製品の魅力はもちろん、燕の伝統技術の素晴らしさも感じてください。











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