このプロジェクトは、ふるさと納税制度(個人)による税額控除の対象となります。寄附額のうち2,000円を超える部分の額が税額から控除されます。控除額は個人の収入等によって上限金額が決まっており、下記リンク先で目安金額が計算できます。正確な金額については、お住いの市区町村へお問い合わせください。
https://fbyg.jp/furusato-tax#simulation
本プロジェクトに寄附をすることで、実質2,000円で地域を応援しリターンを受け取ることができます。
▼CAMPFIREふるさと納税の詳細はこちら
https://camp-fire.jp/channels/furusato
※税額控除を利用するには、ワンストップ特例の申請書の提出か、確定申告をすることが必要です。
※寄附(ふるさと納税)を行うと、11月頃に寄附した自治体から寄附金受領書(確定申告用)、ワンストップ特例申請書が届きますので、大切に保管し所定の手続きを実施してください。
今年は「ストリートカルチャー×漆のプロダクト開発」や、めがねのまちさばえ大使「仮面女子」とのコラボも!河和田をさらにアートで盛り上げます!
こんにちは。福井県鯖江市です。
三方を山々の自然に囲まれ、越前漆器や眼鏡産業など「ものづくり」が盛んな河和田地区。
この地で、関西圏の学生を中心とした「河和田アートキャンプ」が毎年少しずついろんなことにチャレンジの場を広げながら、14年間脈々と続いてきました!
今年は新たな取り組みとして、
・ストリートカルチャー×漆でのプロダクト開発
・河和田の飲食店にフォーカスした企画
・今年で8年目となる中道アートでのイベント企画
などを通し、地域住民と学生たちは深くしなやかな関係性を作っていきます。
また、めがねのまちさばえ大使「仮面女子」とのコラボレーションなど、河和田地区全体のPRにも取り組んでいきます!
今年の河和田アートキャンプの詳細については、こちらをご覧ください。
▼おかげ様で昨年はこんなプロジェクトを実施することができました
毎年河和田アートキャンプでは、たくさんの学生と地域住民とがプロジェクトチームに分かれて活動します。その一例に、昨年のプロジェクトを一部紹介します。
みなさまからのご寄附を活かさせていただきました。
プロジェクト事例1:越前漆器の伝統技法とアートがコラボする「ヒトトキ」
地域の方の「倉庫にしまってある思い出の品や捨てられない大切なもの」をお預かりし、うるしを塗ることで再価値化し、返却する。思い出の品がもう一度生活の中に戻って来られるようにリ・デザインすることで、うるしの持つ力を広げることを目的としたプロジェクトです。
6名の方から「木皿」「二の膳」「机と椅子」「左官職人コテ」「包丁ケースとワインケース」「寿司下駄」などの貴重な品をお預かりし、ものに対する物語や思い出をお聞きしながら相談を重ね、ビジュアルに落とし込んでいきました。
(制作指導を漆器職人さんの工房でお世話になりながら、思い出深い作品を完成させました。)
河和田アートキャンプの学生が漆器職人に夏季の短期弟子入りをはじめてもう10年以上になります。今後も引き続き河和田の伝統を経験し、その心を広げていきたいと思います。
プロジェクト事例2:アートで古民家をリノベーションする「おいえアート」
おいえアートは古くなった古民家の建具や壁面などを改修し、アートギャラリーへと変えていくプロジェクトです。毎年河和田アートキャンプに参加する学生や先輩たちの手によって、作品を制作していきます。
今年は「古民家に四季を活ける」というテーマで制作。日本画の絹本という技法を用いて使い込まれてボロボロになり眠っていた雪見障子を修繕し、8枚の四季の花々が描かれた障子へと生まれ変わらせることができました。
絹本ならではの素材の透明感があり、障子紙と同じように、背景の透過性を持っています。
展示では訪れた方に四季の移ろいを感じてもらうため、茶寮を模したおもてなしを実施。
会場の古民家は過去に作られた作品群で彩られており、またアートを見ると同時に歴史ある河和田の古民家にも興味を持たれる方が多くいらっしゃいました。
プロジェクト事例3:子どもたちと地域の歌をアートする「音楽とアート」
「河和田の子どもたちが音楽に抵抗感を持たず、ゆくゆくはこの地域を音楽で溢れるまちにしたい。」そんな思いを学生と地域住民とで共有し、スタートしたこのプロジェクト。
音楽を仕事にされている河和田にお住まいの人たちが集まり、小学生たちと歌詞を考え、レコーディングして「KWD JUMP」「まち」という2曲のオリジナルソングを作りました。
夏の活動の最後にはライブで披露し、子どもたちもワークショップで作った打楽器を持ち参加しました。
(当日はパレードのように、数時間かけてまちを練り歩く予定でしたが、台風接近という生憎の天気のため会場を変更し、古民家LIVEを実施しました。)
音楽の力で、河和田に様々な人たちとの出会いや笑顔が生まれることを願って、この歌を歌い続けていきたいと思います。
(打楽器をつくるワークショップ。素材には、五十嵐木材様から出た廃材をいただき、加工しました。)
プロジェクト事例4:住民が日替わり店長になるアートな社交場「蔵BAR」
蔵BARは学生と地域住民とが交流するスペースとして12年前にスタート。
普段は学生が運営をして地域の方をお招きしていますが、「河和田にいる個性的な方々に主役になっていただき、今までにはない関係性を生み出したい!」という思いから、「1日店長」企画を実施しました。
店長候補の方と打ち合わせを重ね、夏に計5回開催。「オカマBAR」「オーガニック料理とライブペイント」「クラフトビール」「河和田について語らう会」「同窓会のようなBAR」と、それぞれが個性的な企画が生まれ、どの回も満員御礼。
そこからは、学生×地域だけでなく、地域×地域、地域×外部などの新しいコミュニケーションが生まれました。
プロジェクト実施の結果として、河和田の魅力的な方のさらなる発見と、このまちが規模は小さくても個々が主役として立てる場所になればと思います。
今年も蔵BARは魅力的な企画を実施しますので、みなさまぜひ足をお運びください。
(企画会議の様子。写真だけでも個性的なメンバーだということが伝わってきます。本番では、それぞれの魅力が爆発していました。)
河和田の環境も変化していきます
これまで13年間の活動の中で、河和田地区内に良い変化が表れています。
2011年には河和田町の有志が河和田町の秋祭りと河和田アートキャンプのファイナルイベントがコラボした「中道アート」がスタート。
ものづくりの見える化と合わせて関係人口の増加と、継続的な賑わい創出を狙いとしています。学生だけでなく、地元有志のアート・デザイン作品を展示するとともに、地域資源を活かした特色あるおもてなしイベントを開催することで、約3,500人の来訪者がありました。
2015年には片山町へのエリア拡大、越前漆器協同組合やラポーゼかわだとの連携を行い、「河和田くらしの祭典」という事業に拡大。
まち歩きエリアの整備、工房の見える化、ショップエリアの拡充、体験メニューの充実、行灯ライトアップなど、ものづくりの現場を堪能していただくことを主眼に置きつつ、河和田の自然や食を体感していただけるイベントに成長していきました。
2016年には河和田アートキャンプの卒業生たちが発起人となり、産業観光の取り組み「RENEW」がスタートしました。「来たれ若人、ものづくりのまちへ」をコンセプトに昨年度は42,000人を動員。河和田アートキャンプの地道な努力が芽吹き、今までには無かったチャンネルで河和田に貢献を始めています。
現在までで福井県内へのUIJターンでの移住者は23名となり、県内の様々なシーンで活躍しています。また、県外には鯖江市に関心を持つ840人を超える卒業生がおり、関係人口が生み出す次の展開を計画しています。
地域のおばあちゃんとの共同生活を始める若者も
アートキャンプに参加した学生の中には、大学卒業後に河和田に移住して一人暮らしのおばあちゃんと共同生活を始めた若者もいます。
そのおばあちゃんは「こうやって人を育てることが一番の『まちづくり』である」といいます。
アートキャンプの経験から、友人関係やご近所付き合いを超えた地域住民との深いコミュニケーションが生まれています。
河和田アートキャンプを卒業して県内外で活躍するOB・OGにとって、河和田アートキャンプの継続は社会人として再び河和田と関わる切符を意味します。
家族での旅行、移住定住の候補地として。また、OB・OGのビジネスが、河和田での新たな産業の芽となる可能性があります。このように、学生時代とは違う次なるメリットを生み出していきます。
(卒業後河和田に移住してきた若者と、それを温かく受け入れるおばあちゃん。いい関係が広がっています)
河和田の未来、そして日本の未来のために
河和田アートキャンプが始まったころを境に、日本の総人口数は統計上のピーク(2008年)を迎えました。
これは日本が縮小化社会への入口に立った事を示唆するもので、すでに河和田を含む地方地域では、その先駆け(将来の日本の姿)とも言える様々な問題や課題が、顕在化を始めています。
こうした時代の流れを、問題に直面している地域の方々と、未来を担う学生たちとが共に意見交換をしながら、時代に合った新しい価値観の創出を目指して活動を継続することが、今後のより良い未来を作っていくことになると考えています。
河和田アートキャンプは日本の地域が抱える問題の解決策の一つだと考えています。
この活動に参加した若者は、全国に広がっています。河和田で得た経験は、社会をより良く変えていく原動力となっていくでしょう。
河和田アートキャンプを継続し、鯖江市が一つのモデルとなって、日本の未来を創っていくために、ぜひ一緒に行動していきましょう!
支援金の使途
・河和田アートキャンプ2018の活動運営費全般
・アート作品制作に関する(材料費、消耗品費、伝統工芸士等の学生指導に対する謝金)など
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