く自己紹介
絵本で、助け合いの気持ちを育てたい。
こんにちは!防災教育イノベーターの藤澤誠(トナカイ先生)です。
2011年の東日本大震災を機に、特別支援学校の教師の傍ら「命を守る」ライフセーバーの経験を生かして同年5月にNPO防災教育研究センター赤鼻塾を立ち上げました。これまで防災・共助の文化を広げるために、絵本や教材の開発、講演活動、地域連携による冬季防災対策や避難訓練の改善に取り組んできました。赤鼻塾という名前は赤鼻のトナカイのことです。トナカイの仕事はサンタクロースを助けることです。防災教育を通して子どもや人を支援する(助ける)という思いにより命名しました。当初は法人化も検討しましたがお金に縛られずに活動できる任意団体を選び早15年が経ちました。
今回のプロジェクトでは、防災教育絵本『きみをまもるよ』をクラウドファンディングで制作し、北海道の特別支援学校と地元の江別・札幌の小学校と図書館に寄贈します。寄贈の際は手渡しで、その場で子どもたちや地域の人たちと一緒に読み聞かせ体験会を行います。
この活動は、私が「ストリート・ティーチャー」と呼ぶ、教室の外で語りかける教育者としての実践です。絵本を通じて、子どもたちに困っている人を「助ける気持ち」、「備える知恵」を届けたい。
それは、災害だけではなく、人と人が支え合う文化を育てることでもあります。
この挑戦を、ぜひあなたの力で支えてください。
絵本の製作費、印刷費、交通費の一部などをクラウドファンディングで集め、北海道全域にある道立特別支援学校と江別市・札幌市をめぐるキャラバンを実現します。
支援者の皆さまには、制作した絵本や出版記念イベント、NPO赤鼻塾の主催する北海道の極寒冬キャンプへのご招待、防災イベントや講演会の開催権利などのリターンをご用意しています。
『きみをまもるよ』ーーその言葉に込めた込めた願いを子どもたちに届けたい。
あなたの応援が、子どもたちの未来を守る力になります。
絵本で、助ける気持ちを届けたい。

このプロジェクトで実現したいこと
作成する絵本のタイトルは『きみをまもるよ』です
内容は、主人公たちが「ひなんくんれんゲーム」という避難訓練に取り組み、余震が何度も発生する中、友だちを助けたり自分が助けられたりすることで助け合いの大切さを行動によって学びながらゴールを目指す物語です。地震災害ではどのように避難すればよいか。また避難中にけが人がいたらどうするかはすべて自分で判断するのです。「ひなんくんれんゲーム」とは、先生の指示に従うだけの既存の避難訓練とは一線を画するものです。
寄贈と読み聞かせ体験会
当プロジェクトは絵本を500部作成して、多くの子どもたちに楽しんでもらうために北海道の特別支援学校66校と地元の江別市の小学校17校と図書館6館及び札幌市の小学校197校(分校2校含む)と図書館12館(特別支援学校、小学校、図書館総合計298校・館へ各一冊)へ寄贈します。そして寄贈の際に絵本の読み聞かせと絵本の中で主人公たちが体験する『ひなんくんれんゲーム』の体験会を実施します。読み聞かせだけでなく、自分の身を守り、助け合い〔共助〕の体験により心と行動が定着しやすくなります。

『きみをまもるよ』あらすじ
小学4年生のレオくんとさくらさんは学校の図書室で不思議な本を見つけます。ページを開くと、防災博士のトナカイ先生が現れ、「ひなんくんれんゲーム」へと招待しました。ゲームを通して、災害時に「助ける人」になれるかどうかを試されることになります。地震の揺れに驚いてパニックになるレオくんと、冷静に机の下へ隠れるさくらさん。トナカイ先生は「上・よこ・ガラス」というジェスチャーで危険を覚える方法を教えます。廊下ではガラスの破片ゾーンを体験し、危険から離れる行動を確認します。途中で目をケガして動けない友だちを見つけ、声で案内したり、余震が何度も発生する中を手を繋いで安全に誘導する場面もあります。煙の中では鼻と口を覆い、低い姿勢で移動する方法を学びます。生徒玄関では固定されていない下駄箱の危険を知り、液状化現象の不安定な床を仲間と協力して進みます。クライマックスは震度7の大地震の中、レオくんがケガをしたさくらさんをおんぶして駆け出します。仲間と協力しながら危険を避け、ついにゴールに到達します。トナカイ先生は「助けたいと思う気持ちが一番大切」と語り、子どもたちを「未来のヒーロー」と讃えました。
この物語は、避難訓練を「面白く」「実践的に」体験できる教材であり、災害時だけでなく日常でも困っている人に手を差し伸べる勇気と優しさを育むことを目的としています。

ノンフィクション絵本
『きみをまもるよ』はフィクションではありません。文中のセリフや行動は実際の防災出前授業「ひなんくんれんゲーム」の中で子どもたちが発したものを取り入れています。転倒などのリスク回避のために「走らない」ルールを設定していましたが、クライマックスでは「めんどくせいや!」と叫び(絵本の中では「じれったいや!」に変更)、ケガ人役の友だちをおんぶして駆け出すということがありました。これはルール違反を承認するのではなく、「非常時は最善の選択をする」ことが命を守ることに繋がることを示しています。主体的、能動的に自分で考えて行動する子どもは、指導者である私の想定を超えた瞬間でした。また、作品の中に登場するガラスの破片や液状化現象、煙などの疑似的な仕掛け(ギミック)は「ひなんくんれんゲーム」出前授業の中で採用しているアナログな手作り教材たちです。さらに、学校を舞台にしていることから、校内に潜む危険についてもレクチャーしています。例えば、地震時に学校で一番危険な場所は生徒玄関の下駄箱です。揺れによって倒壊する危険性は大です。多くの学校で下駄箱は固定されていません。揺れによって下駄箱が倒壊する恐れがあることを知ったのなら、揺れがあるときは「避ける、近寄らない」、また揺れが収まったときは危険性を把握した上で素早く通り過ぎるということが分かってくると思います。その他、窓ガラスや歴代校長先生の額縁なども割れると危険な物になります。校内を移動する主人公たちの姿から危険なものについて学ぶことができます。

プロジェクト立ち上げの背景
「既存の避難訓練の課題を解決する」
「お・か・し・も」では子どもの命を守れない。
特別支援学校の教員時代に既存の避難訓練は「やらされ感」や「つまらない」、「実践的でない」と感じていたことから、「これでは子どもの命を守れない」と課題意識を持っていました。
災害大国と言われながら、実は学校で大地震発生時は「何が危険なのか?」を教えていません→まずは「揺れ」によって「〇〇があぶない。危険だ」と判断するからこそ「避ける、避難する」必要があるのです。実践的な避難訓練とは「大地震発生時は〇〇が危険だから、身を守るために避難する」のです。本来は自分で判断する必要があるのですが、学校では先生の指示に従うだけで自分で考えて判断することを教えていません。このことは学習指導要領に示されていません。また、先生になるための大学の教職課程にも防災教育はありません。ですから防災教育を学んでいない先生たちは児童生徒に防災を教えることに苦慮しているのです。しかし、地震や災害はいつ、どこで、誰と何をしているときに発生するかわかりません。学校では先生がいますが、学校以外ではどうすればよいでしょう。そこに机はありません。
そこで、大地震発生時は、「上…落ちてくるから危ない」、「よこ…倒れるから危ない」、「ガラス…割れるから危ない」という地震時の三つの危険「上よこガラス」について、この絵本は教えてくれます。
この物語では余震が何度も発生する中、「上よこガラス」の仕掛け(ギミック)を避けながら、友だちがケガをしたり、また自分自身がケガをする中、「どうしますか?」と問いかけます。物語ではお互いに助け合い、励まし合いながら避難をする主人公の思いを探りながら、災害時の身の守り方と助け合いの大切さと行動を提案していきます。

「上よこガラス」について
2018年大阪北部地震では小学生の児童が校舎ブロック塀の倒壊により命を奪われるという事案が発生しました。地震時は子ども自身が、揺れによる「上よこガラス」が危険だと認知して避けることができるならば…。この地震時の揺れによる三つの危険「上よこガラス」を伝えるのは大人の役目です。大人が読み聞かせをしながら、地震時の三つの危険と助け合いの心と行動を子どもと一緒に育んでほしいです。2011年東日本大震災以降も、熊本地震や北海道胆振東部地震、能登地震など大きな地震が発生しています。子どもたちがこの絵本との出会いにより守られる命があるのならとクラウドファンディングによって作成を決意しました。

「ひなんくんれんゲーム」について
2013年に、余震が何度も発生する中でケガ人が登場する仕掛け(ギミック)を取り入れた避難訓練アクティビティ『ひなんくんれんゲーム』を開発しました。2022年にはルールブックとして絵本版を出版しています(玄武書房)。『ひなんくんれんゲーム』は幼・小・中・高・支援学校の出前授業や子ども向け防災イベントなど、また大人を対象とした企業の職員を対象としたBCP研修や安全大会などで大好評です。『きみをまもるよ』は、その『ひなんくんれんゲーム』の流れをストーリー化したものです。流れを物語にすることによって、地震発生時にどのように身を守り、避難をしたらよいかをイラストと物語によって子どもにわかりやすくしたものです。

『きみをまもるよ』の主人公たちが取り組む「ひなんくんれんゲーム」は、避難訓練の中で災害時を模した様々な仕掛け(ギミック)が待ち受けています。それは、何度も「余震が発生」したり、ガレキとして机やイスが散乱した廊下、床にはリアルな割れたガラスの疑似破片、液状化現象を模した不安定な床、そして、目を負傷したと仮定したアイマスクで目隠しをした「ケガ人」の登場です。このケガ人は何度もチェンジします。ですから、目の前にいるケガをした人をどうするかは自分で考えて判断するのです。助けるもよし、助けないという選択肢もありです。また自分自身がケガ人となった際に誰かが助けてくれるかもしれません。助けてもらったときはどのような気持ちになるでしょう。すべては主体的な態度で取り組む避難訓練なのです。発達を考慮して小学校の中学年(3、4年生)から抽象的な事柄を理解できますが、低学年以下や就学前の児童は災害時にどうしたらよいか迷ってしまうことから、望ましい態度はどのようなものかを『きみをまもるよ』はイラストで示しています。


以下は「ひなんくんれんゲーム」の考察を2021年防災教育学会という学術学会で動画発表したものです。
「ひなんくんれんゲーム」は三つのスタイルがあります。①授業形式、②防災イベント向け、③大人向けの研修です。以下は①授業形式の動画です。『きみをまもるよ』は授業形式をアレンジしてストーリー化しました。
以下は、②防災イベント向けに「ひなんくんれんゲーム」体験ワークショップとして実施しています。親子がペアとなって、ケガをしたお父さん・お母さんを助けながら、次々に襲い掛かる仕掛け(ギミック)をクリアすることができるのか?!頑張ってゴールできたなら「たすけるひと」認定バッジを進呈します。体験ワークショップは防災イベントで大好評です。
現在の準備状況
『きみをまもるよ』の原稿は完成済みです。イラストはイラストレーターさんに依頼します。出版社は内定済みです。
リターンについて
絵本、オリジナル缶バッジ、オリジナル絵本「ひなんくんれんゲーム」の発送
出版イベントへのご招待(出席できない場合はイベントの様子を編集した動画5分をURLにて限定配信)
防災冬キャンプ一泊二日イベントへのご招待(可能な限り日程調整します)
支援者個人に向けた「読み聞かせ動画」(5分)の作成、URLにて送信
防災出前授業、BCP(安全大会)研修、体験ワークショップの出展権利など
スケジュール
令和8年
12月下旬 募集開始
1月 出版社、イラストレーターの選定
2月 イラストレーターによるイラスト描き期間
3月 下旬 募集終了
4月上旬 イラスト完成、校正
6月 絵本納品
7月 リターン発送、出版記念イベント
令和9年2月または3月「防災冬キャンプ体験会」実施
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
なぜ「共助」なのか
1995年の阪神・淡路大地震では、倒壊した建物の中に閉じ込められたときに助けてくれたのは公的機関の支援より多くは地域住民でした。大規模災害では、家族や友人知人、偶然その場に居合わせた人(バイスタンダー)などの手により救出された人は全体の9割に達しています。
災害時は(防災は)「助け合い」が大切なのだとこの絵本は教えてくれます。自分だけが助かればよいのではなく、災害後も大切な人と共に笑って生活を営んでいくためです。しかし、そのためには自分自身が災害時の危険を知り、備え、回避したりする知識と技術を身に付けている必要があります。まずは自分の身の安全です。自分の身の安全を確保したうえで「助け合い」となるのです。自分の身を守れない人に他者を助けることはできません。そして、助け合いは普段の生活の中で実践していてこそ災害時に発揮されるのです。「つまらない、意欲を持てない、実践的とは言えず、並んで歩くだけの既存の避難訓練」ではなく、参加者がやる気を持ち、面白く、実践的な避難訓練「ひなんくんれんゲーム」をストーリー化した『きみをまもるよ』は、子どもから大人、障がいがあってもなくても災害時の避難方法や助け合い〈共助〉の心と行動を育み共感できる絵本です。

最後に
「繋いだこの手を離さない。大切なきみをまもるよ」
プロジェクトの完了後は北海道の江別市と札幌市を除く195市町村の図書館へ寄贈して、その際に読み聞かせ体験会を計画中です。さらに北海道を完了後は、(期限を設けずに)46都府県に全国展開予定です。インスタグラム、YOUTUBEで活動の様子を発信します。実際にリアルにお会いして読み聞かせや体験会をする対面にこだわっています。
『きみをまもるよ』によって、「上よこガラス」は子どもから大人まで「日本人なら誰でも知ってる」を目標に「あなたの街へ伺います」よろしくお願いします!!
NPO防災教育研究センター赤鼻塾 代表 藤澤 誠(トナカイ先生)

『きみをまもるよ』
令和7年7月30日カムチャッカ半島付近の地震による津波警報時の津波フラッグ。
北海道羽幌町の羽幌(はぼろ)サンセットビーチより。








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