
2019年10月31日、未明。
朝、目を覚ますと、テレビも新聞も、首里城炎上のニュースで埋め尽くされていました。
新聞一面に広がる、炎に包まれる首里城の写真。
近くに住む人たちは、焦げた匂いを感じたといいます。
2000年12月2日、首里城跡は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一部として、世界文化遺産に登録されました。
やっと世界遺産に登録され、沖縄の誇りとして蘇ったばかりの首里城が燃え落ちる。
その映像は、世界中に流れました。
沖縄県民だけでなく全国の、そして世界中の人々が悲しみに包まれました。
あれから7年の時を経て
2026年11月、首里城正殿が復活します。
そして、この歴史的瞬間を祝うために、私たちは一つの演奏会を企画しました。



首里城はこれまでに何度も焼失し、そして復活してきました。
やっと復活して、2000年に世界遺産にも登録され、沖縄の誇りとして蘇った。
その矢先の、2019年の炎上でした。
県民は、本当にがっかりしました。悲しい思いをしました。


首里城正殿復活のニュースが全国に流れた時、私は思いました。
首里城の「復活」を祝うのに、これ以上ふさわしい曲があるでしょうか。
グスタフ・マーラー作曲、交響曲第2番「復活」。
死と再生、絶望からの蘇り。人間の魂が闇から光へと向かう壮大な物語を描いた、この曲。
首里城が何度も焼け落ち、そして蘇ってきた歴史と、重なるではありませんか。
2026年11月1日。那覇市文化芸術劇場なはーとにて
この歴史的瞬間を、皆さまと共に祝いたいのです。


はじめまして。ソプラノの山本令子と申します。
私は30歳の時に沖縄に帰り、それ以来ずっと、音楽教育に携わってきました。
音楽大学受験セミナーで250人、付属音楽教室で750人。
およそ1000人の音楽教育に携わってきました。


30年間、中途半端なことはせず、本物の音楽を子どもたちに見せてあげたい。
本気でやることの大切さを、背中で見せたい。
そう思って、走り続けてきました。
今回の企画を、主演の皆さんに持ちかけたとき
皆さんが第一声で「やりましょう!」と言ってくれました。
10年前から、質の高い演奏会をやり続けてきた。
その積み重ねで、今回の演奏家の皆さんを呼べたのだと思います。

今回の演奏会には、私の教え子たちも参加します。
音楽大学受験セミナー250人の音大進学生、付属音楽教室750人の卒業生。
総勢1000人と共に、首里城復活を祝います。
合唱の皆さんには、なかなか歌えない「復活」を歌う経験を。
観客の皆さんには、この歴史的瞬間を共に祝う喜びを。
そして、首里城復活を、心から祝福したいのです。

今回の演奏会には、沖縄県内だけでなく、全国から一流の演奏家が駆けつけてくれます。
【指揮:石﨑真弥奈氏プロフィール】
1986年生まれ。東京音楽大学指揮専攻卒業、同大学院指揮研究領域修了。
指揮を広上淳一、高関健、下野竜也、汐澤安彦、時任康文、三河正典の各氏に師事。
2011年度、公益財団法人新日鉄住金文化財団の指揮研究員に選ばれ、紀尾井シンフォニエッタ東京(現紀尾井ホール室内管弦楽団)などで研鑚を積む。
2012年、第16回東京国際音楽コンクール〈指揮〉において入選、同時に聴衆賞を受賞。
2016年PMFのコンダクティング・アカデミーに選出され、ジョン・アクセルロッド氏に師事。
2017年イタリアにて、第2回「ニーノ・ロータ国際指揮者コンクール」でニーノ・ロータ賞(優勝)および聴衆賞を受賞。
国内外のオーケストラを指揮し、高い評価を得ている。
【コンサートマスター:三浦章宏氏プロフィール】
1961年6月9日、兵庫県川西市生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、中嶋美子、徳永二男に師事。筑波大学人間学類卒業。第53回日本音楽コンクール入選。1985年NHK交響楽団に入団。1989年アフィニス文化財団の奨学生としてドイツ・ミュンヘンに留学、エルネ・セベスティアンに師事。1991年、第25回ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール第2位入賞(第1位空位)。1992年川崎音楽賞第1位および最優秀市長賞受賞。NHK交響楽団に13年間在籍後、1999年新星日本交響楽団の首席コンサートマスターに就任。2001年より東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを務める。ソリストとしても国内外のオーケストラと共演を重ねている。
【ソプラノ:砂川涼子氏プロフィール】
武蔵野音楽大学、同大学大学院を首席で修了。第34回日伊声楽コンコルソ第1位、第69回日本音楽コンクール第1位、第16回五島記念文化賞・オペラ新人賞、 第12回R.ザンドナイ国際声楽コンクールでザンドナイ賞、他多くの受賞歴を誇る。近年ではバルセロナ響「トゥーランドット」、日生劇場、新国立劇場、兵庫県立芸術文化センター、東京フィル、藤原歌劇団、東京芸術劇場、日本オペラ協会、NHKニューイヤーコンサート等出演を重ねる。2027年「蝶々夫人」タイトルロールで出演が決まっている。武蔵野音楽大学講師
【メゾソプラノ:山下牧子氏プロフィール】
広島大学教育学部を経て東京藝術大学大学院修了、同大学院後期博士課程単位取得満期退学。二期会オペラスタジオ修了。第1回東京音楽コンクール第1位受賞。平成27年度よんでん芸術文化奨励賞受賞。日生劇場「メデア」(日本初演)ネリス、二期会「ジュリアス・シーザー」タイトルロール、「サロメ」ヘロディアス、新国立劇場「死の都」ブリギッタ、「ヴォツェック」マルグレート、「蝶々夫人」スズキ、びわ湖ホール/新国立劇場「カルメン」タイトルロール等多彩な役を演じ、いずれも高い評価を得る。ヴェルディ「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、マーラー「復活」等のコンサートでも活躍。沖縄県立芸術大学教授、東京藝術大学非常勤講師、二期会オペラ研修所声楽講師。二期会会員。
沖縄県立芸術大学、東京フィルハーモニー交響楽団ほか、県内外の一流演奏家が結集。


マーラー交響曲第2番「復活」本公演
ソプラノ、メゾソプラノ、混声合唱、そして大編成のオーケストラによる、壮大な「復活」演奏会。
全楽章を通して、マーラーが描いた「死と再生」の物語を体感していただけます。


清水建設による、首里城復活の軌跡を映像でお届けします。

3名の武闘家が演舞をしてくださいます。
【喜友名諒氏プロフィール】
沖縄県沖縄市出身。沖縄国際大学卒業。劉衛流龍鳳会所属。
2021年開催の東京オリンピック空手男子形において金メダルを獲得。
世界空手選手権の団体形では、同じ劉衛流龍鳳会所属の金城新、上村拓也とともに大会2連覇を達成。
アジア空手道選手権大会の団体形でも3選手で大会6連覇を達成し、世界の空手界をリードする。
日本の空手を世界に示し続けるトップアスリートとして活躍中。
【金城新氏プロフィール】
沖縄県沖縄市生まれ。沖縄国際大学卒業。劉衛流龍鳳会所属。
世界空手選手権の団体形で、同じ劉衛流龍鳳会所属の喜友名諒、上村拓也とともに大会2連覇を達成。
アジア空手道選手権大会の団体形でも金城、喜友名、上村の3選手で大会6連覇を成し遂げる。
世界トップレベルの技術と精神性を持つ空手家として、国際舞台で日本の空手文化を体現し続けている。
【上村拓也プロフィール】
沖縄県那覇市生まれ。沖縄国際大学卒業。劉衛流龍鳳会所属。世界空手選手権の団体形で、同じ劉衛流龍鳳会所属の喜友名諒、金城新とともに大会2連覇を達成。アジア空手道選手権大会の団体形でも上村、喜友名、金城の3選手で大会6連覇を達成。世界最高峰の舞台で琉球空手の伝統と技を継承し、国際的に活躍する空手家として注目を集めている。

沖縄で祝いの席の幕開けに踊られる代表的な琉球部局「かぎやで風(かじゃでぃふう)」モティーフの音楽を作曲をしていただきました!
【作曲:小野寺雅先生】
北海道出身。作曲を石川浩、福富秀夫、ピアノを小野元子、福富寛子の各氏に師事。
沖縄県立芸術大学音楽学部卒業、同大学院音楽芸術研究科作曲専修修了。修了時に山本正男賞受賞。第一回International Antonin Dvorak Composition Competition(チェコ・プラハ)において最終選考ディプロマ取得。第5回TIAA全日本作曲家コンクール審査委員賞受賞。2017年より沖縄県立芸術大学非常勤講師。作曲活動のほか、沖縄のオペラ公演団体に所属し、「魔笛」「ドン・ジョヴァンニ」「セビリアの理髪師」「トロヴァトーレ」「仮面舞踏会」等、数多くのオペラ運営に参加。日本音楽学会に所属し、古典ドイツ音楽や現代日本・ドイツ音楽を中心に研究・発表を行う。
【歌唱:山本令子】

この演奏会で、私たちが皆様にお伝えしたいこと。
それは「お祝いして欲しい!」という想いです。
本当に嫌な思いをしました。
朝起きたら、新聞一面に首里城が燃えている写真。
近いから、焦げた匂いもしました。
首里城は、これまで何度も失われてきました。
戦争で焼失してから、実に47年もの間、首里城は存在しませんでした。
1992年、ようやく復元され、2000年には世界文化遺産に登録された。
沖縄県民にとって、これは誇りの象徴でした。
世界遺産として認められ、沖縄の誇りとして歩み始めてまだ20年も経たない2019年、首里城は再び失われました。
それが、たった7年で蘇る。
技術の進歩、全国からの支援、そして何より、首里城を愛する多くの人々の想いが再建を実現させたのです。
この喜びを、どう表現すればいいでしょうか。
悲しみを乗り越えて、希望が形になる瞬間。
失ったものが、再び目の前に現れる奇跡。
この感動を、皆様と共有したいのです。
首里城炎上のニュースは、世界中に流れました。
今度は「復活しましたよ」という知らせを、世界中に届けたい。
「え、首里城燃えたんだっけ?」じゃなくて「復活したよね!」そんな話が出ますように。
2026年11月1日。
この歴史的瞬間を、マーラー「復活」で祝う。
1000人の教え子たちと、県内外の一流演奏家と共に。
そして、皆様と共に。
首里城の「復活」を、音楽で祝福したいのです。
どうか温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
那覇市文化協会声楽部会
ソプラノ 山本令子

【野田 佳彦様】
【大竹 しのぶ様】

【荘村 清志様(ギターリスト)】
【東 誠三様(東京芸術大学教授)】














・公開日:2026年1月12日
・終了日:2026年3月31日
・リターンご案内:8月

ホール費用
出演者謝礼
舞台施設使用料
付帯施設使用料





