ごあいさつ

この度は本プロジェクトのページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
NPO法人ReverVの中島大樹と申します。
就労継続支援や就労移行支援、生活訓練、地域活動支援センター、救護施設などの福祉の現場で20年以上従事してきました。
現在はフリーランスのソーシャルワーカーとして活動する傍ら、インターネット上では「バーチャルソーシャルワーカー陽色しな」というVTuber(バーチャルYouTuber)としても活動しています。
本プロジェクトでは、VTuberと就労継続支援B型を掛け合わせた新しい就労支援事業所の開設を目指しています。
これまで福祉に繋がることが難しかった方々にも手を差し伸べるため、クラウドファンディングを通じて皆様のお力をお借りできれば幸いです。
どうか最後までお読みいただき、ご支援・応援をご検討くださいますようお願い申し上げます。
本プロジェクトへの想い
私は特に長く救護施設に勤めていました。
救護施設は日本の福祉の源流と呼ばれていて、古くは1874年の恤救規則という制度が施行された時代にまで遡ります。
現在では、生活保護法に位置づけられていますので、当然生活に困窮しており、かつ自宅での生活が困難な人が入所してくるわけなのですが、一筋縄ではいかないことが多々ありました。
救護施設では生きる希望を失ってしまった人たちがたくさん入所してこられます。
身体は生きているけれど、目が死んでいるんです。
その命に終止符を打たれようとされる人もたくさんいました。
私は、あの目がとても辛いし、悲しいし、苦しい…。
今でも、あの目が夢に出てきます。
救護施設に来る人たちは、病気や障害を負い、仕事を失い、家族に見捨てられ、酒やギャンブルに溺れ、家賃も支払えなくなり、路上生活になり、行き倒れているところを保護されるということもあります。
そして、あの目になる…。
そのような経験をされてきた人を自立させていくことは、とても至難の業です。
どうして、もっと早く誰かが介入してあげられなかったのだろうかと思っていました。
後に「申請主義社会」という言葉を知り、日本では基本的に困っているその人自身が窓口に直接行き、相談や申請をしなければ、制度や支援に繋がることが出来ないということを実感しました。
その後、障害福祉事業所でも勤務していましたが、障害福祉サービスに繋がれている人も氷山の一角でしかないのだなと思い知らされます。
特に引きこもりの状態にある人は支援や制度に繋がるためのハードルがとても高く、私自身どうアプローチしていけば良いのだろうかと悩んでいました。
ソーシャルワーカーとして独立後は、自殺予防相談の相談員としてチャットで相談を受ける仕事もしているのですが、そこでは利用される方も相談員も匿名なのですよね。
相談員をしていて「オンラインで匿名」というのは相談のハードルをかなり下げてくれると実感しました。
しかしデメリットもあり「相談員さんは信用できるんですか?」と言われることもあり、匿名であることは相談のハードルは下げてくれるけれど、信用性という意味では難しい面もあると感じていました。
そこで注目したのがVTuberだったのです。
VTuberは匿名だけれど、親しい存在になれる。
匿名性と信用性をどちらも担保できる存在ではないかと思ったのです。
そこからバーチャルソーシャルワーカーとしての活動がスタートします。
バーチャルソーシャルワーカーとして活動をしていく中で「V福祉プロジェクト」という任意団体に出会い、福祉のために活動をするVTuberもたくさんいることを知りました。
「V福祉プロジェクト」は引きこもりの居場所を作るために活動をしている団体で、NPO法人ReverVはその派生団体となります。
活動をしていく中である人にこう言われました。
「VTuberってオンラインとリアルの架け橋になれる存在だよね」
「あっ…そうだ。そうだったんだ!」
言語化されて私の中に電撃が走ったような感覚でした。
そこから「VTuberが支援するB型事業所」の構想が持ち上がります。
VTuberは顔や素性を出さず匿名で活動できる一方で、画面越しに継続的に関わることで信頼できる存在になり得ます。
言い換えれば、バーチャルなキャラクターを介することで、人と繋がることへの心理的ハードルを大きく下げることができます。
実際、私自身「バーチャルソーシャルワーカー」として発信活動を始めてから、オンラインならではの気軽さで相談につながったケースも出てきました。
今まで孤立していた方が「画面の中のキャラクター」だからこそ心を開いてくれる――そんな可能性を強く実感しています。
本プロジェクトには、「従来の支援に繋がれなかった人に新たな扉を開きたい」そして「オンラインとリアルの架け橋になりたい」という想いが込められています。
VTuberの力を活用し、誰もが安心して支援にアクセスできる仕組みを作りたい。そして一人でも多くの方が社会との接点を取り戻し、自分らしく生きる一歩を踏み出すお手伝いができればと願っています。
事業の概要
本プロジェクトで立ち上げるのは、就労継続支援B型事業所です。
就労継続支援B型とは、障がいや体調面の理由で一般企業での就労が難しい方に、雇用契約を結ばずに働く機会や職業訓練の場を提供する障害福祉サービスです。
利用者は自分のペースで生産活動に取り組み、スキル習得や社会参加の機会を得ることができます(作業に対しては工賃と呼ばれる賃金が支払われます)。
本事業所の特色は、“VTuberスタッフが支援する”点にあります。スタッフは必要に応じてバーチャルキャラクター(VTuber)として利用者の皆さんと関わり、相談支援や業務サポートを行います。
長く引きこもりをしていた人にとっては生身の人と関わることには抵抗感もあります。対人恐怖症を患っておられる人であれば、なおさらです。
リアルとバーチャルを融合させることで、対面では緊張してしまう方や人付き合いが苦手な方でも安心して参加できる環境を整えます。
事業所で提供する主な作業内容は動画編集やイラスト等のコンテンツ作成です。
複数の高性能パソコンと動画制作ソフトを用意し、利用者の方にはYouTube等の動画コンテンツの編集作業を行っていただきます。
動画編集は未経験からでも始められ、パソコンさえあれば自宅でも取り組めるため、体調や状況に合わせて無理なく作業しやすい仕事です。
クリエイティブな作業を通じて達成感を得たり、自分のペースで集中して取り組むことで、徐々に「働くリズム」やスキルを身につけていけるよう支援します。
さらに、「VTuberになりたい」という利用者がいれば全面的にサポートします。
具体的には、希望者に対しアバターの作成や配信のやり方、発信内容の企画などをスタッフが丁寧に支援します。
VTuber活動そのものがその方の自己表現や自信回復につながるよう、場合によっては事業所の一環として一緒にチャレンジしていきます。
もちろん無理にVTuberになる必要はなく、「裏方に徹したい」「編集スキルを身につけたい」という方も大歓迎です。
動画編集からVTuber活動まで、デジタルコンテンツ制作の幅広い領域で、一人ひとりの「やってみたい」を尊重した就労支援を行っていく予定です。
プロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトで目指すゴールは、「居場所」と「活躍の場」を創出することです。従来、家に引きこもってしまっていた方や、社会との接点を失っていた方が、バーチャルの力を借りて安心できる居場所を提供します。
ただ仕事の訓練をするだけでなく、好きな動画を編集したり、自分のペースでクリエイティブな作業に没頭できる「居心地の良い空間」を作りたいと思います。
内装工事はこれからになってきますので、内観はイメージではありますが誰もがリラックスして過ごせるカフェのような空間を考えています。
(外観は実際の事業所です)
甲陽園駅から徒歩2分の場所にありますので、リアルに通いやすい場所にあります。
そして、この事業所に所属していることや、その空間にいることで自己肯定感が高まっていくような存在でありたいと思っています。
そしてその先に、一人ひとりが自分の得意なことで輝けるようになることが本当の目標です。
今の就労継続支援B型事業所の多くは利用者を囲い込み、出口を設けていないことがほとんどです。
私たちは、動画編集スキルを磨いて将来的に在宅ワークにつなげたり、自作のコンテンツを世に発信してみたり、中にはVTuberデビューして新たな世界に踏み出す方がいるかもしれません。
そうした「自分らしい働き方・生き方」のきっかけを、この事業所から生み出したいと考えています。
さらに、VTuberを活用した支援モデルはまだ新しい試みであり、本プロジェクトの成功が福祉業界全体への一石になることも期待しています。
ネットとリアルの橋渡し役として、この事業所が孤立しがちな方々と社会をつなぐモデルケースとなり、全国の支援が必要な方々へ希望を広げていければ幸いです。
もちろん、この挑戦には皆様のご支援が不可欠です。集まった資金は後述のとおり設備や環境整備に充てられ、支援者の皆様お一人おひとりのお力が、直接「新しい居場所」の形となって現れます。 ご支援いただいた暁には、画面越しではありますが、支援者様も含めたコミュニティの一員としてぜひ参加者たちを見守り、一緒に盛り上げていただければと思います。どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。
プロジェクト応援メッセージ

VTuberという存在は、実に不思議です。アニメのようなバーチャルキャラクターでありながら、その言動や振る舞いはきわめて人間的で、まるでバーチャルとリアルの狭間に生きているかのように感じられます。
一方で、さまざまな事情や生まれ持った特性からバーチャルな世界に身を寄せつつも、それでもリアルな世界とつながりたいと願う人たちは、確かに存在します。そうした人たちにとって、バーチャルとリアルをつなぐ架け橋としてVTuberが支援者となることは、大きな価値があるのではないでしょうか。
心理学の分野でも、アバターなど架空のキャラクターに対して自己開示が促進されるという研究が複数報告されており、その効果は十分に期待できるものです。
主催者の陽色しなさんは、ぼくと同じく3児の父であり、公認心理師試験の際にはぼくの本や配信を見てくださっていたという、不思議なご縁があります。個人的にも、しなさんの挑戦を全力で応援したいと思っています。
ぜひみなさま、ご支援をよろしくお願いいたします。

VTuberという新しい切り口での就労継続支援B型の設立、心から応援しています。パパゲーノでは東京で生成AIを活用した支援の形を模索してきました。新しい取り組みには壁もたくさんありましたが、たくさんの応援のお陰で今があります。障害当事者の声をしっかり届けて、前例をぜひ作り上げていただきたいです。

現在、YouTubeチャンネルふくしLaboというプロジェクトでもう2年以上活動を共にしていますが、それ以前から支援観や福祉観について、表現の仕方は違えどもずっと通じるものを感じている大好きな支援者さんの1人がだいさん(しなさん?)です。
正直Vtuberが支援する就労支援という形がどんなものになるのかは分かりません。でもだいさん(しなさん?)の根っこにある支援への想いは必ずその形を正解にするんだと信じてます。
ファイト!
資金の使い道
・内装工事費
・物品購入費
・リターン発送費
・予備費
リターンについて
全てのプランについて、お礼のメールをお送りします。また希望者はウェブサイトにお名前を掲載いたします。
また、ステッカープラン・アクスタプラン・アクキープラン・グッズよくばりプランに含まれるVtuberのグッズがは以下2名のものとなります。
・陽色しな
・ゾンビのシアンCAT
メールプラン
お礼のメールをお送りします。
ステッカープラン
所属Vtuber2名とNPO法人ReverVのロゴステッカーをお送りします。
アクスタプラン
所属Vtuber2名とNPO法人ReverVのアクリルスタンドをお送りします。
アクキープラン
所属Vtuber2名とNPO法人ReverVのアクリルキーホルダーをお送りします。
ステーショナリープラン
NPO法人ReverVのロゴ入りペン+バッグ+A4クリアファイルを各1点お送りします。
グッズよくばりプラン
以下のグッズをすべてお送りします。
・所属Vtuber2名とNPO法人ReverVのロゴステッカー
・所属Vtuber2名のアクリルスタンド・キーホルダー各1点
・NPO法人ReverVのロゴ入りペン、バッグ、A4クリアファイルを各1点
動画編集チケットプラン
ショート動画の編集を3本まで依頼できます。
動画編集依頼についてのやり取りはプロジェクト終了後にメールで行います。
オープニングパーティー参加プラン
オンラインで行われる就労継続支援事業所のオープニングパーティーに招待いたします。
また、「グッズよくばりプラン」に含まれるグッズをすべてお送りいたします。
広告掲載プラン
陽色しな・ゾンビのシアンCATの配信に、広告としてお名前もしくはロゴを掲載します。
詳細なやりとりはプロジェクト終了後にメールで行います。
オンライン講演プラン
陽色しながオンラインで講演出演や研修講師を承ります。
映像制作PC支援プラン
利用者が使用する映像制作用のPCを1台ご支援いただけます。
配信用PC支援プラン
Vtuberとして配信するためのPCを1台ご支援いただけます。
スケジュール
2025年11月 物件決定・指定申請・融資申請
2025年12月 融資実行・工事開始
2026年2月 工事完了・利用申込受付開始・説明会実施
2026年4月 開所
2025年4月以降 リターン送付
最後に
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
改めまして、NPO法人ReverV代表 中島大樹(陽色しな)のプロフィールを簡単にご紹介させてください。
私は福祉業界で20年以上にわたり、高齢者介護、障害者支援、生活困窮者自立支援など様々な分野で勤務してきました。
現場で多くの方々と向き合う中で、「その人がその人らしく生きられる支援の在り方」を模索し続けています。
現在は独立しフリーランスのソーシャルワーカーとして活動する傍ら、自らVTuber(バーチャルYouTuber)となって発信活動を行っています。「バーチャルソーシャルワーカー」として、福祉や生きづらさに関する情報発信やオンライン相談を試みるなど、新しい形の支援にも挑戦中です。
培ってきた福祉現場での経験と、バーチャルな世界での活動経験――この二つを融合させることが本プロジェクトの核になっています。
リアルとネットの架け橋となり、従来の方法では救えなかった声なき声に届く支援を実現したい。その一心で準備を進めてまいりました。
必ずや形にし、支援を必要とする方々の笑顔につなげたいと決意しております。
皆様のご支援・応援が、きっと多くの「誰かの未来」を支える力になります。 最後まで目を通してくださったことに心より感謝申し上げます。
そしてどうか、温かなご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。あなたの応援が、この新たなチャレンジの追い風となり、大きな励みになります。何卒よろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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クラファンスタートのご挨拶
2025/12/25 09:39本日からクラウドファンディングを始めます!はじめまして。NPO法人ReverV代表の中島大樹、またの名をバーチャルソーシャルワーカーの陽色しなと申します。VTuberとしても活動をしていますので、名前が2つあることをご容赦ください。今日からVTuberが支援するB型事業所を開設すべくクラウドファンディングを開始しました。こうやってクラウドファンディングを開始するまでにも様々な方のご協力、ご助言がありました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。そして、頑張らなければいけない本番は今日、今この瞬間からですので、さらなるご協力をお願い出来ると幸いです。そして、今日はクリスマス。そう!あなたがサンタさんになる日です!何卒、僕にクリスマスプレゼント(ご支援)をください。よろしくお願いします! もっと見る








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