『クレモナ』レコーディングプロジェクト2026
ほんとうの空 ― 今を生きる音を、作品として残したい ―
『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリは、大阪・池田を拠点に活動する音楽ユニットです。2016年より活動を開始。ライブやコンサートを軸に活動してきた私たちは、いま結成10年目を目前に、「音を記録すること」そのものに向き合いたいと考えています。
『クレモナ』のこれまでの10年
私たち『クレモナ』は、「アストル・ピアソラの遺志を継ぐ21世紀の室内楽」をテーマに、2016年より「国内唯一のピアソラ専門の室内楽団」として活動を展開してきました。「ピアソラなんかでプロになれるわけがない」「もっと知ってる曲をやってよ」と、結成当初は活動そのものに対して否定的な人も多かった反面、大小さまざまな演奏(コロナ前は年間200ステージ)や、一公演1万枚を超えるポスティング、ホール前でのチラシ配りなど、積極的に挑戦し続ける姿勢を認めて下さる方も増え、こうして活動を続けることが出来ました。
また、女性4人のユニットということもあり、メンバーの出産や育児もお互いに応援し、編成を変えながらも演奏活動は絶やさないよう、協力して進んできました。そういった中で、「4人での演奏の価値」を改めて認識し、室内楽では非常に珍しい、オリジナルの新曲を制作することになりました。
プロジェクト概要
本プロジェクトでは、2026年9月にオリジナル楽曲6曲のレコーディングを行います。中心となる新曲「ほんとうの空」は、演奏する楽器も、住む場所も年齢も異なるメンバーが書いた音のスケッチを持ち寄り、つなぎ合わせて生まれた楽曲です。その旋律は、フーガのように重なり、コラールのように広がっていきます。
「ほんとうの空」は、どの時代の誰の心の中にもあり、見えなくても人と人をつないでいるもの。私たちは、その感覚を、いまの言葉で音にし、作品として残したいと考えました。
全てオリジナルの曲をレコーディングします。
今回レコーディングするのは、以下の6曲です。
◆誰がために鐘は鳴る(2025年5月発表)
◆ほんとうの空(2025年12月発表)
◆グラドゥス・アド・パルナッスム(2026年2月発表を予定)
◆メメント・モリ(2026年5月発表を予定)
◆カルペ・ディエム(2026年5月発表を予定)
◆ユング・フラウ(2026年8月発表を予定)
これらはすべて、「生きること」「時間」「人の存在」をテーマにした楽曲群です。単発の記録ではなく、いまのクレモナの考えと音楽を、ひとつの作品として成立させることを目指します。
世界の空の果てまでこの音楽が届くように。
本プロジェクトの主目的は、CD制作ではなくレコーディングそのものです。音の重なり、間、息づかいまで含めて、この時代の音を記録する。CDは、その成果物として完成し、支援者の皆さまへお届けします。
このレコーディングに必要な制作費の一部を、クラウドファンディングという形で募ります。作品が生まれる時間に立ち会い、未来へ手渡すためのプロジェクトです。
スケジュール
2026年
3月〜8月 楽曲制作・最終調整/アレンジ作業 レコーディング準備(編成・リハーサル)/新作発表
3月〜8月 リハーサル・録音前最終調整 メイキング映像撮影開始
9月 レコーディング実施(スタジオ録音) ミックス・マスタリング作業
※リモート参加・見学リターンはこの期間に実施予定10月 CDデザイン・制作冊子編集 CDプレス(200枚)
11月〜12月 CD・リターン発送 制作報告・メイキング映像公開
ルークカフェ特別企画 クレモナ〈ほんとうの空〉生演奏会 開催(15名限定)
※制作状況により時期が前後する場合がありますが、進捗は随時ご報告します。







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