横浜市・日吉に『本と吉日』をひらきます。

はじめまして、日丸邦彦と申します。
出版社勤務や海外育児用品会社の広報、CSRやキャリアコンサルタントなどの仕事を通じて「本」「子育て」「地域」「人の成長」に関わってきました。生まれ育った街に戻り、57歳のいま、ここに住んでいます。
そして5坪の小さなスペースから、本と雑貨と小さな食の店『本と吉日』を開こうと考えています。
なぜ私は、この街でひらくのか。

私の暮らすこの神奈川県横浜市にある「日吉」は、働き盛りの人、子育て世代、高齢者、学生らが少し急ぎ足に行き交います。 新しく訪れる人がいて、去っていく人もいる。不動産屋さんと買取屋さんと医療ビルにドラッグストア。
いまを生きる私たちの、孤独や希望が折り重なる、郊外沿線のどこにでもある街です。
足早なこの地に「人が立ち止まり、集う場所」をつくることに、意味があるのではなかろうか。本や言葉、人との出会いには、まだ人を支え、つなぐ力があるんじゃないのかな・・・。
人生の後半戦、「本と吉日」の活動を通じて、ふるさとでそんな役割を担えたらと思いました。育ったつながりを少しでも長く続けられたら、そして次の誰かへ渡していけたら。それは、私にとっても最高の居場所です。こんなにありがたいことはありません。
街の古本屋が灯していた記憶を、次へ。


私が「本と吉日」を構想している最中に、56年続いた古本屋「ダダ書房」が昨冬に閉店しました。本屋が全国で姿を消しつつあるのは、この街でも同様です。
3代目の女性店主の方は、いつも控えめに声をかけてくれ、よく棚の前で話しこみました。心理学者の河合隼雄氏や音楽家の山下洋輔さんらを話題に楽しい記憶があります。
閉店の言は、じつにサバサバとしていました。「豆腐屋だって街からいつの間にか、なくなっていったでしょう、あれとおんなじ…」。
私は書棚に「ダダ書房の棚」もつくりたい。ダダが得意の昭和のナンセンス漫画本や、既成概念を問いかける古今東西の書籍・・・。僭越ながら、街の記憶と意気を継ぎ伝えたい。小さな場所でも、この土地の文化を静かに未来へつなぐ場でもありたいからです。
人生の後半で本屋を、と思った個人的な理由。
クリスマスマルシェなどにも参加しました(2025年)
十数年前から居場所に関心を寄せていました。
「思い立つ人の背中が押され、思い悩む人が立ち寄れる場はつくれないか」という思い。
社会人として働くなかで、人並みに苦労する場面があったせいもあります。
「こんなはずでは」「なぜ自分はこんなに苦しいのか」「このままではよくないぞ」。
生来、気持ちの弱い私でしたから、変化する状況や人との関わりに対応しきれないことがしばしば。そしてその都度、偶然居合わせた方々から、大きな励ましも受取ってきました。対話のなかで忘れていた視点や、触発される書や音楽に出会う機会を得て、なんとか今までやってこれた。その時ごとの居場所に、私は救われていたように思うのです。
もちろん家族の支えは感謝しかありませんが、しんどい思いをしてきた社会に対しても、面白いもので、同じくらい感謝の念を抱いています。
そして50歳半ば過ぎ。
早期退職で急に立ち止まらざるを得なくなったとき、
「いただいた恩を、今度はおくる側にはなれないか」と思い至りました。長い時間をかけながら、自分の身の丈を考えた末です。
過去、私に声をかけてくれた方々の面影を思い出しつつ、いま本屋を独自に営む人々の姿も目の当たりにして刺激になりました。
「本と吉日」が誰かにとっての小さな居場所となり、灯火のようにささやかにでも続けられたら。 人を支えることは、自分たちが前を向く力を受取ることでもあります。
それには本という媒体は、まだしっかり力があるはず。
多くの方の知恵が持ち寄られ、次世代に引き継ぐ価値のある場になれるよう、がんばります。
商店街の夏祭り。ダダ書房さんと共同の古本市を開く(2025年)
街にひらく本屋へ。
店づくりと地域づくりを重ねて。
街にひらくとは、ほんのひと時の語らいをきっかけに「思い立つ人の背中が押され、思い悩む人が立ち寄れる止まり木」のような場になること。そんな役割をもてる本屋となれたら。 子どもから大人まで、記憶の片隅に残れたらどんなによいかと思っています。
予定地は倉庫として使われていた場所
隣町の独立系書店の若き経営者と。工事を前に
「本と吉日」は5坪の小さな空間です。そして店内には40以上の棚スペースを確保します。作者が著書を語る読書会はじめ、市民が自らの学びを伝え合う場として、また店の一画を担う“シェア棚”のある場として、街にひらきます。店づくりと地域づくりをいったいにする考えを忘れません。
シェア棚では約20の棚を市民の方、作家さん、地元の出版社の方に貸し出し、みなさんそれぞれが自己表現と販売を行えます。棚主の皆さんとは企画・販売・イベントに関わりながら、ゆっくりとコミュニティをつくっていきたい。本に限らず、ハンドメイド作品や雑貨など、さまざまな試みを歓迎します。
さらに本と吉日では、商品の見せ方や言葉の整え方など、小さな伴走支援も行います。
「好きなことを、誰かに届けてみたい」そんな最初の一歩を応援する棚です。
多様で活発に動く生命体のような空間にしたい。
完成予想図。少々出来すぎですかね(笑)
本、ギャラリー、小さなカフェ
これも画像生成。出来がよすぎて関心する(笑)
店内は、小さなギャラリーとカフェも併設しつつ、絵本や木製トイをはじめ、沿線の個性派書店・出版社の新刊やZINE、作家による手仕事や日常づかいの品々をならべようと企画しています。
■ シェア棚(20枠)
30×30×30cmの棚を想定
棚サイズ:H30×W30×D30
地域の作家さんや子育て世代の方が、自分の世界を小さく表現できる場所です。
・定期的な棚主交流
・PR/販促サポート付き
・棚の入れ替えで常に鮮度を保つ
棚は“販売スペース”ではなくコミュニティの基本ユニットだと考えています。
■ 新刊仕入本(20枠)
- 絵本、木製トイ、子育て、暮らし、キャリアの本。「本と吉日」の“らしさ”を形にする棚です。
40棚を店内につくります。
- ■ 習い事・ギャラリースペースレンタル
ギャラリー貸出、バン教室、フラワーアレンジメント、雑貨づくり、読書クラブ、子どもの習い事など地元のネットワークを通じて開催します。ご希望あればどうぞお声かけください!
■ 自主イベント
著者トーク、読書会、学びの共有など、「本と吉日」の理念を実践する活動です。ぜひご一緒に!
■ ミニカフェ併設
語らいを生むための、ささやかな飲食。 本と人をつなぐ余白です。個人的には最大の挑戦です(笑)
本と吉日へのアクセス
本と吉日は、東急東横線日吉駅から徒歩2分の場所にオープン予定です。
お気軽にお立ち寄りください。
「社会的処方」という考え方とともに。

本と吉日では「社会的処方」の考え方を大切にします。
医療や福祉と連携し、人のつながりを通じて孤立を防ぐ取り組みです。 本屋を止まり木にすることは、一朝一夕にはいかないと思いますが、住む人が心の支えとなる居場所を目指して、じわりとひろげてゆこうとおもっています。。
応援メッセージ
この場を支えてくれる人たち。

橋田 倫代さん 長谷川 綾さん (ごきげん研究所)
キャリコン、ファンドレイザーの本業の傍ら、ラーニングジャーニー、グループコーチング事業を開始したおふたり。私は毎週末の朝に参画しています。
「日吉の住宅街に、本をきっかけに立ち寄れる場所ができる。そのお話を聞いたとき、近所の人がうらやましくなりました。単に本が並んでいるだけでなく、本好きの日丸さんが豊かな人生観をもって話を聴き、本を薦めてくれる。そんな本には、価格以上の価値が宿り、その価値は地域の方と一緒に作り出していくんだろうな、と妄想が広がります。
近所にそんな場所があることは、日常を「ごきげん」にするための大切な栄養になりますね。50代で一歩踏み出し、セカンドキャリアを形にする挑戦ストーリーも、私たちに大きな勇気を与えてくれます。
この場所から、日吉の皆さんの「ごきげん」な毎日と、温かな交流の輪が広がっていく未来を心から楽しみにしています。 勇気あるチャレンジを、全力で応援しています!」
池田 浩久さん (パパライフサポート代表)
2019年から子育て中の父親はじめ、パートナーが妊娠期の男性(プレパパ)や学生・企業向けに父親の家事育児を広める活動を行う。NPO法人ファザーリング・ジャパン副代表理事、内閣府男女共同参画推進連携会議委員、横浜市男女共同参画審議会委員。四児の父。
「とっても好きな名前の本屋が生まれます。
本と人が出会う場をつくるという、その素敵な挑戦に心が躍ります。
この小さな一歩が、まちの文化や人のつながりを育てる大きな力になるはずです。
これから広がっていく景色を楽しみにしています。全力で応援しています。」
ご支援のお返しについて。
ご支援いただいた皆様には、感謝の気持ちを込めてリターンをご用意しています。
オリジナルグッズや棚貸し権利、読書会への参加券、特別イベントのご招待など「本と吉日」とつながっていただける内容です。
遠方の方にもお届けできるよう、郵送可能なアイテムもご用意しました。
特に「棚貸し権利」のリターンでは、実際に棚主として「本と吉日」の運営に参加していただき、ご自身の作品や選書を多くの方に届けることができますよ!
☆リターンのご紹介(一部)
文庫本用の特製ブックカバーです。
コットン地に縁起の良い和柄が施されており、横浜市内で丁寧に作ります。

本と吉日でお使いいただけるクーポンです。

「本と吉日」の空気を、少しだけお届けします。
店主が選んだ一冊と、ほっとひと息つけるコーヒー。
本と吉日らしい「風呂敷」に包んでお届けします。

創刊号は、このクラウドファンディングの支援者の皆さんと一緒につくります。
日々の暮らしの中で見つけた「吉日」を、文章や写真で持ち寄り、一冊の小さな本に仕立てます。
お店や活動の紹介(バナー広告のように使う)などにもご利用ください。

実際に棚主として本と吉日の運営に参加していただき、ご自身の作品や選書を多くの方に届けることができます。クラウドファンディング限定、早期割引価格に設定しています。
開店までのあゆみ
クラウドファンディング終了後、2026年7月頃の開店を目指して準備を進めてまいります。
店舗の改装、棚主の募集、地域の関係団体との連携構築など、一つひとつ丁寧に進めていく予定です。
開店後は定期的に皆様に活動報告をお送りします。弊店の成長を一緒に見守っていただけるようお願い致します。

最後に、この店のロゴと願い。

自作のロゴ「ランタンをもつ猫」は、わが家の三毛猫「マルッペ(メス2歳)」がモチーフ。
いつも好奇心旺盛なマルッペ。ロゴでは夜道を灯を手に颯爽と歩いています。
本をたずねながら、自分を頼りにわが道をいく。そんな姿を描いてみました。
絵本を多く取りそろえるので、子どもにも好かれようと、AIにかわいらしく生成してもらいました。
「本と吉日」がはじまることで、この街に小さくても新しい風が吹くといいなぁ。
・何かを始めたい人の、きっかけの場
・立ち止まりそうな人が、休める場
・街の記憶と文化を、次へつなぐ場
今日はよい日だったと感じてもらえる、そんな居場所を目指します。
ご支援いただいた一人ひとりが「本と吉日」のお仲間。
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。



