【地元食材×恩返し】浪江『たまげた家』新店舗で"未来と誇り"を丸ごと届けたい

来年1月に福島県浪江町にオープン予定の新店舗開業に向けての費用をあつめたい

現在の支援総額

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【地元食材×恩返し】浪江『たまげた家』新店舗で"未来と誇り"を丸ごと届けたい

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来年1月に福島県浪江町にオープン予定の新店舗開業に向けての費用をあつめたい

『浜のからあげ』で福島・浪江町の未来に希望を灯す

ページをご覧にいただき、ありがとうございます。

現在キッチンカーで、福島県双葉郡浪江町で地元食材を使った創作鶏料理をお届けしている『たまげた家』代表の菅野喜直(かんの・よしなお)と申します。

”浪江ブルー"のキッチンカーで福島県の沿岸部浜通りを駆け巡り、浪江町発のご当地グルメ『浜のからあげ』を提供しております。各地イベントや催事出店を通じて、少しずつ広がり始めたこの『浜のからあげ』にもっと大きな夢を託したいそんな強い思いから現在、日本唐揚協会主催の第17回からあげグランプリにエントリーし"日本一のからあげ"を目指しております。

2022年に福島県浪江町の仮設商店街チャレンジショップからスタートした『たまげた家』はこの度、新たなステージにチャレンジします。それは、浪江町の未来に『食』を通して希望と笑顔を届けていく為の常設店舗のオープンです。新しい一歩への思いを皆さんに知っていただくため、そして進化してく『たまげた家』を共に創っていく仲間になっていただきたく、クラウドファンディングにチャレンジいたします。


故郷福島へ恩返しを。『たまげた家』4年の歩み

請戸浜の初日の出

『たまげた家』が生まれた福島県双葉郡浪江町は、福島県沿岸部浜通りのほぼ中央に位置する、山と海に囲まれた町です。2011年の東日本大震災では甚大なる被害に襲われ全町避難を余儀なくされました。2017年以降、徐々に避難指示が解除され、町は少しずつ活気を取り戻しつつあります。

そんな中、2022年に浪江町仮設商店街チャレンジショップにて『たまげた家』を創業しました。

「食を通して地元に元気を届けたい」「復興に関わる人に、毎日の活力になりたい」そんな一心で1年間ひたすらスタッフと共に料理を作り、届けてまいりました。

店名の『たまげた家』は、私が海外で生活していた頃、初めてショップマネージャー(店長)を任せていただいた思い入れ深いお店の名前です。震災発生時に勤務していた店舗でもあり、私の人生において大切な時間を過ごした場所でもありました。日本でお店を開くと決めた時、当時の社長に「ぜひ、たまげた家という名前をつかわせてほしい」と懇願したところ、社長から「頑張れよ!」と力強く背中を押して下さり、その言葉が今も私の原動力となっております。

コロナ禍が落ち着き、日々の生活が少しずつ戻りはじめたとはいえ、まだ外食が以前のように盛んとは言えなかった時期、そんな中でも皆様に手作りで温かい食を届けたいという思いから店内飲食と並行してお弁当のデリバリーを開始いたしました。復興作業に携わる現場や事務所へ、浪江町以外にも南相馬市小高区や双葉町、大熊町まで、早から晩まで配達から飛び込みで営業まで駆け巡りました。夜は総菜のテイクアウトに週末は視察研修などの団体昼食など、少しずつご予約や注文をいただけるようになり、地域の皆様に支えていただいていることを日々実感いたしました。

「メニューにからあげ入れてね!」「以前食べて美味しかったからテイクアウトの予約したい!」そんな温かいお声をいただき、いつしか多くの方々に愛される存在になったのが、当店自慢の『浜のからあげ』でした。この町で、皆さまの生活のそばに寄り添うお店でありたい、子供たちの大好きなからあげ屋さんでありたい。その思いを胸に、今も一歩ずつ歩み続けています。

チャレンジショップの契約満期を迎えた2023年、『たまげた家』は多くのご縁に導かれるように、キッチンカーでの新しい挑戦を始めました。地域のイベントや企業催事などを中心に出店し、地道にブランドの認知を広げながら、毎日たくさんの皆さまへ『浜のからあげ』を届け続けてきました。

転機となったのはある日、キッチンカーの製造・販売を手掛けている方がイベント出店でお話をしたことがきっかけで、何気ない会話で『浪江でお店をしていて、店舗契約がもうすぐ終了するのです』と伝えたことを覚えていてくださって「ちょうど中古で委託販売している車両がありますが、興味ありますか?」とお電話いただいたのです。そこからは驚くほど話が順調に進み、8月末の店舗引き渡しからわずか数日後、9月初旬にはキッチンカーでの営業を開始することができました。またキッチンカーで浜通りを拠点に営業されている方が浪江町で出店されており、保険や出店場所、イベントの紹介など多岐にわたる情報の共有をして下さる先輩にも出会いました。まさにご縁が繋いでくれた奇跡のようなスピードでした。

今では、イベント出店の情報共有や同じ現場での出店連携など多方面でサポートいただき、とても心強い存在となっております。固定店舗では出会えなかった各自治体での温かい交流、県内外から集まる露店出店者やキッチンカー仲間との情報交換、そして小さなお子様からご年配の方まで幅広い世代の皆さまに『浜のからあげ』を届ける時間。キッチンカーでの挑戦は、私たちに新しい景色と、かけがえのないつながりを与えてくれました。

地域の"誇り"をふんだんに使った『浜のからあげ』

"からあげ"それは、子供から大人まで、どんな世代にも愛される"国民食"とも言える料理です。なんと福島県は全国屈指のからあげ消費県で、実は全国2位なのです。私たちはみんなに愛されるからあげに福島・浜通りが誇る食材と生産者の皆さんの思いを掛け合わせ、唯一無二の一品を作り上げました。それが浪江町発のご当地グルメ『浜のからあげ』です。

『浜のからあげ』は、福島県浪江町、そして浜通り地域を愛し、この土地を支え続けてきた生産者の皆さんの力なくしては生まれません。地元の宝とも言える方々の情熱と技が、一つのからあげに息づいています。

鈴木酒造代表の鈴木大介さん

浪江町内で日本酒づくりをされている『鈴木酒造』さん。その日本酒づくりから生まれる『酒粕』。その深い旨味が『浜のからあげ』の味わい深さを支えています。酒粕をご提供くださっている鈴木酒造さんは、震災で全壊という絶望的な状況を乗り越え、10年という長い歳月を経て2021年、故郷・浪江の地で奇跡の復活を果たしました。地元産のコシヒカリや秋桜の花粉を使い"この町の味"を守り伝えてきた酒蔵です。その酒造りの副産物である酒粕は、まさに『浜のからあげ』心臓と言っても過言ではない存在です。

相馬ヤマブン山形屋代表の渡辺和夫さん

味の決め手は『農林水産大臣賞』を受賞した、日本一の称号を持つ浜通りを代表する老舗の醤油蔵『相馬ヤマブン山形屋』さんのこいくち醤油。幾度の震災や苦境にも負けず伝統を守り続けて生まれる"魂の醤油"です。『浜のからあげ』コクを与え、浜通りならではのほのかに感じる潮の香りと風味をつくりあげてくれています。

ランドビルドファームの吉田さやかさん

元気がみなぎる味に力強さを与えているのが、侍の土で育ったにんにく・サムライガーリック。浪江町に受け継がれる伝統行事『相馬野馬追』と深いつながりを持つ土地で馬の肥料から土を作り、まさに"原点"から始まった命の食材です。これらの恵みと、作り手の思いが折り重なり『浜のからあげ』はできています。この味は、浪江町そのもの...そう胸を張って言える一品です。

サムライガーリック

《吉田さやかさんより》福島の復興への思いを浜のからあげに込めて。たまげた家さんは地元食材と職人の技で"福島の元気"を日々届けています。私が栽培するサムライガーリックもその味の要。この香り、この力強さがきっと多くの人に希望を運んでくれると信じています。一緒に福島・浜通り、浪江町を盛り上げていきましょう!

新しい街づくりが進む浪江駅前に念願の常設店舗オープン

改装中の厨房エリア

キッチンカーを通して、各地の皆さまに『浜のからあげ』をお届けしてきましたが、現状の設備では提供数に限界があり、もっと多くの方にお届けするには体制の拡充が必要です。そのため今回、ご縁があり駅前再開発が予定されているJR常磐線・浪江駅前で常設店舗を開業することとなりました

新店舗のコンセプトは誇りでもある"浪江ブルー"を感じられる空間に、地域の日常にそっと寄り添える場所でありたいという願いから、開放的な店内と気軽に立ち寄れるカウンター席を設け、自然に会話が生まれる距離感。そんな温かい関係を育めるよう、細部まで思いを込めて設計しています。1階店舗の利点を活かし、仕出し弁当やキッチンカーへの荷積み同線をしっかり確保しつつ、自然光がたっぷり差し込む明るい店内に仕上がる予定です。そして提供するメニューは看板商品である『浜のからあげ』や創作鶏料理、さらには請戸漁港で水揚げされた新鮮な海鮮浜焼きも提供予定です。浪江の恵みを"丸ごと味わえる"笑顔の絶えない場所を目指します。

改装中の客席エリア

今後のスケジュール

2025年12月中旬 内装工事終了

2025年12月下旬 店舗の清掃、キッチンの整備

2025年12月24日~26日 プレオープン予定

2026年1月5日 グランドオープン&リターンお食事券利用開始

新店舗のオープンを通じて、「地域とともに育ち、地域経済にもしっかり貢献できるモデル」を作っていきたいと考えています。浪江町でしか生み出せないこの味、この物語をより多くの方へ、そしていつか日本全国に届けるために、ぜひあなたのお力をお貸しください。皆様の一つ一つの応援が、浪江町の未来に新しい風を吹かせ、地域に活力を生み出す原動力になります。一人でも多くの方に、新しい『たまげた家』の仲間になっていただけたら、これほど心強いことはありません。共に浪江から驚きとおいしさの物語を広げていけたら嬉しく思います。

"本気で故郷へ恩返しをする"

私は浪江町のお隣、川俣町にて生まれ育ち、高校卒業を期に、関東へ就職いたしました。配属された部署で経験を積み、経験と努力を認められカスタマーエンジニアとして国内外のお客様へ行く機会が徐々に増え、海外の文化に魅了され25歳で退職し始めてヨーロッパへ海外留学をしました。

2011年の震災当時はオーストラリアで勤務中でした。スタッフからその事を知らされ、なかなか実家の家族と連絡がつかず、ただただインターネットの情報を眺めるだけで...ようやく家族と連絡がついたときには東京電力第一原子力発電所が爆発という報道。家族からは今後どうなるかわからないから帰ってくるなと伝えられ、何もできず耐えながらただただ仕事をすることで時間を紛らわしていました。その時どうしてもいたたまれなかった衝動が今回『たまげた家』を故郷・福島で開業するきっかけとなりました。

2020年新型ウイルスの感染症がまん延し、私が当時住んでいたシドニーも例外ではなく国のサポートが受けられない状況にあった私達は帰国せざるをえなくなりました。帰国後真っ先に地元福島へ戻り、ご縁があり浪江町の新規ビジネスホテルのオープニングスタッフとして再就職が決まり、2年間ではありますが興味があった宿泊業を学びつつ、浪江町や浜通りの復興状況を見ながら飲食店の動向、人々の動きを観察していました。その時にたまたま浪江町でチャレンジショップ支援の公募を拝見し、迷うことなく応募いたしました。ビジネスホテルでの仕出し弁当の経験と繋がりを活かしてお弁当の販売やケータリングに力を入れ、日常に『たまげた家』を利用していただき、私なりに少しでも故郷へ恩返しができるよう走り続けてきました。

最後に~復興の先にある"本当の豊かさ"を目指して~

私が目指しているのは、ただの『からあげ屋』ではありません。この一品一皿に、浪江町の未来を詰め込みたいのです。"「美味しいね!」と笑いあえる場所があること"、"地元の恵みが、誰かの元気になること"。"忘れられていく素材がもう一度輝くこと"、"誇りをもって生活が豊かになること""未来に輝く子供たちのソウルフード"になること

そんな日常こそが、復興の先にある"本当の豊かさ"なのではないでしょうか。

皆さまの応援が、きっと浪江町に新たな光を灯してくれます。私たちは、地域とともに挑み続けます。

あなたの一歩が、浪江町、福島の大きな一歩になります。

大変長くなりましたが、最後まで一読いただき誠にありがとうございます。皆様の心からのご支援をどうぞよろしくお願い致します。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • 内装費 販路拡大に向けた広告宣伝費 新商品の開発費(テストメニュー・地元食材の活用) CAMFIRE手数料(目標金額の20%程度)

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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