注目のリターン
三豊総合病院の10mの窓を、みんなのキャンバスに。
2025/12/3 第一目標金額達成!
皆様のおかげで、開始から24時間で第一目標金額を達成することができました。
応援・シェア、そしてご支援くださった皆様、本当にありがとうございます!!
ネクストゴールである第2目標金額【120万円】に向かって走り続けます!
引き続き応援よろしくお願いいたします!
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たくさんの素晴らしいプロジェクトの中から、このページに辿り着いてくださり、本当にありがとうございます。
まず最初に、このクラウドファンディングが1分でわかるまとめをご用意しました!

ここから本プロジェクトの詳細についてご説明させていただきます。
〈自己紹介〉

はじめまして。
宮井秀彬(みやい ひであき)と申します。
香川県丸亀市で生まれ、高松市で高校まで過ごしたあと、栃木県の自治医科大学で6年間学びました。
卒業後は香川県にUターンし、現在は三豊総合病院で内科医として勤務しています。
私は将来、家庭医療専門医として「町医者」として生きていきたいと考えています。
医療の枠にとらわれず、地域に暮らす一人ひとりと一緒に、香川の地域医療を支えていきたい。
その想いの延長線上に、このプロジェクトがあります。
〈この地にきて感じた違和感〉
三豊総合病院に赴任してから、地域の方々と深く関わる日々を過ごしてきました。
日中は患者さんと向き合い、仕事帰りには地域コミュニティに顔を出す──そんな温かい時間の中で、心に引っかかるものがありました。
それは
「地域住民にとって、三豊総合病院は“患者として来る、気持ちのすくむ場所”になってしまっている」
という違和感です。
実際に、地域の方からはこんな声を聞きます。
•「あの病院ね……入った瞬間に『あ、私患者なんだ』って胃がキュッとするのよ」
•「手術室までの、あの無機質な廊下を歩くときに『これから手術なんだ』って急に動悸がしてきた」
昭和26年当時 周辺7ヶ町村の組合病院として開設されました
70年以上経った現在も地域のみなさまを支え続けています
一方で、三豊総合病院は三豊・観音寺地域を70年以上にわたって支えてきた中核病院です。
四国の真ん中は過疎化が進み、重症患者さんを受け入れられる病院は多くありません。
実際に三豊・観音寺地域では、救急車で運ばれてくる患者さんの過半数をこの病院が受け止めています。
「地域の命を支えてきた病院」が、同時に「来るのがしんどい場所」として語られてしまう。
町医者を志す身として、これはとてもつらく、悲しい現実に感じました。
この病院が、もっと地域に愛されてほしい。
そして地域の皆さんにとって、心身ともに味方である存在になってほしい。
そう強く思うようになりました。
そのためには、病院がもっと身近で、開かれた存在になる必要があります。
そこで立ち上げたのが、「MITOSO みんなの窓プロジェクト」です。
〈なぜ医療との心的距離を近づけたいのか〉
地域住民の「病院受診率」に関する有名な研究があります。
1,000人のうち:
• 約800人は、何らかの体の不調を抱えている
• しかし医療機関を受診するのは、約300人にとどまる
つまり、500人分の不調には、医療の目が届いていないことになります。
三豊・観音寺地域では、全国平均に比べて糖尿病や高血圧などの生活習慣病が多いと言われています。
これらは放っておくと、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる病気へとつながり、
一度そこまで進行してしまうと、「元の元気な状態」に戻るのは難しくなります。
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく暮らせる期間」を健康寿命といいます。
生活習慣病の段階で医療の目が入り、適切な介入ができれば、
この地域の健康寿命を確実に伸ばすことができます。
しかし現実には、
「病院は怖い」「行くのは最後の手段」
という心理的ハードルが立ちはだかっています。
この**“医療との心的距離”を少しでも縮めたい**──その具体的な手段として、ホスピタルアートにたどり着きました。
〈ホスピタルアートという優しい手段〉

みなさんは「ホスピタルアート」をご存知でしょうか。
ホスピタルアートとは、病院という空間にアートを取り入れて、癒しや安心感を生み出す取り組みのことです。
• 白い壁に絵を描く
• 待合室でコンサートをする
• 患者さん自身に絵を描いてもらう
形はさまざまですが、
「病院を少しでも明るく、居心地の良い場所にしたい」という想いは共通しています。
もともと欧米で盛んに行われており、2019年にはWHOが報告書の中で、
芸術活動が不安の軽減・痛みの感じ方の軽減・認知症リスクの低下などに役立つとまとめています。
近年は日本でも注目が高まり、日本プライマリ・ケア連合学会の学術大会でも、
ホスピタルアートを特集した大きなブースが設置されるほどです。

私が魅力を感じるのは、
アートが、医療者と患者という関係性を一度“フラット”にしてくれること。
キャンバスを前にした瞬間、立場は関係ありません。
そこにあるのは“同じ地域に生きる人”としての姿だけ。
その平等な状態で同じキャンバスに描く時間は、心の距離を縮める大きな力になると信じています。
〈MITOSO みんなの窓プロジェクトでやること〉
三豊総合病院は、これからも地域のみんなで作っていく病院であるべきです。
その象徴として、当院サービス委員会ではホスピタルアートを実施することにしました。
● 舞台は「南棟1階・幅10mの大きな窓」

当院南棟1階には、幅10mにも及ぶ大きな窓があります。
ここをキャンバスにして、
• 患者さん
• 地域住民
• 当院職員
が同じ地域住民として、一緒に絵を描ける仕組みをつくります。
「医療者対患者」という構図ではなく、
“みんなで病院をつくる仲間”として、1枚の窓を彩るイメージです。
● 誰でも描ける「みんなの窓」

• 窓の近くに、自由に使える画材(カラーコンテ)を常備
• 一定期間、誰でも自由に絵やメッセージを描けるようにする
• 1〜2か月ごとに、完成した窓を写真に撮影
• 撮影後は一度拭き取り、新しいテーマ・新しい絵でまたスタート
このサイクルを、約1年間、通して続けていきます。
● Art Bank MITOYOとの連携と「月光荘カラーコンテ」

今回、香川県三豊市仁尾町のアートスペース''Art Bank MITOYO''と正式に提携し、
そこで扱われている「月光荘カラーコンテ」を使用することになりました。
• 窓ガラスにも描けるクレヨンタイプの画材
• 発色がよく、チョークのような描き心地
• 拭き取りが容易で、病院でも使いやすい
Art Bank MITOYOでは、
お店の窓にお客さんが自由に絵を描ける取り組みが行われています。
大人も子どもも思い思いに自分を解放し、
あるタイミングで一度拭き取られ、また新しく描かれていく──
そこには、創造力が循環する文化が生まれています。
このエッセンスを、ぜひ三豊総合病院にも実装したいと考えています。
● 描かれた絵から、ポストカードやカレンダーをつくる

完成した窓の写真をもとに、
• ポストカード
• カレンダー
などのグッズも制作する予定です。
ポストカードは、通院や入院していた時期の思い出として手元に残したり、遠方の家族に近況を伝えるきっかけにもなります。
カレンダーは、1年間の「みんなの窓」の変化を、自宅や職場で楽しんでもらえる形で残していきます。
〈みんなにとってのMITOSOは?〉
MITOSO みんなの窓プロジェクトは、
単なる「一度きりのアートイベント」ではなく、
病院と地域が循環し続ける文化づくりのスタートラインだと考えています。
ここでは、本プロジェクトに対する皆様の温かい応援の声をご紹介させていただきます。



〈スケジュール〉
本プロジェクトは、以下のスケジュールを予定しています。
• 2025年12月頭 クラウドファンディング開始
• 2026年1月中旬 クラウドファンディング終了
• 2026年1月〜2月 本プロジェクト始動(第1回「みんなの窓」実施)
• 2026年5月24日 病院祭に合わせ、見学・交流など現地参加型リターンを中心に実施
• 2026年12月頃 本プロジェクト第1期終了、カレンダー・ポストカード制作、支援者への報告
※状況により日程が前後する可能性がありますが、変更が生じた場合は活動報告にて随時共有します。
〈目標金額と支援金の使い道〉
本プロジェクトでは、目標支援金額を3段階に分けて設定しました。
● 第1目標:60万円
まずは第1目標として60万円を掲げました。ここまで到達すれば、1年間の「みんなの窓」実施に必要な最低限の費用を賄うことができます。
主な使い道(第1目標達成時):
• 月光荘カラーコンテなどの画材・消耗品の購入
• 窓の養生・清掃など環境整備に関する費用
• ポストカード・カレンダーのデザイン・印刷費
• リターン発送費、クラウドファンディング手数料 等
● 第2目標:120万円
第2目標は120万円です。
ここまでご支援いただけた場合は、
• 地域のアーティストとのコラボレーション企画
• プロカメラマンによる作品撮影や、広報物のクオリティアップ
• 病院祭などでの特別展示・ワークショップの拡充
といった形で、プロジェクトの質と広がりを一段階引き上げることに使わせていただきます。
● 第3目標:200万円
第3目標は200万円です。
ここまで到達した場合には、
• 「みんなの窓」の第2期以降の活動資金としての積み立て
• 窓以外のエリア(院内の別フロアや外来スペースなど)へのホスピタルアートの拡大
• 地域の学校や福祉施設との連携企画
など、このプロジェクトを単発で終わらせず、継続・発展させていくための土台づくりに充てさせていただきます。
※本プロジェクトでご支援いただいた資金は、全額が三豊総合病院の口座に入金され、適切に管理されます。宮井個人への報酬・収入が発生することは一切ありません。
リターン実施に必要な経費を除いた余剰分は、本活動の活動継続のために使用いたします。
※病院側の運用上の理由により、今回全リターンにおいて企業名の掲載はお断りしております。
あくまで“個人として”本プロジェクトに共感いただいた方のみ支援ください。
最後に
訪問診療で出会った大切な一場面。写真の掲載についてはご本人からご了承をいただいています。
三豊総合病院は、これからも三豊・観音寺地域の命を支え続けていく病院です。
同時に、「行くだけで少しホッとできる場所」「自分も関わっていきたい場所」になっていってほしいと願っています。
MITOSO みんなの窓プロジェクトは、その第一歩です。
みなさんの一筆と、ご支援の一つひとつが、病院と地域の新しい風景をつくっていきます。
どうか、最後の最後まで、応援していただけると嬉しいです。





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