おはようございます。
今日は、会場の下見に行って来たときの様子をレポートしたいと思います!
前回の吉原芸術大サービスでは、
区立の公園や、神社、弁財天、町会の会議で使う吉原の会館や、
個人のお店を会場として展示やパフォーマンスを行いました。
今回は、前回使わせていただいた場所に加えて、
新たに桜なべ中江さんの別館「金村」を使わせてもらうことになりました。
以前レポートした節分でのイベントの際に、声をかけていただいたのがきっかけです。
桜鍋とは、馬肉の入った鍋料理のことで、
明治の文明開化のときに、大流行しました。
精がつくということで、吉原周辺には多くの桜鍋のお店が建ち並んでいましたが、
現在残っているのは、「桜なべ中江」の1店舗だけだそうです。
本館の建物は文化庁から有形文化財に指定されている由緒正しい老舗です。
今回使わせていただくことになった別館「金村」も
築100年の建物で、料亭として多くの人びとに愛されていた場所です。
料亭を営んでいた方がご高齢となり、売りに出されて更地になりそうだったところを、
中江さんが買い取り、できるだけ当時の趣を残してお店として生まれ変わらせたそうです。
中江のご主人は、私たちのことを歓迎して下さり、丁寧に案内をして下さいました。
「金村」は、私たちがよく歩いている道の通り沿いにあります。
何度となく前の道を歩いていたのに、
知らない場所や知らない記憶がそこにはたくさんあったということに
「よそ者」であることを改めて感じながらも、
そんな場所を快く案内して下さることにありがたさを感じました。
金村の2階のお座敷からは、吉原の仲之町通りのネオン街が見えました。
いつもより少し高いところから見るネオンはちょっと違う景色です。
まだまだ会場は増えそうな予感。
急ピッチで準備を進めなければならない焦りの反面、
まだ知らないひとや、まだ知らない場所に出会うのが楽しみです。
桜なべ 中江
http://www.sakuranabe.com/