【はじめに】
こんにちは、私は道北観光ガイドサービスサウダージ代表の「倉」と申します。日本最北の地となる北海道稚内市で観光ガイド事業者として活動しており、この地域の魅力を多くの方々に伝えることを使命としています。私のガイド活動は、地元の歴史や文化を深く理解し、訪れる方々に感動と発見を提供することを目指しています。まだ事業を立ち上げて1年ですが、ガイドへ申し込みいただいた多くの観光客の方々に喜んでいただき、その笑顔が私達の原動力となっています。
サウダージ代表:倉
サウダージ専属ガイド:西浦
【事業立ち上げの経緯について】
私はもともと地元の歴史については全く知らず、無関心と言ってもいいほどでした。当時勤めていた会社で観光客からよく「稚内はどこに行ったら楽しめるの?」といった質問が非常に多く、いつも回答に困ったものです。稚内に住んでいる者であれば共感いただけるかもしれませんが、知り合いや友人などに同じことを聞かれたら大体の人は「稚内はなにもないからねー」と口癖のように反応したのではないでしょうか?私もそのうちの一人です。大学在学中には担当教授が観光産業について講義をしていた際に「北海道で一番不人気な観光地はどこでしょう?」「正解は稚内市です。」と言われ、周りの友人達からも揶揄われもしました。就職後、私は観光客からの質問になるべく回答できるように稚内の事について色々と自身で調べたりするようになり、徐々にではありますが自身の生まれ育った街がたくさんの魅力に溢れていることに気づいたのです。
★稚内や宗谷地域について
稚内や宗谷地域というのは日本で一番外国に近い地域としても知られています。宗谷岬からサハリン(クリリオン岬)まではわずか43㎞しかなく、日本政府やロシア政府の都合により、常に状況が変化してきた街でもあります。稚内は「漁業」「農業(酪農)」「観光」の三つの産業を基幹産業としておりますが、特に主軸でもあった漁業産業が200海里規制により激しい衰退が引き起こされました。そこからは経済規模縮小、人口減少と連鎖的に衰退の一途をたどり、現在では農業(酪農)や観光の産業までもが人口減少により、激しい人手不足に悩まされています。
最盛期の稚内港の様子(現副港市場前)
現在の稚内港の様子(上記写真の反対側から見た様子)
話は戻り、稚内や宗谷という地域は一見何もないような感じに捉えがちですが、一つ一つを細かく紐解いていくと実におもしろく、魅力溢れる地域なのです。たとえば、日本全国に普及している飲み物である『珈琲』ですが、実は日本の『一般人(武士も一般人の扱い)』で初めて飲んだのはここ、宗谷地域と言われています。また、北海道の冬になくては欠かせない『ストーブ』も制作、使用された日本初の場所は宗谷地域(函館という説もあり)となっています。詳細は長くなるので割愛しますが、気になる方は次のリンク先よりご覧ください。
サウダージ専属ガイド「西浦」によるnote『サムライの珈琲とストーブ』

↑現在、宗谷公園にはこのようなモニュメントが設置されています。
他にも稚内の観光シンボルともなっている『北防波堤ドーム』なども一見ただの大きい防波堤ですが現在のJRやフェリーも深く関係している場所なのです。当時は樺太や離島航路への玄関口として、他にも鉄道による物資輸送の終着点として稚内からのフェリー輸送や鉄道の繁栄を見守り支えてきました。その後、段々と時代の変化にもまれながら各施設が移設され、防波堤ドーム自体も劣化等により取り壊されようとしていたところ、市民などからの強い要望により大規模な全面改修工事が行われ、以後の定期的な部分補修等により現在の形を保っています。ちなみにこの防波堤ドームの外(現在は道路)部分に桟橋駅も建設され、日本食堂1号店がオープンしここから全国へ展開されていきました。また、待合室には婦人用の待合室が設置されるなど当時ではかなりの最先端だったことが伺えます。歴史的な部分の詳細説明は割愛しますが興味のある方はまた次のリンクよりご覧ください。
サウダージ専属ガイド「西浦」によるnote『北の海の航跡をたどる『稚泊航路』』
稚内ブランド『稚内港北防波堤ドーム』
以上、歴史的な説明は長くなるため割愛させていただきましたが、今ご紹介したのは稚内宗谷地域における2つの観光場所の内容になります。これだけでもかなりのボリュームだとは思いますが、経緯や詳細の内容はかなり割愛しています。このように稚内宗谷地域というのはちょっと深く知ることでやっとおもしろさや見る目が変わるような独特な地域となっているのです。ですが、ほとんどの観光客というのはそれぞれの観光地でただモニュメントと写真を撮るだけというのが稚内宗谷地域の観光の実情です。それはそれで最北の地に来たという意味ではいいのかもしれませんが、せっかく最北の地まで来ていただいたのであれば楽しみながら過去の経緯や発展を知るようなボリューム満点な旅行を体験して帰ってもらいたい。そんな気持ちが芽生えるようになったのです。
★会社員時代
私は大学を卒業してすぐ地元のフェリー会社に入社いたしましたが、入ってビックリしたのが圧倒的な観光客の量でした。朝は5時頃に出社し、5時半には窓口を開けるのですが、開けてビックリ‼チケットを購入しようと窓口前には長蛇の列が並びターミナルの入り口からはみ出して外まで列が続いているのです。当時は初便が6:30発礼文行、次が6:45発利尻行で出港10分前になっても列は途切れることがなく、後ろに控えている職員や手の空いている職員などで連携しながら「礼文行のお客様はいらっしゃいますかー?」と叫びながらまだチケットを購入出来ていないお客様はいないか探し回るのです。礼文行が出港しても途切れない長蛇の列、これをいかにさばくかというのが職員の務めでした。当然、お客様一人一人に丁寧な案内など出来るわけもなく、いかに目的だけを聞いて早くチケットを買わせるかが勝負でした。少し丁寧に接した結果、話が長引き一組のお客様に対し5~10分でも対応に時間がかかったものなら出港後に待っているのはお説教でした。これはこれで仕方のないことで、一人のお客様に丁寧に接すれば他のお客様にも同様にしなければ不満の原因になったり、待っている方々の不満もさらに高めることにつながるからです。最悪、船の出港を遅らせる原因にもなり得ます。
長くなりましたが、観光客に対し丁寧に案内することも出来ない、でもお客様に満足のいく案内をするのであれば結構な時間が必要となる。葛藤を繰り返しながら10年間勤めてきました。そんな中、2024年にライドシェアが解禁となり法整備が進んだ結果、今までタブー(白タク行為)とされてきた観光ガイドがガイドのために旅客を乗せて観光地から別の観光地まで行くことが可能となったのです。これが決め手となり私は独立しお客様一人一人に寄り添った案内が可能な観光ガイドという事業を立ち上げました。
【サウダージとは?】
サウダージ(saudade)とは、ポルトガル語で、 “今は無いものや昔のことを思い出して切なく思う気持ち”を意味する言葉であり、日本語訳ではなかなか表現が難しい言葉となっています。ほかにも『憧憬』『郷愁』などの意味ももつ言葉となっています。
【このプロジェクトで実現したいこと】
①観光客に対して新たな観光コンテンツの造成
私たちのプロジェクトでは、2026年に迎える宗谷本線100周年と北防波堤ドーム90周年を盛大に祝うことを目的としています。この節目を機に、地域の歴史を未来へと継承し、訪れる方々に新しい体験を提供するため、AR技術を活用した観光コンテンツを制作したいと考えています。AR技術を通じて、過去と現在をつなぐインタラクティブな体験を実現し、訪れるすべての方々に稚内市の魅力を余すことなく楽しんでいただきたいと思っています。
②地元住民のためのコンテンツ造成
私たちサウダージとしての役割は単に観光ガイドのみではなく、過去の歴史を未来へ継承することが使命だと思っています。この防波堤ドームのようにかつて人が溢れていた場所もいつかはなくなり、その記憶や感情というのも徐々に薄れていくものだと思います。徐々に当時を知る方々も高齢化を迎える中、記憶を風化させず、コンテンツとして生み出すことで、当時の記憶を呼び起こし、地元住民の方々に「サウダージ」を感じてほしいと思っています。
③地元学生達の学習コンテンツ造成
コロナ禍以降、学生達の学び方というのは飛躍的に進化しました。私の友人の子供なんかは小学生低学年でありながら宿題をタブレットでやっていたのです。私は来年で35歳になりますが、時代の変化に正直驚いたのと同時に今後のデジタルへの期待というのが非常に高まったのを覚えています。子供たちが当たり前のようにタブレットを使いこなす時代になり、このプロジェクトが成功した折には稚内を学ぶ一つのコンテンツとしての活躍が期待できると思っています。
〇まとめ
本プロジェクトが成功した際には新たな観光コンテンツのみならず、地元住民並びに地元学生のためにも使用可能な最高のコンテンツになることが期待されます。これこそが私が生まれ育った街に対する最高の恩返しになると思っています。尚、本プロジェクトではあまりに高額な目標となる為、まずは最低目標を100万に設定したうえ、徐々に段階を踏み少額であったとしても支援していただいた方のため、それに見合ったプランを実行したいと思います。(本プロジェクトはAll or Nothing方式となり、達成できなかった場合には、それまでの支援金は全て返金となります。)
プラン内容については以下の通りとなります。
〇目標プラン設定について
目標1 100万~250万 QRを使用し、携帯やタブレットで見れる歴史動画等の視聴
目標2 250万~300万 AR技術を使用し、携帯やタブレットで見れる2D歴史再現
目標3 300万~400万 AR技術を使用し、携帯やタブレットで見れる2D歴史再現
最終ゴール 400万~600万 AR技術を使用し、携帯やタブレットで見れる3D歴史再現
かつての防波堤ドーム近辺
現在の防波堤ドーム近辺
【AR技術とは】
ARとは「拡張現実」を意味する「Augmented Reality」の略で現実世界にコンピューターで生成された仮想的な情報や画像を重ね合わせて表示する技術です。一番想像しやすくわかりやすいのが全世界でヒットしたゲームアプリの「ポケモンGO」などが挙げられます。ちなみにVRは「仮想現実」を意味する「Virtual Reality」であり、これはデジタル上に再現された仮想空間に自身がいるかのような体験ができるものです。
【プロジェクト立ち上げの背景】
私たちのプロジェクトでは、2026年に迎える宗谷本線100周年と北防波堤ドーム90周年を記念し新たな観光コンテンツの造成及び、地元住民への地域貢献を目的としています。この節目を機に、地域の歴史を未来へと継承し、訪れる方々に新しい体験を提供するため、AR技術を活用した観光コンテンツを制作したいと考えています。AR技術を通じて、過去と現在をつなぐインタラクティブな体験を実現し、訪れるすべての方々に稚内市の魅力を余すことなく楽しんでいただきたいと思っています。
【これまでの活動と準備状況】
これまで、私は地元稚内市でフェリー職員として多くの実績を積んできました。地域の歴史や文化に精通し、2025年から始めた観光ガイド事業ではありがたいことに観光客の方々から高い評価をいただいています。現在は関係者等と調整を重ね、地元紙や地域の皆様方の協力を得つつ準備を進めています。
【今後のスケジュールについて】
令和8年 1月 プロジェクト発表
3月 プロジェクト終了 コンテンツ制作開始
4月 リターン発送
5月 リターン開催(物品以外)
6月 プロジェクト事業開始
最後に
このプロジェクトは、地域の歴史を次の世代に伝え、観光客に対し新たな観光コンテンツを提供する、地域にとって大切な取り組みです。皆様のご支援によって、稚内市を訪れる方々に新しい感動を提供することができ、地元住民にもサウダージを体感できるコンテンツになると信じています。どうか、私たちの願いに共感いただき、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。皆様と共に、稚内の魅力拡大及び後世に残るようなコンテンツの制作が実現できることを心より楽しみにしています。
公式ホームページと公式SNSはこちら
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地元紙が記事にしてくれました。
2026/01/29 17:14【地元紙が記事にしてくれました。】もう間もなくクラファンを開始して1週間となるところですが、ありがたいことに昨日の夕刊で地元新聞社の記事に載せていただきました。現在、クラファンを開始後、1週間たらずで約500PV程見ていただいており、数名の方から支援をいただいております。たくさんの方々が興味を示し、見ていただけるというのは非常にうれしい限りです。もし、金銭面では厳しいといった方でも、この活動に共感いただけるようであればSNS等で拡散していただけると非常に嬉しいです。実際、一人での活動というのはどうしても限界があると感じております。残り2か月弱ということで時間も限られている中ではありますが、最後まで走り抜けたいと思っていますので最後までお付き合いの程何卒よろしくお願いいたします。 もっと見る




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