【緊急支援】スリランカ|サイクロン被災者に迅速な支援を|ピースウィンズ・ジャパン

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

11月28日、スリランカにサイクロン「ディトワ」が直撃しました。11月30日時点の情報によると、これまでに334人が犠牲となり、370人が行方不明、被災者は110万人超に上ったとされています。この被害に対し、ピースウィンズは、被災地への出動を決定し、緊急支援を開始します。

現在の支援総額

299,000

29%

目標金額は1,000,000円

支援者数

43

募集終了まで残り

34

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【緊急支援】スリランカ|サイクロン被災者に迅速な支援を|ピースウィンズ・ジャパン

現在の支援総額

299,000

29%達成

あと 34

目標金額1,000,000

支援者数43

11月28日、スリランカにサイクロン「ディトワ」が直撃しました。11月30日時点の情報によると、これまでに334人が犠牲となり、370人が行方不明、被災者は110万人超に上ったとされています。この被害に対し、ピースウィンズは、被災地への出動を決定し、緊急支援を開始します。

ピースウィンズの国際人道支援のスタッフと空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”のメンバーで編成された緊急支援チームが、スリランカの被災地で活動を開始してから約1週間。街や村を呑み込んだ濁流が引き、復旧に向けて浸水した家の片づけや掃除が始まっている地区がある一方で、いまだ冠水状態が続きボートでしかアクセスできない村や、土砂災害で道路が寸断され、現在も孤立している集落があります。こうした復旧の進捗に格差が日に日に大きくなっていくなか、ピースウィンズは関係各所と密に連絡をとり、どこで何が足りていないのか、何が必要なのか、可能な限り多くの被災したエリアに脚を運び、きめ細やかな支援活動を続けています。迅速に支援を届ける体制を構築一時、避難所は最大1400以上開設され、57,790世帯 204,597人もの方が避難していましたが、12月8日の時点で避難所は690箇所まで減少しています。この数字の推移から想像できるように多くの人が家に戻ることができていますが、それでも発災から1週間以上が経った現在も22,218世帯69,861人の人たちがまだ家に戻ることができていません。道路には、家から運び出された家財道具が並べられ乾燥させる様子があちこちでみられるピースウィンズの緊急支援チームはいくつかのチームに分かれて主に支援が行き届いていないと言われている地域を訪問。夕方、各チームが事務所に戻ると、それぞれの情報を共有し、翌日の計画を立てていきます。各エリアの被災状況はさまざまですが、共通していたのがおむつや生理用品をはじめとする、衛生用品の不足。ある避難所では、399人の避難者に対して歯ブラシが10本程度しかなかったり、120人の避難者に対してトイレが3つしかないなど、公衆衛生の課題が確認されたりしました。橋が破壊され、ボードでしかアクセスできない集落も多い。しかし、川の流れが速く、渡るのも容易ではないこうしたニーズと状況を聞き、ピースウィンズは不足しているという衛生用品と掃除関連の用具を手配。翌日には届けると同時にあらたなニーズを聞き出したり、また別の地区へのニーズ調査にまわるなど、迅速に支援物資を届ける体制を構築しながらできる限り多くのエリアの調査を進めてきました。いまだ被害状況がつかめない山岳地域家の基盤となる部分が破壊された家。洪水が発生した時の凄まじい水の勢いが物想像される河口付近の冠水した地域では、幸いなことに洪水警報が出てから多くの人が迅速に避難し、命を守れたといいます。しかし、いまだ200人近くの人が行方がわからず、その多くは山間部に集中していることが予想されています。もっとも多くの犠牲者が確認されているキャンディ(Kandy)やヌワラ・エリヤ(Nuwara Eliya)、バドゥーラ(Badulla)は、島の中部に位置する山岳地帯で、斜面に家が建てられた小さな集落が点在。今回の豪雨で大規模な土砂崩れがあちこちで発生し、なかには村がまるごと流されたという被害もあったエリアです。このエリアへの支援が急務とされていますが、容易にアクセスできない状況が続いています。支援を難しくしているのが、依然として軟弱な地盤でふたたび土砂崩れが起きる危険性が高いこと。支援する側も慎重にならざるをえない状況で、被害状況がまだ十分に把握しきれていません。それでも地元の支援団体や関係各所と密にコンタクトをとり、最大限の安全を確保しながら可能な限りアプローチし、必要な物資や支援を届ける方法を模索しています。物資とともに笑顔を届けるニーズ調査は、1日で終わりというわけではありません。一度訪れた地域でも、次の日にはまた新たな課題やニーズが生じていることがあり、何度も脚を運ぶ必要があります。今回、スリランカを襲った洪水被害は、平野部と山間部とでは被害状況が異なること、さらに被災地域が局地的ではなく、広範囲にわたることが特徴として挙げられます。被災者の悩みや課題も、さまざまです。汚れた本を大切にきれいにする少女こうした状況で取りこぼしのない支援を行うには、被災した集落を地道に、丁寧にまわっていくしかありません。ひとつでも多くの脆弱な被災地に赴き、ひとりでも多くの被災者に会いに行く――その先々で物資とともに、笑顔を届ける支援を続けています。


スリランカを直撃し、広い範囲で洪水や土砂崩れなどの被害をもたらしたサイクロン「ディトワ」。現地当局の発表によると、12月3日の時点で死者数は479名にのぼり、行方不明者350名、1,289棟の家屋が全壊規模で被災(浸水などの一部被害は44,556棟)していることが報告されています。災害発生から6日が経っても一部地域は水没したままで、多くの道路が寸断。空路やボートなどでしかアクセスできない孤立した集落などもあり、被害の全容はまだ明らかになっていません。ピースウィンズは、発災直後から現地駐在員が被災状況の調査を進めながら一部物資支援も開始。日本からも、海外人道支援チームの調整員、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の医師と看護師、調整員で編成された緊急支援チームを派遣。現地スタッフとも合流し、初動調査も含めた支援活動を行っています。避難したくても避難できない今回の豪雨により、島内でもっとも大きな流域面積を誇るマハウェリ川が氾濫し、広い地域で洪水被害が発生。農地などはほぼ壊滅状態で、家だけでなく、多くの人が生活の基盤をも失いました。比較的土地が平な河口付近のエリアでは、冠水は激しいものの避難して命を守った方が多い一方で、Badulla(バデゥーラ)やKandy(キャンディ)などの山間部では、大規模な土砂崩れが多発的に発生。同地域では斜面に建てられた家が点在していたことも要因となり、多くの方が犠牲になってしまいました。また、貧困層が多い地域では、家が浸水して生活は困難な状態でも、浸水した家で生活する方もいます。農作物が被害に遭い、唯一残された財産で生き残った家畜までも手放してしまっては、生きていけない、という声も多く聞かれました。「誰かが来てくれたことが嬉しいんだ」笑顔を届けた“小さな支援”食料を中心に、各地から支援物資は集まりつつありますが、支援が十分に行き届かない場所や被災者もいます。ピースウィンズの緊急支援チームは、こうした大きな支援からこぼれてしまった被災者を救うために、関係各所と密に連絡をとり情報を収集しながら、孤立した集落も含めてできるだけ多くの地域をまわり、必要な支援を本当に必要とする人びとに届けています。そうした活動のなかで、ある村で浸水した家から道路に家財を持ち出し、子どもたちと笑いながら歌をうたい、踊っているご家族に出会いました。そのなかのある女性がピースウィンズのスタッフを見つけると、まだ膝下くらいまで浸水している家に招き入れ、あきらめた顔でこう話してくれました。「知り合いの家に避難していたけれど、道路が通れるようになったと聞いて戻ってきたの。でもこのとおり、全部が水浸しよ、、、」それでも笑いながら「掃除を手伝ってくれる?」と、すぐに笑顔に戻ったといいます。子どもたちも母親の後ろに隠れながら、少しはにかんだ顔でスタッフをみています。これだけの被害を受けているのに、なぜこんなにも笑顔でいられるのかと疑問に感じていたところ、現地の移動をサポートしてくれているドライバーがこう教えてくれたといいます「孤立していた場所に誰かが来てくれたことが嬉しいんだ」日に日に状況も変わり、一度訪れた地域でも翌日にはまた異なるニーズや課題が表面化することもあります。限られた滞在時間のなかでできる限り多くの地域をまわり、支援からこぼれてしまう被災者が出ないようなきめ細かい支援活動を続けていきます。


スリランカに上陸したサイクロンが、大規模な洪水・土砂崩れによる被害を引き起こしています。スリランカ当局によると、12月1日朝の時点で355人が死亡、366人が行方不明となり、被災者は115万人超に上っているといいます(DMC|Situation Report on 2025.12.01 at 09.00 a.m)。ピースウィンズはこの甚大な被害の発生を受けて、緊急支援チームの派遣を決定。先遣隊として看護師1名、調整員1名が12月1日に日本を発ち、空路で現地に向かっています。サイクロンの上陸から数日、広がり続ける被害洪水による浸水で、ゴムボートで移動する人びと11月末、東南アジアを襲った複数のサイクロンによって各地に被害が出ています。スリランカを襲ったサイクロン「ディトワ」は、11月27日にスリランカに上陸したあと、数日にわたって豪雨や暴風をもたらしました。サイクロンが去った後も、ダムの決壊による洪水の発生や土砂崩れなどで、被害は拡大し続けています。スリランカのディサーナーヤカ大統領は、11月28日付で国家非常事態を宣言。日本やインド、米国、モルディブ、中国、オーストラリア、パキスタンなど、各国が緊急援助の提供を発表しました。被害状況を把握し、1人でも多くに支援をピースウィンズの現地スタッフは、行政の担当者などを通じて被害状況や被災者についての情報収集を続けています。サイクロン被害を受けて陸の孤島となった地域には空軍が食糧などを運んでいるものの燃料が届かず枯渇。また、現在水やココナッツ、野菜などが不足するなかで、買い占めが起こっているという情報もあります。スリランカはピースウィンズにとって、内戦が終結した2009年から拠点を置き、支援を続けている縁の深い国です。内戦によって荒廃してしまった農業インフラの整備、有機農業の促進などによる農産物の高付加価値化など、主に農業を通じた生計向上支援を行ってきました。現地スタッフの家も水没現地の事情に精通するスリランカのスタッフと、日本から合流する緊急支援のスペシャリストが1つのチームとなり、困難の只中にあるスリランカの人びとを1人でも多く救えるよう、最善を尽くします。皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


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